【一宮市立開明小学校】なかよし活動

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 本校では、1年生と2年生児童が遊びながら交流する「なかよし活動」があります。通学団や同じ地域の見知った子ばかりではなく、あまり関わりのなかった子とも同じ班になって遊ぶこともありますが、間もなく打ち解けて、楽しく遊んでいます。
 先日の活動中に、こんなことがありました。皆が班に分かれて座ったときに、1年生のA君が、一人で立っていました。人一倍人見知りで、恥ずかしがって、うつむいたままになっていました。そこへ、友達のB君が駆け寄ってきて、「こっちにおいでよ。」と声をかけました。すると、A君は、安心した笑顔になって、B君と同じ班で遊び始めました。
 進んで困っている子を助けたB君の姿を見て、心が温かくなりました。

【津島市立北小学校】学校たんけん

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 「こっちだよ、失礼します。」と優しく手を引く2年生。目をくりくりと輝かせ、2年生と職員室に入室してくる1年生。2年生が1年生と一緒に「学校たんけん」したときのことです。「ここはね、先生たちのお部屋なの、たくさん机があるでしょ?」「奥に放送室があるよ。シューズを脱いで入るよ。」と細かく説明が始まっています。1年生は見るもの、触るもの全てが興味津々といった様子です。校長室では、「座ってごらん、ほら、フカフカ」とめったに座れない校長室の椅子に腰掛け、1年生にもその感覚を自分で感じるよう促していました。
 ほんの2か月前までは1年生だった現2年生がこんなにもお兄さん、お姉さんらしく成長し、しっかりと1年生を優しくリードする姿は大変ほほ笑ましいものでした。心にほんわりと温かさが残る時間となりました。

【安城市立錦町小学校】1年生を迎える会 〜1年生を笑顔にしよう〜

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 4月28日(金)1年生を迎える会を行いました。1年生入場では、2・4年生のペア、3・5年生のペアが花道をつくり、その間を6年生が1年生の手をひいて歩きました。そして、児童が扮する「どんぐりの精」や「長老」が登場し、1年生の学習、休み時間の遊び、学校の行事、学校のきまりについて紹介し、本校が大事にしている「五つの大切なこと」をみんなで確認し合いました。
 「五つの大切なこと」 (1) 自分から先にあいさつをすること 
            (2) はきものをきちんとそろえること
            (3) 朝ごはんを毎日食べること
            (4) 飛び出しを絶対にしないこと
            (5) 「ありがとう」の言葉をたくさん使うこと
 「どんぐりの精」や「長老」の登場に、1年生はとても喜んでいました。続いて、6年生から1年生一人一人に、どんぐりの首飾りがプレゼントされました。この首飾りは、2・4年生ペアが折り紙で輪を作り、それをつなげて首飾りにし、3・5年生のペアが中央のどんぐりの紋章を作り、最後に6年生が輪と紋章を合わせて完成させたものです。1年生のためにという2〜6年生の思いが込められたものです。首飾りを受け取り、1年生はとてもうれしそうでした。終始、温かい雰囲気の中で会が進められました。
 1年生を温かく迎えよう、1年生を笑顔にしてあげようと、執行委員を中心に企画・運営された会でしたが、2〜6年生のみんなと職員がその思いを受けとめ、1年生のために気持ちを一つにして進められたすてきな会となりました。錦っ子は、すなおで明るく、思いやりのある子です。

【蒲郡市立三谷小】三谷っ子のすてき

 入学式翌日。今日は一年生が初めておうちの人がいないなか、お世話係のお兄さん・お姉さんと下校する日です。
 一年生とお世話係の子から、放送の合図で下校をし始めました。一年生は上級生といっしょに次々と帰って行きます。
 しばらくすると、保健室に五年生の女の子二人が、一年生の男の子を連れてやってきました。
「先生、この子、下駄箱のところで一人、ぽつんと待っていました。」
 保健室にいた先生は、びっくり!どうしたことかと調べてみると、いっしょに帰るはずのお世話係さんは児童クラブに行くために移動をしてしまっていたのです。それを知らずに、一年生の子はお世話係を待ち続け、下駄箱付近に佇んでいたのでした。
 もしも、女の子たちが声をかけ連れてきてくれなかったら、気づかず帰ってしまっていたら、どうなっていたことでしょう。気配りのできる、行動力ある優しい上級生のおかげで、無事帰ることができた一年生。よかったね。
 三谷っ子のすてき・・・今年第一号です。



