【北名古屋市立熊野中学校】地域とのつながり、地域から学ぶこと

 本校では、伝統ある学校行事の一つに、「地域ふれあい活動」があります。10月の土曜日に学校公開日があり、その日の午後に催されます。竹工作、和太鼓、科学実験、ペットボトルロケット、ショートテニスなど、毎年15講座程度開設され、生徒は、自分で講座を一つ選び、担当の講師から教えていただいきます。その担当の講師とは、教員ではなく、地域の方々にお願いをしています。工作や実験などの講座は、講師の方が何を作ったら生徒たちが喜ぶのかを考えてくださり、何度も打合せを重ねて実施していただきます。
 今年度の「竹工作」では、竹のゴム鉄砲を作成しました。ふだんあまり使用しない電動ドリルの使い方を教わったり、うまくいかないところを手伝ってもらったりしました。講座の最後に、講師の方から、自分のできることを誰かに教えてあげることの大切さについて話をしていただきました。
 ☆生徒の感想
◯講師の方がわかりやすく教えてくれたので、上手に作ることができました。僕は、講師のみなさんにとても感謝しています。(竹工作)
◯みんなで楽しくプレーすることができました。楽しい時間を過ごせたのも地域のみなさんのおかげです。感謝の気持ちを忘れず、これからの学校生活を充実して過ごしたいです。(ショートテニス)
 この行事を通して、地域との関わりの大切さに、生徒も改めて気付くことができました。これからも生徒がより自己有用感・自己存在感をもって成長するためにも、本校の特色でもあるこの行事を大切にし、学校、地域、家庭で連携し、生徒と向き合っていきたいと思います。

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【高浜市立翼小学校】素敵な取組を、自分たちで広げよう

 翼小学校では、「ペア学級交流会」を、年に数回行っています。高学年児童が、低学年児童も一緒に楽しめるような遊びやふれあい活動を企画します。今回は、「ペア学級交流会」の取組を通した児童・教員の感想を紹介します。

(児童)
・紙芝居では、まさかアンコールがくるとは思っていなくて、みんなでがんばったかいがあったなと思いました。
・1年生からいっぱいうれしい言葉をもらったので、すごくうれしくて、自分も楽しくできました。
・いつものペア学級交流会よりも充実ていて、時間が短く感じたので、もっと遊びたかったと思いました。

(教員)
・1年生がクイズに正解できるように、6年生が分かりやすく言ってくれたり、ヒントを出してくれたりする優しさがたくさんあった。おかげで1年生も正解できて喜んだり、必死に6年生の声に耳を傾けたりしていた。そんな姿をたくさん見せてくれた6年生に感激した。1年生もやってもらって当たり前という気持ちだけでなく、何かお返ししたいという、相手のことを考える気持ちも芽生えた。
・交流会終了後、3年生から「ありがとうございました!」のあいさつが自然に起こった。4年生の本当にうれしそうな笑顔が印象に残っている。そして、「3年生を教室まで送っていってもいいですか」という声が4年生から出た。「もっと一緒にいたい!」「先輩らしくしたい!」という4年生の気持ちが表れていた。

