新年度が始まって1ヶ月が経ちました。
今日の朝礼も生徒たちは時間までにみごとに整列し、話に集中することができました。
風薫る5月、勉強にスポーツに真剣に取り組める体制をつくっていきたいと思います。
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(5月1日 校長講話)
新年度が始まって、1ヶ月が経ちました。皆さんは、様々な夢を思い描いて新年度をスタートしたことでしょう。そこで今日は、夢の実現について考えてみましょう。
「夢は正夢」。これは、昨年度日本一になった日本ハムファイターズの監督、栗山英樹さんの言葉です。栗山さんは教師になるための国立大学で学んだ初のプロ野球選手としてヤクルトに入団しました。しかし、厳しいプロの世界で2軍生活を続けていました。コーチはいつも栗山さんに、「栗山、1軍というところはとてもいいところだ。頑張って俺と一緒に1軍に行こう。諦めずに頑張ろう」と声をかけていました。
この時は、コーチの言葉にうまく答えられないほど栗山さんの気持ちは沈み、すでに1軍行きは諦めかけていたそうです。でも、コーチは毎日熱心に栗山さんに声を掛け、励まし、チームの練習が終わった後も、栗山さんに対しマンツーマンで指導を続けました。
このコーチの熱心な働きかけに、栗山さんも諦めかけていた夢を再び追いかけ始めます。「1軍でプレーする」という夢は、栗山さんの大きな目標となり、毎日ユニフォームのデザインが分からなくなるほど真っ黒に汚れるまで猛練習を繰り返しました。いつしか栗山さんは、自分の夢の実現が近づいてくる、確かな手応えを感じ始めます。ヤクルトに入って3年目に栗山さんの努力は結果に結びつきます。1軍に上がってからは、確かなバッティングと俊足、体を張った守備で、ゴールデングラブ賞も受賞しました。当時のことを栗山さんは、こう振り返っています。
「『夢は正夢』。夢を持ち続け努力することで、夢は正夢となり実現する。」
「夢は正夢」こう自分に言い聞かせることが、夢を実現させるための第一歩だと思います。みなさんも大きな夢をもち、その実現に向けて頑張ってください。