【一宮市立浅井中学校】 セルフディフェンス講座
7月、本校では、1年生を対象に「自分を大切にすること」をねらいとしたセルフディフェンス講座を実施しました。
講師を招き、実際にあったトラブルを紹介していただきながら、その対処方法について生徒同士で話し合ったり、ロールプレイを行ったりしました。上手な断り方、SNS等のトラブル回避、護身術などを学びました。 また、2学期には、「スマホ・ケータイ安全教室」を、全校生徒を対象に開催する予定です。情報モラルへの理解を更に深め、中学生が巻き込まれやすいSNSのトラブルなどの対処法を学び、被害者や加害者にもならず、よりよい生活を送っていくことができる力を身につけていってほしいと思います。 【一宮市立大和東小学校】 情報モラル講演会講演会では、SNSなどは、気軽に使える反面、アップした情報から個人が特定されたり、トラブルに巻き込まれたりすることがあることをお話しいただきました。インタ―ネットリスクから子供たちを守るために、フィルタリングサービスを利用すること、家庭でのルール作りが大切だということを感じました。 今後も、保護者と連携して、子供たちを守っていきたいと思います。 【安城市立安城西中学校】 スマホ安全教室気軽にアップした写真や動画の中には、様々な個人情報が含まれている場合が多く、気をつけているつもりでも個人が特定されてしまう危険性があることについて理解を深めました。 生徒は、「スマホ教室を毎年やっていて、今までも気をつけているつもりでしたが、アプリなどの進歩により、さらに安全に対する意識を高めなければならないと感じました」と感想を述べていました。 今後も、「スマホ教室」だけでなく、学活の時間なども活用し、子供たちをインターネットのトラブルから守るための取組を進めるとともに、子供たちの安全に対する意識を高めていきたいと考えています。 【春日井市立味美中学校】SNS利用においての注意点について考えよう
本校では、中学1年生で「SNS利用の注意」という授業を行いました。
始めに、NHK for schoolのスマホ・リアル・ストーリーによる「たった一言の違いが」という内容のビデオを見ました。友達の家へ遊びに行った感想をSNS上でやり取りしている中で、Rちゃんが「○○のうち、よくなくなかった」という文を送ります。その文を、他の3人の友達は「○○のうち、よくないってことだよね?」と誤解し、そこからRちゃんを仲間外れにします。この段階で生徒に「3人をどう思ったか」「自分ならどう行動したか」を考えさせました。「仲間外れにすることはよくない」「どういう意味で書いたのかを直接確認する」という意見が多かったです。 その後、ビデオの続きを見ました。Rちゃんのお母さんがRちゃんのスマートフォンを見て「あら?○○ちゃんのうち、楽しくなかったの?」と聞き、「『よくなくなかった』って、『?』が付いていないとまるでよくなかったみたいよ」と言います。そこでRちゃんは、自分がSNSに送った文が、他の人たちに誤解を与えてしまったことに気が付きます。生徒たちは、ビデオを通して「文字だけだと正確に伝わらないこともある」「SNSはグループでバーッと盛り上がれるのが楽しいところだが、一人だけを仲間外れにしたグループも簡単に作れちゃう」という側面があることを学びました。 その後、「リアルなコミュニケーションとインターネット上のコミュニケーションの違いは何か」「インターネット上のコミュニケーションで、気をつけなければいけないことは何か」ということについて考えました。「インチーネット上では、気持ちや感情が伝わりにくい」という意見が多くありました。気をつける点としては、「相手が嫌な気持ちにならないように考えて文章を作る」「文章を送る前に確認する」「間違いに気が付いたら訂正する」「悪口を書かない」「感情に合った記号や絵文字、スタンプを使う」というような意見がありました。 別の日には、1年生を対象とした「サイバー犯罪対策教室」が行われました。警察署の生活安全課の方から、軽い気持ちでアプリをダウンロードしたり、写真を公開したりすることで、思わぬ犯罪に巻き込まれる危険性があることを教えていただきました。 このような情報モラル教育を通して、生徒たちにはSNSの正しい使い方を身に付けてほしいと思います。 【一宮市立北方中学校】情報モラル教育 自分を守るためにリーフレットに記載されていた「〜ちょっと待って!」