入学式で〜6年生が1年生をエスコート〜

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【美浜町立野間小学校】卒業生からのメッセージ

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 平成28年度の野間小学校の卒業式は、出席した多くの人の心に残る感動的な卒業式になりました。昨年9月のことです。6年生の女子児童2名が校長先生に「相談があります。」と放課に校長室を訪れたそうです。校長が用件を聞くと「私たちの卒業式を思い出深いものにしたい。そのために、卒業式の中でお世話になってきた1年生からの担任の先生方へサプライズで感謝の言葉を伝えたい。卒業式の歌も、私たちが歌いたい歌を1曲追加したい。」とのことでした。校長は彼女たちの意思を前向きに捉えながら、それを実現するために必要な条件がいくつかあることを伝えたそうです。そして3学期、見事に条件をクリアした彼らは「自分たちらしさ」を生かした卒業式を実現させることができました。当日、全力で呼びかけをし一言一言かみしめるように歌う卒業生の姿は、列席者の胸を熱くさせました。式に参加した在校生も、卒業生の思いを感じ取り、共に涙を流していました。
 そして、4月。新しい学年が始まり、新6年生は卒業生が残してくれた思いを継ぐために、毎日奮闘しています。自分たちも「あんな卒業式を」という思いを抱きつつ、最高学年としてのプレッシャーと戦っています。「自分たちにできるだろうか」「なんだか大変そうだ」子どもたちの表情にそんな気持ちがにじみ始めているのがわかるようになったころ、卒業生が本校を訪ねてきました。そこで現6年生担任が「卒業生として今の6年生にメッセージを残してほしい」と彼らに頼み、急遽メッセージビデオを撮ることになりました。ビデオの撮影には、半数以上の卒業生が集まってくれました。「学校の代表をやるのは苦しかったけど、振り返ってみればよかった」「たくさんの話し合いを通して、意見を言う大切さを知った」「6年生として何かを任されるのは力が認められたからこそ。チャンスだと思ってほしい」などの言葉を残してくれました。
 卒業生からのメッセージを見た新6年生は何を思ったことでしょう。心の奥底の部分までを計り知ることはできませんでしたが、彼らのまなざしは迷いを吹っ切ったように晴れやかだったように見えました。

【新城市立千郷小】「待っていたよ、1年生!わいにこ班へようこそ」

 千郷小学校では、平成28年度から「わいにこ班活動」(縦割り班活動)の一環として「わいにこ班掃除」を始めました。平成27年度までは、年に数回集まって異学年交流をしていましたが、毎日掃除で顔を合わせ、協力して活動することで、班の仲間の絆が生まれ、より深い交流ができるようになりました。6年生は班長として下学年をリードします。思い通りにならないこともありますが、悩んで解決策を見つけたり、友達に相談してよい方法を考えたりして、1年間班長としての務めを果たし、大きく成長しました。
 本年度も「わいにこ班活動」が始まりました。「1年生を迎える会」で班の顔合わせを行い、遊びで交流しました。新しく班長になった6年生が、1年生を優しくお世話している姿が印象的でした。これから、この班の仲間と1年間ともに過ごし、新しい絆づくり、新しい千郷小学校の歴史を刻んでいきます。

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【刈谷市立小高原小】季節外れの卒業式

 「先生、ちょっといいですか?」…女の子二人が何か相談したい様子で話しかけてきた。友人関係のトラブルの相談かと思って、二人の表情を見ると、そんな雰囲気ではない。「Aさんが転校するでしょ。だから、みんなにメッセージを書いてもらいたくて。もちろんAさんには内緒で。それを私たちがやっていいですか?」そんなさわやかな話であった。Aさんは11月で転校する予定であり、大切な仲間との別れに、何かできないかと考えていたのだ。私自身も、いつクラスのみんなに手紙を書いてもらうか時期を見計らっていたのだが、まさか子どもたちからそんな提案があるとは。思わずにっこりし、二人に任せてみることにした。
 二人の提案はこれだけではなかった。「先生、お別れ会ではなく、一緒に卒業式を迎えられないから、みんなで卒業式をしてあげたい。だから、先生にAさんの卒業証書を書いてほしいんです。もちろん、先生の手書きで」この言葉と一緒に、色紙が手渡された。転校生へのお別れ会の経験は何度かあるが、卒業式とネーミングするとは。子どもたちの思いの強さや発想の豊かさに驚かされ、同時に、心があたたかくなった。私はそんな思いに応えようと丁寧な字で卒業証書を書いた。それを二人に渡した時のうれしそうな顔は今でも心に残っている。
 そして、迎えたAさんの卒業式。二人の進行のもと、ゲームで盛り上がり、Aさんの笑顔がたくさんあった。後半、クラス一人一人からのメッセージやAさんからのメッセージの場面になると、徐々にみんなの目から涙が。最後の歌のプレゼントでは、クラスみんなが号泣。Aさんの口からは何度も何度も「ありがとう」が聞こえてくる。号泣するクラスの子たちを見て、私の胸も熱くなった。Aさんは、校門まで見送られ、その日を最後に転校、いや、卒業していった。
 こうして、ちょっと季節外れの卒業式は、子どもたちの力で、とても素敵な式となった。

【田原市立六連小】                     「通学路で・・・」(交通指導員さんの話から)

 見つけた空き缶を下校中に拾っては、一カ所に集めている小学生達がおりました。何をしているのか尋ねると・・・。
 「自分達の通学路に空き缶が山ほどあって。」
 「このままだと缶がどんどん増えちゃうと思って。」
 「他の人にここに捨ててもいいと思われてはいけないと思って。」
 「どうしたらいいか考えて、通学路沿いにあるお店のゴミ箱に入れれば
  いいかなって思って。」

 通学路に落ちている空き缶に危機感を感じた小学生達は、誰に言われたわけでもないのに、自分たちの地域をきれいにしようと進んで行動することができました。
 地域を大切に思う気持ちが育まれていることをうれしく思いました。




【春日井市立小野小】エクアドルに届いた算数セット

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 小野小学校では国際理解教育に力を入れています。昨年度は南米エクアドルの小学校との交流を行いました。エクアドルの小学校は貧しく、算数を勉強するための道具やプリントが十分ではありません。そこで、使わなくなった算数セットを集め、エクアドルの小学校にプレゼントすることにしました。
 集められた算数セットはJICA(国際協力機構)を通して送られ、海を越えエクアドルに届きました。初めて見る算数の教材にどの子どもたちも大興奮。時計や数図ブロックを使いながら楽しく、わかりやすく勉強することができました。
 教材だけではなく、学ぶ楽しさや笑顔も一緒に届けることができたようです。