【春日井市立篠原小学校】道徳科1年「ジャングルジム」の授業

 集団や社会での生活において、誰にでも分け隔てなく接することは重要である。児童は、誰とでも仲よくすることの大切さは分かっている。しかし、自己中心的な考え方から、「○○さんとは遊びたいけど、△△さんとは遊びたくない」という発言を聞くことがあり、誰とでも仲よくすることは、決して容易ではない。また、みんなで仲よく遊ぼうとするが、うまくいかず、困っている姿も見られることがある。
 本教材「ジャングルジム」は、体が大きく自己中心的で強い立場の「くまくん」、気持ちをうまく話せず弱い立場の「ねこちゃん」、どちらとも仲よく接し公平な立場の「さるくん」という、異なる立場の三者が登場する。物語の中の「道徳的な問題」の解決に向けて、それぞれの気持ちを考えるだけでなく、どのような会話をすることで仲よく遊べるようになるのかを考えさせる。さるくんのセリフを中心にグループで考えることで、実際の生活にも生かせるようにした。
 ねらいに迫るために、物語の公正、公平な態度に根差した具体的な言動を取り上げ、そのよさを考えさせるだけでなく、「どのような会話をすることで仲よく遊べるようになるか?」という「問題解決的な学習」の要素を取り入れた。そのことによって、児童の発言や振り返りの記述からは、「道徳的価値の理解」にとどまらず、偏見や差別が背景にある言動について、毅然とした態度で是正できるような道徳的実践力を学ぶ授業にすることができた。

【小牧市立小牧西中学校】情報モラル教育(講演会)

 スマートフォンやタブレットPCなどのネットワーク機器が、子供たちの身近な存在になる中、これらの機器を有効に活用していく必要があります。本校では、道徳科や学級活動などを通して情報モラル教育を行ってきました。
 今回は、外部から講師を招いて、専門家の立場から改めてSNS等を介したトラブルや被害の実態、上手に活用するためのヒントを話していただき、子供たちが情報機器の活用について考える機会をもちたいと考えました。
 講演会では、インターネットに潜む問題についての話を聞き、全校生徒で考えました。さ細な行き違いでいじめにつながってしまったり、気軽な気持ちで発信してしまった情報が家族を巻き込んだ問題に発展してしまったりと、具体的なトラブルの事例をもとにして話をしていただきました。
 情報化社会が進んでいく中で、生徒同士が互いに思いやり、よりよい生活を送ることができるきっかけになったと思います。

【岡崎市立竜海中学校】ロンドン五輪アーチェリー銅メダリストを招いて

 本校のめざす生徒像は、「知・徳・体の調和の取れた人間性豊かな竜中生」であり、教育の重点努力目標の一つに、「生き方を考える態度を育む」ことを掲げています。
 それを達成するための一環として、2年生の総合的な学習の時間に、講師として、ロンドン五輪アーチェリー銅メダリスト小林美貴さんを招いて、「自立・感謝・夢」についての話をしていただきました。2年生の総合的な学習は、「今のわたし これからのわたし」というテーマで学習を進めています。1年後に迫る進路選択に向けて、夢をもつことや自立することについて考えています。しかし、2年生は、将来の夢や目標がなかなかもてない時期でもあります。そこで、夢をもつ大切さなどを学ぶために、夢をかなえたオリンピックメダリストに話をしていただきました。
 講演の中では、「親もとを離れた大学生活で、家事などを自分でこなす中、両親への感謝と自立する気持ちが芽生えたこと」「具体的な夢をもつようになったのは、高校に入ってからだが、夢の実現のために努力できることが『夢』だと思う」など実体験から話をしいただきました。
 成功したことだけではなく、苦しかったこととして、「オリンピック後に、今まで以上に結果を求められ、コーチや射法の変更もあってスランプになりアーチェリーが嫌いになった時期があったこと」を伺いました。しかし、「いったん競技から離れて、本当にやりたいことを見つめ直し、『やっぱりアーチェリーがやりたい』と気づき、気持ちを切り替えて臨んだ全日本選手権で優勝でき、引退を迎えられたこと」などを伺いました。
 2年生の最後に、まとめとして行われる「立志の式」に向けて、「自立・感謝・夢」を考えて、「成功への努力や、挫折したときの思いや乗り越え方」などを学び、自分自身の心と向き合う貴重な時間となりました。

