【幸田町立北部中学校】北中の『愛されキャラクター』誕生

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 本校の生徒たちは、これまで生徒会を中心に、「一生懸命はかっこいい」を合い言葉として、学校生活を送ってきました。今年度は生徒会が全校生徒から「北中の愛されキャラクター」を募集することにしました。いろいろなキャラクターの応募があり、最終案を3つまで絞りました。教員を含む全校生徒たちで投票して決まったのが、1年生女子が考案した「サニーちゃん」でした。ひまわりの花をモチーフにした、まさに「愛されキャラクター」そのものといった雰囲気が、支持を集めたのでしょう。
 「サニーちゃん」は、主に生徒会新聞に登場しますが、大きな垂れ幕に描かれて、生徒玄関に飾られています。これまでの「一生懸命はかっこいい」だけでなく、「さわやかなあいさつの広がる学校」「歌声の響く学校」「無言で清掃に取り組める学校」など、北中生に意識してもらいたいことは、たくさんあります。「サニーちゃん」は、今日もにこやかに、いろいろなメッセージを、生徒会執行部の生徒たちと一緒に、北中生に語りかけています。これからも北部中学校の一員として活躍してくれることは間違いないでしょう。そして、自分たちの選んだキャラクターを通してのメッセージは、これまで以上に生徒たちの心に響くようになることでしょう。

【設楽町立田口小学校】お正月遊びを教えてもらったよ 〜昔遊びの会〜

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 本校は、山間(やまあい)にある全校児童58名の小さな学校です。地域の中に、さわやかなあいさつの声を響かせようと児童会が中心になって呼びかけ、地域の方も温かく声をかけてくださいます。
 12月11日(月)、田口地区コミュニティの方々に、こま回し、羽子板、めんこ遊び、お手玉など、昔のお正月遊びを教えていただきました。毎年恒例となっており、学年が上がるにつれて上手にできていました。繰り返し練習する子、いろいろな技に挑戦する子、自分なりに遊び方を工夫する子、それぞれ地域の方に教えていただき、お正月遊びを満喫しました。午後の2時間があっという間でした。
 これらの遊び道具を一人一人にいただいたので、子供たちは、「帰ったらお母さんに見せる。」「お正月に親戚と遊ぶよ。」と、とても喜んでいました。地域の方々が自分たちを見守っていてくれることにも気付けたと思います。

【知多市立旭北小学校】 全員参加の道徳授業

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 来年度からの道徳の教科化に向けて、「考え、議論する道徳」となるように、6年生で研究授業を行いました。
 考え、議論するために、二つの工夫をしました。道徳の授業に限らず、自分の意見を発表できない児童は多く、そんな児童でも、考えを表現できるように、青赤黄色の3色のプラスチックコップを使って授業をしました。発問に対してYES(青)・NO(赤)・どちらとも言えない中間の考え(黄)の三つの立場を、色で伝えられるようにしました。
 次に、より多くの友達と意見を交わせられるように、3色のコップを持ち自由に歩き回って、友達と意見交換をしました。違う色の友達の考えや、同じ色でも考え方の違う友達の意見を聞き、自分の考えが深まったり、大きく変わったりした児童もいました。この意見交換の5分間という時間は、児童が自分たちの意見を伝え聞くのに十分な時間であると考え、決めたものです。児童は自分たちで決めた時間を十分に使って、男女の差なく、主体的に意見交換をすることができました。授業後、何人かの児童が「楽しかった」とつぶやいたのが印象的でした。
 友達と考え、議論する中で、より深く道徳の価値を理解できるという、新たな道徳の可能性を感じた1時間でした。

