【長久手市立西小学校】地域の行事を通して児童の心を育てる

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 毎年、夏休みに西小学校の校庭を使用し、夏祭りが行われています。今年度も、8月5日(土)に行われ、西小学校の児童や地域の方など多くの人が、楽しいひとときを過ごしました。このお祭りは地域の行事ですが、毎年、西小学校の児童が活躍する場面があり、地域と学校が協力して準備を進めてきました。
 オープニングの西小学校金管バンド部の演奏では、パレードの衣装を着た児童が「史上最大の作戦マーチ」を演奏しながらやぐらの周りを練り歩いた後、「ハイホー」や「トップ・オブ・ザ・ワールド」といったポップス曲も演奏しました。音楽に合わせて踊る子供、メロディーを口ずさむ大人、演奏が祭りのムードを盛り上げ、同じ地域に住む老若男女が音楽でつながることができました。児童は、「盛り上がってうれしかった」「いろんな人が聴いてくれた」と地域の行事に貢献できたことにうれしそうでした。
 出店では、西小学校6年生の児童が、射的や玉入れなど自分たちで考え、準備した企画を行い、幼児や低学年の児童を楽しませていました。6年生の児童が、年下の子供たちに一生懸命ゲームの説明をし、うまくいくよう優しくアドバイスするなど思いやりのある姿が見られました。
 学校と地域とが力を合わせ、児童が地域のために力を尽くし、思いやりの心を育てることができる行事は非常に貴重です。今後も地域とのつながりを通して、児童の心を育てていきたいと考えています。

【南知多町立日間賀中学校】日間賀サミットを通して気づく島の方の思い

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 昨年度から始まった日間賀サミット。日間賀島のために、小中学生が連携して行えることを考え、「島を元気に!」する活動について話し合い、今後の活動の見通しをもつ機会である。そして、島の将来の担い手としての資質を育てることを目的としている。
 今年度から、話合いの形を小グループ形式にし、小中学生と大人の方がより近くでたくさん話ができるようになった。この形になって2回目の日間賀サミットが11月下旬に行われた。今回は、今までよりも多くの大人の方を招待したので、初めて参加された大人の方も多くいた。そのような中で、小中学生から提案のあった、「島の大人の方と一緒に島をもっときれいにする方法」について話し合った。話合いの中で、「子供たちには、今よりももっと島を好きになってもらい、自分たちで島をつくっていく感覚をもってもらいたい」という期待や「大人と子供が同じ場で話し合うことができてすばらしい」という感想をいただいた。
 大人と子供が同じ場で、これだけ一生懸命話し合うことができるのは、みんな島のことが本当に好きで、大切だと思っているからだと思った。日間賀サミットを通して、この思いが更に強まり、今よりももっともっとすばらしい島となっていくことを願っている。

【稲沢市立稲沢西小学校】竹馬&一輪車教室

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 子供たちは、休み時間になると運動場に一目散。本校では、今、竹馬と一輪車が大ブームです。校舎改築工事に伴い、運動場も新しくなり、しばらく眠っていた竹馬や一輪車が再び使えるようになりました。また、新たに体育振興会にも竹馬や一輪車を買っていただきました。運動委員会の話合いの中で、「せっかく竹馬や一輪車がたくさんあるから、もっとたくさんの人に遊んでほしい」という声が上がり、運動委員が「竹馬&一輪車教室」を主催することになりました。
 この教室に向け、運動委員の子供たちは、まず自分ができるようにと練習をしたり、どうやって補助をしたらできるようになるのかを考えたりして、自分たちなりに準備をしていました。そして、いよいよ教室が始まると、初日から多くの子供たちが集まりました。運動委員の子供たちからは、「体育器具庫に、ふだんはいっぱい残っている竹馬や一輪車が、全部みんなに使われていて、うれしかった。竹馬&一輪車教室をやってよかったと思う」「自分が支えてあげたことで竹馬に乗れるようになり、低学年の子がすごく喜んでいるのを見て、自分もとてもうれしい気持ちになった」という声が聞かれました。
 これからも、自分で考え進んで行動したり、思いやりをもって人とかかわり合えたりできる活動を大切にしていきたいと思います。

