『自ら考動、ともに協働、そして未来を創造する岩中生』 「あたりまえのことに心を込めて取り組む」「自分の心に問いかけ、自ら考え、行動する」「互いに認め合い、リスペクトする」「多様な人々と対話をしながら協働する」「なりたい自分やありたい社会を思い描く」「折れない心、しなやかな心で、決してあきらめず活路を見出していく」ことを大切にしています

6月の本棚〜分類番号600番台の本 その3

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(左)『きものという農業』中谷比佐子 三五館 2007
分類番号630(養蚕業)
NDC分類には養蚕業の項目があります。かつて日本は養蚕業が国の主要産業の一つであった頃作られているので、農業(610)園芸(620)に続いて番号がわりふられています。
富岡製糸場が世界遺産登録されることとなったように、養蚕業は衰退傾向にあり、著者はそんな日本の現状に警告を鳴らします。生き物の命を余すことなく使い切る=環境と共生する日本の文化、農業文化の滅びをそこに見るからです。
この本はたくさんのカラー写真や注釈できものづくりがいかに自然の力に助けられているか、地球に優しいということはどういうことかを教えてくれます。
かつて一宮はせんいの町として栄え、隣接する岩倉でも桑の木を育て家族で養蚕を行っていたと聞きます。桑の実を食べたことがある、今もわずかに自生する桑の木を見分けることができる岩中生はどれくらいいるでしょうか。

(右)『食べたら種まき』 ヒナ 祥伝社2011
生ごみ箱に捨てた果物の種が芽吹いたことをきっかけに食べたら種まき=食べまきを始めた著者。挑戦したけれど、なかなかうまくいかなかったという人にはうってつけの1冊です。今度は失敗しないで収穫できるかもしれません。農に親しむきっかけになる本です。

日頃の授業ではなかなか触れることができず、生活の中でも気づきにくい事柄も、本を通して知ることはできます。農林水産業と、そこから生まれた日本の文化の素晴らしさを伝える本は他にもたくさんありますので、図書館600番台の棚をチェックしてください。

6月の本棚〜分類番号600番台の本 その2

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先ほど紹介したウナギ(ニホンウナギ)については、ちょうど1年前(2014年6月12日)国際自然保護連合から絶滅危惧種に指定されました。世界のウナギ消費量の7割を日本が占めている現状において、ウナギの保護や資源管理は日本が中心となってすすめていきたい課題です。同様に、日本の水産業で危機的な状況にあるのがクジラやイルカです。
(イルカは生物学的には「クジラ目」に属する同じ仲間です)

(右)『クジラその歴史と文化』小松正之 ごま書房 2005
分類番号664
ウナギやクジラは、日本の食文化、生活文化を支えてきた生き物です。
一部の国や団体からウナギやクジラなどの捕獲について日本が非難されているニュースを見聞きした人は多いと思います。はたしてその主張の通りなのでしょうか。
10年前に出版された本ですが、非常にわかりやすく書かれた本です。クジラと人間とのかかわりを歴史的観点からも丁寧に解説してあり、日本のみならず世界の歴史や文化とクジラがいかに関わってきたかがよくわかる良書です。この本に書かれていること、特にクジラの命を余すことなく使い切るという日本の文化を正確に知ってもらえたら、今のような一方的・攻撃的な批判はされないように思います。非常に考えさせられる1冊です。

(左)『江戸東京湾くじらと散歩』小松正之 ごま書房2004
分類番号664
同じ著者によるフィールドワークの集大成といえる1冊。修学旅行の見学コースがこの1冊でいくつも作れます。

6/26 6月の本棚〜分類番号600番台の本

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6月の6は図書分類では「産業」の分野となります。
生徒人気ベスト3綱目はペットの飼い方(645−家畜各論)・テレビ番組内容が書籍化されたもの(699−通信事業)・鉄道(686)です。

写真右『私のウナギ研究』 海部健三著 さ・え・ら書房 2013
分類番号66(水産業)
先日紹介した課題図書「うなぎ 一億年の謎を追う」の作者、塚本勝巳さんは40年にわたってウナギを研究し、これまで見つけることができなかった卵やその産卵場所を発見することに成功した日本のウナギ研究の第一人者です。
塚本さんの所属する研究室には、ウナギの祖先・形・ホルモン・移動ルート・生息地による生体の違いなど、ウナギに関するありとあらゆることを研究している研究員がいます。
この本の著者もその一人。黄ウナギの生態を研究テーマとし、どのように研究していったかがよくわかる本です。時間をかけて地道に研究することの大切さや楽しさが行間から浮かび上がってきます。

課題図書を読んでウナギに興味を持った人はもちろん、課題図書を読もうと思ったけれど読み切れなかったという人に是非読んでもらいたいと思います。
生物や環境問題に関心がある人には必読の1冊です。

