【春日井市立玉川小学校】情報モラル教育の取組

 本校の高学年では、個人用のスマートフォンを持っている児童は2割程度ですが、家族と共用でスマートフォンを使っている児童や、Wi-Fi環境さえあれば通信のできる情報端末を持っている児童を含めると、かなりの数になります。
 最近の子供たちは、情報機器の扱いに慣れており、すぐに操作方法を理解して使いこなしますが、基本的な情報モラルを身につけていないために、便利な道具であるはずの情報機器が危険な道具になってしまうこともあります。
 6年生は今回、「もしもメディアリテラシーがなかったら」をテーマに、情報機器から情報を収集して、適切に評価したり、正しく発信したりすることの大切さについて学習しました。
 授業では、「受け取ったメールやSNSで傷ついてしまった」「送った文章で相手を傷つけてしまった」という体験談をもとに話し合いました。児童からは、「直接会って話をするのと違い、相手の表情がわからないので、文中で使う言葉に気をつけたい」「受け取った情報をうのみにしない」「情報の発信には責任をもつ」などの意見が出されました。
 さらに、情報機器全般の使い方にも話が広がり、「危険なサイトには入らない」「知らない人に自分の名前・住所・パスワードなどを教えない」「画像の投稿に注意する」「使いすぎに注意する」など、自分自身を守るために大切なことにも気づくことができました。
 スマートフォンやSNSの使用に起因するトラブルは、児童が家庭に帰ってから起こることが多いです。そこで、保護者の方々にも授業について御理解いただくために、臨時の学年だよりを発行しました。
 今後も家庭とも連携しながら、低学年から段階を追った情報モラルの習得に力を入れていきます。

【春日井市立中部中学校】サイバー犯罪防止教室

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 2年生を対象としてサイバー犯罪防止教室を行いました。本校でも多くの生徒がパソコンや携帯電話を使用しており、無料通信アプリやゲーム、SNSを利用しています。便利で楽しいものであると同時に多くのトラブルに巻き込まれる危険性もあります。トラブルに巻き込まれず正しく使うために、講師をお迎えし講演をしていただきました。講演では、具体的な事例を踏まえて、インターネットの危険性を知るとともに、危険を避け安全に楽しく使うためのルールやマナーを教えていただきました。
 生徒の振り返りには、「今まで危険性について何も考えずに使っていた。今後はトラブルに巻き込まれないようにしたい」「思ったことを何も考えずにインターネットに書いてしまうと、取り返しのつかないことになることがあるとわかった。とても怖いと思った」などがありました。この講演をきっかけに、加害者にも被害者にもならないSNSや携帯電話の利用方法を知ってほしいです。

【北名古屋市立鴨田小学校】道徳科「気に入らなかった写真」の授業を通して

 子供たちにとって、携帯電話やスマートフォン、タブレットなどはとても身近なものです。ふだんの子供たちの会話を聞いていても、スマートフォンを使ってゲームをしたり、動画を見たり、写真を撮ったりしながら、インターネットにつながる情報端末に慣れ親しんでいることがうかがえます。そこで、6年生で情報モラルについて考えるための道徳科の授業を行いました。
 今回の実践を行うにあたり、「気にいらなかった写真」という資料を活用しました。友達と遊びに行ったときの写真をインターネット上に投稿し、そこに写っている友達から削除を求められ悩む主人公の姉の姿を通して、インターネットを利用するときには、どのような責任が伴うのかを考えさせました。
 主人公の姉がどのような行動を取ればよいのかを考えさせる場面では、「嫌がっている友達だけでなく、他の友達にもあやまって写真を削除する」「友達同士で話し合って、削除するかどうか決める」「違う写真でよいか全員に確認して入れ替える」などの意見が活発に出ました。最後に、「インターネット上の権利」のページを読んで、著作権や肖像権、プライバシー権について確認しました。
 携帯電話やスマートフォンなどは相手の顔が見えないからこそ、お互いに気持ちよく利用できるように、相手の気持ちを考えて利用することが大切です。今後も様々な機会を通して、正しい知識や情報モラルを身に付けさせていきたいと思います。