 児童会では、「ペア学級交流会」をもっと日常的な取組にしたいと話合いを進めています。縦のつながりを意識した思いやりのあふれる素敵な取組になることを期待しています。

【豊田市立矢並小学校】 ふるさと学級

 本校では、地域の方々と共働して「ふるさと学級」を実施し、地域の方々に、地域で自生した竹を使った竹細工の作り方を教えていただきました。家族も協力して、低学年は「けん玉」、中学年は「スプーン」、高学年は「弓矢」を作りました。また、地区に伝わる銭太鼓を体験したり、みんなで餅をつき、おいしく、楽しく食べたりしました。地域の一員である子供たちにとって、地域の方と触れ合いは、貴重な時間となりました。
 この「ふるさと学級」の他、地域の方が講師となり、さつまいもを育て、「焼き芋会」をしたり、クラブ活動(野鳥・棒の手・お茶)でも教えていただいたりしています。
 また、低学年のたけのこ堀りや田んぼでの泥んこ遊び、5年生の米作りなど、様々な場面でたくさんの地域の方にお世話になっています。
 夏には「小夜村(コナイトソン)」という祭りが、校庭で行われ、全校児童での合唱や5・6年生による笛の演奏が披露されました。20年間交流のある熊本県天草市の子供たちも参加し、大変にぎやかな祭りとなりました。さらに、地域には、ラムサール条約に認定された矢並湿地があり、総合的な学習の時間を通して、自慢のできる地域であることや、この自然を地域の一人として守りたいという心が育っています。
 地域の方に支えられ、楽しい思い出がたくさんできる、この矢並の地区が好きだと感じることのできる子供たちは、郷土愛にあふれることと思います。今後も、地域に根づいた教育を続けていきたいと考えています。

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【豊川市立天王小学校】縦割り「わくわく活動」〜ペア鬼ごっこ〜

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 本校では、通年で、縦割り「わくわく活動」をしています。田植や運動会などの行事では、1・6年、2・5年、3・4年が、わくわくペアで活動に取り組んでいます。
 11月の活動は、「わくわく鬼ごっこ」です。ペアで手をつなぎ、鬼ごっこをします。高学年も低学年もみんな笑顔で、和気あいあいとした鬼ごっこになりました。5・6年は、1・2年の走るスピードに合わせたり、おんぶしたりして、低学年の子が楽しめるように工夫しました。低学年は、そのような高学年の姿から、感謝の気持ちや尊敬の思いをより深めました。3・4年ペアは、お互いに力を合わせて逃げきり、ちょっとうれしそう。見ていて思わず笑顔になる鬼ごっこでした。

 【子どもたちの声】
・ペア鬼ごっこのとき、○○くんの足がはやかったよ。かっこいいよ。
・ころびそうになったときに、「だいじょうぶ」っていってくれてうれしかったです。
・ぼくのペースにあわせてくれてうれしかったです。おにからにげきれて、楽しかった。
・後ろに、おにがいたとき、○○さんが気づいてくれて助かったよ。
・ペアを作るとき、いつも笑顔で、私のところへ来てくれてありがとう。私まで笑顔になるよ。
 教え合い助け合って、異学年で心の交流ができました。

【一宮市立千秋小学校】 朝の奉仕活動

 本校では、6年生の児童が、毎朝10分程度、奉仕活動をしています。毎月きれいにしたい所を自分たちで決めて、掃除しています。奉仕活動を通して、学校の汚れに気づく子が増え、子供たちの視野が広がりました。子供たちは、学校をよりよくするために、側溝掃除や花壇の手入れ、落ち葉掃き、廊下の白線磨き、トイレ掃除など、校内外の様々な場所を、きれいにしてくれています。
 活動をしている子供に話を聞くと、「側溝の土が重くて大変だけれど、きれいになると気持ちがよいし、そのままだとみんなが困るからやっています」「大変だけれど、小学校最後の年なので、学校のためにきれいにできて、楽しいです」と言っていました。人のために働くことのできる、優しい心が育っていると感じ、うれしくなりました。
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【東海市立平洲小学校】 おそうじ大すき週間

 本校では、平成30年12月4日(火)から6日(木)まで、「おそうじ大すき週間」が行われました。この取組の大きな目的は、「もくもく掃除」を熱心に行う児童のがんばりを認め、褒めることで、掃除のやりがいや楽しさに気付かせ、児童の掃除への意識を高めることにあります。
 「おそうじ大すき週間」は、環境委員会の児童が中心となって行います。環境委員会の児童は、掃除の時間にそれぞれの担当場所へ行き、掃除の様子を確認しに行きます。そして、特に上手に掃除をしている児童に対して、メモを渡します。そのメモに「もくもく」「すみずみ」「正しく協力」の3点を指標として、どんなところがよかったのかを具体的に書きます。そして、書いたメモを児童に渡すという内容です。
 本校の児童は、「おそうじ大すき週間」をとても楽しみにしています。なぜなら、自分のがんばりが認められ、褒めてもらえるからです。褒められた児童は、更にがんばります。この好循環が、児童の掃除への意識を高め、平洲小学校をきれいな学校にしています。
 今後も、子供のよいところを認める活動を通して、笑顔があふれる平洲小学校にしていきたいと考えています。
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【岡崎市立六ツ美北部小小学校】 あいさつレンジャー

