【小牧市立小牧西中学校】小中合同あいさつ運動

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 小牧西中学校からは、校区の三ツ渕小学校と一緒に行っている「小中合同あいさつ運動」を紹介します。
 平成23年に、あいさつ運動を地区に広げたいという思いで生徒会が始めた活動で、今年で7回目になりました。毎年、生徒会役員が小学校に出かけて児童会役員と打合せをするところから始まります。「お互いの校門と昇降口でやりましょう」「去年は並び方がよくなかったです」「中学生ばかりや小学生ばかりで固まらないように、並び方も交互に決めておこう」「もっと元気よくあいさつできるようにしたいです」「元気よくできるように、何か私たちでアイデアを考えます」などと、昨年のふり返りをもとにして、今年の内容を決めます。
 当日、まずは名刺交換。中学生から小学生に渡す名刺は、低学年の子にも読めるように、ふりがなを書きました。小学生からの名刺は、手描きのイラスト入りで、中学生は大感激でした。今年は、それぞれの場所で一番元気よくあいさつをしていた小学生に、中学生から手作りのメダルをプレゼントしました。首にメダルをかけてもらった子は、とても喜んでいました。子供たちの明るいあいさつの声で、朝からとても清々しい気持ちになりました。
 3日間のこの活動に、今年もたくさんの生徒が参加しました。小学生と並んで笑顔であいさつする生徒たちが、いつもより大人びて見えました。これからも生徒たちが自分たちの思いを生かして、明るい地域を実現していくことができるとよいです。
<生徒の感想>
 「ふだんより頑張ってあいさつをしました。あいさつの大切さがわかったので参加してよかったです。」
 「小学生と笑顔で名刺交換をして、交流することができました。」
 「名刺は、絵のことや名前の読み方に低学年の子がたくさん聞いてくれた。たくさん話せて仲よくなれた。」
 「小学生に声の大きさで負けてしまっていたので、来年はもっと頑張りたいです。」
 「メダルをとても喜んでくれたので、また来年も渡したらどうか。」

【豊橋市立羽根井小学校】よりよい学校・地域を目ざして〜便教会・牟呂用水浄化活動〜

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 9月30日(土)に、「豊橋掃除に学ぶ会」の皆さんと、ボランティアの児童、保護者、教員で、羽根井小学校のトイレを使って「掃除に学ぶ会」が行われました。掃除する前は、特有の臭いがしていた羽根井小のトイレが、参加してくださった皆さんの汗で洗い流され、磨かれて、ピカピカのトイレに生まれ変わりました。いつもきれいなトイレになるよう、使い方や掃除の仕方に気をつけるよい機会となりました。よりよい学校生活、集団生活の充実につながる活動となりました。
 11月29日(水)に牟呂用水浄化活動が、羽田中学校・花田小学校と合同で行われました。牟呂用水は、今年10月に「世界かんがい施設遺産」に登録されました。羽田ブロックの小中学校が連携して牟呂用水の清掃を行うことで、牟呂用水を築いた先人の偉業を知り、地域の歴史に触れる機会とする目的で行われています。昨年度までは5年生が、今年度からは、4年生が環境教育の一つとして参加し、自分たちの郷土を大切にし、国や郷土を愛する心の育成に大きくつながる活動であるので、今後も3校協力のもと、継続的に取り組んでいきたいと思います。

【一宮市立瀬部小学校】みんなで助け合って

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 2年生のある学級では、12月に全員が九九検定を合格できることを目指して頑張りました。
 A君は、九九を覚えることが苦手でした。なかなか九九検定に合格することができずに困っていました。そんなときに、友達のB君が「聞いてあげようか。」と声をかけてくれました。B君は、A君が九九をとなえるのを「合っているよ。」などと、励ましながら聞いていました。一緒に何度も練習し、A君が全ての段を合格したときには、B君は、「頑張ったね。おめでとう。」と声をかけていました。A君も、「聞いていてくれたから頑張れたよ。ありがとう。」とうれしそうに話していました。友達のために行動したB君にも、友達に助けられて素直に「ありがとう」と言えたA君にも、どちらにも拍手を送りたいと思いました。
 クラス全員が九九検定に合格し、全員で達成感を味わうことができました。3学期も、全員で助け合いながら、目標を一つ一つ達成させていきたいと思います。

