【豊田市立浄水小】 ネットマナー・ルール学習会を行いました

 5年生児童を対象に、ネット上でコミュニケーションを行う際、「どのようなマナーが必要か」「トラブルから自分を守るためにどうするか」という観点で、「ネットマナー・ルール学習会」を行いました。個人の携帯電話を所有する児童は1割程度でしたが、ほとんどの児童が通信機能を有するゲーム機をもっていました。
 児童は、ネット上でのコミュニケーションにおけるマナーについて具体的な例をもとに話を聞き、理解を深めました。文字による通信が主体であるために起こる言葉の行き違いやプライバシー・肖像権の侵害、チェーンメールなど、自分も巻き込まれかねない身近なトラブルからネット上での他者へのマナーについて考えました。
 また、児童は、トラブルから自分を守るためのルールづくりを行いました。不正なネットワーク利用をしないことをはじめ、「あやしいメールは絶対開かない。もし、トラブルに巻き込まれそうになったら大人(家族)に相談する。」「本当に困ったら警察に相談する。」「情報制限(フィルター)しておく。」など自分なりのルールを決め、予防や対処についての意識を高めることができました。
 今後も長期休業前など、時期を見計らって、実態や発達段階に応じて学習会を開いていきます。

【豊田市立猿投台中】ケータイトラブルから身を守ろう

 本校では,ケータイトラブルから身を守る「情報モラル教育」やいじめ撲滅を目指した道徳の授業などに取り組んでいる。
 情報モラル教育の取組では,近年増加するメールやSNSによるトラブルの防止を目指し,企業の方を講師として行った。「サイトに友達の写真をアップしたら」など,生徒に考えさせるものであった。生徒たちは,自分だったらどう対応するかを意見交換できた。事後アンケートでは「今日の話を聞くまで,それが犯罪だとは思わなかった。今後気を付けたい。」などの感想が出された。
生徒への啓発と同時に,保護者向けパンフレットを家庭に配付することにより,保護者への啓発活動も行うことができた。

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【岡崎市立福岡中】情報モラル教室

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 5、6時間目の時間を使い、体育館にて愛知県警察より講師を迎え、「情報モラル教室」が行われました。ネット犯罪や個人情報の扱い、詐欺行為に対する対処方法、スマートフォンのSNSを使ったトラブルなどについて教えていただきました。インターネット場の画面をプロジェクターを使って見せながら解説したり、大学生ボランティアと生徒会とのクイズを行ったりと生徒を引き付けた内容のすばらしい講演会でした。その後のアンケートでは、「個人情報の取り扱いには気を付けたい」、「ネット詐欺はとても怖いものだと分かった」、「スマートフォンの使い方を改めたい」などの感想から、生徒のネット社会の問題についての意識の高まりが感じられました。
 

【豊橋市立玉川小】ネットモラルについて考えよう

 5年生を対象にして「ネットモラルについて考えよう」と題して授業を行いました。事前に行ったアンケートでは,スマートフォンや携帯電話を所持していた子は少なかったものの携帯ゲーム機や自宅のパソコンから自由にネットに触れられる環境にあることが分かりました。また,前日にゲームやパソコンをやり過ぎて体調を崩す子もいました。
 この実態を受け,便利で楽しいネットが心や身体にどのような影響を及ぼすのかを学習しました。ビデオ教材の中から「お母さんとの約束を守れずゲームに熱中し体調を崩した子」「ネットに夢中になるあまりに友達関係が壊れてしまった子」の事例を選んで視聴しました。視聴しながら「怖い」という声が聞かれました。
 授業後の振り返りでは,「今までゲームやネットをやる時間を特に決めていなかったけど,健康のためにもやり過ぎはいけないと思いました。」「やり過ぎでお母さんに注意されて反抗していたけど,今度からは自分から気を付けようと思いました。」などの感想が見られ,意識の高まりを感じることができました。またこの授業の様子は,学級通信でも伝え,親子で考えるきっかけをつくりました。
 これからも子どもたちが安全にネットに関わっていけるように学習を進めていきたいと思います。

