【稲沢市立千代田小学校】美しい心は、美しい環境から!

 本校は、平成20年に、百周年を迎えた伝統ある学校です。開校当時のものは、門の柱のみとなりましたが、校舎は古く、昭和30年代に建てられた校舎も一部で使用しております。
 「美しい心は、美しい環境から」とよく言われています。校舎が古いために、修繕しなければならないところもありますが、本校の子供たちは、一生懸命に掃除に取り組み、学校をきれいにしようとしています。
 また、壊れた箇所を修繕すると、子供たちは「先生ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてくれます。
 委員会活動で、花を植える活動にも進んで取り組み、子供たちの美しい心がかいま見える行動はたくさん見られます。
 学校は、地域の人々の思い出がいっぱいの大切な場所です。これからも、千代田小学校が地域に愛され、子供たちの美しい心が育つよう環境整備に努めたいと思います。

【新城市立千郷小学校】正しい情報を得るために

 6年生が修学旅行班行動の計画を立てるため、図書やインターネットを活用して調べ学習をしています。子供たちは、図書館で調べる場合、どこに求める情報が載っているかを探すことに苦労することが多いです。インターネットを使用したときは、検索画面で表示された一番上のサイトだけを開き、そこで分かったことだけをメモしている現状です。複数の情報を集め、その中から自分が必要な情報を選択するということは、まだ難しい状況です。
 また、インターネットは便利で欠かせないツールですが、中には間違った情報もあります。子供たちに、図書も含めた様々な情報の中から、必要な情報や信ぴょう性の高い情報を「選ぶ」ことの大切さを気づかせるためには、低学年のときから、調べ学習等で指導していかなければなりません。
 2年生は、生活科の学習で、地元の川でつかまえたドジョウを飼うことになりました。餌をどうするか話し合う中で、児童Aから「給食の米粒やパンのかけらをあげればよい」という意見が出ました。そのときは、この意見に落ちつきましたが、読書好きの児童Bは、図書館や自宅の図鑑などでドジョウの餌について調べました。生き物好きの児童Cは家で親と一緒にインターネットで調べました。翌日、二人がそのことを発表した後、子供たちはどの餌がよいのか話し合いました。子供たちは複数の情報から、一番よい餌の情報を「選ぶ」ことができました。
 これからも、子供たちが、複数の情報を集め、その中から必要な情報や根拠がしっかりした情報を選ぶ経験を、積み重ねていけるよう取り組んでいきたいです。

【稲沢市立片原一色小学校】なかよし活動

 本校では、異学年でのグループ活動を通して、協力する態度や思いやりの心を育てるために、なかよし学級を編成して活動しています。
 なかよし学級は、全校児童を六学級に編成し、更に三つの班に分けています。各学級には、なかよし学級長を置き、全体集会のときの司会進行をさせています。各班には班長と副班長を置き、班別活動のリーダーとし、高学年としての自覚をもたせる機会としています。
 なかよし学級の活動には、高学年が考えた楽しいゲームで遊ぶ「なかよしタイム」や、「なかよし遠足」「なかよし給食」があります。
 本年度から、「新入生を迎える会」で、なかよし学級の顔合わせをし、その後、なかよし学級対抗でボール送りゲームを行いました。新しい仲間と楽しくゲームに参加することができました。 
 「なかよしタイム」は、毎月1回を基本とし、15分間の活動時間を設けています。どろけいやなんでもバスケット、ドッジボールなど、みんなで楽しみながら異学年と交流し、結びつきを強めています。低学年の児童は、お兄さん・お姉さんに遊んでもらえることを楽しみにしています。高学年の児童は、低学年の児童が楽しく遊べるようなルールを考えながら遊び、思いやりの気持ちをもって遊んでいる姿がほほえましいです。
 本年度の「なかよし遠足」は、名古屋市科学館へ行きました。5年生がリーダーとなり、班ごとに館内を見学したり、お弁当を食べたりして、なかよし学級への所属感を深めることができました。