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【美浜町立上野間小学校】もしも透明マントをもらったら

 4年生になると、コンピュータやタブレット型端末、スマートフォン、携帯型ゲーム機などを日常的に使う子供たちが増えてきます。情報発信が手軽にできるようになった半面、様々なトラブルの温床にもなりかねません。それらを防ぐためにも、情報モラル教育の推進が必要だと感じます。
 本校では、各学年学期に1回(2時間)、情報アドバイザーを講師として、情報教育の授業を行っています。発達段階に応じた内容の授業を系統的に組んでいます。4年生では、ハンドルネームを使って、疑似グループトークの体験をしました。「なぜトラブルになるのか」「安全に楽しく使うためにはどうしたらよいのか」を疑似体験し、SNSの利便性と危険性について考えました。
 ハンドルネームは、「1.クラスのだれも知らないこと」「2.実在の人名は不可」「3.人が嫌な気持ちになるものは不可」の3つの約束をもとに、各自自由に考えました。話題は、「もしも透明マントをもらったら何をしてみたいですか?」です。グループトークの内容は、はじめは読んでいて楽しくなるような内容がほとんどでしたが、次第に「いたずらをする」「店のものを勝手に持ってくる」など、悪事や犯罪になってしまうような内容へと変わっていきました。
 その後、「なぜ透明だと悪いことをしてしまうのだろうか?」について話し合いました。「ばれないから」という理由が多く出されました。実際に、透明マントという道具はないけれど、インターネットの世界では「相手の姿が見えない」「相手の表情が見えない」ということで、悪いことをしても「ばれない」で済んでしまいます。疑似体験を通して体感したことを心に置き、お互いが気持ちよくSNSを使えるにはどうしたらよいかを真剣に考えることができました。

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【豊田市立前山小学校】 5年 道徳の授業実践より

 5年生の実践を紹介します。子供たちの中に、高学年として、「時間を守る」「声をかけ合って皆で協力する」など、責任をもって行動したい、という意識が芽生えてきました。その一方で、「誰も見ていないところでは、やるべきことをやらずに、ごまかしてしまう」という行動もあります。
 そこで、「のりづけされた詩」を教材として授業を行いました。
 主人公の和枝は、文集に載せる詩を書けずに悩んでいるところに、ぴったりの詩を詩集から見つけ、思わず写してしまう。それを友人から褒められて悩み、家に帰って一人で考えていたが、最後には先生に正直に話したという内容です。
 表情をあらわすイラストを用意し、子供たちに選ばせることで、詩が書けずに悩んでいる和枝の思いに寄り添う発言が出ました。また、写した詩を友人に褒められ、家に帰ってからの葛藤も、板書を生かして話し合いました。まとめでは、「正直に言ったり行動したりすると、自分もすっきりするし、もうやらないぞと決意することができる」という意見が出ました。
 授業の中での「やりたくないけど、写せば、いい詩ができちゃう」という発言には、人間の弱さが出ており、話合いにも生かされ、情報モラルに対する意識も高めることができました。
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【幸田町立坂崎小学校】6年生の情報モラル授業実践

 6年生の子供たちに、インターネットを利用するときには、どのような責任が伴うのかを考えさせ、責任ある行動をとろうとする判断力と心情を育てるため、資料「気に入らなかった写真」を読み、話合いを進めていきました。
 本資料は、主人公である「お姉さん」が、スマートフォンで友達の写真を、インターネット上に投稿したことから始まります。友達からは喜んだメッセージが来ますが、他の友達から写真が気に入らないから削除するように言われます。喜んでいる友達と怒っている友達の間で板ばさみになり、「お姉さん」は悩んでしまうというあらすじです。
 授業では、「お姉さんの行動のどこがいけなかったのだろう」と問いかけました。子供たちからは、「勝手に写真を投稿してしまったのはいけない」「個人情報だと思う。親にも聞かないといけなかった」などの意見が出されました。その後、教師の「お姉さんはどう行動すべきだった?」の問いかけに対し、「友達に写真を見せて、投稿してよいか聞かないといけなかった」「写真のことを、いやだと思っている友達がいるのなら、投稿してはいけなかった」という意見が多く出されました。しかし、「自分は投稿したいと思っていたほどよい写真だったのに、みんなだったら本当に投稿しない?」という児童からの問いかけがあり、多くの子供が自分の本音と向き合い、立ち止まって考えるきっかけとなりました。
 授業後には、「たとえ自分がよいと思ったことでも、他の人にとってはいやなこともあります。友達の気持ちを考えて行動することが大切だと思いました」という振り返りの意見が出されるなど、自ら正しい判断をして責任ある行動を取っていこうとする心情を養うことができました。
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【半田市立半田小学校】〜映像資料視聴を通して〜