【安城市立安城南部小学校】全校で励まし認め合う「力いっぱいまつり」

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 本校では、校訓「力いっぱい」のもとで、自分のよさを伸ばすとともに、互いに認め合う南小っ子の育成を目指している。また、道徳教育の充実を目指し、心の絆(きずな)を大切にして、力を合わせて高め合う学級・学年・学校集団の育成に力を入れている。児童会による「あいさつ運動」や「ささら川の清掃活動」、学年を縦割りにして活動する「ペア交流」など、児童主体による行事も年間を通じて実施している。そうした様々な行事の中で、児童が最も楽しみにしている行事は「力いっぱいまつり」である。この行事は、児童が自分たちの特技などを全校の前で発表をして、努力の成果をみんなで認め合うことを目的にしたものである。また、児童会が中心となり、子供たち自身で創りあげていく行事でもある。
 本年度の「力いっぱいまつり」では、各学年でオーデションを勝ち抜いた40を超える個人又はグループ、クラブ活動の発表があった。具体的には、なわとびや跳び箱などの技の披露、ピアノや楽器の演奏、ものまねやコントなど、あらゆるジャンルの発表があった。また、クラブによる発表では、琴クラブやトーチトワリングクラブによる技の披露もあった。どの児童も、「力いっぱいまつり」出場に向けて練習を重ね、全校のみんなに楽しんでもらうための工夫を重ねてきたため、見ごたえのある発表ばかりであった。そうした熱い思いは、技だけではなく、衣装や小道具にまで表れていた。一方、鑑賞する児童には、その場で感想を言ってもらうコーナーを設けることで、全校の児童が参加しているという意識をもてるようにした。
 「力いっぱいまつり」終了後、全児童が振り返りシートに記入をした。「とても緊張したが、みんなが手拍子をして励ましてくれたのがうれしかった。」「ものまねがそっくりで大笑いした。自分も来年は絶対に出場したい。」「司会をやったが、全校のみんながちゃんと聞いてくれて充実感があった。」など、それぞれの立場で振り返りをしていた。そこには、自分のよさを伸ばし自己肯定感を高める姿、友達のがんばりを認める温かい気持ちが感じられた。
 本校の年末の風物詩にもなっている「力いっぱいまつり」。力いっぱいの姿がたくさん見られるこの行事は、児童の健やかな成長を感じられる大切な行事となっている。

【東海市立加木屋南小学校】ペア学年で本に親しむ「ペア読書」

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 11月29日(水)の大放課、高学年と低学年のペア学年の、心温まる交流がありました。多様な読書活動を通して、子供たちが読書の楽しさを知ることができるようにと、11月20日(月)から始まった、「読書週間」。その取組の一つとして、「ペア読書」が行われたのです。
 大放課に、ペア学年のお兄さん、お姉さんが、低学年の子に読み聞かせをしました。低学年の子供たちは、真剣な表情で本に見入ったり、声をあげて笑ったりして、本の世界を楽しんでいました。高学年の子供たちは、低学年の子供たちが楽しめるようにと本を選んだり、感情豊かに読み聞かせたりすることができました。
 「ペア読書」の活動により、本に親しむとともに、異学年の子供たち同士の心のふれあいが生まれました。これからも、異学年間の交流を通して、お互いを思いやる心を育んでいきたいと思います。

【稲沢市立国分小学校】たてわり班で長縄跳びに挑戦しました

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 12月4日から1週間、全校一斉に長縄跳びに取り組みました。本校では、異学年で給食を食べた後に、簡単なゲームなどをして楽しいひとときを過ごす「ふれあい給食」や、1〜6年生までのたてわり班に分かれて行う「カルタ取り」をするなどの異学年交流に取り組んでいます。
 今回の「長縄跳び」も、その一つとして、たてわり班に分かれて行われました。2時間目終了後の休み時間に、みんなで誘い合って運動場へ出ます。それぞれの班で決められた場所に分かれたら、早速、長縄跳びのスタートです。縄を回すのは、高学年が順に担当しました。高学年の児童が、長縄跳びが苦手な低学年の児童に「今だよ」と縄に入るタイミングを教えたり、跳びやすいように縄をゆっくり回してあげたりするなど、相手を思いやる行動が見られました。最終日には、5分間で何回跳べるかを、班ごとに競い合う記録会も行われました。跳んだ数を数える声、励まし合う声など、明るく温かい声が運動場に響き渡った1週間でした。