【一宮市立葉栗小学校】読書を通じて思いやりの心を育む

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 本校では、「いのち・ちしき・きれい」を合い言葉に様々な活動に取り組んでいます。
 その活動の一つとして、読書を通じて「ちしき」を広げ、「きれい」な思いやりの心を育もうと年間を通じた読書活動を続けています。朝の読書活動、ボランティアの方や図書館司書教諭による読み聞かせ、図書委員による本の紹介などにより、全校児童が読書を楽しんでいます。
 また、季節ごとの取り組みとして、6月には「あじさい読書」、11月には「いちょう読書」、2月には「つくし読書」が開催されます。段階を踏みながら本を好きになり、「ちしき」を広げ、深めていくことを年間の目標にしています。この期間中には、ペア学年による読み聞かせや読書郵便が行われます。
 3年生のA君は、読書郵便の企画で4年生に紹介する本がなかなか見つからず悩んでいました。悩んだ末に決まった本の紹介文を、はがきに時間をかけて丁寧に書きました。どきどきしながら4年生にはがきを渡すと、4年生は目を輝かせて、「この本を読んでみたかったの!どんな本だった。教えて!」と言ってくれました。A君はうれしくて、4年生の児童といつまでも話していました。その日の帰りの会で、「今日のよかったこと」を紹介するときのことです。Bさんが手を挙げ、「今日、A君が書いたはがきを受け取った4年生がとても喜んでいました。A君が一生懸命に書いたはがきを気に入ってもらえて私もうれしくなりました。A君、よかったね。」と発表しました。教室は拍手に包まれ、A君は恥ずかしいようなうれしいような表情をしていました。
 これからも、子供たちの思いやりあふれる豊かな心を育むため、充実した活動を工夫し推進していきたいと思います。

【豊明市立中央小学校】保健委員会の活動「ふわふわことば」

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 本校の12月の生活目標は、「人にやさしくしよう」です。12月の保健目標も「周りの人にやさしくしよう」です。どちらも、12月4日から10日の人権週間に合わせて考えてきているものです。
 今年は、保健委員会が新しい取組を行いました。保健目標のPR活動のときに、周りの人たちに「ふわふわことばを伝えよう」という活動をしました。「ふわふわことば」とは、自分がやさしくしてもらったときに、言ってもらえてうれしい気持ちややさしい気持ちになることばです。困っている人や悲しんでいる人がいたら、どんな言葉をかけることができるかを考えて、ハートの形をした用紙に一人一人が「ふわふわことば」を書きます。その後、学級全員分の用紙を画用紙に貼って学級掲示をし、いつでも子供たちの考えた言葉が見られるようにするというものです。「がんばっているね」「すごいね」「いっしょにあそぼうね」「やさしいね」「大すきだよ」「ぼくがてつだうよ」など、子供たちが考えた言葉が教室の掲示板にあふれました。
 子供一人一人が考えた「ふわふわことば」を発表する活動をしている中で、発表する子も発表された言葉を聞いている子も、どちらも「笑顔」になるという場面が見られました。これから「ふわふわことば」を一つでも多く言っていこうと促していきました。「ぼくがてつだうよ」と言った子の表情がとても豊かでやさしく、やさしい言葉を伝えている側も、受け止める側も表情が柔らかくなり心が温かくなる日となりました。

【岡崎市立連尺小学校】ありがとうの気持ち届け隊の活動

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 本校では、保健委員会が中心になって考えて始めた「ありがとうの気持ち届け隊」の活動が行われています。昨年から続いて今回が5回目となりました。ふだん、なかなか言葉にして伝えることのできない「ありがとう」の気持ちを相手に伝えようと、相手の名前と伝えたい言葉をシートに書いて「ありがとうポスト」へ入れます。すると保健委員の子が、休み時間に各学級へ出かけていき、直接相手の子に手渡しをするという活動です。連尺小学校では、6年生がボランティア活動として、1年生のお手伝い活動を4月から続けています。そのこともあり、6年生と1年生の仲は、とても良い関係で、個々の結びつきも強いものがあります。そんな1年生から、いつもお世話になっている6年生のお兄さんやお姉さんに感謝の言葉がたくさんおくられます。6年生も、1年生の気持ちを受けて、わかりやすい言葉で返事を書くなど、楽しく関わっている姿が見られます。また、「いつもはケンカばかりしているけれど、一緒に遊んでくれてうれしいよ。いつもありがとう」と、兄弟間でのやり取りも多く見られます。活動が始まると、学校中で笑顔が見られ、とても温かい雰囲気で満たされます。これからも、この活動が続いていくことで、感謝の気持ちをきちんと伝えられる人になってほしいと思います。