 3年生を対象に、情報モラル学習を行いました。しかし、「情報モラル」という言葉を誰一人知らず、「パソコンや携帯電話、スマートフォンを使うときのルールのことだよ」と言う言葉から説明が始まりました。3年生は、クラスの約7割の児童が、携帯電話やスマートフォンを使ったことがあり、そのうちの8割程度の児童が、メールなどのやりとりをしたことがあると答えました。
 「何のためにメールを使ったのか」を問うと、「友だちと遊ぶ約束をする」「親に迎えをお願いする」などでした。友達と遊ぶ約束をメールでやりとりをするのかと、少し驚きました。しかし、顔が見えないメールなどから、誤解やいじめが生じ、中には自殺に追い込まれた子もいることを話し、本授業を始めました。映像資料の「声なきメッセージ」という番組を視聴しました。         
 主人公のイズミに、ある日突然いたずらメールが届いた。それはかつての親友マキのしわざだった。仲のよかった二人がなぜこんなことになってしまったのか、という内容でした。子供たちは、とても真剣に番組を見ていました。そして、視聴後に感想を話し合いました。以下、子供たちの主な感想です。
・人のアドレスを勝手に聞いて、嫌がらせメールを送らないように気をつけたいです。
・インターネットは、便利だけれど、悪い意味でも便利だから気をつけようと思いました。
・人の気持ちを考えてメールをしないといけないと思いました。
・メールは少し間違えたら,犯罪になるかもしれないし、人の命に関わるから怖いと思いました。
 メールの怖さや危険について考えるよいきっかけとなりました。

【豊橋市立新川小学校】スマホ・ケータイ安全教室

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 6月の学校公開日に、5・6年生の児童と保護者・家族(希望者)を対象に、「スマホ・ケータイ安全教室」を開きました。携帯会社の方を講師に迎え、スマートフォンや携帯電話の使い方について学びました。講師からは、
1.誤った携帯電話の使い方によって起こるトラブル 
2.携帯電話の使い過ぎによる健康への影響 
3.携帯電話の使い過ぎによって生じる携帯電話への依存
の三点について話がありました。
 トラブルの原因となったメールのやり取りなど、具体的な事例がスクリーンに映し出され、どのように使っていったらよいのかを学ぶことができました。
 また、健康への影響や依存の問題についても知ることで、便利な道具も使い方によって様々な問題が生じることを実感し、よりよい使い方を意識するきっかけとなりました。

【みよし市立三吉小学校】スマートフォンを使う時には・・・

 本校では、スマートフォンの使用率が今後高まるであろう4年生を対象に、インターネットへの書き込みについての情報モラル学習を行った。スマートフォンを利用する利便性を確認した後、利用する際のルールやマナーについて考え、周囲の人を思いやり、配慮することの大切さに気付くことをねらいとした学習を行った。
 インターネット掲示板への書き込みを疑似体験することで、本名を出さなくてもコメントができること、本名が出ないがゆえに、ふだんの会話では言わないような言葉を安易に使ってしまうことなどに気付くことができた。疑似体験後には、ICT支援員の方から、「画面上には名前は出ていなくとも、個人を特定することはできること」「自分がSNSなどに載せた画像やコメントは、自分のスマートフォンから削除できても、インターネット上に残り続ける可能性があること」などの話をしていただき、利用する際の危険性や注意点について考えた。児童の中には、SNSやオンラインゲームを利用している子もおり、危険性を知り驚いている様子だった。学習後の感想には、「家の人に、いいよと言ってもらって動画を載せていたけれど、知らない人も見ているかと思うと怖くなった。これからは、よく考えてやりたいと思う」「今は、スマートフォンを使ってないけど、これから使うことになると思うので、友達にコメントや画像を送る時には気を付けたい」など、今回の学習をこれからの生活に生かそうとする様子がうかがえた。
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【半田市立岩滑小学校】 SNSとの付き合い方