【小牧市立小牧原小学校】児童と共に行う環境ボランティアの活動

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 本校では、心の教育の一つとして、清掃活動に力を入れています。
 「『さ』・・・最後まで 『し』・・・静かに 『す』・・・隅々まで 『せ』・・・精一杯 『そ』・・・掃除道具の整頓」を合い言葉に「無言清掃」を目指しています。
 特に、トイレの掃除に力を入れ、「トイレのきれいな学校に、心のきれいな子が育つ」をモットーに、「次に使う人のことを考えて使おう」「使う人が気持ちよく使えるように、きれいに掃除をしよう」と取り組んでいます。ここ数年、学期に1回の大掃除の日に、保護者の方にボランティアを募り、「トイレボランティア」を編成し、学校内のトイレ掃除を一緒に行う活動をしています。
 ボランティアの方と一緒に大掃除を行うごとに、児童の様子も変わり、「やりがいがあった。家でもやってみたい。」「ピカピカになって気持ちがいい。」との声が聞かれました。また、ボランティアの方からは、「子供たちは、手際がよくないけれど、一緒にやろうと進んでやってくれるので、また来たいです。」という感想がありました。
 今後も、トイレ掃除に磨きをかけ、「使いやすく、心地よいトイレ」になるよう保護者の力もお借りして、活動を継続していきたいと思います。

【高浜市立南中学校】生徒自身が課題を見つけ、実践する力

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 本校2年生の取組として、授業が始まる前に「1分の間」を行っています。2年生の室長会で、今の2年生の現状について話し合いました。そこで、学習に臨むという意識や、時間の意識が弱いという課題が出され、どうすれば全員が意識できるようになるか、解決策を考えました。そうして始まったのが「始業前1分の間」です。
 授業の1分前には全員着席し、姿勢を整えて無言で待つことで、授業に臨む気持ちを高めます。
 生徒たちが主体となって考えた取組で、2年生が一丸となって取り組んでいます。
 今ではこの「1分の間」は2年生では、あたりまえのように行われており、しっかり定着しています。
 ある生徒は、「この取組を他の学年にも伝えていきたい。」と話していました。自分たちで考え、実践してきたこの取組を誇りに思っているようでした。
 生徒たち自身で、自分たちの課題を見いだし、一生懸命解決策を考え、実践していこうとする姿に感動を覚えました。これからもこうした素敵な姿がたくさん見られることを期待しています。

【瀬戸市立古瀬戸小学校】 ハッピータイム

 本校では、「自尊感情を高める」「ソーシャルスキルの定着」を目指して、木曜日の 業前に「ハッピータイム」という時間を2年前から設定している。「ハッピータイム」 という名称は、児童に公募した後に、5点に絞り、児童の投票で決定した。子供たちの中に、この活動を通して「ハッピー」と感じる時間をもちたいという願いがあるのだろう。
 内容は、ソーシャルスキルトレーニング(SST)と構成的グループエンカウンター(SGE)を織り込んだプログラムである。ハッピータイムの約束は三つあり、それを意識させながら活動を行う。また、活動後は、「振り返りの時間」を設けている。活動も楽しく行っているが、静かに活動を振り返る時間も貴重なひと時となっている。
 プログラムは五つほどあり、学期の終わりには必ず学級で「いいとこみつけ」を行うことにしている。本校は学年1学級の小規模校であるので、実施単位を学年、低中高別、異学年(例えば1・6年、2・5年、3・4年など)、なかよし縦割り班と組合せを変えながら、一つのプログラムを進めていく。 どのプログラムも楽しく取り組めるものばかりで、子供たちの笑顔が広がっている。 また、学年が異なる子と行うときには、上の学年も下の学年もいつもとは違う表情を見せながらも、やはり笑顔がみられる。この活動で得られるものが、授業やそれ以外の場面でもみられるようになってきている。子供の心の中に、魔法の言葉「ありがとう」が着実に浸透し、学校全体にありがとうの輪が広がり、それとともに笑顔が広がってきている。
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【北名古屋市立師勝東小学校】心をつなぎ合わせてにこにこ

