平成31年度、着任式、始業式、入学式を行いました。
270名の新入生を迎え入れ、新年度がスタートしました。
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<始業式式辞>
新2年生251名、新3年生269名の皆さん、進級おめでとうございます。新年度のスタートラインに立ちました。今、どんな目標をもち、どんな思いでスタートラインに立っているのでしょうか。
昨日は、甲子園、愛知の東邦の優勝に沸きました。それを見ていた皆さんは、きっと、自分も頑張ろうという思いを持ったことと思います。一人一人がしっかりとした思いをもって、スタートを切ってほしいと思います。
さて、2年の学年訓は「結」、3年は「Be Happy」です。では、岩中の校訓は何でしょうか。校長室の外に校訓が刻まれた碑が立っています。岩中の校訓は「豊かな心 たしかな学力 たくましい体力・気力」です。今まで、校訓をあまり意識したことがなかったかもしれませが、本年度は、校訓を意識しながら、その上で、「コスモス・あいさつ・ボランティア」そして、「ABCDの原則+感謝」などのレベルアップを目指してほしいと思います。そんな願いを込めて式辞とします。
<入学式式辞>
校庭の桜が皆さんをお祝いするように開花を始めました。270名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。心から皆さんを歓迎いたします。
ご臨席を賜りました保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。今朝、真新しい制服に身を包み、登校していく我が子の成長した姿を目にされたとき、感慨もひとしおではなかったでしょうか。本日から大切なお子様を本校でお預かりします。教職員一同、教育活動に邁進してまいります。ご家庭でのご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
さて、新入生の皆さん、皆さんは平成から令和の時代へと移り変わっていくときに中学校生活を始めていきます。一日に新元号「令和」が発表され、安倍首相は談話で、「一人一人の日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせことができる、そうした日本でありたい。との願いを込め決定した」と述べられました。
本校には花にまつわる目標としての合い言葉があります。それは「コスモス・あいさつ・ボランティア」です。このコスモスはフラワー・花としてのコスモスともう一つ「宇宙」という意味があります。生徒一人一人が大切な存在として、一本のコスモスの花のように美しく咲き誇り、銀河の星のように光輝く存在になってほしいという思いが込められています。
また、日々大切にしていることがあります。それは、「ABCDの原則」と言っているものです。A あたりまえのことを B ばかにしないで C ちゃんとやれる人こそ D できる人という意味です。2年生、3年生はこの当たり前のことができる上級生ばかりです。皆さんの手本になってくれると思います。皆さんも当たり前のことが自然にでき、コスモスを目指す岩中生になってほしいと願います。
(担任紹介)
最後になりますが、これからの岩中での生活において、不安や友達ができるか心配を抱いている人に、私が教師になったばかりの若い頃、幼い頃の自分を思い出し、作った詩を紹介します。
友達がいなくて ふと声をかけてみた はずかしかった 勇気がいった
二、三日たって その子が声をかけてくれた うれしかった
友達ができた と思った
わかり合えたくて 無我夢中に話をした 楽しかった
手をあげて 「や・・」というのが 二人のあいさつ となった
今は 二人の会話の中に 時に沈黙がある
それは 言葉を忘れたのではない 信頼を感じるとき
以上で式辞といたします。
平成31年4月4日 岩倉市立岩倉中学校長 高御堂 勝久