【豊橋市立老津小】「安全と健康への配慮〜ゲームに熱中すると〜」

 本校の1年生の道徳で、ネットモラルの授業を行った。ゲームをしたり、インターネットで動画を見たりする児童が多くいることもあり、テーマを「安全と健康への配慮〜ゲームに熱中すると〜」に決めた。授業の始めに「ゲームをしたり、動画を見たりする時間が決まっている子?」と質問したところ、決まっている子は10人、決まっていない子が8人であった。しかし、実際は時間が決まっている子の多くがきちんと守れていないということが分かった。ルールを守れず長時間ゲームをすることで、どんな影響があるのかを知り、自分の生活を見直してほしいという願いから、この授業を行った。
〈動画内容〉
 男児が誕生日にゲームを買ってもらった。母親に使用時間を決められていたが、布団に入ってから何時間もこっそりとゲームを続けた。その結果、翌朝なかなか起きられず、朝食を食べずに学校に向かった。学校に来てからは、眠くて授業に集中できず、先生に怒られてしまう。
動画を見た後の児童は、
・ルールを守らないと、寝る時間が短くなって学校で眠たくなるから、ルールは守った方がいいと思う。
・私も遅くまでゲームをやってしまうことがあるけど、これからは気を付けたいと思う。
・寝る時間が遅いと、朝起きられずご飯が食べられないから、気を付けないといけないと思った。
というような意見が出た。児童の多くは、「寝ない→朝ご飯が食べられない→勉強ができなくなる」という意見をもっていたが、朝ご飯を食べないことで、頭が働かずぼーっとしてしまい、けがや事故につながる危険性があることも話をした。今回の授業が、児童の生活に少しでもよい影響を与えることができたらよいと願っている。

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【安城市立新田小】正しいインターネットの使い方

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 インターネット「ネット社会の歩き方」の資料を使って授業を行いました。始めに携帯電話の有無についてアンケートを取り、携帯電話には、良い点と悪い点があるということを説明して授業に入りました。
 携帯電話に関しては、37人中、17人の児童が持っていると答え、携帯電話で何をするかについての質問には、インターネットや動画、ゲームをするといった児童が多かったです。携帯電話でネット掲示板を見る児童もいました。その後、情報モラルで特に気になる、ネット掲示板についての動画を見せ、掲示板を使うときの注意することについて話し合いました。資料を見せると興味を示し、食い入るようにパソコンを見ていました。話し合いの際には意見としては、人の悪口を書かない、他人の個人情報を書かない、軽弾みにいろんなことを投稿しないなどが挙がりました。児童はこの授業の感想に、
「変なサイトがあったら、大人に知らせないといけないことが分かりました」
「インターネットを使うときは、気を付けて使うこと、やってはいけないことはしない」
と書いてあり、児童は、本実践を通して、掲示板は危ないこともあるということをしっかり学ぶことができたように思います。

【清須市立新川中】情報モラルを学ぶ「スマホ・ケータイ安全教室」

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 今日、生徒を取り巻く生活環境は急激な勢いで変化し、未成年の携帯電話やスマートフォンの使用に関して、様々な点が問題視されています。そこで本校では、11月19 日に企業から講師の先生をお招きして、「スマホ・ケータイ安全教室」を行いました。
 講師の先生のお話では、携帯電話やスマートフォンを使う際に陥りやすい問題の事例や、文字のやり取りでの勘違いから始まるトラブル、SNSなどを利用した個人情報の流出など、動画を用いて分かりやすく説明していただきました。生徒の感想からは、「使い方を間違えると危険な目に合ってしまうので気を付ける。」「携帯電話の使い方を家族と相談して決めていきたい。」「文字だけのやり取りでは、相手がどう思うか分からないので、送る前に確認する。」といった、携帯電話やスマートフォンとうまく付き合っていきたいという姿勢が見られました。
 今後も、学年が上がっていくにつれて、携帯電話やスマートフォンを所持する生徒が増えていくことが予想されます。SNSへの何げない書き込みによって、トラブルに遭ってしまわないようにするためにも、今回の教室で学んだことを生かして情報機器を利用してほしいと思います。