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 本校が掲げる教育目標は、「にこにこ過ごす子」「もりもり鍛える子」「すらすらできる子」の三つである。そのうち「にこにこ過ごす子」を育てるために実践している活動を二つ紹介する。

【活動1】音楽集会
 朝礼時に、全校児童が体育館に集まり、毎月の指定された曲を、全校児童で斉唱する定例活動である。12月の人権週間には、いきものがかりの「ありがとう」を毎朝練習し、音楽集会のときに、全校児童で斉唱した。ただ歌うのではなく、ふだんお世話になっている先生や家族、そして友達への感謝の思いを込めて児童は歌っていた。集会の1週間前に、感謝の手紙を書いた折り紙を入れるボックスを、昇降口前に設置した。たくさんの感謝の気持ちの詰まった折り紙が集まり、職員室前にはその折り紙を貼って作られた、「ありがとうの花」が完成した。        

【活動2】ハッピーレター集会
 本校では、毎学期、「ハッピーレター週間」を設けている。友達のよいところ発見し、相手に伝えていく活動である。「いつも笑顔であいさつしてくれるね」「給食の配膳をいつも手伝ってくれるね」といった、ふだん学校生活の中で本人が気づかないような友達のよい行いを友達に伝え、「ありがとう」と言えるよい機会になっている。
 本校は、北名古屋市いじめ根絶宣言の中で、「心をつなぎ合える仲間を作る」と宣言している。友達のよいところを発見し合うことで、友達同士の絆を深め、いじめをなくしていきたいと考えている。

 今回挙げた二つの活動だけでなく、様々な教育活動を通して、本校児童の笑顔の輪を広げていきたい。

【稲沢市立明治中学校】あいさつから始まる学校づくり

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 明治中学校では、寒くなってからも、登校時間に「おはようございます」の声が響いています。10月の後半から、学校の様々な取組の中心が3年生から2年生にバトンタッチされ、2年生の学級委員や生活委員が中心となって、毎朝、昇降口で元気な声で、進んであいさつをしています。このあいさつ運動は、生徒の自主的な活動として実施され、生徒たちは、学校を盛り上げようと一生懸命に取り組んでいます。
 朝、ちょっと眠たそうな顔をしている生徒も、仲間から「おはようございます」と声をかけられると自然と顔が上がり、ぱっと明るい表情で「おはようございます」と返しています。交わす言葉は短くても、あいさつを通して生徒どうしのつながりが強くなっていく様子が感じられます。また、私たち教師も一緒にあいさつをする中で、生徒からパワーをもらっています。これからも生徒とともに活気ある明治中学校をつくっていきたいと思います。

【豊川市立桜木小学校】あいさつ集会

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 桜木小学校では、児童会が「相手の目を見て、自分から」と呼びかけて、あいさつ運動を展開しています。この12月には、集会を開いて、社会で働いている方からあいさつの大切さを学ぶことにしました。
 お招きしたのは、校区の信用金庫で地域貢献活動に携わっている方です。日頃、「金融教室」に出向くことはあっても、あいさつのお話は初めてとのこと。学校としても初めての試みです。4年生から6年生までの約200名との出会いは、お互いにどきどきわくわくするものでした。
 集会では、あいさつの大切さ、あいさつをするよさについて、職場での経験を交えたお話を聞くことができました。子供たちからは、自分が心がけていることとして、「笑顔で」「明るい声で」「心をこめて」といった発言がありました。防犯の効果があることや、あいさつの言葉の由来などについても教えていただき、あいさつをいつもとは違った視点から見つめ直す機会になりました。
 集会後の日記には、「お父さんにおはようの由来を話したら、『じゃあ、ありがとうはどんな意味』って聞かれました。どんな意味なのかなって思いながらあいさつの言葉をさがして、自分から言えるようになりたいです。」と書いていた子供もおり、家庭でも話題になったことがうかがわれました。

