最新更新日:2024/06/12
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3/24(木) 修了式 校長式辞より

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卒業式の「卒業の言葉」で代表生徒のSさんが「10年後」について触れていました。10年後というと二十歳を過ぎ社会人になっている人が多いのではないでしょうか。その頃みなさんは鬼中時代のことをどのように思っているでしょう……想像するのは難しいと思いますので、10年前に中学生だった先生方に中学生時代を振り返ってもらいました。
まずはT先生。生徒会長やサッカー部の部長、級長などを務め、目立ちたがりでした。生徒会活動では寄付金を募り、「とこなめ焼きまつり」で花火を打ち上げたそうです。でも、大きな行事のことよりも日常の何でもないことの方が記憶に残っているそうです。毎日、給食や体育、部活動を楽しみにしていました。教員を目指したのは高校生になってからです。
K先生は中学生の頃から教員になるつもりだったそうです。でも実際に勤めてみると、中学生の頃思い描いていた姿と違う気がしているそうです。中学校の一番の思い出は体育祭です。全学年のクラス対抗で、2年生の時に3年生に勝って優勝したそうです。よかったことも悪かったことも含めて、今ではすべてよい経験だと感じています。
続いてK先生。めったにしゃべらない静かな中学生だったそうです。心の中でいろんなことを考え悩んでいました。行事や部活動なども憂鬱だと思っていました。今振り返ると、もっと楽しく過ごせばよかったと思うそうです。自分の考え方次第でいくらでも楽しい中学校生活にできたのに、とも思っています。先生になろうと考えたのはずっと後で、大学生の頃に出会った先生や友人の影響が大きいそうです。
最後にW先生。俳句と出会ったのは高校生になってからで、中学生の頃は自分が俳人になるとは微塵も思っていなかったそうです。修学旅行の楽しかった思い出が印象に残っています。また、10年後を想像することは難しいですが、10年前を覚えていることはたやすいことだそうです。「10年後の自分は今の自分を覚えているだろう」と思いながら毎日を過ごすとよいと勧めてくれました。
いかがでしょう? それぞれの先生が、10年前さまざまな中学校生活を送っていました。そして4名の先生すべてが、今、中学生の頃に思い描いていたような人生ではないようです。中学生時代を未熟だったと感じている先生もいます。でもそれは、大人である今の自分と比較した話です。10年の間に成長しているので当然のことです。
中学生のみなさんにも、ぜひこれから成長を続けてほしいと思います。そして10年後、この先生たちのように「未熟だったなぁ」などと感じられればよいと思います。そのために今、全力で物事に取り組んでほしいと思います。悩みや苦労もあるでしょうが、頑張って乗り越えたり周りに相談したりして解決に近付いていってほしいと思います。2年生はあと1年、1年生はまだあと2年あります。それだけあれば十分です。この3月から4月は大きな節目になります。気持ちを新たに“一歩前進!”するチャンスです。
今日は今年度の終わりですが、すぐに新しいスタートを迎えるみなさんにこれからも頑張ってほしいという願いを込めて、このようなお話をしました。
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