【豊田市立井郷中】心を込めて、愛ある言葉を送ろう

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 中学1年生を対象に、メディアを介したコミュニケーションの難しさや怖さを実感させ、相手の気持ちを考えて言葉のキャッチボールをする大切さを考えさせる授業を実践しました。
 コンピュータを使った実践でしたが、導入では、岩手県総合教育センターが開発した教材「スタモバ」を使い、文字だけのコミュニケーションを疑似体験をさせた。生徒は文字だけのコミュニケーションの面白さやその利便性について、相手の表情を描きながら楽しそうに活動していました。
 次に、モデル文を使って、文字だけのコミュニケーションにおける問題について考えさせました。活動を円滑に進めるために、モデル文をコピー、貼り付けさせるようにしましたが、生徒たちはクリックや画面の切り替えなどで戸惑ってしまい、うまく進めることができない場面がありました。また、機械トラブルも起きてしまい、三つのモデル文の内、一つしか疑似体験させることができませんでした。
 しかし、生徒は「相手の顔を想像する」「よく内容が分からないときは、相手に確認をとる。」「言葉を省略せず、言葉を意識して使う。」など、どのような方法をとれば、相手に誤解されずに、気持ちを伝えることができるか話し合うことができていました。
 SNSという、簡単に周りの人とコミュニケーションを行うことができる現代だからこそ、どのような言葉を使えば、相手に自分の思いがきちんと伝わるのかを理解し、使っていくことが大切だと改めて感じました。

【豊田市立西保見小】劇から学ぶ情報モラル教育

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 西保見小学校では、劇団「笑劇派」を招いて、全校で情報モラルについて学びました。便利で気軽に会話やメールができる携帯電話やスマートフォンも、使い方を間違うとトラブルを引き起こすことを、子どもたちに分かりやすく伝えていただきました。「相手にメールをする時は、時間帯を考えること」「メールの言葉で誤解が生まれ、けんかが起きてしまうこと」などを、コミカルな演技を交えながら教えていただきました。
 劇中に「インターネット、ラインを使ったことがありますか」と尋ねられると、多くの子が「使ったことがある」と答えていました。
 今後も、情報化社会における正しい判断や、望ましい態度を育てていきたいと思います。

【豊田市立高岡中】言葉の向こうにいる他者を考える

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 道徳の資料「言葉の向こうに」を使って携帯電話の使い方について考えました。
 資料「言葉の向こうに」は,ヨーロッパのサッカーチームのA選手のファンである主人公が,ある試合をきっかけに心ない書き込みが続いたことに怒り,自分もひどい言葉で応酬して他のネット利用者に注意されてしまいます。自分の気持ちが理解されないことで,改めて顔の見えないネットでの言葉のやり取りの難しさや恐ろしさに直面した主人公が,読み手を忘れてしまった自分に気付く話です。
<生徒の感想より>
 生徒の感想を見てみると「SNSなど何げなく文章を送信してしまうけど、画面の向こうにいる人を思い浮かべて言葉を選ばなければならない。」といった感想が見られました。 
 本資料の主人公の書き込み内容や,忠告を受けた主人公の気持ちを考えることを通して,いろいろなものの見方や考え方があることを知り、自分から発信する言葉を吟味することの大切さなど、情報モラルについて深く考えることができたと思います。

【一宮市立萩原中】スマホ講座を実施しました

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 本校では,学校公開日の時に,保護者に希望をとり,保護者向けの「スマホ講座」を行いました。スマートフォンでできることや,そこに潜む危険などを,分かりやすく説明していただきました。また,実演用のスマートフォンを用意していただき,実際に操作をしながらの講座でした。
 保護者からは,「とても分かりやすかった。」「子どもにスマートフォンを渡すときに,ルールをしっかり作りたい。」などの感想が聞かれ,意義のある講座となりました。

【江南市立西部中】授業参観「情報機器の正しい使い方を考えよう」

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 今年度,本校では授業参観の折に,「情報機器の正しい使い方を考えよう」という題で情報モラルの授業実践を2年生全体で行いました。情報機器(スマートフォンなど)で利用できることを考え,情報機器によるコミュニケーションと対話(面と向かって)によるコミュニケーションの違いを考えました。その後,SNSに焦点を当て,動画サイトにある「あなたの書き込みは世界中から見られてる −適切なSNS利用の心得−」という映像教材を用いて,「SNSに一回あげた情報を完全に消すことは難しく,取り返しが付かないこと」「匿名で書き込んでいても個人を特定される可能性があること」「SNSは知らない人も簡単に見ることができること」を学習しました。
 本校にはSNSを使用している生徒が多くいる。「怖い」という感想をもった生徒が多く,保護者からは「情報発信の責任」についてしっかりと教育していきたいという感想を聞くことができました。

