最新更新日:2024/06/11 | |
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発音の違いについて
11月も終わりになります。今年もあと1ヶ月。早いものです。
先日「ラ行の発音について その2」として、ラとダを間違えている場合の練習として「口の練習」「耳の練習」をします、と紹介しました。 その際、なぜ、ラとダを間違えるのか、という説明がなかったので、ここで行いたいと思います。 Q なぜ、ラの音が、ダの音に変わるのか。 A 間違えるのは「似ている」からです。 でも、ラとダが、言い分けられている人にとっては、どこが「似ている」のかと思うかもしれません。 それは、「舌の位置」です。 ラとダの音を、それぞれ発音してみてください。言い始めの時の舌の位置が、だいたい同じ位置にありませんか?これを「構音点は同じ」と言います。 では、どうして「ラ」と「ダ」が違う発音になるのかといえば、「構音方法が違う」からです。「構音方法」とは、「舌の動かし方・息の出し方」と言えるでしょう。「ラ」音ははじくように舌を動かしていきますが、「ダ」音は空気を破裂させるように出して発音する、という違いがあるのです。 何事も「似ている」ものは間違えやすいです。発音についても、「似ている」ものがある、ということになります。 保護者アンケートありがとうございました。
保護者アンケートありがとうございました。
多くの意見や感想をいただきました。今後の教室運営や授業内容の参考にして、よりよいことばの教室を目指していきます。(一部抜粋して掲載します。) ○ことばの教室に通うことになり、よかったと思うことは、どのようなことですか。 ・子供の話がよく分かるようになり、話をするのが楽しくなった。子供も言いたい事を伝えられるようになり、うれしそうに話してくれるようになった。・吃音に対し、自分自身の考えだけでなく、ほかの考え方・とらえ方を知ることができる、また家ではできない(知らない)アプローチも受けることができるから。・子ども本人が、自分に自信をもつようになった。言葉で表現することが多くなり、情緒が安定してきたように思う。など。 後日、教室に掲示しますので、面談や授業参観でお越しの際に、ご覧ください。 発音練習についてさて、発音の練習について、もう少し紹介したいと思います。 上の写真ような「ホースみたいなもの」を使うときがあります。材料は、紙コップとホースです。テープでぐるぐると巻いてあり、なんだか線の太い糸電話みたいなものです。 これは、自分の発音が正しいのかどうかを、自分で確かめるときに使います。使い方は、片方の紙コップを口に当て、もう一方を自分の耳に当てます。そして、発音します。 音を聞き分ける力が十分なときは、自分の発音が正しかったのか自分で判断ができます。普段も、自分の声は自分で聞いているといえますが、こういうものを使うと、よりハッキリと自分の発音を自分の耳に届けることができます。 こうして、自分の耳で、しっかりと発音を確認しながら、よりよい発音を練習していくこともあります。 さて、下の写真は、先日、北校舎から大きな虹が見えたので、写真に撮りました。とてもきれいでした。給食の時間で、虹を見て、子どもたちは大騒ぎ。「すごい」「もう、消えそう。」「いやいや、消えちゃうんじゃなくて、うすくなっているんだよ。」などなど。その驚きや感動を話したい!、という気持ちが、とても伝わってきました。 ラ行音の音について その2練習としては、「耳の練習」と「口の練習」となります。 「耳の練習」では、ラとダの音を、正しく聞き分けられることを練習します。 ラ・ダのそれぞれの音を、正しく聞き分けられる「よい耳」を育てていくことで、自分の発音が、「ラ」なのか「ダ」なのかを、正しく聞き分けられるようになります。 方法としては、ラ・ダが含まれた音節(ラキ、ソダ、ライオン、ダチョウなど)を聞き、「ラ(ダ)が含まれていたか」「ラ(ダ)が何番目にあったか。」を答えていきます。 「口の練習」としては、ラ行音の発音の定着をはかるために、ラ音を含む音節や単語を繰り返し練習していきます。 このようなことを繰り返していくことで発音の改善を目指していきます。 また、しりとりや双六などの言葉遊びをしたり、ゲーム的な要素を付け加えた課題にすることで、意欲もぐっと増してきます。 おおよそこのような学習内容を行っていきます。 |
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