最新更新日:2024/09/23 | |
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3/3 図書館より 卒業生のみなさんへ岩倉中学校で過ごす3年間の中で図書館に来館できる日数は、年度によって多少の差はありますが大体400日です。 1回の来館で2週間を期限に2冊の本が借りられましたが、いかがでしたか。 みなさんの仲間が、3年ぶりに岩中図書貸出記録を更新しました。 その数、507冊。本当に本が好きなんだなあとこちらが感心するほど、本を大切に扱い、新刊から名作まであらゆるジャンルの本を読んでくれました。 自分には思いつかない人の気持ちや考え方、言葉の奥行きや難しさを知ることができるもの。 自分の知らない世界を教えてくれ、新たな知識の基になるもの。 それが本です。 生きることを大切にし、人と誠実に関わろうとするほど、本の力が必要になります。 本をたくさん読む、というのはそういうことだと思います。 まずは、あなただけの1冊が見つかりますように。 2/8 今月の図書館〜ありがとう3年生〜この一年間で、来館者が学年を超えて本の話を通じて親しくなっていく様子をたくさん見ることができました。 図書委員会では、3年生から「後輩に読んでほしい本」の紹介を、1,2年生からは「来館した3年生へお守りプレゼント」をする形で互いに感謝の気持ちを伝えあう活動をしています。 約3年間飾らせてもらった写真の恐竜の折り紙(作るのがとても難しいです)を作ってくれた生徒も、来月には卒業を迎えます。 この他にも図書館のあちこちに、図書館をよくしようという生徒たちの思いが形となって残っています。 3年生の本の貸出最終日は12日(金)、返却最終日は26日(金)となります。残りわずかではありますが、できるだけたくさん来館して図書館の様子を目に焼き付けてもらえればと思います。 1/21 読書の窓 先生のオススメ本入口に掲示された紹介文を読んで早速手に取って借りていく生徒の姿もありました。 自分では手に取らない本も、人から薦められて読んでみるとその面白さに夢中になることがままあります。 1/8 読書の窓〜新聞記事に関連した本図書委員会では新聞の切り抜き活動を行っていますが、その中で蔵書に関連した記事を見つけて、蔵書と共に掲示するようにしています。 本日付(訃報記事は1/6)の中日新聞朝刊の記事に関連する本を紹介します。 (左2冊)『受いれる』『求めない』(加島祥造 小学館) 8年前にベストセラーになった『求めない』は、当時多くの生徒が手に取った本です。 〈右2冊〉『アイスマン 5000万年前からきた男』(デイビッド・ゲッツ 金の星社) 『闇に消えた未解決事件』(古舘明廣 岩崎書店) もう11年前となりますが、愛・地球博が開催された時、展示されていたのがこのアイスマンです。当時は全小学校の遠足で愛・地球博に行ったこともあり、『アイスマン 5000万年前からきた男』は大人気の1冊でした。 その当時は何となく読んでいた本も、歳月を経て読み返すとより理解が深まったり、新たな発見や感動があります。この連休に成人式を迎える卒業生のみなさんにも、エールを込めておすすめします。 12/21 読書の窓〜テレビ・映画の原作本からテレビドラマのヒット作品や映画の原作本は人気があります。 4年ほど前に蔵書化した『下町ロケット』1巻(第145回直木賞を受賞しています)は、この地方の基幹産業の一つである航空宇宙産業を扱っていたこともあり、小説好きでない生徒も借りに来館する人気ぶりでした。 今回発売された2巻は航空宇宙で培った技術を医療技術に転用する中で起こる出来事を緊迫感ある筆致で描いた内容となっています。医療現場の現実をかいまみることができ、ドラマを見た生徒からは「いつ入ってくるの?」とたびたび催促を受けていました。 本日入荷したため、冬休みの貸出に間に合わず申し訳ありませんでしたが、3学期に読んでもらえたらと思います。 〈右〉英文対訳 『父と暮せば』 井上ひさし こまつ座 今月公開の映画「母と暮せば」はこの作品を書かれた井上ひさしさんの遺志を継いで舞台を広島から長崎に、父を母にかえて制作された作品です。トップアイドルの主演もあり生徒の関心も高かったのですが、本校蔵書として提供できるのはこちらの英文対訳版のみとなります。こちらも本日入荷となりました。 2学期にあまり本を読めなかった人も、冬休みは1冊だけでも本を読みましょう。 12/18 今日の図書館
あとわずかで2学期も終わり、クリスマス間近となってきました。図書館では現在「クリスマス特集」を実施しています。今日は冬休みに向けて本を借りに来た生徒が多く賑わっていました。