【豊田市立五ヶ丘小】携帯電話との上手な付き合い方

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 6年生の児童を対象に、企業の方を招いて「ケイタイ教室」を開きました。これからの将来に向け、インターネットやスマートフォンの正しい使い方について、講師の方と一緒に考え話し合いました。最新の映像を見たり、話を聞いたりする中で、情報モラルについてみんなで考える大切な機会となりました。今後、携帯電話やスマートフォンに限らず、インターネットに触れる機会は確実に増えます。そんなときに、各家庭でルールの基で、便利なものをより便利に、賢く活用できる人であってほしいと願っています。
<子どもの感想より>
・インターネットの使い方を間違えると大問題が起こり、人と人との関係も壊れてしまうことが分かりました。私は、分からないことがあるとよくインターネットを使います。そうすると、毎回「変なところを押さないでね」とお父さんたちが言います。そのときは、インターネットが怖いと全く考えていませんでした。でも、この授業でその意味がよく分かりました。
・僕は、「ケイタイ教室」で学習するまでは、スマートフォンは楽しいことがたくさんあると思っていました。けれど、そのスマートフォンには楽しいことよりもたくさん危険なことがあるということが分かりました。スマートフォンは使い方を一歩間違えると、とても危険なものなので、スマートフォンのルールを親としっかり決めてから使うようにしたいと思いました。

【豊橋市立羽田中】 学校全体で取り組む電子メディアとの付き合い方

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 本校では,学習情報部・生徒指導部と連携しながら,電子メディアとの付き合い方の指導を計画的に行っている。学習情報部からは4月当初に出された年間計画に基づき,月に1度,朝の読書の時間を情報モラル教育に切り替えて行うようにした。具体的には,各教室にて「ネット社会の歩き方」を視聴し,振り返りを「マイノート」に書くという流れである。マイノートとは,道徳の時間や学校行事,定期テスト等の振り返りに使用していて,様々な場面での生徒の心の動きが分かるようになっている。2年生では,10月28日に「ネットで悪口は要注意」を視聴した。生徒からは,「ラインやSNSだと仲の良い友達ばかりなので,ついいろいろなことを話してしまう。面と向かっては言えないことも,ラインだとしゃべってしまうので注意しないといけない。」という感想が多く見られた。
 道徳の時間では,1,2年生は12月に,3年生は10月にそれぞれ情報モラルに関する内容を取り上げた。その月には保護者会もあり,電子メディアとの付き合い方について保護者にも協力をお願いするようにしている。
 生徒指導部では,ネット社会で賢い使い手になってほしいと学校保健委員会を中心に取り組んでいる。26年度には,豊橋市の約束「友達との通話などは夜9時までにします」について全校で意見交換をした。反対派優勢の中「通話相手の迷惑になっていないか」という発言をきっかけに,全校で約束に取り組み,「自分のことだけでなく相手のことを考える1週間になった。」と,約束の良さを実感できた。27年度には『電子メディアとのつきあい方ガイドブック』を発行,電子メディア機器の二面性を考える一方,身近なトラブルを具体的に挙げ「友達の動画は個人情報なので勝手に使わない。自分の写真や動画も勝手に撮らせない。」などの対策も示している。

【安城市立丈山小】携帯・スマホを正しく使おう

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 5年生と6年生を対象にして、携帯・スマホ安全教室を行いました。
 子どもたちはスライドを見ながら「相手の本当の姿が見えないこと」、「一度アップロードしてしまった情報は広がってしまい完全に消去することが難しいこと」、「困ったときは大人に相談すること」について考えました。顔が見えないインターネットでは、書き込まれていることが本当のことかどうか分からなかったり、一度送信されてしまった情報を消すことは不可能で、簡単に拡散したりしていくことから、書きこむ前には十分に自分や他人の個人情報などがないか確認することが必要だと学ぶことができました。
 感想では「困ったら家の人や先生に相談するということを知りました。私も自分用のタブレットを持っているので気を付けたいです。」「私は今日の教室で、自分はスマホを持っていないからいいやと思ってはいけないことが分かりました。今日の話をスマホを持っている家族に伝えて、家族みんなで安全に使いたいと思います。」とあり、今後の生活を考える様子がうかがわれました。
 不特定多数の人が匿名で利用する世界だからこそ、児童自身が自分の身を守るため、相手を傷付けないためにインターネットの正しい使い方や知識をもつことが必要であることを感じました。また、大人もフィルタリング機能を活用したり、児童と一緒に活用したりするなど見守っていくことが大切であることを感じました。