【弥富市立十四山東部小学校】「くずれ落ちただんボール箱」の授業実践

 5年生の道徳科において、「くずれ落ちただんボール箱」を教材として「本当の親切とは何か」について考える授業をしました。
 話は、ショッピングセンターで、おばあさんが連れていた小さな孫が、はしゃぎ回り、高く積まれていただんボール箱を倒したまま走り去ってしまった状況で、それを目撃していた主人公たちが、くずれただんボール箱を片づけているところを、勘違いから厳しく注意されてしまうという内容です。授業では、「自分だったら、この場合どうしたか」について話し合いをしました。
・おばあさんが怒られ、孫も怒られるのはかわいそう。
・だんボール箱を片づけた後、店員さんに事実を話して、自分たちの過ちでないことをきちんと伝え、誤解を解く。
・おばあさんが、店員さんに謝ることになってはかわいそうだから、自分たちが店員さんに謝った後に、おばあさんと孫を捜し、「だんボール箱を倒すと、他のお客さんの迷惑になるから気をつけてね」と優しく孫に話す。
 話合いを進めていくうちに、腹立たしい気持ちがあっても、親切にした相手には伝わっていることや、自分の親切心を信じて行動することの大切さに気付くことができました。また、本当の親切、思いやりとは、周りがどうであれ、相手を思いやった行為が親切であることに気付くことができました。

【北名古屋市立鴨田小学校】異学年や地域の方との関わり

 1年生と6年生が、同じコートでドッジボールをしています。そして、その横では、5年生が、2年生に縄跳びを教えています。本校では、休み時間に、異学年の子と一緒に遊んでいる児童の姿がよく見られます。
 本校では、異学年の児童と関わる活動が多くあります。月に1度、「全校外遊びの日」があり、全員が楽しめるよう体育委員会が計画しています。高学年が低学年にルールを教え、一緒に楽しく遊んでいくことで、多様な人間関係を構築していくことがねらいです。
 また、「ペア学年」の活動もあります。例えば、高学年が低学年と一緒に体育を行い、ストレッチ体操の見本を見せたり、縄跳びの跳び方を教えたりしています。高学年が低学年の教室に行き、計算カードや九九の練習を一緒にします。低学年は、優しい高学年と触れ合えることを喜んで楽しみにしており、高学年はリーダーとしての意識が高まっているようです。
 また本校は、地域や家庭とのつながりが深く、様々な学校行事へ多くのボランティアの方に参加してもらっています。読み聞かせや、図書貸出し、クラブ活動支援、除草作業など、これらの活動を通して、保護者・地域と連携して教育活動を進めることができています。児童にとって、たくさんの方に見守られていることを実感する場にもなっています。
 これからも、異学年児童と関わる機会を増やしていくことで、自己有用感を高め、家庭・地域とも連携し、児童がより充実した学校生活を送れるようにしていきたいです。

【北名古屋市立師勝北小学校】 ペア活動

 本校では、いじめや問題行動未然防止への取組として、継続的な「ペア活動」を行っています。高学年と低学年の児童がペアで活動し、感謝したり、感謝されたりする場面を設けることにより、一人一人に役割を与え、達成感を味わうことを目的としています。
 1年と6年、2年と4年、3年と5年でペアを組み、読書や給食、「防災講座」などの活動を行い、年間を通して同じ相手と活動ができるようにし、互いに信頼関係が深められる配慮をしています。高学年の児童は、自分の役割を明確にして活動に取り組み、低学年の児童は、年長児童から遊びや学習について教えてもらう活動に取り組みます。
 アンケートによると、高学年になるほど自己有用感が高まり、相手のことを思いやって行動できる児童が多くなっていることが分かりました。また、後期に入り、児童のペア活動も回を重ねるようになると、高学年の児童は低学年に声をかける姿が多くなり、楽しく交流する場面が増えてきました。
 今後も、一つ一つの活動が児童にとって有意義な活動になるように取り組んでいきたいと思います。