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 9月11日から代表委員会が、「あいさつ運動」を行いました。
 内容は、1週目は、あいさつをした人とじゃんけんをすること、2週目は、代表委員が変身する「あいさつレンジャー」が、休み時間にあいさつにまわり、あいさつをした人にはシールがもらうというものでした。
 低、中学年は、楽しめる活動であることから、元気にあいさつができるようになり、あいさつの気持ちよさを感じました。
 高学年は、低、中学年のお手本になるように、気持ちのよいあいさつに心がけることができました。
 また、担任の先生や校長先生も一緒になって取り組んだことで、素敵なあいさつが学校中に響いていました。

【岡崎市立宮崎小学校】「おはなしタイム」が友達の思いを受け入れる下地づくりに

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 本校では、朝の15分の帯時間に「おはなしタイム」という活動を設けています。あるテーマについて互いに意見を交換し、話し合う活動を毎週積み重ねることで、自らの考えをもち、他者の意見を聞く中で自分の意見を見直し、視点も新たに自分の意見を構築し直す経験を積み上げます。それによって、子供たちの思考力・判断力を鍛えることをねらった活動です。基本は学年別の少人数による話合いを行っていますが、月に1度は「全校おはなしタイム」と銘打って、縦割りの異学年グループによる話合いも行っています。テーマは、「ドラえもんの秘密道具、一つだけ手に入るなら何がいい」といった楽しいものから「うそって、本当についてはいけないのかな」といった道徳にかかわるものまで、様々な事柄を取り上げています。
 「おはなしタイム」を始めた当初は、かたくなに自分の意見にこだわったり、友達の意見のよい点がなかなか認められなかったりと、話合いが平行線をたどることもしばしばでした。しかし、話合いの経験を重ねることで、友達の考えにきちんと耳を傾ける、友達の考えのよいところを見つける、友達の考えも踏まえた新たな自分の考えを生み出すといった姿が、学年に応じた形で見られるようになってきています。
 その成果でしょうか、日常生活の中でも、相手の思いを受け入れた上で発言をしたり、自然と相手に配慮した行動をしたりする子供たちの姿を見かけることが増えてきたように感じます。今後、さらなる効果を期待して、道徳に関するテーマも充実させながら、「おはなしタイム」の実践を重ねていきたいと考えています。

【長久手市立南小学校】 心がほっと温かくなる出来事

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 本校では、各学期に、生活安全委員会の児童や児童会役員が「あいさつ隊」の主体となって、「朝のあいさつ運動」を行っています。あいさつ隊が、黄色のたすきをかけて、通路両脇に立って登校してきた児童に、「おはようございます」と呼び掛けます。それがこだまのように広がって、笑顔と明るい花が咲くような、温かな雰囲気に包まれます。
 生活安全委員会の児童が、「だれにでも、あいさつができるようになったし、笑顔を返してくれる人たちが増えてきたから、心の距離が縮まった感じがしました」とにこやかに話してくれました。
 登下校のときに、防犯ボランティアの見守り隊の方や、保護者の方にも通学路に立っていただいたり、校門まで一緒に歩いていただいたりして、安全に登下校できるように見守っていただいています。「今日も頑張ってね」「あいさつの声が大きくて、元気だね」などと、励ましになる言葉にも支えられています。
 また、3年生では、「あいさつ運動」があった翌週に、「あいさつ名人」という教材で、道徳科の授業を行いました。「本当のあいさつ名人は、どんな人」について、みんなで話し合いました。「あいさつ運動」のときのことを想起しながら、「にっこり笑ってあいさつできる人」「大きな声であいさつできる人」などと、多くの意見が出されました。主人公の思いと自分を重ね合わせた児童から、「あいさつは、気持ちが伝わるから、相手の立場のことを考えてあいさつできる人が、あいさつ名人だと思います」と考えを深めるような発言がありました。この授業が契機となって、さわやかなあいさつに対しての意識を高めることができました。

【豊橋市立高豊中学校】「海岸クリーン活動」私たちの海岸を守ろう!