【設楽町立清嶺小学校】地域の方に支えられて

 本校には、64年間続いてきた「お茶配り」という伝統行事がある。地域の方の茶畑で摘んだお茶を、一人で暮らしているお年寄りのみなさんに届けるという行事である。この長く続いてきた行事に危機が訪れた。長く茶畑を貸してくださっていた方の事情により、お茶畑を借りることができなくなってしまったのだ。子供たちも職員も、「残念だけれども、もうお茶配りはできない」と、あきらめていた。そのとき、「うちの茶畑を使ってくれていいよ」と、声をかけてくださる人が現れた。子供たちは、大喜び。お茶配りに行くと、お年寄りの方がとても喜んでくださることを、子供たちは知っているからである。1年間、下刈りをしたり肥料をあげたりして手入れをした茶畑を、快く貸してくださる地域の方に感謝するしかなかった。
 そして、今年度、65回目のお茶摘みとお茶配りをすることができた。例年のようにお茶と手紙を持って、一人暮らしの方のお宅や老人施設を訪問した。子供たちの訪問に涙を流して喜んでくださった方もいた。「もう一度握手してくれる?」と、何度も言われ、恥ずかしそうにしながらも、お年寄りの方と握手する子供は、とてもやさしい表情をしていた。
 地域の方が茶畑を貸してくださったおかげで、今年もお茶摘みをすることができた。そして、お茶配りをすることで、地域のお年寄りの方に喜んでいただき、子供たちには豊かな心を育むことができた。この行事を通して、子供たちは、自分たちが地域に支えられていること、地域に大切にされていることを感じたであろう。これからも、地域の方につないでいただいた伝統行事「お茶配り」を大切にしていきたいと思っている。

【春日井市立南城中学校】学級づくりの一過程として  〜学校行事を通して〜

 本校の生徒は、落ち着いた生活の中で、学習に取り組むことができています。一方で、クラスの中には、コミュニケーションをとることが苦手な生徒も見受けられます。
 9月26日(水)、天候が心配される中、予定通り体育大会を実施することができました。どの種目においても、一生懸命頑張る生徒の姿が見られました。その中でも、クラス全員で取り組む長縄跳びは、当日の盛り上がりはもちろん、それまでの各クラスの取組にすばらしいものがありました。昼放課になると、全クラス(25学級)が運動場に出て一斉に練習に入ります。日頃の昼放課は、生徒会活動のS&S(Smile&Sportsの略)として、生徒会物品を借りて運動場で積極的に遊ぶ活動をしていることもあり、すばやく移動します。雨の日でも、1学年が体育館で練習をしました。(他の学年は、教室で作戦会議です)1回でも多く跳びたいという結果も大切ですが、その練習の過程で、生徒同士のコミュニケーションが積極的に行われ、クラスとしての大きな成長が見られました。
 体育大会当日は、保護者の方に多く来校していただき、我が子の成長した姿を御覧いただき、満足して帰っていただくことができました。
 10月に入り、今度は、フェスティバル(文化祭)に向けての合唱練習が始まりました。どんな合唱になるか、教師の期待以上の力を発揮する生徒の頑張りが今から楽しみです。

【尾張旭市立三郷小学校】親子ケータイ安全教室

 本校では、学校公開(土曜日に行う授業参観)の際、外部の講師を招いて、「親子ケータイ安全教室」を行っています。例年は、6年生とその保護者のみの参加でした。しかし、5年生に携帯電話やインターネットの使用状況を聞いたところ、3割以上の児童が携帯電話を所持しており、携帯電話やコンピュータなどで、インターネットを使用できる環境があると答えた児童は8割以上、その中の半数以上が、ゲームなどで友達以外の他人と関わったことがあると答えています。また、動画をインターネット上にアップしたことがあると答えた児童も数名いました。このような状況を踏まえ、早い段階で正しい知識を身に付ける必要があると考え、今年度は、5・6年生とその保護者を対象に行いました。
 講師の方には、インターネットへの書き込みは、だれに見られているか分からないので、情報の流出に注意することや、友達の悪口等を書き込むと、人間関係の悪化を招くので、きちんと書き込む際のマナーを守ることなど、インターネットのよさ、便利さだけでなく、使い方を間違えると大変なことになる怖さや、そうならないための正しい使い方などを、実例を交えお話しいただきました。日常生活の中で、友達同士の電話やメールのやりとりだけでなく、インターネットを巡る友達とのトラブルを経験している児童もいるので、人ごとではなく、自分のこととして真剣に話を聞くことができました。児童からは、「悪意のある他人が見ている可能性があるので、インターネットへの書き込みは、気をつけたい」という感想が聞かれました。
 便利さに身をゆだねてしまうだけでなく、正しい知識をもとに、携帯電話を上手に利用していってほしいと思います。