の五か条〜 1.マナーを守ろう! 2.人を傷つけないか送信前に見直そう! 3.個人情報(写真を含む)を載せない、送らない! 4.ネットで知り合った人と直接会わない! 5.使いすぎないようにけじめをつけて スマートフォンやインターネット接続機器は、今や生活する上で非常に便利なツールとなっています。このような機器を上手に活用する能力が必要です。だからこそ、生徒たちが大きなトラブルに巻き込まれることのないように、学校をはじめ、家庭でもインターネットやスマートフォンの使い方について、話し合っていきたいと家庭に依頼しました。 7月の中旬には、講師の先生をお招きして、自分を大切にするための授業「セルフディフェンス講座」を行いました。ここでも、無料通信アプリやSNSトラブル、インターネット・スマートフォン・携帯電話サイトの危険性について学習しました。ここでは、7つの事例をもとに、具体的な行動を確認しました。 1.宿題を写メしてとか、裸の写真を送ってと言われても、悪いことはきちんと断る、頼まない。 2.無料通信アプリ、SNSウェブサービスなどに自分、友達の写真は載せない。 3.知らない人とは、絶対にメールしない、会わない。 4.友達からの返事が、すぐにこなくても怒らない。 5.インターネットに名前・住所・電話番号・家族構成を書き込まない。誰にも教えない。 6.お金の変な請求書は、ネット詐欺。安くても支払わない。 7.ひぼう中傷や悪口などの書き込みは、未成年でも犯罪・損害賠償の対象 最後に、「不安なときは、アドレスを変える」「心配なこと、トラブルに巻き込まれたら、すぐに大人に相談すること」を約束しました。 【碧南市立南中学校】インターネットモラル〜上手なスマホとのつきあい方〜多くの中学生が利用しているSNSや無料通信アプリにアップした写真には、どんな個人情報が含まれているか、夜遅くまで動画共有サービスやゲームをすることで、日常生活にどのような支障があるかなど、インターネットに潜む危険性について生徒や保護者が一緒に考えました。 保護者のアンケートからは、「自分はインターネットについては気をつけているつもりだった。しかし、与えられた問題について一つ一つ回答していくと、まだまだ甘かったと気がついた」「家に帰ってから子供にSNSについて質問してみたら、どんな危険があるか言えるようになっていた。講演を聞いたおかげだと思う。子供を巻き込んだ進行をしてくれるので楽しく学べた。今後もこのような機会が与えられれば、トラブルは減ると思う」などの感想がありました。 この講演会で学んだことを生かして、便利で楽しくインターネットを使い、よりよい生活を送ることができるようにしたいです。 【知多市立つつじが丘小学校】相手のことも、自分のことも大切に
友達のとの関わりの中で、言葉の捉え方の違いでトラブルになることは多いです。本校でも、学校でけんかになったり、携帯電話やSNSのやりとりでトラブルになったりすることがあります。そこで、道徳科の内容項目「友情、信頼」に重点を置いて授業を進めてきました。
6年の「新しい道徳」の中に「ばかじゃん!」という資料があります。仲よしのグループの会話の中で、きのちゃんが、主人公だけに「ばかじゃん!」と言いいます。他の友達には言わないのに、主人公だけが言われます。主人公は自分だけが嫌われてしまったのではないかと思ってしまいました。この話を聞いて児童は、「僕もこんなことあった」「私も勘違いで仲がよかった子と話さなくなったことがあった」などの感想が出ました。 軽い気持ちで友達に言った言葉で相手を傷つけてしまったり、SNSで書いてしまった言葉がずっと残って嫌な気持ちになったりなど、これから友達と仲よく過ごしていくために気をつけていこうという話合いになりました。 5、6年生では、携帯電話の使い方やインターネットについての授業や講演会も行いました。SNSで個人情報や写真をアップしてしまうと、世界中に情報が拡散されてしまうことなどが児童に伝わりました。軽い気持ちでSNSを使ったり、写真をアップすることが友達を傷つけてしまうことにつながることが分かったようです。 これからも道徳教育を通して、相手の気持ちを考えることができるつつじっ子に育ってほしいと思います。 【清須市立新川小学校】上手に情報を活用するために
「自分が使えるスマホやケータイを持っている人?」「はい」