【東浦町立東浦中学校】 日常の「ちょっと」を切り取る〜学級通信から〜

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その1「運動会のリレーの練習」から
 ◯月◯日 テイクオーバーゾーンで、渡す人と受ける人がお互いにトップスピードでバトンパスをする練習をしました。「声を出そうぜ」「もっとスピードを出して」「ハイって言ってから手を出して」等、よりレベルの高いバトンパスができるようにと意見が飛び交っていました。
 一生懸命に、真剣になるが故にまわりと衝突することもあるかもしれません。それもみんなの素直な心、広い心で乗り切って、全ての過程を成功への架け橋にしていきましょう。改めて「一生懸命な姿はかっこいい」と感じた日でした。

その2「いいね!」
 △月△日 「さようなら」の前にした、教室のごみ拾い。すぐに拾い始めた人たちの姿を見て、最終的にはみんなが拾って教室をきれいにすることができました。先生に「◯◯さん、ちゃんと拾って」と言われてやるのではなく、仲間の姿に影響を受け、「拾った方がいいな…」と考えが変わり行動に移せたことが、見ていてうれしかったです。K君は、自分の席以外の場所のごみまで拾っていました。汚れた手を見て、細かいごみまで一生懸命拾ったことが分かりました。

【知多市立八幡中学校】 中学校生活最後の体育祭

 今年は悪天候のため、約10日待ってやっと体育祭が実施されました。本校は、1年生から3年生が縦割りのブロックをつくり、3年生の団長を中心に競技や応援パフォーマンスを競い合います。毎年3年生は、選曲や振り付け、ステンドグラスのデザインなど、様々な係に分かれて夏休みから準備します。2学期の活動では、3年生が主体となって各ブロックで競技練習や係活動に励んでいました。
 中でも印象に残っているのは、閉会式での団長あいさつです。どの団長も言う「ありがとうございました。」の言葉、ありふれた言葉でありながら、とても重みがありました。緊張や恥ずかしさもある中で、言葉に詰まりながらも一言一言に込められた言葉以上の思いが感じられ、この日に至るまでの成長を物語っていました。仲間と協力し合い、ぶつかり合いながら過ごしたことや、ふがいないと感じる自分たちに、文句を言うことなくついてきてくれる後輩、本当に困ったときに陰ながらサポートしてくれる先生方に感謝の気持ちを抱いたことなど、生徒一人一人が何かを感じ、学ぶ経験につながっています。

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【江南市立宮田小学校】 みんなの力を合わせて・・・

 本校では、PTAの役員の方の力をお借りして、ベルマーク運動に参加しています。月に一度の「あいさつの日」の活動の後に、担当する保護者の方が、集まったベルマークを台紙に貼ったり、テトラパックを段ボール箱に詰めたりする作業をしてくださっています。ベルマークやテトラパックは、ご家庭の協力により、かなりの枚数集まってきており、作業は数時間に及びます。
 そこで、2年ほど前から、高学年の子供たちに参加を呼びかけ、PTAの役員の方の作業の前に、ベルマークを番号別に仕分する作業を進めています。仕分作業の日は、掃除のない長い昼休みの日でもあり、子供たちにとっては絶好の遊ぶ機会なのですが、毎回多くの子供たちがボランティア活動に参加して手伝ってくれています。
 各教室の前にあるベルマーク回収用の箱を集めることから始まり、ベルマークを仕分し、1から95までの封筒を回収し、回収箱を返しに行くまでを、参加した子供たちが分担して手際よく進めていきます。作業が終盤にさしかかると、たくさんのベルマークを握りしめている子の分を、周りの子供たちが手分けして仕分たり、回収した封筒を運ぼうとしてとりこぼしてしまったベルマークを、慌てて近くにいる子供たちが拾い集めて渡したり…と様々なドラマが見られます。
 回を重ねるごとに手際がよくなり、「あんなにあったのに、僕たちがもう片付けた!」と満足そうな表情を見せるようになりました。また、たくさんのベルマークを仕分けることで、そのベルマークを商品に換えるために、細かな作業をPTAの方にしていただいていることに気付く子供も出てきました。
 毎年、年度の初めにベルマークで購入した図書やボールをPTAの役員さんから子供たちに贈呈していただいています。ベルマークを集める、仕分する、送るための準備をする…様々な人の協力があって、本やボールが手に入っていることを再確認しながらボランティア活動を見守っていきます。