【知多市立岡田小学校】笑顔と思いやりのあふれる温かい学校をつくろう

 「笑顔と思いやりのあふれる温かい学校をつくろう」と、4月の始業式で校長先生が話された。本校では、四つの願い「あいさつ・返事・はきものそろえ・ありがとう」の実践に努めている。
 あいさつとは、言葉のごとく、あいさつをいつも先に続けることである。しかし、本校では、先にあいさつできる児童は少ない。また、あいさつをされても返さなかったり、小さな声でぼそぼそとしたりする児童の姿も気になっていた。
 そんなとき、チャンスがやってきた。6年生が修学旅行でいない。本校では、児童会や学級委員を中心に「あいさつ運動」を行なっている。これは、5年生にとって学校の代表としてあいさつをする最高の機会だ。下校時、「気持ちのよいあいさつをするコツとは?」と児童に尋ねると、「明るく言うこと」「口をはっきり開けて言うこと」などの意見が出た。それでは、そのアドバイスを生かして最高のあいさつをしよう。
 すると、次の日の朝、校庭から学級委員の大きな声が職員室まで聞こえてきた。6年生の代わりに「あいさつ運動」をしようと有志が集まっていた。あまりの元気のよいあいさつに、職員室にいる先生方が見に行ったくらいだった。登校するときのあいさつを振り返ると、「相手の目を見て言うのも大事」「大きな声であいさつするって気持ちがよい」という発言が出た。
 あいさつをすること。これは、人として生きていくための大切なことであり、当たり前のことである。しかし、当たり前のことを当たり前にできない世の中がある。それをよしとするのではなく、教師自ら率先して大きな声で明るくあいさつをすることで、1日の始まりをさわやかで活気のあるものにしていきたい。そして、明るく始まった朝の先に、「笑顔と思いやりのあふれる温かい学校」があるように、学校全体に児童会や学級委員を中心に、あいさつの輪を広げる活動が、今日も続いている。

【一宮市立奥小学校】スマートフォンのマナーとルール

 本校では、高まっているスマートフォンの所持率を考え、ネットモラル教材を活用した情報モラルの授業を進めています。
 4年生では、「スマートフォンのマナーとルール」について学習しました。動画で内容を確認したあと、グループで話し合い、今後、気を付けていくことをまとめ、発表しました。
 「歩きながらのスマートフォンは、絶対にしない」「自転車に乗りながらのスマートフォンは、やらない」など、社会的に問題になっている「ながらスマホ」を取り上げた児童や、「電車やバスの中では、周りの迷惑を考えてスマートフォンは使用しない」など、マナーを意識している児童がいました。
 授業の終盤には、「ネットモラルけんてい」を行い、学習した内容が理解できているかを確認する問題に取り組みました。
 子供たちは、楽しく情報モラルの授業に取り組んでいました。これからも、子供たちに問題意識をもたせながら、楽しく情報モラルの学習に取り組んでいきたいと思います。

【岡崎市立六ツ美中学校】お田植祭りでの地域交流

 本校では、毎年6月に、学区で行われる「悠紀斎殿(ゆうきさいでん)お田植祭り」に生徒が参加し、交流センター「悠紀の里」で地域との交流を行っています。
 今年は、センターの窓を「お田植アート」と題し、地域の子供たちと一緒に飾り付けをしました。参加した生徒たちは「地域の人が『きれいにできたね』と言ってくれたことがうれしかった」「小さな子供たちが一緒に喜んでくれたことがよかった」と言っていました。
 また、吹奏楽部は、毎年、お田植神事に先立って演奏を行っていますが、「地域の催しに参加することは、近くの人が見に来てくれるので大会とはまた違った喜びがある」と話してくれました。