【尾張旭市立三郷小学校】人権について考える

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 友達のカバンをいくつも持たされる女の子と、それを見て「勇気を出して断ろうよ」と応援する友達。「断ったら何をされるか分からないし…」と迷った末に、女の子は意を決していじめっ子たちに言います。「カバン持ちなんかもうしない!」
 12月4日からの人権週間に合わせて、学校集会で6年生が発表した劇の一場面です。テーマはいじめ。その後、勇気を出して断った女の子に、いじめっ子たちは「おれの言うことが聞けないのか」とすごみますが、周りの友達は「みんな人権があるんだから、無理やりカバン持ちなんかさせちゃいけないよ。ねえ、みんな!」と、劇を見ている全校児童に問いかけます。そして、みんなの支えもあって、いじめは解決します。そして友達の一人が「一人じゃ助けられなかったかもしれないけど、みんなで力を合わせればいじめもなくせるね。」と言い、女の子が「うん、みんなありがとう!」と元気に答えたところで劇は終わります。いじめる側、いじめられる側、それを見ている側と、それぞれの立場に立って、いじめについて考え直す機会となりました。
 最後に、三郷小人権ソング「SUN」を全校で歌いました。この歌は、昨年児童会が人権ソングにふさわしい言葉を全校児童から募集し、集められた言葉をもとに歌詞を作ったものです。この日のような劇を見た後は、特に歌詞が心に迫ります。
“なやみごとあっても つらいことあっても みんなでいっしょにわらっていよう ぼくらはひとりじゃないよ”

【豊橋市立大崎小学校】お米を送って気仙沼を応援しよう! 大地の恵みを届けよう!

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 今年も、気仙沼市前浜地区の方からお礼の手紙が届き、朝会で全校児童190名の子供たちに紹介されました。
 大崎小学校では、今年も「おいしいお米を作って気仙沼市前浜地区にもち米を送ろう」をテーマに、米作りに取り組んできました。5・6年生の児童が、6月には「田植」を10月には「稲刈り」をPTAや地域のゆたかクラブ(老人クラブ)の方の協力を得て、「みのり農園」で行いました。
 気仙沼市前浜地区の皆さんとの交流は、4年前からの御縁で、復興支援としてもち米と義援金を送り続けています。学校の畑で作った玉ねぎやじゃがいもを販売し、その売上金の一部も添えて、今年も無事もち米を送ることができました。荷物の中には、子供たち一人一人のメッセージ入りの色紙も入れました。先日届いたお礼の手紙には、
 『早速のお米、前浜に届きました。ずっしりとしたお米の重さに、みなさまの気持ちを感じ取ることができました。また、全校児童と教職員のみなさまの心温まるメッセージを拝見しながら、日ごろ前浜のことを思っていただいていることに感謝し、寒さが吹っ飛びそうにうれしく思います。そして、毎回のメッセージを拝見するたびに、大崎小学校の様子をかいま見ることができます。本当にありがとうございました。』
と、つづられていました。こころ温まるお礼の手紙に、私たちの方が励まされているように感じます。これからも、おいしいお米づくりを通して交流を続け、大地の恵みを届けていきたいと思います。