【刈谷市立依佐美中学校】 心を磨く無言清掃

 本校で取り組んでいる「無言清掃」は、無言で15分間の清掃に取り組むことにより、汚れと向き合い、自分と向き合うことをねらいとしています。清掃のスタイルは、雑巾がけを基本としています。モップやほうきを使わず、雑巾で隅々まで磨くことで、細かい汚れに気付くことができます。
 開始当初は、賛否両論の活動でした。「雑巾だけで、きれいにすることができるのか」ということが、最も大きな懸念事項でした。しかし、やみくもにほうきで掃くよりも、床を隅々まで磨くことで、校内は、以前にもましてきれいになりました。また、清掃の時間が落ち着きのある時間となりました。全ての生徒が活動しているにも関わらず、校内は静まっています。静かな環境の中で、汚れと向き合う活動が、日々の学校生活にも落ち着きをもたらしました。「床を磨く」ことが「心を磨く」ことにつながっています。生徒たちも、「集中できる」「心が落ち着く」「細かいところまで気付くことができる」と、その効果を実感しているようです。
 朝の読書や自転車の整頓、1年生が行う「心を磨く合宿」など、生徒が自分と向き合うための時間は他にもあります。たくさんの仲間たちとの共同生活となる学校の中で、静かに自分と向き合う時間があることは、生徒たちの心の成長を促す貴重な時間だと捉えています。

【大治町立大治中学校】 守れ!知的財産!

 本校では、毎年、技術・家庭科(技術分野)において、全校生徒を対象に、「守れ!知的財産!」と題して、著作権や発信した情報に対する責任を知り、情報モラルについて考える授業を実施しています。
 知的財産を「なぜ、守られなければいけないか」「なぜ、それについての学習が必要か」など、インターネットへの情報発信や、誤った情報公開・発信による影響について、具体的な事例を通して学習を深めました。さらに、著作権や肖像権などについても、その対象となる内容や法的根拠について学習しました。
 生徒たちは、何げない自分の行為が、知的財産権や著作権に抵触している可能性があることを知り、甘い考え方や感覚は非常に危惧されることであると再認識していました。さらに、自分たちの意識の低さを実感することができました。
 著作権や肖像権などに対する考え方が変化を見せている今日、これからの社会を生きる生徒たちには、情報モラルを更に高めるとともに、正しい知識と判断力を身に付けてほしいと思います。

【瀬戸市立東山小学校】ハッピースマイルタイムの取組

 本校では、3年前から、月1回「ハッピースマイルタイム」を実施しています。これは、「ソーシャルスキルトレーニング(SST)」と「構成的グループエンカウンター(SGE)」を織り込んだプログラムで、「他者と良好な関係を築くための技術を身につけることで自己理解・他者理解を深め自尊感情を育むこと」を目的としています。
 取り組むときの三つの約束は、「あいさつ(おねがいします)(ありがとうございました)をすること」「相手を見て、うなずいて聞くこと」「ていねいに話すこと」です。
 1年生は、入学してすぐのころは、「先生とじゃんけん」でしたが、今では、「アドジャン(4人1組でジャンケンをし1つの話題について話す)」までできるようになり、毎回楽しそうに取り組んでいます。
 今年度からは、中学校ブロックで実施することとなりました。9年間通して行うことで、心がより豊かに育ってくれることを願います。

【長久手市立西小学校】情報教育・情報モラル教育を通して児童の心を育てる

 本校では、外部から講師を招いて、情報教育に取り組みました。
 本校の情報教育・情報モラル教育の指導の重点として、低学年は、「パソコンの基本的な操作に慣れ、学習ソフトが利用できるようにするとともに、相手を思いやる友達との関わり方を学ぶ」。中学年は、「日本語入力の方法を理解するとともに、著作権などの扱いについて理解し、適切にインターネットを利用する」。高学年は、「インターネット等の危険性を知り、情報モラルの必要性を理解する」「メールやSNSを使うときの留意点について学び、加害者や被害者にならないために守るべきことについて知る」ことを掲げ、取り組んでいます。
 児童は、講師の話を聞いた後、実際にパソコンを動かしながら、考えたり、体験したりしました。中学年の児童は、「何でも使ってよいわけではないんだね。これから気をつけていかないといけないね」と話していました。
 このような活動を通して、情報機器に慣れながらも危険性などを正しく理解し、適切に使用できる児童を育んでいきたいと考えています。