【豊田市立加納小学校】 韓国「カナック小学校」との交流

 加納小学校では、9月25日から10月6日を「国際週間」としています。本校は、2005年から韓国の「カナック小学校」と交流を続けており、お互いの学校を訪問し合うことで両校の交流を深め、国際理解教育を推進することが目的です。
 今年は、5、6年生16名が、韓国へ2泊3日の交流に出かけます。その間、カナック小学校では運動会を予定しているとのことで、その様子を体育館に設置したスカイプで、全校児童が参観できるようにしたいと計画しています。
 全校の取組として、国際理解について道徳科の授業を行ったり、高学年が毎日放送してくれる韓国語講座で挨拶の仕方や単語を覚えたりします。毎年、朝の歌でカナック小学校の校歌を歌っているので、子供たちはリズムに合わせて韓国語の歌を歌うことも楽しんでいます。
 この機会に、外国への興味や関心が高まることを願っています。


【知立市立竜北中学校】 人権について考える

 本校では、生徒組織の中に人権啓発委員会を立ち上げ、生徒の人権について考える機会を設けています。
 「クラスを居心地のよいものにするために」というテーマで、各学級の話合いを行いました。クラスの合い言葉として、「マイクラス人権宣言」を作成しようと、人権啓発委員が、全校生徒に呼びかけました。
 6月の全校人権集会で、「マイクラス人権宣言」の発表を行いました。3年生のあるクラスの「マイクラス人権宣言」は、「好きになる 〜それぞれの個性を認め合うクラス〜」というものでした。これには、「一人一人の個性を認め合えば互いを好きになる」という願いが込められていました。また、人権作文の発表や「竜北中学校人権宣言」の唱和も行いました。生徒がそれぞれ、自分の体験を下に意見をもち、考えを広げ、深める時間となりました。
 夏休みには、区長さん、PTA役員さんを招いて「地域の方と人権を語る会」を開きました。人権啓発委員から提案された「よりよい竜北中学校になるために」をテーマに意見交換を行いました。大人の思う「よい中学校のイメージ」を聞き、自分たちだけでは思いつかなかった考えに、生徒たちは驚いたり、感心したりしていました。この会から、互いを認め合い、協力できる学校になるよう、挨拶や話し合うことの大切さを再確認しました。

【あま市立秋竹小学校】豊かな人間関係をはぐくみ、協力して生活しようとする子の育成

 秋竹小学校では、「なかま活動」という異年齢交流活動を行うことで、協力しながら生活しようとする子の育成をねらいとして実践してきた。

<活動の内容>
・「なかま活動」の時間・・・週に2回、「なかま活動の時間」として、6年生が中心となって企画し、なかま班で遊ぶ時間を設けた。
・なかま遠足・・・5月に全校遠足を行っている。なかま班での活動を基本とし、6年生を中心に活動を計画した。
・集会活動「算数オリンピック集会」・・・児童会執行部を中心に実施した。「算数オリンピック集会」は、高学年が低学年にやり方を教え、楽しい時間を共有することができた。
・運動会・・・なかま班を中心に6年生が進行を務めた。なかま班対抗の種目を行ったりするなど、運動会もなかま活動を軸にして取り組んできた。

<成果>
・なかまの時間では、児童たちから、「楽しかった。もっとやりたい」と笑顔で終えることが多かった。
・活動の中で、上級生が下級生の手を引いたり、小さくかがんで声を聞いたりする場面を数多く見ることができた。
・年下の児童をいたわる気持ちや、「1・2年生が慕ってくれているからがんばろう」という気持ちも感想から感じることができた。