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 本校では、学校行事の一つに「海岸クリーン活動」があります。アカウミガメが産卵に訪れる豊橋市の表浜海岸は、後世に伝えていくべき自然環境です。校区にある表浜海岸をきれいにしたいという生徒の訴えから、昭和61年度に生徒会活動として始まりました。その精神が引き継がれ、高豊中学校の伝統の一つとなっており、今年で32年目を迎えました。
 今年度は、11月に「海岸クリーン活動」を行いました。海岸に落ちているビニールごみやペットボトルは、アカウミガメが誤食する恐れや、産まれたばかりのアカウミガメが絡まって死んでしまう危険性があります。今年も、全校生徒でたくさんのごみを拾いました。また、PTAや地域の方々には、ごみの回収や運搬でもご協力いただきました。今年は土曜日の開催ということで、多くの方が一緒にごみ拾いを行ってくださいました。
 この活動を通して、地域の方に支えられていることや身近にある自然の大切さを実感した生徒が多かったです。また、袋いっぱいに集めたごみを見て、生徒も海岸をきれいにできたという喜びを感じていたように思います。このような自然を守る活動を通して、校区に豊かな自然があることを実感し、地域を愛する気持ちをこれからももっていってほしいです。

【生徒の感想】
・表浜海岸には、思っていた以上に多くのプラスチックごみが落ちていて、びっくりしました。表浜海岸は、貴重な海岸だと聞きました。ごみがたくさん落ちているのは悲しいことなので、これからも自分にできることをしていきたいです。
・思ったより多くのごみが落ちていたので、人手が必要な理由が改めて分かりました。プラスチックごみは小さくて量が多いため、探すのが大変でした。あたりまえにある自然の大切さに改めて気づきました。みんなで自然を守っていくことはすてきなことだと思います。

【南知多町立豊浜小学校】あたりまえのことを あたりまえにしよう

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 本校では、あたりまえのことをあたりまえにできるように「あいさつ・あつまり・あとしまつ」を合い言葉に、ふだんから教育活動の実践に努めています。
 特に児童会では、この合い言葉をもとに、それぞれの行事が計画されています。「あいさつ」では、火〜金の毎朝、校門で「あいさつ運動」を行っています。4月の頃よりあいさつの声が大きくなり、いきいきとしたあいさつの声が響いています。
 6月には、「あとしまつ」として、学校をきれいにしようと清掃活動に取り組みました。総務委員が、「クリーン戦隊豊レンジャー」と称して、休み時間に学校内を見回りしました。トイレのスリッパや掃除道具の整とんも呼びかけました。豊レンジャーが教室をまわるたびに、「任務完了」とうれしそうに合図をしていました。この活動をきっかけに、学校や教室をきれいにしようとする気持ちが高まりました。
 11月には、「あつまり」として「あつまりクエスション」を、朝会時に行いました。よい姿勢で人の話を聞くポイントや、みんなで集まる際に気をつけることのクイズをしました。この活動で、ふだんも意識する姿が見られるようになりました。
 あたりまえのことをあたりまえにできるようにすること。習慣にしていくのは、あたりまえのことでありながら、なかなか身に付いていかないことが多いです。しかし、これからも、児童会の活動や日々教師が自ら率先して取り組むことで、「あいさつ・あつまり・あとしまつ」ができるように、自ら考え、進んで行動できる子供たちを育てていきたいです。