【小牧市立小牧南小学校】学び合いを生かした 議論する「特別の教科 道徳」

 本校では、「特別の教科 道徳」の全面実施に伴い、年度当初に、一つの考えを押し付けるのではなく、多面的な考えを引き出し、議論する授業の実現に努力しようという目標を掲げ、実践してきました。
 その結果、4月の授業参観、6月、11月の学校公開で保護者に公開する授業でも、研究授業で公開する授業においても、積極的に、道徳科を実践する学級が増えました。積極的に授業を研究し、公開する雰囲気が高まっています。
 4年生の学級では、「絵はがきと切手」というテーマで授業を行いました。この教材は、仲のよい友達から届いた絵はがきの、切手料金の間違いを指摘するべきか、指摘しないのか悩む主人公の話です。児童たちは、グループで気軽に本音をぶつけあっていました。主人公の気持ちになってみると、「間違いを友達に指摘するのは嫌だと思います」や、友達の立場だったら「知らないままより、言ってもらった方がよい」「せっかく送ったのに、そんなことを言ってほしくないと思う」など、積極的に意見を発表していました。
 今後も、更に本音を出し合える道徳科の授業を目指していきたいと思います。

【豊橋市立細谷小学校】親子で一緒に考えて、一緒に楽しむひとときを

 本校では、毎年6月の土曜日に、「細谷いのちのプロジェクト」という、自他の命について考える機会を設けています。天気がよければ、学校近くの海岸へ行って、地元の網元さんたちの指導のもと、地引き網を行ったり、海岸のごみ拾いやレクリェーションを行ったりする予定でした。今年は、あいにくの天気で、海岸に行くことはできませんでしたが、道徳科の授業公開や学校保健委員会、親子レクリェーションを行いました。
 道徳科の授業公開は、どの学級も、命に関する授業を行いました。授業の内容について親子で話題にし、考える機会をもった家庭もありました。親子レクリェーションは、低学年と高学年で分かれて行いました。低学年は、親子で一緒に「ドッジボール」や「関所じゃんけん」を楽しみました。高学年は、親子で、「百人一首」を行い、白熱した戦いがくりひろげられました。子供も大人も、素敵な笑顔がたくさん見られた一日となりました。行事を終えて、子供たちは、「お母さんと一緒にやれて楽しかった」「またやりたい」と話していました。

【安城市立里町小学校】人の気持ちを考えることは大事だね

 人権週間中の12月6日、全校集会で、校長が人権に関する講話を行いました。自身が小学生の頃、体育が苦手で、跳び箱や鉄棒がうまくできなかったという話でした。ある日の体育の授業で逆上がりをしたとき、何度やってもうまくできず、みんなに笑われて悲しい気持ちでいっぱいだったと語る声に、全校児童が引き込まれていきます。笑い声の中、クラスメイトの一人が「笑うな」と声を上げたことをきっかけに、他の子たちも「がんばれ」「もっと勢いをつけると回れるよ」と応援をしてくれて、その後、逆上がりができるようになったということでした。この話を通して、人を大事にするとはどういうことかを考える機会をもってほしいと語って、講話は終わりました。
 その後、2年生は、道徳科の授業「いやな気もちかもしれないよ」で、自分が悪気なく行っていることが、人を傷つけているかもしれないことについて話し合いました。授業後の感想には、「人の失敗を笑うと、その子が悲しい気持ちになるから、笑うのはよくない」「人には苦手なことやできないことがあると思うから、その人の気持ちを考えて、笑っている人がいたら、『笑うな』と言いたい」「人の気持ちをもっとよく考えないとだめだと思う。これからは、みんながよい気持ちになるように、自分も気持ちを考えていきたい」と、人の気持ちを考えることの大切さに気付いたものが多くありました。

【岡崎市立形埜小学校】プロから学び、心を育む講演会

 本校は、岡崎市の北東部の自然豊かな地に位置し、53名の全校児童で生活しています。
 これまで、2学期に「青少年健全育成講演会」を実施し、児童文学作家の方から本ができるまでの思いを伺ったり、プロの演奏家の演奏を身近で聴いたりする機会を設けてきました。
 今年は、演劇「はなの木村」を鑑賞しました。子供たちは、目の前で繰り広げられる力強い演技に見入っていました。「たった3人で何役もこなし、迫力ある演技に感動しました」など、鑑賞後に劇団員への手紙を書いていました。
 これからも、子供たちのよき出会いとなることを願って、いろいろな方を招いて、この講演会を実施していきたいと考えています。