【春日井市立大手小学校】下学年が気持ちよく活動できるように心配りをしました

 本校では、異学年交流を通して下学年に対する気配りや率先垂範の態度、リーダーとしての資質育成を目指した教育活動を行っています。
 本年度は、4月に1年生と6年生による「交流遠足」も行いました。仲よく手をつないで目的地の公園まで歩いて行きました。楽しくお弁当を食べて遊んだ後、学校に戻ります。疲れた1年生が6年生に甘えて、荷物を持ってもらったり背負ってもらったりしていました。
 9月には、『大手っ子 秋まつり』と題して、異学年交流の核となる『ふれあい班』ごとに『店』を出して、店のゲームを楽しんだり、お客さんを接待したりする活動を行います。企画運営は6年生。5年生以下の子に仕事を割り振り、指示を出して自分たちもお客さんも楽しめるようにつくり上げていきます。当日は、朝から2時間目の授業までを使って行われました。笑い声や歓声に包まれたにぎやかで楽しい活動が終わった後、6年生の教室には、ぐったりとした子供たちの姿がありました。お店で接待をするときは、自分の仕事だけでなく戸惑う下学年を補佐していました。ゲームを楽しむ場面では、自分たちよりも下学年が楽しめるように声をかけていました。でも、ぐったりの要因は他にもありました。
 ふれあい班ごとに集まって行った最初の活動。教室に戻ったとき、自分たちの準備の甘さを反省し、これまで以上に自分たちのお店を見つめ直していました。お客さんの期待を決して裏切らない仕掛けを製作したり、下学年が迷わないように原稿を入念に見直したりしていました。実際の動きを想定してリハーサルを繰り返す班もありました。その活動は、決まった時間だけでなく、始業前や放課にも及びました。ぐったりした姿は、楽しませることの難しさを乗り越え、リーダーとしての務めを果たすことができた証しのように輝いていました。

【一宮市立神山小学校】子供たちの心の成長を願って

 今年度より、道徳が教科化されました。それに伴って、神山小学校では、今まで以上に道徳科が、子供たちの心の成長につながるように授業研究を行っています。
 資料の選択や板書の形、話合いのさせ方など、校内の教員研修で話し合うだけでなく、その様子を保護者にも理解していただけるように、学校公開で積極的に道徳科の授業公開をするようにしています。
 学期ごとにある学校公開週間のときには、必ず時間割の中に道徳科を入れるようにし、意図的に道徳科の取り組みを参観してもらうようにしています。学校での道徳科の授業を、家庭においても、子供たちとの対話や未来について語り合うきっかけとなるようにしていきたいと考えています。
 学校と家庭の両面で、神山っ子の心の成長を支えていきます。

【瀬戸市立萩山小学校】人とふれあい、思いやりや協力の心をはぐくむ活動

 萩山小学校では「明るく 素直で たくましく」の校訓のもと、人とのふれあいを通して、思いやりや協力の心をはぐくむことを目標に、学校づくりを進めています。異学年交流、地域交流、併設されている瀬戸特別支援学校小学部との交流は特色ある教育活動となっています。
 中でも、異学年・地域交流として行っている「萩山ラリー」は、本校の大きな行事の一つです。思いやりや協力の心を育て、地域について考える機会とすることを目的に、1年生から6年生まで異学年で班を編制し、校区を回ります。多くのチェックポイントで地域や学校に関するクイズに答えたり、幼稚園や中学校、地域のお年寄りと触れあったりしながらウォークラリーを行います。終了後、ラリーで学んだことをワークシートにまとめます。後日、ウォークラリーの表彰が行われ、優勝した縦割り班には児童会手作りのメダルが渡されます。
 この行事は10年以上前から行われており、すっかり学校や地域に定着したものとなりました。今後も多くの人とのかかわりを通して、思いやりや協力の心をもった児童の育成に努めていきたいと思います。