【豊田市立堤小】公開授業での情報モラル教育

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 本校の4年生は、6月の学校公開日に情報モラル教育の授業を行い、ネットモラルについて考えました。4年生の実態としては、自分のスマートフォンや携帯を持っている子はあまりいません。しかし、保護者の携帯電話を使ってメールを送ったり、パソコンからメールを送ったりしたことがある子が大半でした。そこで、ネットモラルについて子どもたち自身が考えるとともに、便利だけど危険もあるスマートフォンやパソコンについて保護者にも一緒に考えてもらおうと思い、公開日にこのような授業を行うことになりました。
 まずは、子どもたちが話し合うことができるよう、一つの事例「文字だけで伝える楽しさや難しさ」の動画を見ました。友達と休日に遊ぶ約束をするときに返事を一言「いいよ」とメールで送ったら、送った方は「遊ばないでいいよ」という意味、送られた方は、「遊んでいいよ」という意味で受け取ったため、誤解が生じけんかになったという事例です。なぜ誤解が生じたのか、どんな返事を送ればよかったのか、これから自分たちがメールを送るときに何を気を付ければよいかについて、グループで話し合いました。この授業が、4年生の子どもにとって初めての情報モラル教育でした。
 公開日に授業を行ったことで、保護者にもネットモラルの重要性を知ってもらえました。今後も計画的に学習をし、スマートフォンや携帯電話、パソコン等を使うときのルールを保護者と一緒に考えていき、安全に情報機器を使えるようになってもらいたいと思います。

【豊田市立大沼小】ネットモラルを学ぶ大沼っ子

 山間部にすんでいるため,ほとんどの子どもたちは携帯電話を持っていない。だが,ラインやSNSへの興味をもち始めた。そして,親や兄弟の端末を使って利用する子が現れてきた。そこで,「事例で学ぶNETモラル」を使って指導を進めることにした。
 中学年では『肖像権』について学習した。自分の気に入った写真でも友達が嫌な思いをする写真は載せてはいけないことを学んだ。子どもたちの中には「自分が気に入った写真でも友達が泣いたり、怒ったりした写真は載せてはいけないことを初めて知った。」という感想をもった。
 高学年では,誘いを断ったときの返事を悲しみ・怒り・心配・残念等の気持ちを顔文字や絵文字で表現させたものを見せ,その文から感情を想像させた。そのような学習を通して,自分の思いがうまく伝わらない場合もあることに気が付いた。また「情報を発信するときの責任」ということでも授業をした。ブログを書くときは、「その情報が確かかどうか確かめてから書かなくてはいけないこと。」「子どもだけでは、書かない。両親に相談すること。」「悪口のようなものは書かないこと。」等に気が付いた。スマートフォンは大変便利なものでもあるが,安易に写真や文章を送信する前に,客観的に内容を吟味することが大切であることを学んだ。

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【岡崎市立矢作中】そのつながりは本物?

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 本校では、スマートフォンの使い方によるさまざまな人間関係の問題が起きています。また、スマートフォンの使い過ぎによる生活リズムの変化によって、健康にも大きな影響を与えられています。そこで、道徳の時間を利用し、全校で情報モラルの授業に取り組みました。タイトルは、「そのつながりは本物?」です。
 生徒と同じ中学生を主人公に、中学生がどのような思いでスマートフォンを手に入れ、使っていくのかということを学びます。そして、その使い方の失敗例を取り上げ、なぜそのようになってしまったのかを考えることができます。特に、SNSのやり取りについて学ぶことができます。初めはおもちゃ感覚で時間を忘れて友達と利用します。何かのきっかけで言葉による誤解が生じ、正しい内容が伝わらないまま悪口が行き交うようになります。気付くと、周りの友達からグループを外され、「いじめ」といわれるものに発展していきます。
 生徒は「自分も(スマートフォンを)欲しいと思っていたけど、少し考えさせられる内容だった。」「とても便利な道具だけれど、使い方を間違えるととても怖いものだと分かった。」「友達とは直接顔を見て話をするべきだと感じた。」「ボタン一つで相手を見ることもなく簡単に傷つけられる。それは相手を傷つけていることにも気付かない。すごく怖いこと。」など、さまざまな意見を得ることができました。
 その他にも、保護者会の際には必ず情報モラルに関するプリントを用いて、保護者の方にも協力を得られるような体制をとっています。