【一宮市立西成東部中学校】ピア・サポート活動

 2年生では、ピア・サポート活動「フードダウン」を行いました。昨年度からピア・サポート活動に取り組んでおり、これまでいくつかのトレーニングを行ってきました。
 ピア・サポートとは、「ピア=仲間」「サポート=支援・援助」から「仲間による支援」を意味しています。子供たちが、「つながる」ことによって成長し、自分たちで問題を解決するなど、よりよい人間関係を築いていってほしいと願っています。
 本時では、最初に、ピア・サポートの約束事を確認しました。約束事は、次の三つです。
1.他者を批判したり、責めたりしない。
2.言いたくないことは話さなくてよい。
3.ここで聞いた話は他で言わない。
 それから、「閉じた質問・開いた質問」を考え、会話を広げるためにはどうしたらよいかを考えました。その後、4人グループをつくり、「フードタウン」に取り組みました。グループへの「提示書」と「町の紙」を配り、ルールと方法を説明しました。「情報カード」を一人一人に配付して、それぞれが黙読しました。「情報カード」のうち、必要な情報をグループに伝え、グループみんなで問題を解決していきました。
 グループごとに取り組む姿勢が違い、聞き上手な生徒がいる班は、すらすらと問題を解決しているようでした。話すことが苦手な生徒も、情報カードをそのまま読み上げるなどして、グループに貢献している様子も見られました。これからも他者と上手に関わるために、コミュニケーションスキルを身につけていってほしいと思います。

【春日井市立藤山台中学校】「生徒が将来よりよく生きるための道徳教育」をめざして

 生徒がよりよく生きるための基盤となる道徳性を養うため、本校では、次の三つの目標を掲げ、道徳教育に取り組んでいます。
1.基本的生活習慣を確立し、他人を思いやる心と感動する心など豊かな心を育む指導を図る。
2.道徳科の時間を充実させ、学校生活のあらゆる場面を通して、道徳実践力を養う。
3.教師と生徒の人間関係を深めるとともに、家庭や地域社会との連携を図る。
 「生徒が将来よりよく生きるための心の教育」をめざして、共通の課題に向かって、生徒と教師が、共に考え、共に語り合う時間を大切にし、計画的に授業実践を行っています。
 全学年とも、道徳ファイルを用意し、生徒は、毎回同じワークシートを使い、授業ごとにとじていきます。ワークシートは、毎授業での自己評価を書く欄や、生徒が1時間の授業での振り返りを、様々な視点で自由に記述できるようなものとなっています。
 また、学年の生徒の実情に合わせて授業形態を変えて、常によりよい授業づくりを考えています。例として、生徒一人一人の意見を尊重しやすくするために、クラスを半数ずつに分けて少人数授業を行っている学年があります。また、学年職員全体で全生徒を見守る観点から、クラスの担任のみが授業を行うのではなく、学年の教師でローテーションを組んでいる学年もあります。
 今後も、道徳科の授業を通して、生徒が自己の生き方をより深く見つめられるようにつなげていきたいと考えています。

【高浜市立南中学校】街路樹ボランティア活動の取組

 本校では、年に3回、「街路樹ボランティア」を行っています。
 「街路樹ボランティア」とは、学校の中や学校周辺の街路樹の清掃・整備を、地域の方と一緒になって取り組む活動です。学校から貸し出される道具の他、生徒たちも必要だと思う道具を自分で用意し、活動に当たります。また、クラスごとに担当箇所が割り当てられ、約1時間、担当箇所を一生懸命掃除します。
 休日に行われるボランティア活動ですが、毎回多くの生徒が自主的に参加しています。「体を動かしたい」「友達に誘われて一緒にやろうと思った」「地域のためにやれることはやりたい」など、参加した理由は生徒によって様々ですが、活動は意欲的に取り組んでいます。
 活動後、生徒たちは、「汚かった花壇や街路樹がきれいになると、達成感を感じた」「地域の方と話しながらやれて楽しかった」と、「街路樹ボランティア」に参加してよかったという前向きな意見をたくさん聞くことができました。地域の方も、「子供たちは、とても真面目に取り組んでいて感心した」と、生徒たちの姿を褒めてくださいました。
 地域の方とコミュニケーションを取りながら行う活動は、地域とのつながりを深め、活性化にもつながると思います。生徒たちの主体的な姿を尊重し、今後も人のため、地域のために貢献できる姿を期待したいです。