【知多市立東部中学校】 コミュニケーション力の向上を目指して

 東部中学校では、毎週木曜日の朝に、「HAPPY TIME」(構成的グループエンカウンター)を行っています。本校は、「一小一中」の関係にあるため、小学校からの友達関係が固定化しやすいという課題がありました。そこで、「HAPPY TIME」を通して、人間関係のコツや技術を身に付けさせたいと,全校で取り組んでいます。
 エクササイズは、様々な種類があります。例えば、
A 自分が選んだ選択肢と理由を伝え合うもの(例:「二者択一」)
B 指定された人数でジャンケンをしたあと、質問をしたり,答えを伝え合ったりするもの(例:「質問ジャンケン」「アドジャン」)
C スキンシップがあるもの(例:「手の甲タッチ」「ゴリラとゴジラ」)
D 相手の素敵なところを見つけるもの(例:「いいとこ四面鏡」)
などです。
 それぞれのエクササイズを、時期に合わせて、質問内容を変化させながら行っています。
 生徒の感想からは、「ふだんあまり話さない人とも話せて楽しかった」「グループの人が選んだ答えが全員同じで盛り上がった」など、「HAPPY TIME」を楽しみながら、人間関係を広げている様子が分かります。
 生徒が、卒業後に良好な人間関係を築いていけるように、これからも「HAPPY TIME」を通して「自分自身を理解すること」「相手のことを知る楽しみ」「コミュニケーション力向上のコツ」を伝えていきたいと思います。

【みよし市立中部小学校】心の健康〜お互いを大切にするコミュニケーション〜

 5年生と保護者を対象に学校保健委員会を開催しました。あいち健康プラザから講師をお招きして、「心の健康〜お互いを大切にするコミュニケーション〜」というテーマで行いました。リフレーミングやコミュニケーショントレーニングを通して、自分の意見を伝えることの大切さ、相手の状況や思いを考え、しっかり聴くことの大切さを知ることで、自他を大切にしたコミュニケーション能力の育成を図りました。
 最初に、感情のコントロールについて学習しました。かっと頭にきたときには、「6秒まつ」「呪文をとなえる」「その場をはなれる」「気持ちをはき出す」「深呼吸をする」の五つの対処方法やリラックス方法を知り、感情のコントロールをすることで、自分のもっている力が十分に発揮できることも知りました。
 次に、男女4〜5人のグループに分かれ、伝える・聞く練習をしました。「どっちどっちゲーム」は、お題に対する意見と理由を言います。気持ちを伝えるときは、分かりやすく、「いつ」「どこで」「だれが」「何を」「どのように」を意識し、「ぼく・わたし」が主語となる言葉を使うようにしました。聞く側は、「相手の顔を見る」「うなずく」「あいづちをうつ」を意識しました。「あそびに行くなら“山” “海”?」「つかうなら“どこでもドア” “タイムマシン”?」など楽しくゲームに参加しました。ゲームに参加し、伝えることは楽しい、人の意見を聞くことは大切、人それぞれいろいろな意見があることを感じることができました。

<子供たちの感想>
・感情をコントロールするのは、むずかしかった。だけど、これをやって弟とのけんかが減ったから、これからも努力していこうと思う。
・家に帰ったら、学校であったことを親にくわしく話して、相手に伝える練習をしたいと思いました。
・友達のよいところを1日一つ見つけて、相手に伝えてみたいと思います。
・話を聞くときは、相手の表情を見るようにします。

<保護者の感想>
・これからは6秒おいて、自分を冷静に保ってから「私は〜なので悲しい」と子供にI(アイ)メッセージで伝えていこうと思いました。
・人とのコミュニケーションの大切さ、感情をコントロールする大切さがよく分かりました。
・友達のことを考えるよいきっかけになったと思います。将来、教えていただいたことを思い出し、ストレスと上手に付き合っていけるようになるとよいと思います。



【春日井市立東野小学校】仲良し探検・仲良し弁当

 本校は、毎年4月の生活科の時間に、1年生と2年生で一緒に学校探検をしています。この前まで1年生だった2年生も、すっかりお兄さんお姉さんの顔になって、1年生をエスコートします。行く先々でミッションがあり、校長先生に挨拶をしたり、職員室の先生の質問に答えたり、クイズに答えたり・・・。どのミッションも、2年生がちょっと得意顔になって優しく教えています。 
 今までは、自分が楽しんでいたチェックポイントのシール貼りも「ここに、はってごらん」と声をかけて優しくサポート。「次は、ここに行くよ」と探検カードを見ながら手をつないで連れて行きます。その日のお昼には、探検したペアの1・2年生で一緒に仲良くお弁当を食べます。
 5月には、このペアを含む1年生から6年生までのグループで活動する「仲良し班活動」が始まります。まだまだ高学年から見たら小さな1・2年生ですが、ペアの間にはしっかりと兄弟姉妹のような気持ちが芽生えているようです。ほんわかと温かい関係を築いていくことで、子供たちの心もすこやかに育っていくように思います。