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【東浦町立片葩小学校】有志ボランティアの児童たちが、募金活動に参加しました!

 地域の産業まつりが行われた土日の2日間。多くの来場者で盛り上がっている雰囲気の中、福祉センターの会場前では、赤い羽根共同募金が行われました。そこに、本校の5、6年生の児童たちによる有志ボランティアの姿がありました。
 年に1回のこのおまつりに、お客さんとして参加したい気持ちの方が強くて当たり前の年代の児童たちですが、「地域に貢献できる片葩っ子を育てたい」というねらいのもとに、学校でボランティアの参加を呼びかけたところ、30名の児童が名乗りを上げてくれました。
 赤い羽根のたすきをかけて、募金箱を持ち、大きな声で呼びかけをしている児童たちの姿からは、決しておもしろ半分で参加しているのではなく、真剣に活動していることがひしひしと伝わってきました。募金に協力してくださる地域の方に対して、笑顔で対応している姿を見ると、ちょっと大人になってきたなと感じられるほどでした。
 こういった活動に児童が積極的に参加できる背景には、小さな頃から、地域の方々と関わる機会を多く設けてきたことが影響していると思います。お年寄りの方々から盆踊りを習ったり、おまつりの由来を聞いたりする活動をとおして、地域や保護者の方々の学校や児童に対する『温かさ』を肌で感じ、児童が育っているのです。
 これからも、今回のように積極的にボランティアに参加することができる児童を育てていけるよう、学校・地域・家庭が連携し、指導・支援を行っていきたいと考えています。

<参加児童の感想>
 最初は、誰も来てくれないのかなと心配だったし、声もなかなか出ませんでした。でも、僕たちの姿を見て、たくさんの人が募金をしてくれて、うれしかったし、声も出るようになりました。やってよかったと思います。

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【豊明市立豊明中学校】給食で見られたほんの小さな心遣い

 10月中旬、係や委員会が後期の分担になることに合わせて、学級の給食当番のメンバーも再編成した。慣れない一巡目、当番の一人の生徒が、配膳している肉そぼろの汁を、食器の意図しないところにつけてしまった。「全員に均等に配れるだろうか」と、気を取られながら配膳していたのだろう。その様子を近くにいた教師が「どうするだろうか」と見ていると、その生徒は「その食器、私の机に置いておいて」と友達に伝えていた。「学級の仲間が食べるときに、汁が手について嫌な思いをするかもしれない」との思いから出た小さな心遣いであった。
 別の日、ある学級では、欠席者がいて、人気メニューのメンチカツが残っていた。じゃんけんをして勝ち残った二人は、前日もおかわりじゃんけんをした二人だった。「じゃんけん、ポン。」前日も勝った生徒がまた勝った。すると、勝った生徒は、「半分にしよう」と提案。負けた生徒は「いいよ、負けたんだし」と遠慮気味だったが、相談して半分ずつにすることになった。スプーンで切り分けた後、「小さい方は僕が」と、じゃんけんに負けた生徒がうれしそうに言っていた。その後、メンチカツを切り分けたスプーンを見て、更に心が温かくなった。じゃんけんで負けた生徒は、「誰かスプーンを落としたら、新しいスプーン使うよな」とつぶやきながら、本来返却すべき所とは別の場所にスプーンを置いて、自席に戻っていった。もしも誰かが会食中にスプーンを落としたとき、使用済みのスプーンが手前にあったら奥の未使用のスプーンをすぐに取り出せなかったり、使用済みのスプーンに触れた未使用のスプーンは気持ちよく使えなかったりすると考えたのだろう。
 いずれも、何げない日常の出来事で、大きく褒めたたえられる機会がないような出来事かもしれないが、生徒たちの小さな心遣いを見落とさないようにしようと思わせてくれた出来事であった。