【田原市立田原南部小学校】 優しさと行動力

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 5年生が、総合的な学習の時間に、地域の農家が育てているキャベツやブロッコリー、レタスを自分たちも学校で育ててみようと栽培に取り組み始めました。地域で農家を営んでいる家庭に協力をしていただき、種から育てました。順調に芽を出し、育っていく様子を観察していたのですが、どういうわけか思うように成長しなくなってしまいました。農家の方に相談をすると、「それは土の栄養が足りなくなっているかもしれませんね。今から肥料を持って行ってもよいですか」と、すぐに来校していただき、悩んでいる子供たちに説明しながら対処していただきました。
 また、しばらくして、順調に育っていたレタスにアブラムシがびっしりとついてしまいました。再度相談すると、「すぐに消毒に行きますね。今から行っても大丈夫ですか」と、前回同様、すぐに対処していただきました。
 いろいろ相談しながら進めていた学習でしたが、何か起きれば、「すぐやりますよ」と、自分のことのように協力していただける姿に頭が下がるばかりでした。「いつもこんなすぐに対応してもらってすみません」と伝えると、「子供たちも困っているでしょう。うまく育って子供たちの勉強が進められるとよいからね」との一言。家の仕事もあるはずなのに、相手が困っていれば、すぐに手助けする優しさと行動力。クラスの子供たちに、「こんなふうにやってもらえるなんてありがたいね。みんなも困っている人のために行動ができるようになろうね」と話しました。子供たちも担任も感謝の気持ちでいっぱいになりました。

【豊田市立山之手小学校】心に残る学芸会

 先日、学芸会が行われた。どの学年も練習に熱心に取り組み、演じた役の気持ちや歌声が、見ている人に届くように、せりふの言い方や振り付けを工夫していた。最後のとりをつとめたのは、学校の顔でもある6年生。劇「エルコスの祈り」も終盤にかかり、主役のロボット「エルコス」がエネルギー切れで倒れてしまった。助けようとした博士は、悪者に混ぜものを入れられたことを知らずに、エネルギーを飲ませようとする。そこで、思いもかけないことが起こった。劇を観ていた1年生や2年生の児童から、「だめ!」「飲ませたらだめ!」と声が上がったのだ。それも、1人や2人ではない。演じていた6年生も少し戸惑いはあったけれど、温かい笑みが見られたように感じた。
 心を育てる機会は、学校教育全体にある。6年生の劇を通して、話に入り込んだ子供たちは、まさに、その瞬間、何かを感じ取ったのだと思う。それは、ひとえに6年生が全力で学芸会に取り組んだおかげであると思う。また、学芸会を無事に行うことができたのも、6年生が準備・片付けに熱心に取り組んでくれたおかげである。下学年に話を聞くと、「6年生がすごかった」という。大きくなったらあんな6年生になりたいという思いが、山之手小学校の伝統を引き継いでいくのだろう。

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【岡崎市立矢作南小学校】吟行と句会で地域の方と交流

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 岡崎市立矢作南小学校では、毎年、「すみれ会」という俳句を愛する地域の方々と交流を行っています。
 今年も10月に「すみれ会」の方々と吟行を行いました。1時間ほど校庭や中庭を歩き回り、植物や空を見ながら季節を感じさせるものを探します。「すみれ会」の方々が、俳句の先生となって、いろいろなアドバイスをしてくれます。はじめは戸惑っていた子供たちも、自分の感じたままにたくさんの俳句を詠めるようになりました。
 さらに翌週、みんなの作った俳句の中からいくつかを選抜し、「すみれ会」の方々と句会を行いました。「この句のここがいい」「ここをもっとこうするといいね」と、作った句について語り合うと、俳句の奥深さが分かります。
 「すみれ会」の方々は、「小学生の子たちの自由な発想はおもしろい」と言って、交流を楽しみにしてくださいます。子供たちは、地域の方との交流を通して、俳句という日本の文化に親しみ、日本独自の四季を肌で感じることができます。今回も、じっくり見なければ分からなかった芽吹き、花の色、景色、たくさんの発見に心を躍らせる様子がたくさん見られました。
 地域の方との俳句交流を通して、子供たちの温かい心を育て、心がぽっと温まる時間となりました。

