今日で１学期が終業します。１学期間、３年生、２年生は宿泊を伴う大きな行事である修学旅行、宿泊学習を無事終えることができました。活動中、立派な姿がいっぱい見られました。１年生は、中学生になり、新しい学習や部活動に一生懸命に取り組んできました。きっと、今の姿は４月５日の入学式・始業式の姿とは確実に違い、大きく成長していることと思います。
　６月はじめの朝礼で、ＡＢＣＤの原則、「多くの人が、ばかにしたり、しっかりやれなかったりする、Ａ　当たり前のこととはどんなことでしょうか」と皆さんに問いかけました。覚えていますか。そして、答えを考えましたか。
先生の考える当たり前のこととは、「だれが考えても人としてそうあるべきこと、そうすべきことです」その一つ一つは簡単なことかもしれませんが、そのことを常に意識して行うことや継続していくことは決して簡単なことではありません。なぜかというと、人間は、めんどくさいとかこれぐらいいいだろうという弱い心をもっていて、その弱い心で行動してしまうことが多いからです。「ＡＢＣＤの原則」は、その弱い心に打ち勝つことなのです。皆さんはすでに、そのことができています。
　明日から長い休みに入ります。弱い心があらわれる自由な時間が増える夏休みだからこそ、当たり前のことをいっそう、バカにしないでちゃんとやりましょう。そして、岩中の当たり前をゆるがない、より強いものにしてほしいと思います。
　最後に、事故にあわない、健康面に注意する、自分の命は自分で守ることも当たり前のことです。以上で、式辞とします。
　　平成３０年７月２０日　　校長　　高御堂　勝久