平成二十三年度より、本校にお世話になります学校長の中山和夫と申します。雄大な雄大な経ヶ岳のもと豊かな自然に囲まれた若々しい村の伝統あるこの学校で、元気で素直な子どもたちと一緒に勉強できることを大変楽しみにしています。
　平成二十三年四月一日、今年度最初の職員会議で、私自身の決意もこめて先生方にお願いしたことが二つあります。一つは、「南箕輪小学校の子どもたち一人ひとりを大切にした教育を進めていきましょう」ということです。あたりまえのことですが、子どもたちは一人ひとり違います。先生方の個性も違います。それぞれに異なる個性の異なるものが表記の目標を実現するためには、お互いのコミュニケーションと連携が欠かせません。そのために必要な連絡・連携は、教職員間・教師と子ども、それに教師と保護者および教師と地域の方々などあらゆる関係の中で構築しなければなりません。こうした連携や協力・協調を基盤にした学校教育を第一に目指したいと思います。
　もう一つは、「子どもたちの安全・安心の確保を重視していきましょう」ということです。東日本大震災からの復興は今なお現在の日本最大の課題です。その復興に心を寄せながら、その教訓を本校にも活かし、のみならずその他のあらゆる危険から子どもたちを守ることが極めて大切であると考えます。地震に限らず身の回りのあらゆる危険、交通事故や不審者問題等あらゆる危険から子どもたちを守るためには、それに対するあらゆる備えを整えていく必要があり、日々更新される対応を構築していきたいと思います。そして、この「子どもたちの安全確保」の課題に対しても家庭・地域の皆様のご理解・ご支援がぜひとも必要と考えます。
　以上二点はもとより、学習指導要領に基づく「基礎・基本」そして「生きる力」を育む学校教育を進めてまいりたいと思いますので、なにとぞ保護者の皆様、地域の方々のご理解とご協力をお願いしたいと思います。そして何よりも皆様と心ひとつにして子どもたちと接していきたいと思いますので、ぜひお気軽に学校に、教職員にお声をかけて頂きたいと思います。