【豊田市立岩倉小学校】相手のことを思いやるメールの使い方

 本校の5年生での実践を紹介します。実践を行ったクラスには、自分用のスマートフォンを所有して、友達とメール交換をしている児童はいないものの、自由に友達と連絡を取るために、自分用のスマートフォンを持ちたいと思っている児童が多くいました。そこで、文部科学省の情報モラル教育推進事業の動画教材「ひとりよがりの使い方にならないように」を視聴して学習しました。
 視聴する前は、メールの返信が来なかったら「最悪」「返信ぐらいしてよ」等の怒りの感情や、「嫌われちゃったかも」と不安な感情を書く子が、クラスに半分いました。動画を視聴すると、子供たちは、親とのルールを破ってまでメールをしたり、メールを使っての謝罪を考えたりする主人公の行動や、相手のことを考えずに返信を要求する主人公の友達の行動が問題だと捉えていました。そこから、「大事なことは顔を合わせて話をすること」「返信できない状況かもしれないと考えること」が大切だったのではないかという話合いになりました。友達にメールを送ったことのない児童が多いという実態から、返信ができない状況とはどういう状況なのか考えました。一人では思いつかなかった児童も、みんなで考えたことで様々な状況があることに気が付きました。
 授業の振り返りでは、「初めは自分のことしか考えていなかったけれど、忙しいかもなど相手の気持ちも考えられるようになりたいです」と書くなど、メールを送るときに気を付けたいことを考えることができました。
 今後、より子供たちの身近になってくるメールやスマートフォンなどの使い方などについて、継続的に情報モラル教育に取り組んでいきたいと思います。

【春日井市立東高森台小学校】つながりを強めるなかよし班そうじ 全校児童

 本校では、春のオリエンテーリングや秋の運動会など、多くの場面で縦割りの「なかよし班活動」に取り組んでいます。班の名称はさくら・あじさい・あさがお・ひまわり・コスモス・パンジーです。どの花も学校やその周辺でたくさん見られる花の名前で、それが子供たちの活動の雰囲気を盛り上げています。
 4年前からその活動を学校行事の範囲から広げるため、常時活動として、毎週金曜日の清掃時間を「なかよし班そうじ」と呼んで、およそ9人のメンバーで取り組んでいます。活動場所は、学級で取り組む清掃活動と同じで、校舎内の各学級の教室や廊下・特別教室・トイレ・昇降口・体育館など、毎日子供たちが使用する場所です。
 「なかよし班そうじ」は、そうじをするだけではありません。高学年の児童は、この活動に取り組む前に、役割分担などの事前計画をしっかりと立てて計画書を作成します。さらには、下級生に指示を出す場合の話し方や心がけなどを考え、活動しています。最初の頃には、上手にまとめることができず悩んでいる子たちも見受けられましたが、回数を重ねるごとに自信と意欲が高まり、子供たちの表情は頼もしささえ感じられます。また、下級生も、先頭に立って清掃に取り組むリーダーの背中を見ながら、清掃の仕方や取り組む姿勢を学んでいきます。
 清掃活動終了後には、6年生のリーダーを中心に活動の振り返りを行い、がんばったこと・できなかったことなどを発表し合い、それが次回の活動の意欲を高めることに結び付いています。
 「なかよし班そうじ」を継続して取り組んできたことで、学年を越えた子供たちの信頼関係が更に高まり、今では学校生活になくてはならないものとなっています。また、この活動を通して、児童の思いやりの心も育ってきました。そして、代々受け継がれるリーダーは、下級生のあこがれとなっています。そんなリーダーを目指す日々は、児童の成長に大きな役割を果たしています。