12/4 読書の窓やのまんブックス 2008 数々の、時に壮絶な経験と共に人生を歩んできた水木サン(作者は自身のことを「水木サン」と言っていました)だからこその作品名です。 自由詩のような短い言葉とおなじみの「鬼太郎」キャラクターのイラストで、読書が苦手でも時間がなくても読むことができます。 心に沁みる、もしかしたら座右の銘になるかもしれない言葉がたくさんあります。 ここまで勉強・部活・行事・ボランティアとがんばってきたすべての岩中生。 がんばりすぎてしまう人、がんばりきれない人に特に読んでほしい1冊です。 [年内は「追悼 水木しげるさん」コーナーにあります] 11/5 読書の窓「手ぶくろを買いに」その際に読んだのが新美南吉の「手ぶくろを買いに」です。 よく知られている作品ですが、中学生の今、お話として聞いてみると書かれている言葉の美しさや意味の深さに気がつくようです。 担当した図書委員は、これまで読みきかせをしていただいたボランティアさんがすらすらと情感をこめて読んでくださったことが、いかに難しいことだったか実感したそうです。 朗読や読みきかせの面白さを、これからも楽しんでほしいと思います。 美しい挿絵を見ているだけでも物語の豊かな世界へ誘われる1冊です。 偕成社版(日本の童話名作選 黒井健 絵) 10/27 読書週間10/20 読書の窓 「ひろったラッパ」「ひろったラッパ」新美南吉 作 葉祥明 文 にっけん教育出版社 「ごんぎつね」「てぶくろをかいに」「おじいさんのランプといった代表作のイメージとはやや異なります。第一次世界大戦の前年に生まれ、第二次世界大戦の最中に夭折しした作者が日中戦争時に書いた、根底に反戦をうたったと考えられる作品です。 原作を読みやすいように葉祥明さんにより現代文化されています。 偶然にも2クラスで読んでいただきました。生徒からは「うまく言えないけれど考えさせられた」「戦争のためでなく人のためのラッパになったところがよかった」といった感想がありました。 戦後70年が経ちますが、だからこそ今読んでおきたい、戦時中の風景が見えてくるような1冊です。 9/9 読みきかせの本写真は昨日、図書ボランティア「お話なんだし」のみなさんに読んでいただいた本です。 本校図書館にも写真の本の一部を含め、絵本が蔵書としてあります。 生徒たちは絵本から、小学生までとは異なる見方でお話の深い意味を感じ取ることができるようです。 また、色使いやデザインに関心を持ち絵本を手に取る生徒も少なくありません。 すっきりしない天気の日が続きますが、そんな日はしばし本の世界に遊んで、気分転換してみてほしいものです。 次回の読みきかせは10月20日(火)の予定です。 9/9 図書館の窓から生徒が元気に登校してくる姿は、職員のパワーの源です。 9/7 読書の窓〜分類番号800番台の本〜『似ている英語』(分類番号834[語彙])おかべたかし 東京書籍 2015年 亀は亀でも「トータス」と「タートル」の違いは?といったように、『似ている英語』38組を見開きの写真で紹介したあと、次の見開きでその違いを解説し、関連情報やコラムを載せた本です。一目で違いがわかる、時に笑みがこぼれてしまうような写真は写真集としても楽しめます。コラムをじっくり読むと、英語という言葉の面白さ、知ることの面白さを感じることができます。 日本語版の「目でみることば」シリーズもおすすめです。 800番台の本で人気があるのは漢検・英検関連図書、百人一首の本です。 2学期の開館から4日目ですが、これらの本はすでに半分近く貸し出されています。 1学期・夏休み出校日に借りた本の返却が遅れている人には督促状を配布しました。 速やかに返却を済ませましょう。 7/16 読書も体力初めて取り組む活動も助け合いながら進めることができ、各委員の素晴らしい面をたくさん見せてもらいました。 混雑時などに図書委員経験者や本好きなメンバーがさりげなく手助けしてくれていたことも、感謝をこめてこの場でお伝えしたいと思います。 本を読まない(読めない)ことの隠れた、しかし大きな要因として体力が足りないということが考えられます。正しい姿勢を保つ筋力がないと、崩れた姿勢で本を読むことになり疲れやすくなります。合わない眼鏡をかけたり、適切な光源のもとで本を読まないと視力の低下や頭痛などを引き起こしやすくなります。正しい生活リズムで栄養バランスのとれた食事をとらないと、疲れがとれにくく本を読む意欲・集中力がなくなります。 「まとまった時間の取れる夏休みに本を読もう」とよく言われますが、その前にまず自分の健康をチェックし、改善しましょう。 勉強や部活と同じく、読書にも体力が必要です。 出校日も図書館開館を行います。岩中図書館に来るとき、息を切らせてたどりつく人がいなくなるように、また、1人でも多く元気に来館してくれることを願っています。 7/13 7月の本棚〜分類番号700番台の本スポーツもこの分野に含まれ、この分類の中では一番人気があります。 マンガ、合唱、釣りの本などもよく借りられています。 図書委員から700番台のおすすめ本を紹介してもらいました。 〈左〉『ゲーム製作者のための北欧神話辞典』松之木大将 翔泳社 2014 分類番号798(室内娯楽/テレビゲーム〉 北欧神話の登場人物を美しいイラストと分かりやすい文で紹介している本です。 知っていそうで知らない北欧神話を面白く理解できるのでおススメです! (3年) ゲームをきっかけに、伝説や神話に興味を持ち本を探す生徒が少なからずいます。 他のヨーロッパの神話に比べて争いの多い北欧神話はゲームストーリーのモチーフに採用しやすいのでしょう。北欧神話について書かれた本はまだまだ少なく、この本はまさに需要にピッタリ。