令和３年度　前期終業式式辞
９７日間の令和３年度前期が今日終業します。４月からの学校生活は、昨年度に続き新型コロナウイルス感染症に伴い、多くの制約や行事の延期を伴いました。楽しみにしていた皆さんには、とても残念な気持ちを持たせたことと感じています。しかし、みなさんは、そんな状況の中でも、常に前を向きがんばってくれました。この上ない喜びです。後期は、皆さんが安心して全力で精一杯の活動ができることを強く願っています。後期に向けての話は、後期始業式に話します。
さて、今日は皆さんにお願いがあります。
一つ目は、「タブレット端末の持ち帰り・利用」についてです。既に多くの皆さんがタブレット端末を家庭に持ち帰り、有効に利用しています。しかし、残念なことにこれまでに不適切な利用が２件、家庭で動画ばかり見ていて学習時間がとられているという話も聞きました。このタブレット端末は、扶桑町の備品です。利用の規定には「学習に限定して利用」することが書かれています。せっかくの有効なツールが皆さんの生活や学習を邪魔する物になってはいけません。１０月５日より持ち帰り時にフォームに入力し申告することにしました。学習に利用するという約束を守って、有効利用を進めてください。そして、社会でも問題となっている誹謗・中傷や不適切な利用を禁止します。お願いします。
二つ目は、学校生活に潤いと規律を創造する「桑の実委員会」の再結成についてです。これまでに、新制服については昨年度末に生徒、保護者、教職員に検討を進めるにあたってのアンケート調査を行いました。そして、本年度４月、５月に販売店やメーカーからのヒアリングを進めました。７月には、「性の多様性について」学習を進めました。また、先月２１日（火）からは、メーカーにご協力いただき、他校で採用されている見本の展示や夏服試着を進めました。後期は、いよいよ「私たちが望む新制服とは」をテーマに皆さんに話し合ってもらい検討を進めます。２・３年生にとっては、実際に着用する機会はありませんが、未来の扶桑中を思い願って話し合ってほしいと思います。その中心となる組織が「桑の実委員会」です。有志の生徒を募ります。後期の始めに案内をしますので、関心のある人は申し込んでください。また、「桑の実委員会」では現在の校則やきまりの見直しも同時に進めます。
最後に本日「通知表」を担任の先生から渡されます。各教科の取組の成果を確認してください。また、本年度から観点別評価が３観点となりました。自分の強みと課題を振り返ってください。そして、後期につなげていきましょう。
以上で、前期終業式の式辞とします。
令和３年１０月８日
扶桑町立扶桑中学校長　山田　恵士

夏休みが終わり、今日から9月のスタートです。スタートの日ですが、今日は新型コロナウイルス感染症について、話をします。既に保護者の皆さんにメールでお知らせしましたが、３年生修学旅行を12月に再延期しました。楽しみにしていた３年生にとっては、先延ばしとなり残念な気持ちだと思います。1日でも早く終息し、安心して修学旅行に出かけることができることを強く願います。又、体育祭については、今のところ２５日(土)に実施する予定です。
さて、最近のニュースなどで、若い人の感染が話題となっています。とても心配な現在の状況です。今日、皆さんに学級閉鎖や学年閉鎖・臨時休校の場合についてのプリントを配付します。これまでは、皆さんが感染症予防に気をつけてくれたおかげで学級閉鎖などの心配はありませんでしたが、状況が変わってきたと言えます。具体的に話します。
毎日自分の健康状態をチェックすること。体温を測ることも同様です。マスクを正しく着用する。鼻が出ていたり、顎マスクでは意味をなしません。また、熱中症予防で外すことは適宜判断してください。人との距離をとること。最低でも1m、可能なら2m。手をつなぐなど身体の接触をしないこと。活動の前後に手洗いを行うこと。必要によって手指消毒を行うこと。窓を開け換気をすること。サーキュレーターで冷気を循環させること。給食は、黙って食事をし、会話が必要な時はマスクをつけること。これらの今までも気をつけてきた予防の行動をこれまで以上に意識して全員で取り組むことが重要です。これらの予防行動が万が一感染者が出た時も、濃厚接触者を出さないことにつながり、学級閉鎖などを防ぐことが可能となります。また、風邪症状がある場合は、無理をせず、登校しないで病院での受診をお願いします。1週間後には前期期末テストもひかえています。皆さんの学校での学びを継続するために高い意識で進めていきましょう。スタートなのに、今日の話で制限を伴う内容が多く申し訳ありません。「止まない雨はない。明けない夜はない。」という言葉があります。笑顔の扶桑中のために共に協力をお願いします。

令和３年度のスタートも、新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらの４か月間でした。特に楽しみにしていた５月修学旅行、７月自然教室の延期は、２・３年生のみなさんをがっかりさせたことと思います。必ず９月以降に実施しましょう。
そのような中でも、昨年度はできなかった管内大会を無事終えることができました。それぞれの部で、精一杯の姿を見せてくれました。これから、西尾張大会を控えているみなさん、扶桑中全員の応援を胸に頑張ってきてください。
さて、これまで皆さんや皆さんのご家族の協力で、扶桑中では感染症の予防対策を進めながら、４か月間安全な学校生活を送ることができました。先ほどの部活動の大会もそうですが、昨年度できなかったことが多くの人の努力でできたこともあります。感謝しかありません。人のありがたさを強く感じます。
さて、明日から夏休みです。「自分の成長を感じることができる、一番に命を大切にする夏休み」を過ごしましょう。この夏休みは、扶桑町からのタブレット端末の持ち帰ることができます。タブレットで何ができるのか、タブレットをどう学習に利用するか。一人一人研究してみてください。また、新型コロナウイルスや熱中症などこれまでも学校生活の中で注意してきた内容を家庭でも、ぜひ実践してほしいです。また、交通事故、水の事故、落雷事故などにあわないよう自分の命は自分で守る強い意志を持ってください。
　この地球上であなたの命はＯＮＬＹ　ＯＮＥです。命を大切にする夏休み−事故・事件に巻き込まれないようにしましょう。
　最後に、夏休み中は注意をしてくれる先生はそばにいません。心のブレーキをかけるのはあなた自身になることを忘れないようにしましょう。
以上で、校長先生の話を終わります。