『スマホ・ケータイ安全教室』でのはじめの質問で、ほとんどの6年生が手を挙げました。電話をするというよりも、SNSやゲームをするために使うことの方が多いという児童もいました。本校では、毎年講師を迎え、6年生を対象に、情報を上手に活用するための学習を行っています。 講義の中では、便利だが使い方を間違えるとトラブルになること、回避する方法を知っておくこと、人を傷つける使い方はしないことなどのポイントについて話がありました。児童からは、「SNSに旅行先の写真と日時を書き込んだだけで、家に泥棒が入るなんて怖いです」「一度ゲームをやり始めると止められなくなるので、気をつけたいです」「友達の言いたいことや気持ちを考えて、メールの文を読みたいです」などの感想が聞かれました。 情報が氾濫している昨今、どの情報を使うか、どのように使うか、誰と使うか、いつ使うか、これらは、児童が自分で判断しなければなりません。今回は、児童の身近な話題をもとに具体的な勉強ができ、よい学びの時間となりました。時間がたって学んだことが薄れないよう、折に触れて児童と確認していきたいと思います。 【一宮市立朝日西小学校】 保護者のためのスマホ教室
学校公開日に、外部講師を招いて「保護者のためのスマホ教室」を開催しました。正しく使えばとても便利なスマートフォンですが、気づかないうちに被害に遭ったり、自分がトラブルを起こしたりするなど、危険がいっぱいあります。
この講座では、子供たちをインターネットの被害から守るためのルール作りや、フィルタリングの有効性などについて話がありました。参加した保護者の方々は、真剣に話を聞いていました。 現在、学校でも情報モラル教育に計画的に取り組んでいます。今後も、子供たちがインターネットを活用する際にトラブルに遭わないように指導していきたいと思います。 【豊明市立栄中学校】 安心してスマートフォンやSNSを利用しよう携帯電話会社から講師の方をお呼びし、実際にあったSNSでのトラブルや中学生が巻き込まれやすいトラブルなどを、動画を使って分かりやすく紹介していただきました。 その後、中学生がスマートフォンを安心して利用するためには、どんな注意が必要かを話し合い、「夜中は使わない」「知らない人とSNSでつながらない」などのルールを決めるとよいことを教えていただきました。 また、保護者向けにもリーフレットを配付し、フィルタリング機能があることなどを紹介しました。 今年度も三学期に、講師をお招きして「情報モラル教室」を開催することを予定しており、SNSのような便利で使いやすい機能は、その反面でトラブルの原因にもなることも教えていきたいです。 【一宮市立尾西第二中学校】サイバー犯罪防止教室
今日の情報化社会の進展に伴って、中学生でもスマートフォンやタブレットを所持する割合が増えてきており、中学生には「まだ早いから持たせない」から「持っていて当たり前」に変わりつつあります。そこで、SNSやインターネットでは、予期せぬトラブルに遭遇する危険から身を守るため、本校では情報モラル教育として生徒向けに一宮警察署の方をお招きして、サイバー犯罪防止教室を実施しました。
実際によく起こりうるインターネット上の犯罪の事例について学びました。やはりその中でも中心となったのが、スマートフォンに関係するものが多く、生徒も身近に感じ真剣に話を聞いていました。また、生徒の感想の中からは、「便利なスマートフォンで、こんな危険なトラブルに巻き込まれるなんて怖い。使い方を慎重にしていきます」「軽い気持ちで掲示板やSNSウェブサービスにアップしないようにする」「ゲームを通して知らない人と連絡をとらないようにする」という言葉が聞かれました。スマートフォンやタブレットは便利な反面、怖さも潜んでいます。しかし、正しい使い方をすることで生活を豊かにしてくれます。使い方に気を付けることが第一ですが、もし、困ったことがあったら身近な人にすぐ相談してほしいと思います。 【豊橋市立玉川小学校】本当の友達とは? 情報モラルを通して、相手のことを考えて携帯電話を使う方法を考えよう
6年生の道徳科の授業で「情報モラル」について考えました。