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【春日井市立西尾小学校】大きいおいもがとれたよ!

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「このいも、大きいぞ。」
「あっ、本当だ。上手に掘れるかな。」
「それじゃあ、掘るのを手伝ってあげるよ。」
「ありがとう。」
 先日のさつまいも掘りでの会話です。低学年の子がいもを見つけると、高学年の子が寄り添ってきて、掘り方を優しく教えてあげたり、掘るのを手伝ってあげたりしていました。収穫したイモを分けるときも、高学年は低学年の子を優先して選ばせてあげていました。この光景は、本校ではとても自然なことです。それもそのはず。多くの活動に「生活班」という縦割り班活動を取り入れているからです。
 本校は、全校児童66名の小規模校です。全校児童を異年齢集団になるよう8つの班に分け、児童会の行事やイモの植付け・収穫、運動会の全校紅白リレーなどに取り組んでいます。また、日常の清掃活動もこの「生活班」で活動しています。これらの活動を通して、互いを思いやる気持ちと協力する気持ち、感謝の心が育ってきていることを実感することができます。
 そして、これからもそれぞれが自分の役割を自覚して、集団の向上のために進んで活動できる子の育成を目指していきたいと思います。

【豊田市立大蔵小学校】 心温まる異学年交流

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 本校では、小規模校のよさを生かし、1年生から6年生までの縦割り班で活動をしている。給食はランチルームで全校会食を行うので、給食当番は1年生から6年生が協力しながら行っている。清掃活動では、高学年が下学年に丁寧に掃除の仕方を教える姿がほほえましい。
 また、全校を「赤、青、黄」の3色グループに分け、全校遊びなどに取り組み、高学年中心に楽しく活動している。3色グループの縄跳び大会では、高学年が低学年の手を優しく取りながら一緒にジャンプする姿も見られ、1年生の入ったグループでも、一斉跳びで100回以上跳ぶことができる。
 このように、高学年になると自然に低学年の世話をし、リードするようになっていく。
 さらに、1、2年生は、生活科で「大蔵こども園」の園児たちとの交流を行っている。来年度入学する年長組の園児を0年生と称して、大蔵小の校内のおすすめポイントを紹介したり、園児の希望を生かした遊びなどで交流を深めたりしている。校内ではリードされることの多い1、2年生も、年下の子たちをリードする姿が見られる。
 これらの活動は、子供たちの優しく温かい心を育む一助となっている。


【知立市立八ツ田小学校】全校縄跳び大会で記録に挑戦!

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 本校では、毎月1回、朝のさわやかタイムの時間(20分間)に、体育委員会の子供による全校縄跳び大会を行っています。長縄跳びの8の字跳びで、連続で何回跳べるかを学年ごとに競い合います。リズミカルな跳躍力と連続性を競うことで持久力を身につけ、更にクラスの団結力を高めたいと取り組んでいます。
 高学年の子供が、長放課に運動場で縄跳びの8の字跳びの練習をしています。それを見て、他学年の子供も自主的に8の字跳びの練習を始め、友達同士互いに教え合い、タイミングよく縄に入るこつをつかむことができるようになりました。クラスの友達が引っかかってしまっても「頑張れ。」「始めるよ。」と温かい言葉を掛け合って頑張って跳ぶことができます。
 先日の縄跳び大会では、低学年の縄を回している体育委員会の子供が、「真ん中の目印で跳ぶといいよ。」と声をかけ、目印として地面に印を付けていました。更に「縄を見て、足をあげて。」などうまく跳ぶことができるように優しく教え、一生懸命に縄を回す姿が見られました。前回より記録が伸び、笑顔いっぱいの子供たち。もっと跳びたいと記録の向上を目指して、クラスの団結力も高まっています。

