愛される学校づくり研究会に参加

先週末は愛される学校づくり研究会に参加してきました。
前半は、先月研究発表をした小学校(研究発表会で学校の変化から学ぶ参照)の教頭から、研究を通じて学んだことをお話しいただきました。
後半は、「愛される学校づくりフォーラム2013 in東京」での「劇で伝える校務の情報化」のシナリオの打ち合わせでした。

前半のお話は、苦しんだ研究の前半とそこからどのようにして学校が変わった(変えていった)のかについて、本音のところを聞くことができました。著名な外部指導者を招いても、日々の実践の中で自分たちがなすべきことを意識して行動しなければよい方向には変わっていきません。自身の学びとして3つのことを挙げられました。

・継続は力なり(愚直な取り組み)
・まわりがいきて自分もいきる
・「責任と覚悟」、そのためにすべきこと

その中でも、最後の1つが特に私には印象的でした。この1年間たくさんのことを愚直に積み重ねてきたこと思います。いくつかのことは発表会での学校のようすから想像できましたが、その時には気づけなかった教頭の地道な取り組みを今回知ることができました。それは、研究の手立て、授業改善のようすを見える化し共有化することでした。具体的には毎日のように教室をまわり、視点を絞ってよさと課題をコメントし、その場面の写真と合わせて紙面化して全員に配布したことです。他の会員が現場にいたときにおこなっていた「授業拝見」という取り組みを参考にされたとのことでした。参加していたその会員は、今回の話を聞いて「自分の取り組みはまだまだ甘かった」とコメントされていました。互いに刺激し合い学び合うこの会のよさをあらためて感じました。
この学校のように、著名な外部指導者がかかわった場合、どうしてもその方の指導力や影響力に目がいきますが、学校のトップやリーダー、関係者がどう動いたかに注目することも大切です。日々何を実践してきたかが問われるのです。この研究を陰で支えてきた指導主事からも別の視点でこの学校に起こったことを伝えていただきました。今回あらためていろいろな視点で話を聞くことで、この学校が大きく変化したその原動力を知ることができました。会終了後もメーリングリストでこの学校の取り組みについての情報が行きかっています。それだけ学べることが多かったということです。
研究の発表が終わったあとがその真価を問われるところです。この学校の今後を研究会の仲間とともに注目し続けたいと思います。

後半は、グループごとに座長の作ったシナリオをもとに、細かい打ち合わせをおこないました。1時間余りの打合せの後、とりあえずの発表をグループごとにおこないました。どのグループもかなりの完成度です。シナリオもそうですが、役者のレベルの高さに圧倒されます。本番までにどのように仕上がってくるかとても楽しみです。当日は、面白い寸劇を見ながら、校務の情報化のポイントについてしっかりと考える場になると思います。

ありがたいことに、フォーラムの申込みは昨年度以上に順調のようです。参加を予定されている方はお早目の申込みをお願いします。

この日も、多くの仲間からたくさんのことを学ぶことができました。充実した時間を過ごせたことに感謝です。
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