授業の導入で、携帯電話を持っている子の人数を聞くと、25人中6人の子が持っていました。その中で、トラブルにあったことがあるかを聞くと、まだそういう被害にあった子はいませんでした。むしろ、今の時代はオンラインでゲームをやる子が多く、携帯電話は持っていないけれど、コンピュータやゲーム機器などで通信ゲームをして遊んでいる子はたくさんいました。楽しいイメージで捉えている子が多い印象を受けました。 そこで、教材「メールの返信」(「明るい心」)を読み、話合いを進めていきました。携帯電話を親との連絡の手段として与えてもらったユミが、友達とメールのやりとりをするようになり、遅くまで起きてメールを打つことが多くなったせいで、親から「夜9時以降はメール交換をしない」というルールを決められました。しかし、友達のナナが9時以降にメールで相談をしてきたとき、ユミから返信が返ってこないことで怒ってしまうというお話です。 そこで、「あなたがユミさんならどうしますか」と問いかけ、「親との約束を守るべき」か、「友達の相談にのるべき」の二択で考えさせました。「友達が困っていたら助けてあげたい」という考えの子や、それに反対して、「一度ルールを破ってメールをしてしまうときりがなく、結局9時以降もメールをすることになってしまう」という考えの子がいました。一方で、「返信をしないと無視されたり、変なうわさを流されたりするのは怖い」という意見の子もいました。「約束を守る」と考えた子の中には、「ルールを破ると没収されてしまうかもしれない」「そんなことで怒ってしまう子は友達じゃない」などの意見がありました。中でも「大切な友達ならわかってくれる」といった意見に多くの子が共感していました。以下は振り返りで出た子供の意見です。 ・返信を無理やり押しつけるのはよくないし、やりすぎて依存症になるのはこわい。 ・相手の立場を理解した上で、携帯電話のやりとりをしようと思う。 ・携帯電話は便利だけど、そのせいで友達とけんかしたり、嫌われたりするのは嫌だ。そんなものを使わなくても仲のよい友達とは、ずっと仲がよいと思う。 ・私もメールのやりとりを友達としているけれど、トラブルがあったときのことを考えると怖いなと思った。これから友達とメールをするのも言葉に気をつけて、約束も守って、トラブルのないように、安全に使いたいと思った。 今の時代、情報ネットワークは必要なものですが、今回学んだことを生かして、相手のことを考えて使っていき、親との決められたルールの中で、相手のことを考え、安全に使っていってほしいと思います。 【大府市立共長小学校】「事例で学ぶNetモラル」を活用した情報モラル教育4月当初のPTA総会では、各学年に合わせた保護者向けのチェックシートを配布し、家庭での情報モラルの見直しを図った。また、6年生は、以下のような実践を行った。 1 道徳:道徳用読み物「にぎりしめたこぶし」の実践 ネットゲーム依存が、日常生活に及ぼす影響を考えた。実際に、ネットゲームやメールをして夜更かしをし、学校に登校するときに気分が悪くなった経験をもつ児童も何人かいたため、活発な話合いが行われた。 2 学活:選んで簡単!ネットモラル「ネットで高額請求があったときの対処」の実践 インターネットの活用方法を、夏休み前に学習した。安易なタップによるトラブルから高額な請求があったとき、すぐ、大人に相談するなど具体的な対処方法や、インターネットでの「誘い出し」や「なりすまし」から身を守る方法を学んだ。 【稲沢市立領内小学校】中学年における情報モラル教育の実践
本学級には、すでに自分の携帯電話・スマートフォンを持っている児童がいる。インターネットとつながる機器はどんどん身近になり、トラブルの事例も低年齢化している。
そこで、6月7日(土)に、NHK for schoolの「時々迷々『声なきメッセージ』」を使用して、情報モラル教育の実践を行った。本資料は、登場する二人の女の子の仲が悪くなったことがきっかけで、悪口メールを送ってトラブルになったという内容である。匿名で悪口メールを送ることや他人の情報を無断で教えないことなどの情報モラルを指導できるものである。 初めに、片方の女の子が、匿名で悪口メールを送ろうとする場面で再生を止め「自分ならどうするか」を考えさせた。児童は、「やっちゃいけないと分かっているけれど、相手が悪いから送る」「うざくても悪口は送っちゃいけない」など、送る・送らないの2つの意見に分かれた。その後、資料の続きを視聴させた。悪口メールを送られた女の子が傷つく場面、悪口メールを送った女の子が特定され叱られる場面を視聴した後、二人の女の子がお互いに言いたかったことを考えさせ話し合わせた。