【大府市立石ヶ瀬小学校】卒業生に送る、一人二鉢運動

 石ヶ瀬小学校では、卒業式のときに飾る花を、5年生が育てるという取組があります。本年度も、その取組が始まりました。5年生、全194名の児童が、一人二鉢ずつ、白と黄色のパンジーを育てます。
 校務主任から、一人二鉢運動についての説明を聞きました。黒ポットに入った苗から鉢への移し方や、水のやり方などの説明を受け、作業を行いました。「根っこが固まっていて、うまくほぐせない」と困っている児童がいると、他の児童が「こうしてやればいいんだよ」と手本を見せるなど、児童同士で教え合ったり、手伝ったりしてみんなで協力してテキパキと作業を進めていました。
 鉢への植え替えが終わると、クラスごとに植木鉢を並べました。合計で388鉢のパンジーを整えることができました。「水やり当番を決めたい」「もっと日が当たる場所の方がいいのでは」と、子供たちは花をたくさん咲かせるためにできることを考えていました。
 毎日の水やりなどの世話を通して、在校生代表として、6年生を送る会や卒業式を成功させようという責任感と、最高学年としての自覚が育っていってほしいと思います。

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【新城市立鳳来東小学校】 大好きな「はちまんもり」

 校区に「はちまんもり」という公園があります。鳳来東小学校の3・4年生7名(複式学級)の子供たちにとって自慢の公園です。
 子供たちは、この公園を「大切にしたい」「更に過ごしやすい場所にしたい」という願いをもって、今年度の総合的な学習の時間を進めてきました。
 「公園をもっときれいにしたい!」と、公園の清掃活動に取り組む中で、置いてある椅子のくぎが出ていたり木が腐ってわれていたりする危険な様子に気づき、作り直したいと考えました。地域の製材所の方のお世話になり、材料を分けていただいたり、作り方を教えていただいたりして、地域の方々が望んでいた背もたれ付きの椅子を3脚作り上げました。
 枯れ草が激しく目立つようになったことに気づいた子供たちは、「クリーン活動」を計画しました。子供たちの活動に賛同していただいた地域の方々や、5・6年生の子たちも応援してくれ、公園は見違えるほどきれいになりました。
 これからも地域の自慢の公園をみんなできれいにして、大切に使っていき泰と思います。
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【豊川市立中部中学校】 ふれあい活動

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 中部中学校では、地域の方々との交流が多くあります。あいさつ運動や資源回収をはじめ、ふだんの生活の中でも生徒を見守ってくださいます。
 ふれあい活動も毎年行っている行事の一つで、「地域の方々に学ぶ」というコンセプトのもとに地域の方々が開いてくださった講座を、学年を超えて学ぶ時間を過ごしています。会場は校内だけでなく、市民館などの地域の施設も利用させていただいています。
 初めて出合う遊びや技能、やってみたかった活動など、ふだんとは異なる学びに生徒の表情は終始明るいものでした。活動後の感想でも、「講師の先生がとても丁寧に教えてくださって、わかりやすかったです。」「はじめはどんなことをやるのか不安でしたが、講師の先生が声をかけてくださって、うれしかったです。作品は思ったより上手にできて満足です。」といった内容のものが多く、生徒が地域の方々と楽しくふれあう時間を過ごしたことがうかがえます。また、地域の方々も道具や材料を準備してくださったり、積極的に生徒に話しかけてくださったりするなど、生徒を思ってくださっている気持ちにあふれていました。

【春日井市立味美小学校】世界の子供にワクチンを

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 本校の児童会の取組は、学年を越えた「なかよし学級」を編成し、年に6回程度の交流会を行い、豊かな人間性や好ましい人間関係を育てている活動がメインです。本年度は、児童会の役員から、「人のためになることをやってみたい」という意見が出て、いろいろ話し合った結果、ペットボトルキャップ集めをして世界の子供にワクチンを届ける取組をすることになりました。
 5月の集会で全校に呼びかけをし、6月には、『代表委員会だより』で協力を呼びかけました。そして、各昇降口に回収箱を作って設置しました。
 すると、翌日から、毎日のように1個1個回収箱に入れてくれる児童や、1週間分を集めて持ってきてくれる児童、スーパーマーケットの袋がはちきれんばかりに集めて持ってきてくれる児童など、たくさんのキャップが集められています。児童の中には、「僕が持ってきたキャップで外国の子が助かるんだね」とうれしそうに協力してくれている児童もいます。
 7月末には、63.2キログラムで約25000個、ワクチンだと30人分になりました。11月末には168.8キログラムで約73000個、ワクチンだと91人分。今は、100人分を目標に取り組んでいます。みんなの気持ちが伝わる日も遠くないようです。