 本校では、デジタルコンテンツを用いて、ネットモラルについて学習を進めています。
 安全で便利なネット環境が、子供たちの身近になってきた昨今、その反面では、インターネットを介してのトラブルも増えてきていることが現状です。誰もが被害者に、また、知らない間に加害者になり得る可能性があるということを知っておかねばなりません。
 本年度、5年生のクラスでは、「SNS(トークアプリ)の依存」をテーマに、アニメーション教材やワークシートを使い、学習を進めました。まず、トークアプリやインターネットなどでの友達とのやりとりで、今まで困ったことがあるか児童に振り返りをさせました。すると「返事がすぐに返ってこなかった」「顔を見て話すこととは違い、文面だと表情が分からない」「スタンプの連打をされる」などがあがりました。その一方で、「すぐに返信をしないと失礼だ」と思い込んでいる児童もいました。子供たちもSNSの問題を身近に感じているようです。
 使用した教材は、トークアプリでの返信が遅いことから催促が始まり、そこから友人関係のトラブルに発展するといった内容でした。
 学習後の感想では、児童から、「トークアプリを使うときには相手の気持ちを考える」「トークアプリに頼りすぎない」「返信の催促をしない」「大切なことは、実際に会って話をする」「相手の都合を考える」などがあがりました。今回学んだことを実際の生活に生かし、便利な道具を使いこなし、道具に使われないようにしていってほしいと思います。今後は、情報モラルの学習について外部講師も依頼していく予定です。

【一宮市立三条小学校】 親子で学ぶスマホ教室

 本校は、児童のスマートフォン所持率が高く、6年生で、自分用の物を持っていると答えた児童が約半数。依存症レベルといわれる一日3時間を超える使用時間に達している児童の割合も、平日で5人に1人程度、休日だと3人に1人程度と高い状態にあります。無料通信アプリでつながる人数が膨らみすぎて、その対応に生活時間がとられてしまっていたり、文字コミュニケーションの行き違いによるトラブルが起きたりしたという事案も起きています。
 この現状に対応するため、学校公開日に外部講師を招き、6年生とその保護者を対象とした「スマホ教室」を開催しました。安易に情報をインターネットに載せたために起きる、人間関係上の問題、社会的な問題、犯罪に巻き込まれたりする危険について事例が紹介されました。また、スマートフォンを時間や接続先のルールなく使った結果、ネット依存に陥り、生活習慣が乱れていく実態についても教えていただきました。身近な事例を聞き、親子一緒にインターネットやSNSの危険性について考えることができました。
 「(危険性をふまえて)与えるならば、ルール作りを行ってください」
 「(トラブルや危険な事態が発生したとして)与えたのは親ですよ」
 保護者の方たちに対して、講師が伝えた内容はとても印象的なものでした。意識をもって参加してくださった、保護者の心に響くものだったと思います。この講座をきっかけとして、家庭でスマートフォン使用についてのルール作りが行われるのではと思います。
 児童のスマートフォンの所持率が高まる中、学校では、児童がトラブルに巻き込まれることなく安全に使用することができるように、継続して情報モラル教育を進めていきます。
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【蟹江町立新蟹江小学校】0の日ノーメディアチャレンジ

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 本校では、早寝早起きで元気に過ごすことができる子の育成を目指し、学期ごとに、1週間の家庭での過ごし方を振り返り、生活リズムチェックを行っています。チェックカードには、テレビを見たり、ゲームやインターネットをしたりする時間を点検する項目があります。3年生以上の児童は、平日のメディア時間が3時間以上、4時間以上もかけているなど、制限時間を守ることができない児童が多く見られました。そこで、毎月0の日(月に1回0のつく指定日に家庭で実施)に『テレビを見ない』『ゲームをしない』などの目標をたてて、メディア時間を減らす活動に取り組んでいます。今までテレビを見たり、ゲームやインターネットをしたりする時間を、勉強や読書の時間にしたり、手伝いや家族との団らんの時間にしたりして生活することで、目標就寝時刻を守ることができるようになってきました。
 「ノーメディアチャレンジの日」は、チャレンジカードにチャレンジ結果と一言感想を書き、家の人のチェックを受けて、翌日にチャレンジ結果を集計します。そして、保健委員より、クラスごとの実践結果発表があることから、「ノーメディアチャレンジの日」は、意識がとても高まっています。ふだんの生活でも、目標を決めて取り組み、テレビやゲーム、インターネット等の時間を見直し、早寝早起きで元気に過ごすことを目指しています。

