学級役員などの任命式・表彰伝達に引き続き 朝礼が行われました。校長先生から北野武さんのトイレ掃除についての話がありました。
校長講話はこちら
(10月21日 校長講話)
今日は、先週、雨で行えなかった、学級委員や委員長の認証を行いました。ここで認証された人も、それ以外の人も、後期の新しい仕事にがんばっていることと思います。
もう一つ、先週雨で行えなかったクリーンキャンペーンもあります。先々週・先週はクリリンウィークで、みんなが一生懸命掃除をしてくれました。おかげで、お客さんに「ごみ一つ落ちてないきれいな学校ですね」と言われました。今日のクリーンキャンペーンでも通学路などをきれいにしましょう。
ところで、掃除の時間に流れる音楽は『トイレの神様』ですが、皆さんは、本当にトイレには神様がいると思いますか。
本当に神様がいるかどうかはわかりませんが、こんな話があります。
ビートたけしさんという人を知っていますね。たくさんのバライティー番組に出ているのでお笑いタレントとしての印象が強いと思います。しかし、この人は、本名を 北野 武さんといって、世界的に有名な映画監督であり、作家であり、芸術家であり、東京芸術大学大学院の特別教授でもあります。これまでに、ヴェネツィア国際映画祭やカンヌ国際映画祭で金獅子賞を受賞したり、フランス芸術文化勲章の最高章を受賞したりするなど、国際的に知名度が高い、日本人として非常に誇らしい人物です。
この 北野武さんがこんなことを言っています。
「おれは、自分の好き勝手やっているだけで、人よりも才能があるとは思えない。しかし、テレビ番組をやっても、小説を書いても、映画を作っても、絵を描いても、なにをやっても評価されてしまう。おかしい……。
ただ、心当たりが、たった一つだけある。
それは、若いころに師匠に『トイレを綺麗に掃除しろ』と言われてから、30年以上ずっとトイレ掃除をやり続けてきた。自分の家だけでなく、ロケ先や公園、ときには隣の家のトイレ掃除もした。オレが成功しているのは、トイレ掃除のお陰かもしれない。」
どうですか、トイレに神様がいるかどうかは分かりませんが、掃除という当たり前のことを、ばかにしないで、ちゃんとやると、できる人になれそうですね。