最新更新日:2024/05/14
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卒業式  3  校長式辞

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式  辞

 寒さ厳しい冬を乗り越え、五条川の桜のつぼみがふくらむ春がやってきました。春は、別れの季節です。そして、輝く旅立ちの季節でもあります。
 本日ここに第三十六回卒業式を挙行いたしますにあたり、公私ご多用にもかかわらず、卒業生のために、岩倉市健康福祉部長様、岩倉市議会議員の皆様、岩倉市教育委員会の皆様をはじめ、多数のご来賓のご臨席を賜り、誠にありがとうございます。高い席からでございますが、厚くお礼申し上げます。
 保護者の皆様。本日はお子様のご卒業、おめでとうございます。ただ今、百三名の卒業生一人一人に卒業証書をお渡ししました。その時の卒業生の目の輝きに六年間の確かな成長を見る思いがして、大変うれしく思います。お子様の自立を願い、精一杯の愛情を注がれた皆様のご尽力に深く敬意を表します。これから始まる中学校生活においても、お子様の健やかな成長を支えてくださいますようお願いいたします。

 さて、卒業生のみなさん。卒業おめでとうございます。今日、この日に、立派に小学校の課程を終えられたみなさんに、敬意と感謝をこめて、未来へ向けてのメッセージを贈ります。
 
 みなさんは、学校のためによく働く六年生でした。委員会活動や行事の準備、後片付け等で学校を助けてくれました。仕事を頼まれると、みなさんはいつも嫌な顔をせず、むしろ学校の役にたっていることに喜びを感じているようでした。そんなみなさんと接する度、何度も頼もしく感じました。
 また、みなさんは、とてもやさしい六年生でした。通学班では低学年にいつも優しく声をかけてくれました。困っている人にはいつも親身になっていっしょに考えてくれました。
 運動会や学芸会での、感動的な演技も忘れられません。修学旅行での団体行動も素晴らしいものでした。特に京都の宿で披露してくれた合唱、「ふるさと」の素晴らしい歌声は今でも心に残っています。
 みなさんは胸をはって自慢できる頼りになる六年生でした。心からの感謝のことばを贈ります。
「曽野小学校を これまで 支えてくれて 本当にありがとう」

 みなさんは、自分自身では気づいていないかもしれませんが、この十二年間で大きくたくましく成長しました。思えば十二年の月日の中ではいろいろなことがありました。家族の笑顔に囲まれての誕生、初めてことばを話した日、初めて歩いた日、保育園や幼稚園への入園、あの東日本大震災が起こって、日本中の人々が人と人の絆を考える中での卒園と入学、そしてこの曽野小学校で積み重ねた六年間の日々。みなさんには、保護者の方々や地域の方々に、温かく見守られながら、確かに歩んできた 大切な十二年間の歴史があります。
 しかしみなさんの歴史は、この十二年間だけではありません。長い長い人間の歴史の中で、たくましく生きて、必死に命を伝えた先祖の歴史もみなさんの命にはつまっています。みなさんの先祖は、多くの戦乱や 災害、貧しさや 苦しさを乗り越えて必死に命を伝えてきました。そうした人間の歴史の 結実が、今生きているすべての人、そう私たちの命なのです。つまり、みなさん一人一人には、先祖からの贈り物である「たくましく人生をいきぬく種」がつまっているのです。
 これから始まるみなさんの人生には、厳しい運命が待っているかもしれません。苦しいこともあるでしょう。しかし、どんな時も 私たちの先祖がそうであったように、自分の中にある「たくましく人生を生きぬく種」を信じ 育て、前を向いて自分の人生を切り開き、それぞれの花を それぞれの場所で 見事に咲かせてください。応援しています。
 
 いよいよ別れの時、旅立ちの時がきました。曽野小学校はこれからも、みなさんの ふるさとの象徴として、この地で、みなさんをやさしく見守り続けます。
 そして私は、いつの日か、このふるさとに大切に 守られてきたみなさんが、たくましく 成長し、「ふるさとのために力をつくす人」になることを 今、夢見ています。
「ご卒業おめでとうございます。」
そして輝く未来へ向けて
「いってらっしゃい!」
以上 式辞とします。
平成二十九年三月十六日
    岩倉市立曽野小学校長
         木 本  純

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行事予定
4/5 入学式準備(新6年)
4/6 入学式
岩倉市立曽野小学校
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