【岡崎市立矢作北小学校】ゲーム依存、ネット依存について考えよう

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 子供たちの周囲には、ゲーム機、パソコン、携帯電話などが普及し、ネット依存やゲーム依存が大きな問題となっています。長期休暇には自由時間が増え、だらだらとゲームをしたり、動画を視聴したりといった生活に陥りやすくなることが考えられます。そこで、適切な使い方ができるようにするために、冬休み前の時期にゲーム、ネット依存についての学習を行いました。
 授業では、約束をしていてもついついゲームをやってしまう子や、相手との関係を大切にするあまり、終わらせるタイミングを逃してしまう子の動画を視聴しました。子供たちは、「ああ、そういうこと、ある、ある」と共感しながら視聴し、依存になると起きる問題(睡眠不足、集中力不足、友達の減少、トラブルに巻き込まれるなど)について考えを出し合いました。
 その後、冬休み中のゲームやネットの利用について自分の約束を考えました。具体的には「タイマーや家の人の手助けを利用して、時間を守れるようにする」「使わない日を決める」「他の遊びも取り入れる」などの考えが出されました。
 今後も、ゲームやインターネットを適切に利用できるように、折に触れて話題にしていきたいと考えています。

【刈谷市立東刈谷小学校】スマホ・ケータイ安全教室

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 本校では、4年前から年に1回、外部の講師を招いて、「スマホ・ケータイ安全教室」を行っています。例年は、4〜6年生と希望する保護者のみの参加でした。しかし、毎年テーマを変えたり、講師を変えたりして「スマホ・ケータイ安全教室」を行っていますが、スマートフォンや携帯電話に関わるトラブルはなくなりませんでした。そこで、今年度は、より多くの保護者に関心を高めてほしいと考え、社会学級で保護者向けの「スマホ・ケータイ安全教室」も行うことにしました。
 子供向けの「スマホ・ケータイ安全教室」では、SNSへ情報を上げたときの危険性や、文字だけの会話で起きるトラブルなど、実際に起きた事件を基にした再現ドラマを見て学びました。
 また、「スマートフォンや携帯電話を使うときに覚えておいてほしいこと」として、
1.おうちの人や友達とルールをつくり、上手に使いましょう。
2.人を傷付けたり、迷惑をかけたりする道具として使わないようにしましょう。
3.困ったときはすぐにおうちの人や学校の先生に相談しましょう。
の3点について分かりやすく説明をしていただきました。
 児童からは、「スマートフォンは、便利だけれど、使い方を間違えてしまうと大変なトラブルを起こしたり、取り返しのつかないことになってしまったりすることがあるので、気を付けて使いたい」という感想が聞かれました。
 これを機会に、スマートフォン・携帯電話を、正しい知識をもとに上手に利用していってほしいと思います。

【瀬戸市立東山小学校】 スマホ・ケータイ安全教室

 6年生を対象として、6月に「スマホ・ケータイ安全教室」を実施しました。携帯通信会社の方を講師に招き、メールやSNSなどで情報を載せるときのマナーや、気をつけることについて学びました。
 トラブル事例の動画が、日常的に起こりうる事例となっていて、大変わかりやすく、子供たちは、自身のことのようにとらえた様子でした。また、一方的に話を聞くだけでなく、話合いや発表する場面があったことで、身近なこととして学べました。
 子供たちからは、以下のような感想が聞かれました。
・私はスマートフォンを持っていませんが、中学生になったら買ってもらいます。だから、今日の話はとても参考になりました。
・私は個人情報を書かないと自信があっても、いざとなったら誘惑に負けてしまう可能性があると思うので、気をつけたいです。
・スマートフォンでは、顔が見えなくて、言いにくいことも言えるようになってしまいます。言葉を送るときに、一度立ち止まって考えることがとても大切だなと思いました。
・ボタンを一つ押すだけで、世界中に広がることが分かりました。軽い気持ちでいろいろ投稿しないようにしたいです。

