表彰伝達に引き続き 校長先生より日本人初の宇宙飛行士若田さん・交通安全についてのお話がありました。
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(11月11日 校長講話)
芸術の秋、スポーツの秋です。校内でのコスモス祭をはじめ、市民ふれあい祭りや、運動部の秋季合同練習会など、様々な行事で岩中生の活躍が見られたことを大変うれしく思います。これからも、「コスモス」、オンリーワンの存在として輝く自分を目指して、がんばって下さい。
さて、「コスモス」という言葉には、宇宙という意味がありますが、宇宙と言えば、宇宙飛行士の若田光一さんが、日本人で初めて国際宇宙ステーションの船長として宇宙に飛び立ちました。国際宇宙ステーションでは、人類の未来について考えるさまざまな実験をしているわけですが、若田さんにはしっかりリーダーシップを果たして欲しいと思います。
ところで、皆さんの中に、将来宇宙飛行士になってみたいと思う人はいますか? 実は、宇宙飛行士の募集は定期的に行われていて、インターネットを調べると、宇宙飛行士の募集要項が載っています。そこには宇宙飛行士になるために必要な能力が書かれているのですが、それは何だと思いますか?
もちろん、宇宙ステーションで実験したり、機械を操作したりするための専門的な知識や技能は必要ですが、それに加えて書いてあることは、「協調性」「他者理解」「コミュニケーション能力」ということです。つまり、「みんなと仲良くする力」なのです。考えてみれば、国際宇宙ステーションでは、各国の宇宙飛行士といっしょに長期間滞在して、難しい実験を行うわけですから、けんかをしたり意見が対立したりしていては始まりません。チームで協力して作業できる力や、異なる文化や価値観を理解する力、コミュニケーションをとる力が大切なのです。
会見で若田さんは、「ハーモニー、和を大切にして、コミュニケーションをとってミッションを進めたい」と語っていました。
国際宇宙ステーションという、世界で最先端の職場でも、お互いを尊重して仲良くする力が求められています。
人の気持ちや立場を考える、仲良くするという当たり前のことも一度見直してみてはいかがでしょう。