課題図書

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青少年読書感想文全国コンクールの課題図書が届きましたので、週末を利用して中学校・高等学校の課題図書を読んでみました。
中学校の課題図書は、読書感想画ならとても描きやすいでしょう。特に「夏の朝」などは作品の情景がすっと浮かぶような文章です。しかし感想文となると高等学校の課題図書のほうが感情移入しやすく、書きやすいように感じました。
「希望の海へ」「マララ」などは今の高校生が中学生の時に話題になった作者の作品です。そういったこともあって高等学校の課題図書になったのかもしれませんが、中学生のみなさんにこそ読んでほしい内容です。「希望の海へ」の中学生版が「ブロード街の12日間、「ペンギンが教えてくれた物理のはなし」の中学生版が」「うなぎ」といったところでしょうが、作品のテーマは同じ位深く掘り下げられているので、ポスターにかかれたあらすじを読んで気になったほうから読んでほしいと思います。
期末テストが終わるとあっという間に夏休みです。テスト勉強と同様、早めにしっかり計画を立てることが充実した時間を過ごすことにつながります。夏休みに読書感想文に取り組む人は、テストが終わったら課題図書を読みに図書館へ来てください。

6/12 ミニ図書館最終日

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初の試みであるミニ図書館の来訪者は、(月)44人(火)40人(水)18人(木)36人(金)35人でした。岩中図書館のゆるキャラ「本タロ−」「熊本さん」が3年廊下で宣伝活動してくれたおかげで、普段の図書館では見られない賑わいがありました。今後は、図書館で笹に七夕の飾り付けをして、願い事を自由に書けるよう短冊を用意します。引き続き3年生のみなさんの来館を図書委員一同待っています。

6/12読書の窓 図書委員のおすすめ

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『秋山仁先生の作る!解く!IQパズル大百科』 全5巻 秋山仁監修
分類番号790(娯楽)

1年図書委員からのおすすめコメントです。

いろんなタイプのパズルがあります。
最初は「え、こんなの…?」と思っても、気がついたら熱中してしまいますよ!
テスト勉強を始める前に。頭が柔らかくなりますよ!




6/8 ミニ図書館OPEN!

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本校の図書館が3年生の生徒にとっては足を運びにくい東館4Fにあるため、ミニ図書館を南館1Fに設置しました。期間は今週の昼放課だけですが、普段借りられない禁帯出の本や人気の本をそろえていますので、是非この機会に読んでもらえたらと思います。今日は44人の3年生が来訪しました。

6/8 放課後の図書館

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下校までのわずかな時間ですが、普段より長く開館しているのでゆっくりと本を選ぶことができます。普段なかなか手に取らない本の面白さを発見した生徒もいたようです。

6/5 図書委員会からのお知らせ

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来週8日(月)は放課後開館を行います。2年生の人は代休日に家で読む本を借りに来てください。他の学年の人も、係活動などで昼放課に来館できない人はぜひ来てください。

昨日、今日と放送でお願いした本の返却に協力していただき、ありがとうございました。
いよいよ来週は3年生の移動図書館が開館します。
1人2冊まで、期間は1週間と短いですが、最新着図書や普段は借りられない本も今回は貸し出すことができます。たくさんの人に利用してもらいたいと図書委員一同はりきっていますので、昼放課になりましたら、3年生の人は第三理科室前特設会場に足を運んでください。よろしくお願いします。
図書委員一同

歴代の先輩方のアイデアをついに実現する日が来ました。楽しみです。

6/3 読書の窓 映画化された本

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写真左『あん』ドリアン助川 (日本の作家―と)
移動図書館の本の選書をしていた時、「この本、今映画になってるよね」とある生徒が持ってきました。本校図書館にこの本が入ったのは1年以上前なのですが、映画化やテレビドラマ化をきっかけに原作の小説を読む生徒は多く、映画・ドラマノベライズ図書と合わせてリクエストもかなりあります。
今年のカンヌ国際映画祭に出品され話題を読んだ「あん」もその一つです。

写真右『きみ江さん ハンセン病を生きて』片野田 斉(28 伝記)
「あん」を通してハンセン病に関心をもったら是非読んでほしい本です。
児童書として編集されているので、読みやすくなっています。
らい予防法廃止から来年で20年となります。差別が当たり前のように行われていた事実を知ると同時に、ハンセン病に限らず、あらゆる差別がなぜ起きるのかを考えてみてほしいと思わされる1冊です。

6/3 移動図書館(6/8〜6/11)準備中

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 教室棟が離れているためなかなか図書館に足を運びづらい3年生。そこで図書委員会では図書館の本を3年生の教室棟に運んで移動図書館を開館する、という企画を考えました。
 来週は校外学習や宿泊学習で他学年が図書館を利用することができないため、その期間に人気図書や館内(禁帯出)図書を移動して3年生にゆっくり手に取って読んでもらおうというものです。
 昼の少ない活動時間を使って、「どんな本なら手に取ってくれるだろう?」と意見を出し合い、相談しながら選書作業を進めています。写真はその一部です。
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学校行事
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3/26 ブラスバンドコンサート
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