児童は、匿名で悪口メールを送ることは、相手を深く傷つけるので、絶対にしてはいけないことだと学んだ。最後に、匿名でも個人が特定されるという事実や、他人のアドレスを無断で教えないこと等の情報モラルを確認した。 なお、本実践は、保護者にもインターネットのトラブルの事例を知ってもらうために公開授業で行った。保護者からは、「3年生でも、携帯電話の使い方を教えていきたいと思った」「日常生活で気を付けるべきことは、インターネットの世界でも気を付けるべきことで、そんなつながりがあることを意識して、子供にスマートフォンの使い方について話したい」などの感想をいただいた。今後も、学校だけでなく保護者と連携して、情報モラルの育成を図っていきたい。 【西尾市立寺津中学校】情報を適切に扱うために
本校では、スマートフォン等によるトラブルを防止し、情報を適切に扱うことができるようにするため、以下の取組を行っています。
1.アンケートをもとにした情報の扱い方 保護者を対象として、スマートフォン等の所持率、使用アプリ、家族の約束事などの実態調査を行いました。この調査をもとに、使用時間の問題やルールの不明確さなどに危険性があることを把握し、全校生徒に向けて、実際にあったトラブルの事例と結びつけながら、適切な使用時間(相手のことも意識した時間)、個人情報の扱い方、必要なルールを考える全校集会を行いました。 2.講師による安全教室の実施 1年生を対象に「スマホ・ケイタイ安全教室」を開催しました。携帯電話会社の方を講師に迎え、トラブルの実例をふまえながら情報の扱い方について学びました。 主な内容は、次のとおりです。 ・写真などの個人情報の扱い方 ・意思の疎通の難しさ ・依存症の実情と危険性 生徒からは、「気軽に使っているけれど、トラブルにつながることがよくわかった」「使うときには、安全を常に気にしながら使いたいと思う」等の意見が聞かれました。 これからも情報を適切に扱うことのできる生徒になるように、継続的な取組を行っていきたいと思います。 【田原市立泉中学校】正しい情報を得るには・・・
本校は、ローテーション道徳の授業を、担任以外の教員と担任で実施しています。その中で実施された「情報モラル」の授業を紹介いたします。
教材には、ニュース「2018年1月11日 大雪で430人列車閉じ込め 15時間立ち往生 新潟のJR」の際に起こったSNSでの反応を取り上げました。 ねらいは「1つの物事に対する意見には、自分の考え以外にいろいろなものの見方や考え方があることを理解する。一度立ち止まって納得できる意見をもつ」です。 写真のように、教師が自作したパワーポイントを使って授業は進みました。ワークシートに記入した意見を交流する形で授業を行いました。 次に、「正しい情報を得るために、あなたは何が必要だと思いますか」という発問について考えました。 ・記事をつくる人によって書き方やそのニュアンスが違うことを知っていることが大切。 ・記事は疑ってみないといけないと思いました。 ・何が本当なのか。ぼくはわからなくなりました。 ・ニュースを聞いて、簡単に判断することがいけないと思いました。 など、たくさんの見方や考え方が出てきました。 最後に、「今、私たちが勉強していることは、そういう判断力を高めるためなんだと思いました」という生徒の意見で、学習のまとめをしました。 【豊田市立土橋小学校】 情報モラル授業の実践
本校6年生の6割以上が、携帯電話(子供携帯を含む)やスマートフォンを、日ごろ使うことがあると答えています。保護者から貸してもらっている児童がほとんどですが、子供たちは、今後、自分の携帯電話やスマートフォンを持つことになると見込まれます。そこで、ICT支援員の方を講師にお招きし、6年生児童を対象とした情報モラル教育の授業を行いました。