【安城市立安城中部小学校】北中・中部小コラボ あいさつ運動 「あいさつでみんなとつながろう」

 今年度、初めて6年生が、9月に行われた安城北中学校の体育大会の様子を見学しました。10月には、安城北中学校の有志合唱団を招いて、全校児童が鑑賞するミニコンサートを開催しました。その際、安城北中学校の生活委員長から、「一緒に『あいさつ運動』をしましょう」との提案がありました。
 そこで、11月8日(木)、安城北中学校の生徒会役員と生活委員が安城中部小学校に来て、本校の企画委員、通学団長と一緒に「あいさつ運動」をしました。正門と東門に分かれて登校してくる中部っ子とあいさつを交わした後は、校舎内でもあいさつをしながらふれあいました。当日来てくれたのは、中学1、2年生でした。5、6年生の子たちにとって直接お世話になる先輩になります。中学入学の一足先に、ふれあうことができるよい機会となりました。
 今回のあいさつ運動の合い言葉は、「あいさつでみんなとつながろう」です。「あいさつ運動」に参加した企画委員からは、「あいさつでみんなとつながるという目的を果たせたと思います。北中の方々ともつながることができたのでよかったと思います」という感想が聞かれました。今後も、あいさつを通して、中部っ子同士が、中部っ子と安城北中生がつながっていくとうれしいです。
 中学校への進学に対する不安感をなくすことを目的として始めた小中連携ですが、様々な取組を通して、6年生と中学生だけのつながりでなく、小学生と中学生、さらには小中学生と地域の人々とのつながりのある温かい学区になることを願っています。
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【春日井市立藤山台中学校】藤山台地区 三世代ふれ愛コンサート

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 藤山台地区「三世代ふれ愛コンサート」が、10月28日(日)に行われました。
 このコンサートは、藤山台地区の小学校、中学校、そして地域がつながる場の一つとして、藤山台地区社会福祉協議会主催で行われており、今年で7年目になります。今年は、藤山台地区有志によるコーラス、藤山台小学校金管バンド、本校吹奏楽部による発表がありました。幅広い年齢の方が多く来場され、400席用意した座席も足りないほど大変盛り上がりました。
 本校吹奏楽部の演奏は、愛知県吹奏楽コンクール、東海大会で受賞した艶やかで伸びのある洗練された演奏で、会場を魅了しました。大会で演奏された曲目の他に、小学生とのコラボステージとしてアニメの主題歌を演奏しました。小学生のかわいい踊りと中学生のキレのあるダンスで、会場中を沸かせました。また、幅広い年齢の方へ向けた曲目も披露しました。
 コンサートの最後には、中学生の吹奏楽部の伴奏で「ふるさと」を会場全員で合唱しました。世代をこえて、会場が一体となり、あたたかい雰囲気の中、地域の人々のつながりがより深まるひとときとなりました。
 また、コンサート終了後の会場の片づけを、本校吹奏楽部の部員だけでなく、来場していた多くの卒業生も手伝ってくれました。卒業後でも後輩のことを想って地域の一員として率先して行動する様子にとても感動しました。

【豊橋市立下条小学校】 下条小学校の宝物

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 下条小学校は、全校児童65名の小さな学校です。お互いに協力し、喜びを分かち合える関係を育むことや、学年を越えたグループでの社会性を育てることをねらいとし、65名を八つの縦割りグループ「校友グループ」に分け、さまざまな行事に取り組んでいます。
 「校友グループ」で活動した豊橋市動植物公園への遠足では、1、2年生は、上級生の手をぎゅっと握り、楽しそうに園内を見学する姿が見られました。
 また、農園活動をするときには、6年生が1年生に苗の植え方の手本を見せたり、力を合わせてサツマイモほりをしたりすることができました。11月に行われた「下条っ子フェスティバル」内の「収穫に感謝する会」では、農園活動で育てたサツマイモやダイコン、ネギなどを使った豚汁がふるまわれました。地域の方にも協力していただきながら立派に育てた野菜を、1〜4年生がきれいに洗い、5、6年生が下ごしらえをしました。当日は、PTAの方が仕上げた豚汁に、あたたかい気持ちになりました。異学年交流や食農教育、地域が一体となった活動は、下条小学校の宝物です。

