最新更新日:2024/07/02 | |
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コスモス畑ができました吃音について その2(1)吃音のその後の経緯 現在吃音があっても、年齢が上がるにつれて吃音が出なくなることが多いと言われています。ただし、そのまま吃音が継続していく場合もあり、その違いについては要因が分かっていません。また、「どもる」ことが目立つ時があれば、目立たなくなるときもあります。 (2)基本の対応 ・吃音は自然に変化していくものと考え、自然な変化に委ねるように考えていきます。 ・話し方よりも、話す内容に着目することが大切です。(周りの人も) ・一緒に声を出すことを楽しみましょう。写真は「糸電話」です。これを使うと、普段の会話もまたひと味違って、楽しさもアップしていきます。 ・しりとりやなぞなぞなどのことば遊びはおすすめです。楽しみましょう!歌もOK! ・自分以外の吃音の子どもたちとの出会いをつくることも大切です。 ことばの教室では、なぞなぞやしりとり、ゲームなどを通して、「何より話すことを楽しむ」という経験を積み重ねていくことを行っていきます。 近くにいる人は、子どもの吃音に気がついていても「どこに相談していいのか分からない」と思っていたり、もしくは聞き慣れてしまっているために気がついていなかったりする、ということがあります。吃音についての相談がありましたら、在籍小学校の学級担任や特別支援教育コーディネーターへ相談して、ことばの教室へとつないでいただきたいと思います。 ことばの教室の絵本についてこれらの本は貸し出しをしています。通級のときに、お子さんとともにちょっと絵本を手にとってみてはどうでしょう。希望する方は「貸し出し簿」に記入をお願いします。 さて、今年度は現在までに33冊の本が貸し出されました。読書の秋が近づいてきました。本は心の栄養です。よい本との出会いのきっかけになればうれしいです。 吃音について今回は、吃音の概要を説明します。 (1)話し方 ・「ぼ、ぼ、ぼくは、」「ぼーーーくは、」「――――ぼくは、」とうように、音をのばしたり、繰り返したり、言い始めの音が言いにくかったりするもの。 (2)原因 ・いろいろな説がありますが、定説となるようなものもありません。 ・生活環境や生育歴の問題、情緒的な不安定さが原因という根拠もありません。 ことばの教室では、なぞなぞやしりとり、ゲームなどを通して、「何より話すことを楽しむ」という経験を積み重ねていくことを行っていきます。吃音のことは今後もアップしていきますので、よろしくお願いします。 ことばの教室の警報等対応について・在籍学校が台風等で休校したり、在籍学級がインフルエンザ等で学級閉鎖になったりしたときは、通級児童は「ことばの教室」にも通級しません。 ・大雨警報などの警報発令時には、在籍学校の指示にしたがってください。 カ行音の発音練習について写真のものは、「す」の発音練習で使うカードです。「す」の音が「す、す、す・・。」と20回ぐらい続けて発音できるようになったら、つぎは、ほかの音と組み合わせて発音練習をしていきます。 「すべりだい」「さすが」「おす」と3つのカードを例としてあげましたが、それぞれ「す」の音の位置が違います。「すべりだい」は「す」がはじめにあって、「さすが」は「す」が真ん中にあって、「おす」は「す」が最後にあります。 「す」がことばのどのあたりにあるのかで、発音の難しさも変わってきます。子どもの練習の様子を見ながら、ていねいに練習しています。 コスモス畑をつくっていますことば遊びをしましょうことばの教室では「遊び」をします。「ことば遊び」として「しりとり」「すごろく」「かるたとり」「なぞなぞ」をやったり、「口や舌の運動」として「シャボン玉」「ストロー吹き矢遊び」をやったりします。「塗り絵」「折り紙」「風船バレー」「おにごっこ」などもしています。会話の練習になったり、語彙を増やすことにつながります。 写真は「カ行音のすごろく」で、カ行音の発音練習に使っています。やり方は、サイコロを振って、止まったマス目の文字を発音するものです。「か、か、か・・・。」と発音練習を繰り返すよりも、遊びの要素が加わることで、やる気もアップです。 たくさん話そう |
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