【岡崎市立北中学校】温かい人間関係を築く縦割り活動

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 本校は異学年交流が活発です。例えば、体育大会の演技は3年生が2年生へ、2年生が1年生へと教えます。応援合戦も縦割りで行います。その他にも、生徒会レクや英語集会などで異学年交流を続けてきました。その中の1つである、「教えて!たてわりティーチャーズ」の活動を紹介します。
 生徒会主催で行われた「教えて!たてわりティーチャーズ」は、定期テスト前に、2・3年生がテスト範囲を見て、1・2年生に出題されやすい問題や押さえておきたいポイントを教えます。これは、グループを作り全校一斉に行われました。教えてもらう1・2年生は熱心に話を聞いたり、メモを取ったりしていました。また、テスト後には、アンケートをもとに、難しかった数学の問題を3年生が1・2年生に教えました。これは自由参加で、数学が得意な3年生が1・2年生の問題を見て、あらかじめ問題を解いておきます。参加した1・2年生は、自分が解けなかった問題を3年生に質問して理解に努めていました。
 勉強を教えたり、教わったりする活動を通して、温かい人間関係を築き、他の人に対し思いやりの心をもてるようにとのねらいで行われた活動。今後も、縦割り活動を充実させていきたいと思います。

【あま市立甚目寺中学校】「絵手紙を送ろう!」贈呈の会

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 12月14日(木)、あま市役所で「愛知県に避難されている方に、寒中見舞いの絵手紙を送ろう!」という贈呈の会が開催されました。あま市内の小中学校の代表児童生徒が、それぞれの学校の絵手紙を持ち寄りました。本校も11月の「人権タイム」を利用して全校生徒が、避難者の方々を励ましたいという自分たちの思いが届くように、心を込めて描き上げました。当日は、生徒会長が全校を代表して出席し、「震災後の生活はつらさや悲しみで本当に大変だったと思います。この絵手紙は、命の尊さを思いながら一人一人が思いを込めて描きました」と避難者の方に丁寧に思いを伝えて、全校生徒の絵手紙を手渡しました。避難者の方からは、「一人一人の気持ちが絵手紙から感じられ胸がいっぱいになります。メッセージも温かく本当にありがとうございました。」と、お礼の言葉をいただきました。「一人一人の力は小さくて、私たちにできることは限られているかもしれません。でも命の大切さを考えて応援する取組を、今後も継続していきたい」という声が、活動後に生徒から聞こえてきました。

【豊橋市立西郷小学校】「ぼくらニューリーダー」保育園年長さんとの交流会

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 本校へは、学校のすぐ隣にある保育園の子たちが入学してきます。保育園の年長の子たちが学校に慣れ、4月からの小学校生活を楽しみにしてもらえるように、また、最高学年になる5年生がニューリーダーとしての自覚をもち、下学年への思いやりの気持ちを育むことができるように、毎年2回の交流会を行っています。
 この交流会に向けて5年生は「保育園の子を楽しませてあげたい」「保育園の子を助けてあげる」という自分のめあてを考えたり、保育園の子に楽しんでもらうための遊びを学級全体で話し合ったりしてきました。交流会の当日「喜んでもらえるかな」「保育園の子とうまくおしゃべりできるかな」と少し緊張していた表情もすぐにほぐれ、笑顔で話しかけたり、優しく手をつないであげたりして、楽しく会を行うことができました。
 保育園の子の笑顔を目の当たりにした5年生には「2回目は、もっと遊びを考えて楽しませてあげたい」「遊びの説明をもっとわかりやすくしていきたい」「保育園の子が1年生になりたいと思ってくれる交流会がしたい」など、保育園の子のことを考えるお兄さん、お姉さんとしての優しい気持ちがあふれていました。