【豊田市立寿恵野小学校】人権集会を通して

 毎年、人権週間に合わせて、全校で人権集会を行っています。今年度は、事前に人権に関するアンケートをとり、その中から実際に起こっている問題を受けて、一部を劇にして福祉委員が演じました。
 内容は、持ち物と下校に関することでした。「○○さんの鉛筆って、へんな絵が描いてあるよ。筆箱は6年生の私たちみたいにファスナーではなくて、小さい子が使うタイプを今でも使っているよ。かわいい。」と言って、持ち主がいないときに勝手に触っている子がいました。それを見ていた子が「○○さんがいないのに、勝手に筆箱触っていいのかな。」「注意したら、文句を言われそうだからどうしよう。」と悩んでいました。そして「何をこそこそ言っているんだよ。」「○○や先生に言ったら、殴るからな。」と言ったところで劇は中断しました。どんな気持ちになるか、どうするとよいかを考えるために、人権イメージキャラクターの「人KENまもる君」と「人KENあゆみちゃん」役も登場し、全校で考えました。
 次は、下校で2列に並んで帰るときのことです。前の子と間をあけて歩いている子に対して、ランドセルを押した子がいました。「何?ランドセルを押さないでよ。」と後ろの子に声をかけると「私じゃないよ。」とうそをつかれてしまいました。そして、他の子に「早く前につめないからだろ。」言われてしまいました。近くの子は「押さなくてもいいのにね。」「言えばわかるのに。」とつぶやきました。すぐにもう1度押したので「○○さん、押さないでよ。」と名前を言ったけれど、「私じゃないし。◇◇さんだよ。」となすりつけたので、「違うし、おまえだろ。」「人のせいにするなよ。」と言い合い、暴力行為に発展してしまいました。そこで再び、「まもる君」と「あゆみちゃん」が登場し、そこにいる人々の気持ちと解決策を提案しました。
 日常で起きていることを通して考えたことで、クラスの子や通学団の子など、人との関わり方を見つめる機会となりました。


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【あま市立甚目寺南小学校】 寒空の下のなかよし活動

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 本校では、異学年で構成された班ごとに活動する「なかよし活動」に取り組んでいます。全学年を48の「なかよし班」に分け、6年生の班長、5・6年生の副班長を中心に、1グループ18名ほどの人数構成で活動を行っています。主な活動には、月に1回、班長・副班長を中心に、自分たちでレクリエーションを計画し運営する「なかよしタイム」と、児童会中心に、全校でできるレクリエーションを計画し運営する「なかよし活動」があります。
 12月12日には、なかよし活動の一つとして「南小スポーツカップ」を行いました。「南小スポーツカップ」では、4・5・6年生が中心となって、どの学年の子でも楽しめるようなレクリエーションを考えました。代表委員会で検討し、ルールを少し変更した「火の玉ドッジ」というドッジボールを行いました。
 「南小スポーツカップ」を行う中で、中・高学年の児童が、ボールをとれなくて寂しそうな顔をしている低学年の児童に、捕ったボールを渡して、代わりに投げさせてあげる姿を多く見かけました。ボールを受け取った低学年の児童は、うれしそうに相手を狙ってボールを投げていました。寒空の中で行われた「南小スポーツカップ」ではありましたが、低学年を思いやる優しい高学年の姿を見て、心温まる良い活動になったと感じました。教室に戻り、クラスの4年生の児童に「低学年の子にボールあげた子」の人数を聞くと、3分の2ほどの児童がボールを渡してあげたと答えました。児童の中には、低学年の子にボールを渡すために、率先してボールを拾っていた児童や、捕ったボールを全て低学年の児童に渡したという児童もいました。「それでも自分たちは楽しめましたか」と尋ねると、「低学年の子がうれしそうだったからいいの」と答えてくれました。高学年へと成長する4年生の姿を見て、改めて心が温かくなりました。

