本日,平成31年度 扶桑町立扶桑中学校 入学式を挙行いたしました。
気持ちのよい青空の下,192名の新たな仲間が入学しました。
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式辞(入学式)
桜の花が満開を迎えようとする生命力にあふれる春の季節となりました。今日この良き日に、新入生の保護者の皆様のご臨席をいただき、扶桑町立扶桑中学校 平成31年度入学式を挙行できますことに、高い席からではございますが、心からお礼申し上げます。
192名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。心から皆さんを歓迎します。
保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。
小学校の6年間の教育課程を終え、本日は制服姿が凜々しい中学校の入学となります。これまで12年間、お子様の健やかな成長を育み、惜しみない愛を注いでこられ、今日の中学入学を迎えております。喜びもひとしおのことと拝察いたします。
本日より大切なお子様をお預かりします。教職員一同、精一杯本校教育活動にあたりますので、ぜひご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
さて、新入生の皆さん、今日から扶桑中学校の生徒としてスタートを切ります。皆さんの心の中は、中学校生活への希望と期待でいっぱいだと思います。その希望と期待が、一つ一つ実現できるよう一日一日の学校生活で努力し、充実したものしていきましょう。夢は、見るものではなく自ら叶えるものだと思います。
先日、メジャーリーグ開幕戦後に引退表明をしたイチロウ選手は、「壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁があるときはチャンスだと思っている。」と言葉を残しています。また、東京オリンピックで活躍を期待され、現在病気と闘っている水泳の池江璃花子選手は、「神様は乗り越えられない試練は与えない。自分に乗り越えられない壁はないと思っています。」とSNSに記しました。一流のアスリートだからこそ残せる言葉であり心を打たれます。皆さんも、これからの中学生活で困難な事に出会ったり、壁にぶつかったりすることがあると思います。しかし、皆さんは一人ではありません。みなさんのがんばっている姿を見て、それを周りの人が支えてくれます。友人、親、先生、地域の方々、皆さんの周りの人は、いつも温かなまなざしで見守ってくれています。
しかし、頑張りすぎは禁物です。時には、一息つき心に余裕をもって、自ら振り返ることも大切です。その時には、ぜひ「頑張った自分。成長した自分」を自分自身で褒めてあげましょう。自分が世界の中で周りの人たちから支えられ、かけがえのないない存在であることに気づくはずです。そして、あわせて感謝の気持ちを抱くはずです。
話は変わりますが、昨日、入学式準備を二年生、三年生の皆さんが進めました。また、新入生に披露する校歌や合唱の練習も行いました。この入学式を迎えるに当たって多くの人の努力に感謝します。新入生の皆さんは、ぜひ、今日の二年生、三年生の姿を心に刻み、今後の目標としてください。
結びになりますが、扶桑中学校の歴史と伝統は、皆さんが一つ一つ創っていくものです。新たな1ページが今日始まりました。これからの扶桑中学校に向けて、共に進んでいきましょう。
学校の主人公は、子どもたちです。生徒が伸び伸びと自らの可能性を広げ、健やかに成長できる学校づくりへの決意を述べ、式辞とします。
平成31年4月4日
扶桑町立扶桑中学校長
山田 恵士