まず、携帯電話やスマートフォンを利用する際に守るべきルールや、注意すべきことを映像で学習しました。その後、子供たちは、携帯電話やスマートフォンを利用するときのトラブルはどのようなものがあるか考えました。そこで、最も多く挙げられたのが、ゲームや通信アプリで課金しすぎてしまうことでした。しかし、実際には課金をしたことがある児童はいなかったため、どうして課金することがトラブルにつながるのか、その心理を「気が付かないうちにこんなに…」という映像を見ることで学びました。アプリのゲームをしていると、「あと少しでクリアできるのに」「そんなに高くない値段だから」という気持ちから課金を繰り返してしまう。結果として大金を支払うことになってしまったというストーリーでした。スマートフォンのゲームは、言葉巧みに課金に迫ることから、欲求に負けてしまい大変なことになるといった危機感をもつことができました。 次に、携帯電話やスマートフォンを利用する際のマナーについても考えました。 1 電車でのマナー 2 人と会っている時のマナー 3 歩いている時や自転車に乗っているときのルールの三つを事例に提示し、どんなことに気をつけるべきか話合いました。 電車の中や人と会っているときは、必要のない限りマナーモードにすることや、歩いているときや自転車に乗っているときの「ながらスマホ」は絶対にしてはいけないという意見が多く出ました。 便利で楽しい携帯電話やスマートフォンは、使い方を誤れば危険が伴うものなのだと気づくことができました。同時に、その危険は自分で回避することができるのだということを学ぶことができました。 【小牧市立岩崎中学校】 保護者のためのスマホ教室手軽な検索機能が、有害サイトに簡単につながってしまうこと、気軽にアップした写真や動画から個人が特定されてしまうこと、ネットを介したやりとりで加害者にも被害者にもなり得ることなどについて理解していただきました。家庭でも「わが家のルール」を親子で話し合うきっかけになればと思っています。 学校では、生徒を対象とした「スマホ教室」も行っています。今後も、家庭と協力し、子供たちをネットトラブルから守るための取組を進めていきたいと考えています。 【半田市立板山小学校】 小学生にスマホは必要?
小学校高学年になると、自分の携帯電話やスマートフォン、中にはタブレットやパソコンを持っている児童も増えてきています。
6年生の学級で、事前にアンケートをとった結果、6割以上の児童がインターネットへ接続できる端末を所持していることが分かりました。 利用状況の実態としては連絡手段、友だちとのコミュニケーション、ゲーム、動画視聴が主な利用でしたが、子どもたちはインターネット利用のトラブルに関する意識が低いことが分かりました。 道徳科の時間に「情報モラル」や「情報リテラシー」の授業を行い、学級で話合いをしました。インターネットでは匿名性があるため、「だれが言っても分からない」「だれが言ったかは調べられない」と思っている児童が多いことに驚きました。また、一度インターネットで発信してしまったことは二度となかったことにできないこと(デジタルタトゥ)について伝えると、児童たちの中から「自分が消せば消えると思っていました」などの発言がありました。 その後、自分たちでも調べ学習を行い、「小学生にスマートフォンは必要か不必要か」というテーマで討論会を行いました。 どちらのグループも調べてきたことを上手に伝え、小学生にとってスマートフォンの必要性と不必要性を学級で話合うことができました。 デジタルネイティブと言われる子供たちだからこそ、インターネットの正しい知識を身に付けさせ、情報モラル意識を高めさせていきたいです。 【清須市立古城小学校】情報モラル教育講座において、トラブルの原因や危険なサイトへのアクセス、情報の漏えいなどが紹介され、自分にそのつもりがなくてもトラブルに巻き込まれたり、トラブルを起こしてしまったりすることがあることに気付くことができた。児童からは、「インターネットは便利だけど、使い方を間違えると危険なものだと分かった」「無料通話アプリでの文章は、自分の感じ方と相手の感じ方が違って誤解を招くことがあるので、気を付けたい」「インターネットを通した事件に巻き込まれたくないので、これからは知らない人との通信をやめたい」というような感想が聞かれた。保護者からも「子供同士のメール等でのトラブルをよく耳にするので、より多くの保護者に受講してもらい、危機感をもったり、未然に防いだりしていくべきだ」という意見があった。 便利な情報機器が増え、短時間に必要な情報を得たり、多くの人と話を共有したりすることができるようになった。一方、不特定多数の人との容易な関わりが、事件や事故につながりかねないという危険性も身近になった。この機会だけではなく、いろいろな折に触れ、情報機器の安全な使い方や利用する際のマナーについて理解を深められるように働きかけていきたい。 |