【美浜町立河和中学校】スマホ・ケータイ安全教室

 本校では、12月4日に、1・2年生を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」を行いました。 携帯電話会社の方と人権擁護委員協議会の方を講師として招いて、スマートフォンや携帯電話の適切な使い方について学びました。
 インターネットに載せた、ささいな画像から個人情報が分かってしまう事例や、無料通信アプリ・SNSウェブサービスなどで中学生が巻き込まれやすい事例について、再現ドラマなどで分かりやすく紹介されました。知らない人と連絡を取り合うことで事件に遭ったり、文面だけのやりとりから誤解が生まれ、いじめに発展したりと、スマートフォンや携帯電話の危険性について具体的に学ぶことができました。
 スマートフォンや携帯電話による被害が増えている中で、生徒がこれらを適切に利用することができるように、今後も、様々な場面で情報モラル教育を行っていきたいです。
 (生徒の感想)
・スマートフォンを使う前に気をつけることなどを決めていなかったので、これをきっかけに考えてみようと思った。メッセージを送る前に、一度確認してから送るようにする。
・自分が思っている以上に、SNSは怖く、危険なことを改めて知ることができた。知らない人とはやりとりをしない、言葉に気をつけるなど、考えて行動することが大切だと思った。

【高浜市立高浜小学校】2年生「友だちが作ったものは」の授業実践

 低学年は、友達の作品を模倣することも多い。そこで、友達の作品を模倣したいと思ったときは、作り手の承諾を得る必要があることに気付かせ、高学年で学習する著作権の理解についてもつなげたいと考えた。また、そのときの作り手の気持ちについても気付かせたいと考えた。
 本実践では、図工の工作の場面を取り上げ、二つの場面を比べた。まずは、自分が作ったものを、友達に勝手に模倣されてしまう場面である。もう一つは、友達から模倣してもよいかどうか聞いてもらう場面である。そして二つの場面で、作り手の気持ちを考えさせた。前者では、「まねしてほしくない」「嫌な気持ちになる」という意見が出た。後者では、「ちゃんと聞いてくれたから、まねしてもいいや」「せっかくだから作り方を教えてあげよう」という意見が出た。二つの場面を比べた後、どちらの場面も友達は模倣していることを確認し、模倣したいと思ったときはどちらの場面がよいのか考えさせた。そして、「もし、自分がこれから友達の作品を模倣したいと思ったときは、どうすればよいのか」を振り返りをさせた。そこでは、「友達から『まねしてもいいよ』と言ってもらってから、描いたり作ったりする。その理由は、勝手にまねされると友達が悲しんだり嫌な気持ちになったりしてしまうから」というような意見が多かった。子供たちの中で、授業の始めに「まねすることはいけないこと」という認識がある子が多かった。しかし、授業を終えて、まねそのものを悪いことと思うのではなく、まねしたいと思ったときは、作り手の気持ちを考えて行動することが大切であると気付くことができた。

【大府市立大東小学校】人権週間の取組

 本校では、12月4日〜10日の人権週間に合わせて、人権に関する取組を行いました。各学級や全校での取組を通して、人権や権利と義務について考えました。
 各学級では、絵本「たかこ」や「いっしょならもっといい」などの人権に関する読み聞かせや、人権に関する教材を使用した道徳科の授業を行いました。子供たちは、「人権は、誰でも生まれたときから死ぬまでもっている権利」ということを知り、自分の権利を大切にするだけでなく、相手の権利も同じように大切にしたいという気持ちをもつことができました。
 全校での取組では、「人権を理解する作品コンクール」の標語の部への応募や校長による「人権講話」、してもらってうれしかったことやよいことをしている人を見つけ、花の形の画用紙に記入し、掲示板に貼って紹介する「心の木」などの活動を通して、人権についての考えを深めました。