【日進市立相野山小学校】福祉実践教室 5年生車いす体験

 本校では、公開授業日に「福祉実践教室」を行っています。1年生から6年生までが福祉に関係する体験をします。講師との触れ合いや体験を通して、障害のある方への理解を深めます。
 5年生は、「車いす体験」。まず、車いすの働きや人を乗せたり降ろしたりする方法を覚えました。車いすで移動するときの注意事項を聞いた後で、実際に車いすに乗る人、押す人の両方を経験しました。保護者も一緒に経験をします。マットを敷いてつくった段差や、狭い通路、曲がり角のコースを通ります。保護者を車いすに乗せて、5年生が押します。「ちゃんと押してね」「本当に大丈夫」「段差が怖いよ。気を付けて」と、子供に確認する保護者たち。楽しそうに、でも真剣に取り組む姿が見られました。最後に、車いすに乗っている方の生活について話を聞きました。
 終わった後、子供たちは、「大変さが分かった」「乗ったときに怖かったから、押すときに気を付けた」「地震のときには手伝いが必要だから、助けたい」などと感じていました。子供が家に帰ってから、この「車いす体験」について、親子で語る家庭もあったそうです。実りある体験になりました。

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【岡崎市立南中学校】 防災教育

 本校では、今年度から全学年が、「災害への備えから学びを深め、思い合い助け合える生徒の育成」をテーマとして、防災教育に取り組んでいます。生徒の社会貢献への意識の向上や公共の精神の醸成も目標の一つです。
 1年生は、学区のフィールドワークを行い、町ごとの「防災マップ」を作成しました。地域を実際に歩いてみることで、ふだんは気付かなかった危険な場所を確認したり、家族で避難経路について話し合う機会をもったりすることができました。2年生は、1年生のときに作成した防災マップを参考に「我が家のハザードマップ」を家族と話し合いながら作り、「自助」の重要性を再認識しました。各地区の総代さんを招き、地域のコミュニティーを活性化させることが重要だと学び、次の学習課題として「近助力」を掲げました。そして、中学校が避難所として開設させた際、中学生の自分たちに何ができるかについて考えました。3年生は、企業が防災に対してどのような取り組みをしているのかについて調べ学習を進め、様々な視点から防災への意識を高め、今後の活動の在り方について考えました。
 11月に行われた文化祭では、各地区の総代さんをはじめ、隣接する企業や市の防災担当の方々を招き、各学年が学習発表を行いました。総代さん、市、近隣の大型商業施設の防災担当の方から意見をいただいたり、質問をさせていただいたりしました。また、今後どのような活動をするとよいかについてのご助言をいただきました。
 南中学校の防災教育は始まったばかりです。今後も、生徒たちの防災への意識を高めるとともに、それぞれの家庭や地域とのつながりを深め、学区全体で学んだことを生かしていけるよう防災学習を積み重ねていきたいと考えています。その中で、生徒の社会貢献への意識や公共の精神が更に高まっていくことを願っています。



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【東海市立名和中学校】 ひびけ歌声、とどけ心に

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 本校では、「ひびけ歌声、とどけ心に」を合い言葉に、合唱に力を入れています。1時間目の授業が始まる前の15分間、合唱をする時間が設けられており、朝から心地のよい歌声が校内に響き渡っています。
 地域でも、名和中学校の生徒は、合唱を披露しています。有志の生徒を募り、一年を通して活動する「合唱ボランティア」は、中学校区で行われる祭りなどの行事で活躍しています。先日は、地域の敬老会に参加させていただきました。地域のお年寄りの方々に、「ご長寿のお祝いの気持ちを込めて歌を届けよう」と、生徒も意欲的に取り組んでいました。お年寄りの中には、一緒に歌ってくださったり、涙ぐんだりしながら聞いてくださる方もおり、生徒にとっても嬉しい気持ちになる、有意義な機会にすることができました。
 これからも名和中学校の生徒は合唱を通じて、協力することの大切さや力を合わせることの尊さ、思いやりの心など、たくさんのことを学んでいきます。