【高浜市立吉浜小学校】吉浜の伝統!菊人形作りを通して

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 高浜市吉浜地区は、江戸時代から脈々と受け継がれている細工人形(愛知県無形文化財)の町です。本校では、毎年「まちづくり協議会」に属している地域の方々の協力を得て、3年生以上は、一人一鉢の菊作りをしています。子供たちは、菊の成長の様子を観察しながら世話をし続けました。ものさしを片手に「また大きくなったよ」と喜ぶ子、「元気がないよ」と心配する子など、菊栽培を通して生命の尊さを感じ取った子供たちでした。菊栽培は難しく、病気になった菊もありましたが、まちづくり協議会の方々が、こまめに手入れをしてくださったおかげで、今年もきれいな花を咲かせました。
 4年生では、学級園で育てた菊で菊人形を制作しました。今年度の菊人形は、御当地グルメキャラクターの「めしどりちゃん」と食育マスコットキャラクターの「カワラッキー」一家です。まちづくり協議会の方々から、菊人形の作り方を教わって計4体の菊人形を制作しました。菊人形は、育てた菊の鉢とともに、11月に開催された「人形小路 菊まつり」にて展示され、町を彩りました。
 菊人形としての役目を終えた人形は、12月に細工人形として生まれ変わりました。4年生の希望者が休日に集まって、まちづくり協議会の方々と一緒にデザインを考え、紙や石膏、貝殻などを貼り付けて制作しました。現在、本校の玄関に展示され、子供たちの成長を見守ってくれています。子供たちは人形制作を通して、伝統を受け継いでいくことの大切さや地域の方々の協力のありがたさを知ることができました。この経験を生かして、自分の町に誇りをもち続け、よりよい町づくりに貢献できる大人へと成長していくことを願います。

【刈谷市立富士松東小学校】 朝のほめほめシャワー

 朝の会で日直が、「ほめほめシャワーをしましょう」と言うと、全員が立ち上がる。二人の日直は、教壇に立つ。そこから3分間、タイマーのカウントダウンが始まると、みんなが一斉に手を挙げ、相互指名が始まる。そして、日直のよいところを発言していく。
「A君は、いつも友達を誘って外に遊びに行くのがいいね」
「Sさんは、字がていねいでいいね」
「A君は、いつも算数の発言を頑張っているね」
「Sさんは、体育の鉄棒をすごく頑張っていたね」
「A君は、健康観察の返事がいつも大きくていいね」
 男女関係なく、どんどん褒め合う。話すときのルールは、褒める人の顔を必ず最後まで見ながら言うこと。友達に目を見ながら褒めてもらうと、褒められた側は、照れくさそうにほほえんだり、うなずいたり、「ありがとう」と小さな声を返したりしながら聞いている。子供たちの褒める内容は、素朴で、素直で、温かい。時にはその子にしか分からない習い事での情報まで出てきて、よく見ているなあと感心させられることもある。
 発言し終わるごとに着席していき、ほぼ3分間で全員が座る。その後、日直が挙手をし、感想を言う。
「みんなに褒めてもらえてうれしかったです」とA君。
「朝から褒めてもらえて、今日一日元気に過ごせそうです」とSさん。
ここで、全員発言も達成!
 朝のほめほめシャワーの時間は、教室全体が温かく心地よい雰囲気に包まれる素敵な時間です。

【刈谷市立東刈谷小学校】サプライズ

 2時間目の授業開始前のことです。何人か姿が見あたらない。クラスの子供に問いかけるが、教室にいる子供たちも首をかしげている。すると、A君が突然廊下から「先生!」と言って、教室に入ってきた。A君はニコニコしている。続いて、Bさんが大きな声で歌を歌いながらバースデーケーキを持って、教室に入ってきた。実は、Cさんの誕生日。そのサプライズが始まったのである。教室にいるみんなも一気に「なるほど」と笑顔になって手拍子を始めた。教室にいる子供たちも、すぐに反応して、手拍子で協力できるところがすてきだなぁと思った。Cさんを囲んで歌を歌った後、みんなで記念写真をパシャリ。ほんの2〜3分の出来事だったが、みんなが笑顔になるとても幸せなひとときだった。登校してすぐに「ハッピーバースディ係」が集まり、超高級品のケーキ(※粘土)の準備を自分たちでしていたようだ。自分たちで話し合い、係の仕事を進めていく高学年らしい頼もしさと、誰かを喜ばせるために行動しようとする姿に、とても心が温まった。たった少しの時間だったが、全員が笑顔になる素敵なひとときを過ごすことができた。