「よく動く」本です。 〈右〉『ぼくは戦争は大きらい』やなせたかし 小学館 2013 分類番号726(マンガ) アンパンマンでおなじみのやなせたかしさんが自身の戦争体験を綴ったものです。 意外と知られていないやなせさんの軍隊の経験はすさまじいものがあります。 改めて戦争というものがわかる本です。ぜひ読んでください。 (1年) 726の棚はマンガの描き方からマンガそのもの、絵本やその作家のみなさんのエッセイなどが含まれています。この本も作者が作家であることからこの棚にありますが、実は戦争について書かれた硬質な本です。裏表紙以外はイラストもなく、戦時中の写真と文章からは最晩年のやなせさんが並々ならぬ思いでこの本を著したことがわかります。 7/6 放課後の図書館今週は木曜日まで放課後開館を行っており、借りた本は夏休みの貸出として9月4日を返却日としています。 7/1 7月の図書館7月になりましたので、恒例の「星に願いを〜笹に短冊を」を始めました。 来館した人に黒板横にある短冊に願い事を書いて笹に飾ってもらいます。 願いがかなうとよいですね。 6月の本棚〜分類番号600番台の本 その3分類番号630(養蚕業) NDC分類には養蚕業の項目があります。かつて日本は養蚕業が国の主要産業の一つであった頃作られているので、農業(610)園芸(620)に続いて番号がわりふられています。 富岡製糸場が世界遺産登録されることとなったように、養蚕業は衰退傾向にあり、著者はそんな日本の現状に警告を鳴らします。生き物の命を余すことなく使い切る=環境と共生する日本の文化、農業文化の滅びをそこに見るからです。 この本はたくさんのカラー写真や注釈できものづくりがいかに自然の力に助けられているか、地球に優しいということはどういうことかを教えてくれます。 かつて一宮はせんいの町として栄え、隣接する岩倉でも桑の木を育て家族で養蚕を行っていたと聞きます。桑の実を食べたことがある、今もわずかに自生する桑の木を見分けることができる岩中生はどれくらいいるでしょうか。 (右)『食べたら種まき』 ヒナ 祥伝社2011 生ごみ箱に捨てた果物の種が芽吹いたことをきっかけに食べたら種まき=食べまきを始めた著者。挑戦したけれど、なかなかうまくいかなかったという人にはうってつけの1冊です。今度は失敗しないで収穫できるかもしれません。農に親しむきっかけになる本です。 日頃の授業ではなかなか触れることができず、生活の中でも気づきにくい事柄も、本を通して知ることはできます。農林水産業と、そこから生まれた日本の文化の素晴らしさを伝える本は他にもたくさんありますので、図書館600番台の棚をチェックしてください。 6月の本棚〜分類番号600番台の本 その2(イルカは生物学的には「クジラ目」に属する同じ仲間です) (右)『クジラその歴史と文化』小松正之 ごま書房 2005 分類番号664 ウナギやクジラは、日本の食文化、生活文化を支えてきた生き物です。 一部の国や団体からウナギやクジラなどの捕獲について日本が非難されているニュースを見聞きした人は多いと思います。はたしてその主張の通りなのでしょうか。 10年前に出版された本ですが、非常にわかりやすく書かれた本です。クジラと人間とのかかわりを歴史的観点からも丁寧に解説してあり、日本のみならず世界の歴史や文化とクジラがいかに関わってきたかがよくわかる良書です。この本に書かれていること、特にクジラの命を余すことなく使い切るという日本の文化を正確に知ってもらえたら、今のような一方的・攻撃的な批判はされないように思います。非常に考えさせられる1冊です。 (左)『江戸東京湾くじらと散歩』小松正之 ごま書房2004 分類番号664 同じ著者によるフィールドワークの集大成といえる1冊。修学旅行の見学コースがこの1冊でいくつも作れます。 6/26 6月の本棚〜分類番号600番台の本生徒人気ベスト3綱目はペットの飼い方(645−家畜各論)・テレビ番組内容が書籍化されたもの(699−通信事業)・鉄道(686)です。 写真右『私のウナギ研究』 海部健三著 さ・え・ら書房 2013 分類番号66(水産業) 先日紹介した課題図書「うなぎ 一億年の謎を追う」の作者、塚本勝巳さんは40年にわたってウナギを研究し、これまで見つけることができなかった卵やその産卵場所を発見することに成功した日本のウナギ研究の第一人者です。 塚本さんの所属する研究室には、ウナギの祖先・形・ホルモン・移動ルート・生息地による生体の違いなど、ウナギに関するありとあらゆることを研究している研究員がいます。 この本の著者もその一人。黄ウナギの生態を研究テーマとし、どのように研究していったかがよくわかる本です。時間をかけて地道に研究することの大切さや楽しさが行間から浮かび上がってきます。 課題図書を読んでウナギに興味を持った人はもちろん、課題図書を読もうと思ったけれど読み切れなかったという人に是非読んでもらいたいと思います。 生物や環境問題に関心がある人には必読の1冊です。 |
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