【豊田市立稲武小学校】 情報モラル教育の取組

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 本校では、ICT支援員の訪問に合わせて、情報モラル教育を行っています。ICT支援員と事前に相談し、学年に合った内容を考えています。各学年の内容は次の通りです。
 1年生は、ネットモラル検定ソフトで、コンピュータやゲームの使い方、個人情報について学習しました。
 2年生は、教材用の画像を用いて、学校のコンピュータの使い方について学習しました。
 3年生は、動画閲覧サイトの利用規約の一部分を使い、みんなに見てほしくない動画もたくさん投稿されている実情があることを学習しました。
 4年生は、情報モラル教材「写真の投稿」を視聴して学習しました。スマートフォンで撮った写真には、個人情報に結び付く情報がたくさん含まれており、インターネットに写真を投稿する時には、内容をよく考えて投稿する必要性を学びました。
 5年生は、「情報化社会の新たな問題を考えるための教材」の中から「軽はずみなSNSへの投稿」を使い、不適切な写真を投稿することで起きる問題について考えました。
 6年生は、ネットモラル検定ソフトで、情報発信や個人情報に関する問題について考えました。
 児童の実態に合わせて、授業内容を工夫したことで、ふだんの生活で実践していこうとする態度を養うことができました。

【清須市立新川中学校】PTA研修会「スマホ安全教室」

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 本校では、10月に、PTA委員と保護者、教員を対象に「スマホ安全教室」を開催しました。無料通信アプリ会社より講師を招き、「『楽しいコミュニケーション』を考えよう!〜家庭での対話編〜」という題目で、講習を行いました。
 講習会では、青少年の無料通信アプリ利用の実態をはじめ、親や教員が把握しにくい内容の調査結果について、グラフやイラストで分かりやすく説明を受けました。また、講習会の後半には、言葉だけ書かれたカードを用いたワークショップを行いました。「個性的だね」「まじめだね」などの短い言葉とスタンプだけを使用した際のコミュニケーションで起こりうるトラブル事例を交え、体験しながら学ぶことができました。
 「スマホ安全教室」に参加した保護者からは、「スマートフォンは便利なものだが、SNSなど注意すべきものが多いと改めてよく分かった。家で子供と話しながら安全に使えるようにしてあげたい」「スマートフォンを利用する上で、その危険性や起こりうるトラブルなどを想像し、自ら考え判断して正しく便利に使うにはどうしたらよいか、家庭でも話し合っていきたい」などの感想が出されました。
 3学期には、1・2年生を対象に「スマホ安全教室」を予定しています。今後も、生徒、保護者、教員の皆で情報モラルについて考える機会を大切にして、安全に正しく情報社会を歩めるよう力をつけていけたらと思います。

