コロナ禍のために各学級で放送による終業式が行われました。
入学式直後から休校になり、6月から授業が再スタートしました。日々慌ただしく過ぎてしまいましたが、半年前の自分よりどのようなことが成長しましたか。
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2020.10.9 前期終業式 式辞
今日は、前期の終業にあたり、前期の活動を振り返りたいと思います。
令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、4月7日の入学式は実施したものの、実質は6月からのスタートとなりました。校長先生は、正直みなさんの4月・5月の生活が不安でした。しかし、学校が再開し実際にみなさんの様子を見て本当に安心しました。みなさんは、休校期間中も様々なことを考え、学び、成長していることを強く感じることができました。
そして、その後の学習・運動に一生懸命取り組む姿に心を打たれたのです。
3年生は、本来なら毎年行われる活動や行事を1年生に向けて紹介してくれました。そして、3年生の夏の大会・コンクールが中止になったことを受け、2年生が主体となって「感謝を伝える会」を実施しました。部活動を通した絆を感じました。また、体育大会では本年度初めて、縦割り色ブロックで応援を行いました。3年生のみなさんが、しっかりリードする姿が印象に残っています。そして、またそのお礼や自然教室への励ましとして2・3年生のメッセージのやりとりも、素晴らしい取り組みだったと思います。そんな上級生に感化され、1年生は、2年生の教室黒板に「お帰りメッセージ」を書いてくれました。
今、紹介した内容は、扶桑中学校が学年を超えた繋がりをもつことができた現れです。
数々の制限がある中、みなさんはこれまでの伝統精神を継承し、新たな学校文化を生み出していると言えます。前期「ABCDの原則+心を込めて」はどの学年も「新しい向上の姿」として実現しています。後期に向けて、さらなる高みを目指してほしいと願います。
A:あたりまえのことを
B:ばかにしないで
C:ちゃんとやれる人こそ
D:できる人
+ こころを込めて
本日、通知表が担任の先生から渡されます。前期の学習や生活をしっかりと振り返り、この二日間のうちに後期の目標をしっかりと立て、後期に臨みましょう。
以上、前期終業式式辞とします。
扶桑町立扶桑中学校長 山田 恵士
<生徒指導主事講話>
みなさん、こんにちは。先生からは、学校生活についての話をしたいと思います。前期4か月が過ぎ、コロナ禍での生活にも慣れてきたと思います。コロナの影響で様々な行事が中止になったり、縮小になったりしています。その中でも生徒会中心に行った、放送インタビュー、実行委員を中心とした体育大会など自分たちで何ができるのかを考えて動くことができていると思います。その気持ちや積極的な行動を大切にして後期も過ごしてほしいと思います。
学校生活に慣れたからこそ気をつけてほしいと思うこともあります。自問清掃ができていた6月に比べて今は、話し声や何もしないなどこれくらいならいいやという気持ちがでてきていると思います。また、放課の過ごし方も慣れから騒いでいる光景を目にすることがあります。みんなが落ち着いて学校生活を送るためにももう一度自分の学校生活を見直してみましょう。後期からは、みんなが落ち着いて学校生活が送れるような雰囲気になっていることを期待しています。
そこで、「自分で考えて動く扶中生」を後期に目指す扶桑中学校の姿としていきたいと思います。行事に関すること、普段の生活に関すること、どんなことでも自分で考えて動くことができるといいなと思います。みんなで「自分で考えて動く扶中生」を目指していきましょう。