【津島市立高台寺小学校】 学校・地域の連携による防災訓練

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 11月11日(土)、自主防災会、消防団、防災津島の会、子供会、PTA、校区コミュニティ推進協議会の協力のもと、高台寺小学校区の小中学生、住民約600名が参加して防災訓練が行われました。
 まず、小中学生と地域住民が町内ごとの集会所等に集まり、防災設備の確認をしながら、安全な経路を通って小学校へ避難しました。ランドセルを背負ってのふだんの登下校と違い、大人とともに学校に急ぎ足で歩いてくる姿には、訓練への真剣さも感じられました。教室に入った低学年、中学年は保護者とともに、新聞紙で防災スリッパを作ったり、耐震実験教材「ぶるる」で建物の揺れについて学んだりしました。また、親子で防災ビデオを視聴し、いざというときのための備えを考えました。「我が家の日頃の備えは大丈夫か」と教室で家族会議もはじまっていました。高学年は地域住民とともに、高所避難・煙体験、炊き出し訓練、避難所想定訓練、搬送訓練、応急手当の五つに分けた訓練に順番に参加しました。毛布で担架を作ったり、ビニール袋で三角巾を作ったりした児童は、「搬送や手当に代用できるものをたくさん知ることができ、ずっと覚えておきたい」と、災害時に役立つ生活用品を学びました。
 本校は、「自分の命は自分で守る」ことのできるよう、学校、家庭、地域が一体となって、安全・安心な学校づくりに努めています。子供たちには、今回のような地域ぐるみの訓練を積み重ね、「自分」はもちろん「家庭」「地域」を守る人に育っていってくれることを願っています。

【豊田市立広川台小学校】 子供たちを支える保護者ボランティア

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 本校の学芸会では、保護者ボランティアを募って劇の背景画を描いていただいています。毎年20〜30人ほどの方が協力してくださり、すばらしい絵が各学年に用意され、舞台に花を添えています。
 子供たちは、背景画を描いていただいたことに感謝するとともに、最高の発表をすることが一番のお返しになるという思いをもち、より一層練習に身が入ります。
 このように、地域の方々に支えられて様々な行事がつくり上げられています。

【豊橋市立松葉小学校】「地球の裏側の仲間たち」ブラジル・パラナヴァイで暮らす子どもたちとの交流から学ぶこと

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 校長先生が松葉小学校に赴任される前、ブラジル・パラナバイ州の小学校で授業をされていました。その経験をいかして、本年度は国境を越えて、異国で暮らす子供たちとの交流活動も行っています。松葉小学校の代表として、6年生72人が「校長先生が見たブラジル」の授業を受けました。
 6月にブラジルの子供たちから、イラスト付きのメッセージをもらいました。言葉はわかりませんでしたが、青い鳥や森、様々な色の花など、自然あふれるイラストがたくさんありました。その一方で、登下校はスクールバスを利用するのですが、誘拐等の危険を避けるため、命を守るためのバスであることにも驚きました。公共のマークでも、日本では存在しないものもあり、72人一人一人が、人々や暮らしぶりを想像し、考えることができました。
 9月11日、ブラジルの小学校で働いている先生が来校しました。454人みんなで「ボン、ジーア」体育館中に大きな声が響きました。「ありがとう。ありがとう。」と日本語を交えながらブラジル語でお話をされる先生を真剣に見る子供たち。その表情から先生の気持ちが伝わり、子供たちは満足げな表情を浮かべていました。
 低学年、中学年、高学年、それぞれが自分なりのブラジルを感じ、異国の暮らしや子供たちに興味をもつことで、改めて日本を考えるよいきっかけになっています。「メッセージを動画で送ろう」「やっぱり言葉が通じるといいのだけれど・・・」地球の裏側の子供たちを近くで感じたい、何かを伝えたいという思いが育まれています。