【岡崎市立秦梨小】情報ネットモラルへの取り組み

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 3年生での情報モラル学習を紹介します。岡崎市現職研修委員会学習情報部から配られた「情報モラル授業モデル案集」と「わたしたちの道徳3・4年生」を使ってネットモラルの授業を行いました。
 「少しだけなら」という題材で、知らないインターネットの世界で知らない人と関わりをもつとどうなるかについて学習しました。パソコンの画面に「ゲームソフトの割引券がもらえる」と見つけたとき、自分ならどうするか話し合いました。子供たちは、「ぜったい駄目だよ」「お母さんとのルールを守るよ」「少しだけならって思ったら、相手につながっちゃうよ」と、知らない人と関わりをもつと危険があるということが分かっているようです。危険なこととは、名前や住所を教えるとその個人情報が知らない人に伝わったり、お金を請求されたりということを学習しました。     授業のまとめとして、「お母さんと一緒に1日30分パソコンを使います」「怪しいサイトには、アクセスできないよう、お母さんが設定してくれたインターネットで遊んでいるよ」「危険ということが分かったので、怪しいところにはクリックしないよ」という声が返ってきました。
 最後に先生との約束として、「インターネットの世界で、知らない人と関わりをもったり、自分や友達の住所を知らない人に教えたりしないでね」と話をすると、「大丈夫だよ。ぼくたちルールを守って楽しくインターネットで遊ぶよ」という子供たちでした。
 インターネットを利用したトラブルは、善良な市民を装い、子供たちに近づいてくるという手口を取っています。トラブルに合わないようにするにはどうしたらいいのか、自分の安全をどうやって守るのか、これからも情報モラルの実践的判断を身に付けることが、自分の安全を守ることにつながると思います。

【みよし市立三吉小】メディアコントロール・ヘルスプロジェクト2015

 本校では、「メディアコントロール・ヘルスプロジェクト2015」と題して、テレビ、ゲーム、スマートフォンなどのメディアとの付き合い方と健康について考えるという実践を行ってきました。そのときのアンケートでは、4年生以上の子どもたちの中には、4時間以上メディアと接していると答えた子どもも、何人かいました。学校保健委員会で取り上げ、講師に保健師さんもお呼びして、メディアとの上手な付き合い方について考えました。
 また、市の情報支援員の支援のもと、ゲームやスマートフォンなど使い過ぎはよくないことやネットの上手な使い方について学びました。
 6年生では、次のテーマで学習しました。
1「ネットやゲームに夢中になると… −ネット依存、ゲーム依存にならないために−」
・知らず知らずのうちにゲームがやめられない状態(ゲーム依存)になってしまった子のDVDを視聴する。
・時間を忘れてネットやゲームをしてしまった経験を出し合い、自分たちもネット依存、ゲーム依存になりかねないことを知る。
・自分でネットやゲームの時間のルールを決める。
2「メールについて −ひとりよがりの使い方にならないように−」
・使わない方がいい場所や時間について考える。
・メールなどを出して、返事が来なかったときどうするか、心掛けることは何かを話し合う。
子どもたちの感想は、以下のようになりました。
・ゲームは楽しいけれど、怖さも分かった。
・ゲームの怖さを感じた。心のケアが必要なほどになってしまうことが分かった。
・ゲームのやり過ぎは、いけないと思った。
・メールを送るときのマナーに気を付けようと思った。
・親とメールやゲームをする時間を決めたいと思った。
・ネットやゲームのやり過ぎで、寝不足にならないようにすることが大切だと思った。
 今後も、本校では、メディアとの上手な付き合い方について、子どもたちや保護者と考えていきたいと思います。

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