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【春日井市立篠木小学校】縦割り班活動「フレンドタイム」

 本校には、6年生を中心とした縦割り班活動の「フレンドタイム」があります。異学年が学年を超えて仲良く交流するために、学期に数回、外や教室で遊びます。その中のひとつに、「篠木夏まつり」があります。縦割り班の全員が、それぞれの立場や学年にふさわしい責任を果たすことをねらいとし、6年生が企画した宝探しや迷路、クイズなどのゲームをみんなで創ります。アイディアいっぱいのおもしろいゲームを創りあげていく中で、今年も6年生の思いやりのある行動に心が温かくなりました。景品作り担当の低学年には、折り紙の折り方を、勧誘担当の中学年には、たくさんの人を呼ぶ秘けつなど優しく教えていました。一緒にゲームを作る5年生は、きっとそのような6年生の姿を頼もしく思ったことでしょう。下の学年の中には、「6年生ってすごいな」と自分たちもあのようになりたいと憧れる子もいました。6年生も全員が責任をもって取り組まなければ成功しません。この活動を通して、一人一人がみんなをひっぱっていく大変さを感じながら、最高学年としての自覚が更に芽生えたことと思います。
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【春日井市立鳥居松小学校】心を育む異学年交流

 本校は、児童間の異学年交流を活発に進めることを目的とした縦割り活動を行っています。全校児童の1〜6年生までが所属できるように、「なかよし班」と呼ばれる班が編成され、6年生がリーダーとなり、1年間を通して様々な活動をしています。なかよし班の最初の活動は、5月頃に行われる「なかよしウィーク」です。それは、6年生が遊びの計画・進行を行い、休み時間中になかよし班のメンバーが仲良く遊べることを目的としています。リーダーとしての資質が日に日に高まっていくとともに、メンバーの絆(きずな)の深まりが見られるようになります。
 秋には、「いちょうまつり」が行われます。楽しいお祭りになるように、「おばけやしき」や「ストラックアウト」などをなかよし班のメンバーで相談し、協力して計画・準備をしていきます。祭りの日は、なかよし班のメンバーで会場を運営したり、スタンプラリーに挑戦したりしながら、楽しい時間を過ごします。同時に開かれるPTAバザーに来た保護者にも、祭りを参観していただきます。
 これらの異学年交流を通して、高学年はリーダー性を、低学年は協力することの大切さを学び、お互いが思いやりの心を磨き合う機会となっています。

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【春日井市立知多中学校】地域を愛し、地域に愛される生徒を育む体験活動

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 知多中学校では「地域を愛し、地域に愛される生徒を育む活動」のために、次の四つの取組をしています。福祉講習会、福祉体験活動、介護施設への慰問演奏、校区のクリーン作戦です。
 6月に、1年生を対象に、福祉講習会を毎年開催しています。講師として、障がいのある方へのボランティア活動を行っている方々をお招きしています。講座では、体験談を聞いたり、点字体験・手話体験などの疑似体験を行います。この経験を生かし、1年生は、11月にも、地域の福祉施設での体験活動を行います。施設では、介護のお手伝いをしたり、話し相手になったりして、この日のために練習した出し物で、利用者の方々に楽しんでいただいています。施設を利用している方に『ありがとう』『ご苦労様』と感謝されることで、自己有用感を高め、相手の気持ちに寄り添って考え、行動することの大切さを実感できているようです。
 また、吹奏楽部は、夏休みに慰問演奏活動を行っています。これは、一昨年度、地域の介護施設からの依頼で始まった活動です。日頃の練習の成果を介護施設の皆さんに披露できるということで、演奏後、生徒は、とても満足感を味わっています。そして、より一層地域とのつながりを実感できる活動でもあります。
 さらに、12月には、全校一斉で、PTAの役員とともにクリーン作戦を行っています。部活動単位で校区の公園に出向き、落ち葉拾いをはじめとした清掃活動を行います。生徒たちの熱心に活動する姿を見て、近所の方が温かい声をかけてくださったり、一緒に作業に加わってくださったりすることもあります。清掃活動を通して、自分たちが地域に役立っていることを体感し、地域を愛する心を育むよい機会になっています。
 今後も、地域との連携を密にしていきながら、地域を愛し、地域に愛される体験活動を充実させていきたいと思っています。