【一宮市立向山小学校】 〜ごみゼロ運動を行いました〜

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 本校は、環境教育の一つとして、ごみゼロ運動を行っています。今年は11月に清掃の時間を拡大し、全校児童が行いました。校内の落ち葉や除草だけでなく、学校周辺の歩道の草取りやごみ拾い、大江川東側道路の草取りなどを行いました。11月ということもあり、枯れ葉や落ち葉が多く、その他にも空き缶や包み紙もあり、終了時には、用意した袋がごみでいっぱいになりました。子供たちは、どの子も竹ぼうきを上手に使い、枯れ葉を掃き集めたり、長く伸びた草をかき分け、少しのごみも見逃さずに拾ったり一生懸命取り組むことができました。子供たちからは、「たくさんの落ち葉やごみを拾うことができて、スッキリしました」や「もっと時間をかけてきれいにしたい」などという声が聞かれました。これからも地域の方々と協力して、全校でごみ一つない向山を目指し、取り組んでいきたいと思います。

【大府市立神田小学校】 どうぶつれっしゃでGO!

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 本校では、運動会で「ペア学年による競技」が取り入られている。これは、高学年としての自覚をもち、お互い協力し尊重し合う気持ちを育てる縦割り活動の一つである。
 1、6年ペアの種目は、「どうぶつれっしゃでゴー!」という競技である。まず、2本の棒を列車に見立てて、1年生が「運転手」と「車掌」、6年生が「お客」として一緒に走る。次に、6年生が1年生を抱っこして、ケースに入っているお面の動物にあった餌を取り、それを1年生が6年生の首に掛けてあげるのである。1年生を蹴らないように気遣って走ったり、首に掛けやすいようしゃがんだりしている6年生の姿は、優しさにあふれていた。
 使った動物のお面と餌は、1年生が描いたものを6年生が完成させた。お面の形となって返ってきた裏には「かわいい面をありがとう。上手に色が塗れているね。優勝できるようにがんばろうね。」といった6年生からのメッセージが書かれており、1年生はうれしそうにそれらを読んでいた。
 2、4年生や3、5年生のペア種目も高学年が低学年をリードし、勝利を目指して必死に競技している。見ているとほのぼのとした気持ちになる。これからも続けていきたい行事である。

【知多市立岡田小学校】「はきものそろえ」の心、じんわり確実に育ってます

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 始業式で校長先生が「あいさつ・返事・はきものそろえ・ありがとう」を4つの願いと位置づけ、話しをされました。4月の朝会では、児童のよいところを認め褒める一方で、はきものそろえに関しては実際に靴を手に、こんなふうにするといいよ、と伝えました。
 校長先生の話に、張り切る子供たち。でも日々のことですので、いつもばっちりとはいきません。昇降口の靴箱はよくなったのですが、乱れがちだったのはトイレのスリッパ。そんな中、高学年では自主的にスリッパ見回り隊なるものが登場し、自分たちの教室以外の階もそろえにいくようになりました。はじめは乱れていると自分たちがそろえていたのですが、低学年の子供がそろえているのを見て「えらいね」「ありがとう」と声をかけたりするようにもなりました。
 2学期になってから、ある学年のトイレのスリッパが、遠くまで飛んだりごみ箱に入ったりしていました。悲しいできごとでした。教師はその様子を写真に撮りました。続いてしまうようだったら、写真を掲示して再発防止を呼びかけようかと思ったからです。各担任がクラスで話をしました。「何かつらいこと困っていることがあってこんなことをしてしまった人がいるのかもしれない。それなら、だれかに相談してほしい。周りの人ができることは、犯人捜しではなく、これからもはきものそろえを続けていくこと」と。
 幸い、乱れた写真を掲示する必要はありませんでした。日々の生活の中で、子供たちが自然にはきものをそろえる姿がみられます。急いでいたためか、ちょっとよそを向いているスリッパがあったときは、気づいた子供がそろえています。その様子に、職員も心が温かくなりました。