【尾張旭市立城山小学校】「情報のやりとり」について考えよう〜道徳科の授業を通して〜

 本校では、毎年5・6年生を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」を行っています。スマートフォンや携帯電話を安全に正しく利用できるように、外部講師を招き、SNSへの個人情報の書き込みや写真投稿の危険性などについて話をしていただいています。また、知識として得たことを、自分の生活と照らし合わせて話し合わせることで、実践意欲につなげたいと思い、道徳科の授業を設定しました。
 6年生の道徳科の授業では、「知らない間の出来事」(出典「私たちの道徳」)という資料を活用し、「情報を送受信するときに気を付けること」について話し合いました。資料は、転入生のあゆみが携帯電話を持っていないことを知ったみかが、「あまり友達いないみたい。これは憶測だけど」と友達にメールを送ったところ、たった一晩のうちに「あゆみは前の学校で、仲間外れにされていた」と、間違った情報として広まってしまったという話です。
 この資料を読み、まず何が問題だったのかについて話し合いました。児童からは、「メールや無料通信アプリは拡散するおそれがあるので、憶測を書き込むことは、絶対にしてはいけなかった」「メールを受け取った側も、『憶測だけど』と書いてあるメールを、次のだれかに送ったのもよくない」「携帯電話を持っていないことで、人を判断するのはおかしい」など、いろいろな意見が出されました。
 それを踏まえ、「どんなことに気を付ければよいのか」という話し合いでは、「自分の言葉には責任があるから、メールでも手紙でも、文章を書くときは注意しなければならない」「書くときと同じで、人に話すときも言葉には気を付けた方がよい」「相手の立場に立って考えるべきだった」などの意見が発表されました。意見を交流することで、情報を送受信するときの、「言葉の重み」に対する責任や、「人を思いやる気持ち」の大切さについて話し合いが深まっていきました。
 最後の振り返りには、「相手の立場を考えてから発信したい」「無責任な情報は絶対に流したり、信じたりしないようにしたい」「私達のクラスにも、無料通信アプリのグループがあるけど、絶対に人のことを悪く書きません」「トラブルが起きないよう、常に言葉には気を付けようと思う」など、授業を通して学んだことを、自分との関わりで考えながら記入することができました。

【春日井市立神領小学校】「事例で学ぶNetモラル」を活用した、情報モラルの授業

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 生活アンケートの結果、本校の5・6年生の約70%が携帯電話やスマートフォンを持ち、その中の多くの児童が、SNSを使って友達と情報交換を行っていることが分かりました。また、携帯電話やスマートフォンを持っている児童の中で、家庭でルールを決め、守っている児童は65%でした。
 そこで、6年生では、携帯電話やスマートフォンの利用について、春日井市の全小中学校に導入されている「事例で学ぶNetモラル」というソフトを使って学びました。まずは、6年生用の「情報社会の倫理」という動画を見ました。児童は、生活の中で日頃起こっているSNSのトラブルを見ながら、真剣に動画を見て学びました。次に「選んでかんたん!ネットモラル」という教材を使いました。はじめてインターネットを利用するときの注意から、ネット依存の怖さ、ネットいじめなどについて、学習を進めました。最後は「ネットモラルけんてい」に挑戦しました。児童各自で楽しそうに検定の問題を解きながら、携帯電話やスマートフォンなどを利用したネットモラルについて学びました。

【南知多町立篠島小学校】情報モラル教室「そんなつもりじゃ」

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 12月に、外部講師を招き、3〜6年を対象とした「情報モラル教室」を行い、スマートフォンやゲームなどから生じる人間関係への影響や金銭的なトラブルについて学んだ。
 「情報モラル教室」では、動画「そんなつもりじゃ」の視聴を通して、メールによるメッセージの読み間違いが引き起こすトラブルについて学んだ。送信する文に言葉が足りないことで誤解を招いてしまったり、漢字の変換を間違えたことで全く意味の違う文になり、相手に不快な思いをさせてしまったりすることから、送る前に自分のメッセージを再度確認することが大切であるということを学ぶことができた。
 講師から、「もし自分が誤解を招くようなメッセージを送ってしまったらどうする?」と問いかけたところ、近くの友達と話し合い、「謝りに行く」「電話する」といった意見を交わしていた。講師からは、文字よりも電話を通して謝ることや、電話よりも直接会って顔を合わせて謝ることなど、対処法の優先順位についても教えていただいた。文字だけではなく、直接顔を見て話すことが人とのコミュニケーションでは1番大切だということを学んだ。
 また、インターネットを使ったゲームやSNSなどにおいて注意するべきことを動画の視聴を通して確認した。
 ・顔を知らない相手と安易にID交換をしない。
 ・他人の写真を勝手に載せたり、第三者に送ったりしない。
 ・個人情報をむやみに広げない。
 ・オンラインゲームの課金に気をつける。
 ・パスワードはだれにも教えない。
 3年生以上になると、多くの児童が携帯電話を使い、SNSゲームをしている。今回、情報モラル教室で文字によるメッセージのやりとりの危険性や、オンラインゲーム内での課金などは、身近で起こりうる話題であったこともあり、改めて自分たちの生活を振り返るよい機会となった。