隔週月曜日に行う朝会。
8時15分開始ですが、いつも1〜2分前には整列が完了して開始します。
暑い時期にもかかわらず、今日も2分前に開始できるのは見事です。
校長講話のあと、生徒会役員からは部活動激励会の話が、生活委員からは時間を有効に使おうという話が、給食委員からは給食の片付けに関する話が、図書委員からは図書館総選挙の話がありました。
また、週番の先生からは、3年生の部活動がまもなく集大成を迎えるにあたって伝統を引き継いでいくことの大切さに関する話がありました。
夏休みを前に、生徒が夏休みの意義を理解して有効に過ごせるよう指導する期間にしたいと思います。
地域・ご家庭の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
校長講話はこちら
(7月1日 校長講話)
今日は修学旅行での出来事を2つ話します。
1つ目は「日頃のABCDの原則が時間を短縮した」という話です。
修学旅行の3日間、3年生は実に立派な行動でした。特にさすがだと思ったことは、260人を超える大人数なのに、静かになるべきときはすぐになり、移動も人数確認も素早くできたということです。
そのためにとても良いことがありましたね。1日目の出来事です。東京駅に着いて中を移動するとき、普通修学旅行で使う人通りが少ないけれども遠い道ではなく、混雑しているけれども近い道を通ることができて、そのために30分も早く、都内班別行動に入ることができました。それは、新幹線から降りたときの整列や人員点呼の速さを見て、旅行者の方たちが、この集団ならば人混みの中でも離れずに移動できると判断したからです。
3年生の皆さんは、修学旅行であることをとりわけ意識して行動したとは思いますが、修学旅行本番であのようにできたのは、実は日ごろから、いわばABCDの原則ができていたからでしょう。
2つ目の話は、2日目に宿泊した山中湖のペンションでの出来事です。2日目の夜はペンションのオーナーさんたちが「ふれあいタイム」で心を込めたもてなしをしてくれます。あるペンションでは、オーナーさんが自分の病気の体験をもとに命の大切さについて語ってくれました。その話に感動した生徒たちは、みんなで相談して、夜のうちに全員がお礼の手紙を書きました。また、オーナーさんがかわいがってみえるお孫さんが好きなアンパンマンの歌に振り付けをして踊りの練習をしました。そして、次の日の朝、オーナーさんの前でアンパンマンの踊りを披露するとともに、お礼の手紙を渡したのです。オーナーさんはさぞ喜ばれたことでしょう。校長先生もこの話を聞いて、すばらしい行動力と団結力だと思いました。
この行動も、実は修学旅行だけでできたことではないと思います。日頃から人に感謝の気持ちをもっていたからでしょう。また、仲間との絆ができていたからだと思います。
プロのスポーツ選手が「日ごろの練習でできないことは絶対に本番ではできない」と言っています。日頃の授業や宿題でできないことはテストではできません。日頃の部活動でできないことは試合ではできません。「常が大事」なのです。
3年生の行動を見て「常が大事」ということを大いに感じることができた3日間でした。
「常を大事」にしましょう。