【東海市立加木屋中学校】いじめ防止への取組について

 東海市では、いじめ未然防止プログラムを策定し、いじめを「しない」「させない」「見過ごさない」児童生徒の育成を目指しています。今年は、児童会・生徒会を中心に、いじめ防止キャラクターの募集を行いました。東海市の小中学生全員が投票して決定した、いじめ防止キャラクターの名前は「いじめにゃい」。身近で親しみのあるネコをかたどり、身長約180センチで頭の周り約220センチ。両目の横に「イジメ」と書かれた×印。口元をキリッと引き締め、「イジメはしない」との児童生徒たちの思いが込められています。
 加木屋中学校の取組として、いじめを題材にした道徳の授業やいじめ防止標語の募集等を行いました。また、朝会時には生徒会が中心となり、「いじめにゃい」を披露し、いじめを「しない」「させない」「見過ごさない」を加中生の合い言葉に、いじめを許さないということを再確認しました。
 ここで、いじめ防止標語の一部を紹介します。
 「枯らそう 非行の芽 蒔こう 助け合いの種」
 「気がついて 笑顔の裏で SOSが 鳴っている」
 「いじめダメ! 思うだけでは 変わらない」
 今後も絶対にいじめのない、お互いが思いやりのもてる心の通う穏やかな学校を目指していきたいと思います。

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【設楽町立津具中学校】お年寄りとともに過ごす心温まるひととき

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 本校の生徒は、毎年近隣にある介護施設「偕楽園」を訪問しています。1学期に2年生、2学期に1年生が、お年寄りと一緒に楽しむ交流をしています。さらに、全校生徒で訪問し、合唱を聴いてもらう機会ももっています。これは、本校の合唱発表会に来場することが難しい偕楽園の利用者の方たちのために、7年前から始めた行事です。今年も、生徒たちは「お年寄りの方たちに楽しんでもらいたい」という思いをもって全校合唱や学年ごとの合唱を披露しました。また、みんなで一緒に楽しめるように、利用者の方たちにとってもなじみの深い「ふるさと」や地域の歌「北設楽郡歌」なども歌いました。
 設楽町の山間部に位置する本校の全校生徒は19人。人数は少ないですが、その分一人一人が活躍し、お年寄りの方たちとたくさんふれ合うことができます。写真にあるように、この日の訪問でも、合唱の合間のふれあいタイムには、生徒が利用者の方の肩たたきをしたり、手を握りながら笑顔でお話を楽しんだりしました。
 利用者の代表の方から「みんなが来てくれて本当によかった。一緒に歌えて楽しかったよ。ありがとう。」と感想をいただきました。その後、おやつを一緒に食べ、利用者の方が自宅へ帰るのを見送りました。世代を超えて思いが通じ合い、笑顔があふれ、心がとても温かくなる会になりました。

【豊田市立若林東小学校】 4年生もお兄さん、お姉さん「なかよし給食」

 本校では、1年生から6年生までの縦割りグループで活動する「ファミリー活動」があります。大縄集会や、休み時間の集団遊び、秋の祭典、冬の祭典など6年生を中心に仲良く活動しています。
 「なかよし給食」では、低学年の子と高学年の子が一緒に給食を食べています。日頃の「ファミリー活動」では、6年に頼ってばかりの4年生も、高学年として張り切って低学年の子を迎えます。「いただきます」の後、はじめは静かな教室も、だんだんおしゃべりが始まって盛り上がり、「ごちそうさま」をするときは少しさびしい思いです。
 「1年生なのに残さないで食べてすごいね」「3年生は元気でいっぱいしゃべってくれたよ」「1年生や2年生の食器を片付けてあげたよ」「食器を片付けてあげたら『ありがとう』って言ってくれたよ。何だか胸が温かくなったよ。今日はとってもいい日になったよ」
 これは、少しお兄さん、お姉さんになった4年生の感想です。

