本日,新入生160名を迎えた入学式が行われました。校長先生の式辞では,努力なしでは,夢は叶えられない。夢は自ら叶えるものである。しかし,頑張りすぎず,一息ついて,自らを振り返り,今までの自分を誉めてほしいことと,素直な心を持ってほしい。人は人の中で成長していくという話がありました。
その後,新入生誓いの言葉,歓迎の言葉と合唱がありました。
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式辞(入学式)
桜の花は満開を過ぎましたが、次に新たな生命力に満ちた若葉が芽吹く春爛漫の季節となりました。今日この良き日に、新入生の保護者の皆様のご臨席をいただき、扶桑町立扶桑中学校 平成三十年度入学式をおこなうことができますことに、高い席からではございますが、心からお礼申し上げます。
一六〇名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。心から皆さんを歓迎します。
保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。
ランドセルを背負っての小学校入学より六年を終え、本日は制服姿が凜とした中学校の入学となります。これまで十二年間、お子様の成長を育み、愛を注いでこられ、今日の中学入学を迎えております。喜びもひとしおのことと拝察いたします。
本日より大切なお子様を預かりします。教職員一同、精一杯本校教育活動にあたりますので、ぜひご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
さて、新入生の皆さん、今日から扶桑中学校の生徒としてスタートを切ります。皆さんの心の中は、中学校生活への希望と期待に満ちあふれていることと思います。その希望と期待が、ぜひ実現できるよう一日一日の学校生活を努力し、充実したものしていきましょう。「努力なしでは、夢は叶えられません。夢は、自ら叶えるもの」です。皆さんのがんばっている姿を見て、それを周りの大人が支えてくれます。親、先生、地域の方々、皆さんの周りの大人は、いつも温かなまなざしで見守ってくれています。
しかし、頑張りすぎは禁物です。時には、一息つき心に余裕をもって、自ら振り返ることも大切です。その時には、ぜひ「頑張った自分。成長した自分。」を自分自身で褒めてあげましょう。自分が世界の中でかけがえのないない存在であることに気づくはずです。そして、周りで支えてくれている方に感謝の気持ちを抱くはずです。
もう一つお話をします。それは、「素直な心」です。中学生の時期は、心も体も急激に成長します。時には、周りの大人の言葉が耳に入らないこともあるでしょう。反抗してしまうこともあるでしょう。しかし、「素直な心」をもっていれば、謝ることもできます。自分を変えていくこともできます。「人は、一人で生きていくことはできない。」と言われますが、「人は人の中でこそ、成長していきます。」「素直な心」をもつ人は、自らを成長させることができる人です。
話は変わりますが、昨日、入学式準備を二年生、三年生の皆さんが進めました。また、新入生に披露する校歌や合唱の練習も行いました。この入学式を迎えるに当たって多くの人の努力に感謝します。ぜひ、新入生の皆さんは今日の二年生、三年生の姿を心に刻み、自らの目標としてください。
結びになりますが、歴史と伝統は、皆さんが創っていくものです。新たな一ページが今日始まりました。明日の扶桑中学校に向けて、共に進んでいきましょう。
学校の主人公は、子どもたちです。生徒が伸び伸びと自らの可能性を広げ、健やかに成長できる学校づくりへの決意を述べ、式辞とします。
平成三十年四月五日
扶桑町立扶桑中学校長
山田 恵士