【大府市立大府西中学校】保護者・地域の方に支えられて

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 大府西中学校の特別支援学級では、毎年、学校近くの農家の方の力を借りて、校内で野菜作りに励んでいます。今年も、昨年11月に苗を植えた玉ねぎを、5月下旬に大きなかごに7杯収穫しました。
 この玉ねぎは、スポーツ祭の昼の休憩時間に、保護者・地域の方に販売しました。毎年、スポーツ祭で保護者・地域の方に野菜の販売をしているので、多くの方が今年も買いに来てくれました。買いに来た方の話を聞くと、「無農薬で栽培しているので、安心、お値打ち、そしてとてもおいしくて、毎年、楽しみにしている」ということでした。保護者・地域の方も、特別支援学級の生徒たちも、みんな笑顔のひとときとなりました。
 この玉ねぎの販売で得たお金は、特別支援学級の調理実習の材料費などに使われます。今年は、みんなでカレーライスを作りました。とてもおいしくでき、みんなの笑顔の花が、ここでも咲きました。そして、秋の野菜作りに向けてもがんばろうという気持ちでいっぱいになりました。
 このように、大府西中学校の特別支援学級の生徒たちは、保護者や地域の方々の温かい心に支えられ、みんなすばらしい笑顔で、毎日を過ごしています。

【豊橋市立野依小学校】 友達のよさに気づく長縄集会

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 本校では、運動委員会の子供たちが中心となって企画、運営をする「長縄集会」があります。学級ごとに8の字跳びを行い、3分間の合計回数を競います。本年度も学年目標を達成するために、体育の授業や休み時間を使って、練習に励んできました。練習をする中で、うまくいかないときに、どうすれば記録が伸びていくのかを子供たち一人一人が考え、話し合い、次の練習に取り組むことで、学級の絆(きずな)を深めてきました。本番では、声をかけ合い、励まし合いながら、一つの縄に向かい、校訓である「本気」で取り組む姿が見られました。目標に向かって前向きにがんばることの大切さや友達のよさを感じることができた長縄集会でした。
〜6年生の児童のノートから〜
 ぼくは最近、道徳心を学びました。それは長縄の練習のときです。ぼくは回していて手も痛いし、なかなか記録が伸びないことで少しイライラしてしまいます。イライラの気持ちを声には絶対に出さないようにしています。でも態度に出てしまいます。みんなにいやな空気を流さないためにどうしたらよいのか考えていました。そこで、とてもよい見本があることに気がつきました。Aさんです。どんなときでも「ドンマイ」や「声出して」と明るい声で言ってくれるので、いやな気持ちがなくなります。「どんなときでも明るく」がんばりたいです。

【豊田市立若園小学校】 みんな大好き、校長先生!

 若園小学校の校長先生は、杉本満先生です。校長先生は、平成30年3月をもって退職されます。子供たちは、校長先生が大好きです。校長先生は、休み時間に校長室を開放しています。校長室には、校長先生お手製のおもちゃがたくさんあります。1年生から6年生まで多くの子供たちが、校長室で遊んでいます。まさに『行列のできる校長室』です。
 また、集会でお話されるとき、必ず具体物を使ってお話されます。子供たちは、毎回どんなお話をされるか楽しみにしています。
 入学式での校長先生のお話
「みなさん、『あいうえお』を大切にして、毎日学校に来てくださいね。『あいうえお』とは、あいさつ・いのち・うんどう・えがお・おもいやりです。」
 若園小学校の子供たちは『あいうえお』を守って、楽しく学校生活を送っています。

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