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【半田市立雁宿小学校】みんないきいき「なかよし団活動!」

  本校では、1年生から6年生の全校児童を縦割りで10の団に分け、「なかよし団」を構成しています。この「なかよし団活動」は、異学年同士の交流を図り、集団の一員としての自覚を深め、協力する態度を育成することを目的としています。団は一年間固定であり、年度当初に、団長、副団長を中心に、動物の名前を使って団の名前を決めます。今年度は、チーター団、アザラシ団、フクロウ団、イルカ団、シャチ団、オオカミ団、パンダ団、イヌ団、ツバメ団、カンガルー団の10団です。
 そしてさらに、団の中を5つの班に分け、班内の低学年と高学年(ペア学年)同士でバディを組み、このバディで様々な活動を行います。本校では、運動会も「なかよし団」対抗で行われ、バディで競技に参加します。バディと一緒に綱を引いたり、互いに応援し合ったりする姿はとてもほほえましいです。また、秋の一大行事「かりやど祭り」でも、団で「なかよしラリー」というゲームに参加し、団の結束を強めています。
 さらに、火曜日の大放課は「なかよしタイム」といい、団ごとにゲームなどをして交流を深める時間となっています。ゲームは、団長を中心とする高学年が計画・運営しますが、いつも「低学年でも楽しめるように」ということを意識して、話合いが進められています。「なかよしタイム」では、高学年が低学年と手をつないで走ったり、低学年に取りやすいボールを投げたりする姿が見られ、思いやりの気持ちが育っていると感じます。
 この「なかよし団活動」を通して、高学年は低学年に対する思いやりの心を育み、低学年は自分のバディを慕って頼りにする気持ちが高まっています。今後も、高学年と低学年が互いに仲良く協力して活動する姿を見守っていきたいと思います。

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【愛西市立立田南部小学校】みんなで作ろう「わたしたちのマナー」

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 「元気よく、笑顔あふれる立南っ子」これが、立田南部小学校の児童の姿です。晴れた日には、多くの児童が休み時間に校庭で元気よく遊んでいます。一方、雨の日は、休み時間に外で遊ぶことができず、体を思いっきり動かして遊ぶことができません。ついつい、廊下を走ってしまう児童もいます。そこで、「危険だ!」「けがをしてしまう!」という危機感から、児童が自ら考えをもって取り組んだ『ごゆっくりタワーづくり』を実践しました。
 『ごゆっくりタワー』は、児童らが考案した、廊下に設置する案内板のような立札です。6年生児童が中心になって呼びかけたところ、全校児童が休み時間に集まり、メッセージを記入し、タワーの作成に協力しました。タワーには、「走らないでね」「走るとあぶないよ」「廊下は歩こう」「ゆっくりいこう」など、児童自ら雨の日の廊下の歩行について考え、作成しました。
 雨の日には、廊下に『ごゆっくりタワー』が設置されます。児童らは、自ら作成したタワーを見て、廊下を走らないように、ケガにつながらない行動を意識するようになってきています。
 タワーを作った児童の感想には、「みんなといっしょにつくれてたのしかった。ろうかははしらず、あるくようにする」「みんなで作ったタワーを見て、みんなが走らないようになるとうれしいです。ケガのない毎日を過ごしていきたいです」とありました。
 雨の日に設置したときだけ守るのではなく、「廊下は右側を歩くことが当然である」という意識が根付くように継続して取り組みたいと思います。ルールやマナーを子供自身が守っていきたいという意識を大切にし、よりよい学校生活を過ごしていきたいと思えるよう指導・支援を継続していきたいと思います。