【瀬戸市立東山小】 情報モラル授業実践

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 2年生では、インターネットの便利さと、悪用される怖さについて学習しました。
はじめに「なにでインターネットができるか」という質問にP.C・スマートフォン・ゲーム機とすぐに答えが出てきました。児童が普段から情報機器を使用しているのがよく分かりました。
 インターネットは良い使い方をすれば、たくさんの情報が知ることができます。また、ゲームをしたり、動画を見たりして楽しむこともできます。
しかし、悪用されると詐欺にあってしまったり、個人情報が流出してしまったりし、とても怖いものになります。このようなことが起こらないためにも、インターネットを使うときは、以下のことに気をつけるように学習しました。

・むやみにクリックしないこと
・知らないページには、入らないこと
・安全保護のための設定をしてもらうこと
・大人の人と一緒につかうこと

 これらのことを守ることで、安全にインターネットを使うことができると学びました。

 児童の感想には、「情報モラルについてはじめて学習したが、とても大切だと思った。」「インターネットって悪用されるととても怖いものということを知った。」「迷ったときはお家の人に相談しようと思う。」など、書いてありました。

【豊明市立双峰小】「ケータイ、スマホの使い方」を学習しました

9月17日(木)PTA教育講演会に保護者、地域の方とともに5・6年生の児童も参加しました。
 「ケータイ、スマホの使い方」というテーマでKDDIの講師さんからお話を伺いました。児童のほとんどが「LINE」「Twitter」「SNS」を知っていると答え、「YouTube」や「オンラインゲーム」を見たことがある、やったことがあるという児童も多くいました。
 ラインでのいじめの事例、インターネットにのせた1枚の写真から個人情報の多くがわかってしまった事例など、知らないとつい気軽にやってしまいそうな話を聞きました。
 身を乗り出すようにして真剣に聞き入っている児童も多く、児童の身近にこういった例があることを実感しました。児童の感想には「怖くないような使い方をしたい。」「気を付けて使いたい。」というものが多く、真剣に受け止めることができていました。
 情報モラルの指導は、学校だけでは難しい面も多いので、今回のように同じ話を児童と保護者で聞き、家庭でのケータイやスマホの正しい使い方が身に付くようになるとよいと思いました。
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【豊田市立岩倉小】 「教えちゃだめなの?」知らない人に個人情報を教えない

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「おしえちゃだめなの?」〜知らない人に自分や他人の個人情報を教えない〜


【活動のねらい】
 個人情報とは何かを理解し、自他の個人情報を守るためにどのようにすればよいかを判断できるようにする。

【児童の様子】
 小学校1年生で、「事例で学ぶNETモラル」のサイトを活用し、授業を行いました。この内容は、児童だけでなくご家庭でも一緒に考えてもらいたい内容でもあったため、授業参観で行いました。まず、大型テレビで「主人公が警察と名乗る人からの電話を受け、同じ学校の児童が交通事故に遭ったと言われ、びっくりして聞かれるままに友だちの名前と電話番号を教えてしまう」という映像クリップを視聴しました。迷惑電話の経験について話し合うと、まだ、1年生ということもあってか、電話には出ないという子や、一人で留守番をする経験もないという子も多くいました。映像のキーシーンを思い出しながら、主人公の気持ちに寄り添うと、「警察から電話がきてびっくりしたと思う」や「友達を早く助けたくて教えちゃったと思う」などの意見が出てきました。『個人情報』という言葉も初めて聞く子ばかりだったので、名前や住所、電話番号などがそれに当たるということを学習しました。学習のまとめとして、まとめの映像クリップを視聴し、これからどのようなことに気を付ければよいかを話し合いました。

【活動後の児童の様子】
 「変な電話が来たら、出ないこと」や、「すぐにお父さん、お母さんに代わること」など、子どもたちなりにこのような危険を回避するための手立てを考えることができました。事例のような電話だけでなく、家に来る場合や、登下校中、買い物中など、いろいろな場面で知らない人に何かを聞かれても、個人情報は簡単に教えてはいけないという意識を高めることができました。

【西尾市立福地南部小】個人情報を守ろう!

 3年生の学活で、ソフト「事例で学ぶNetモラル」を視聴し「個人情報を守る」という学習をしました。内容は、主人公の自宅に警察を名乗る人から、友達が交通事故にあったと電話がきました。そして、言葉巧みにクラスの子の名前や電話番号を聞かれて教えてしまったというものです。
 まず、クラスの子の名前や電話番号を聞かれた時の主人公の気持ちを聞きました。「友達は大丈夫かな。」と内容を信じてしまった発言がある一方、「あやしい。」「本当に警察かな。」といった疑問に感じる発言もありました。
 その後、近所でこういった不審な電話がかかってきていることを知った時の主人公の気持ちを聞きました。児童は、「本当は警察じゃなかったんだ。」「友達の電話番号を言っちゃだめだったんだ。」と対応の間違いに気づいたり、「教えたことをお母さんに言えない。」と戸惑ったりする発言もみられました。
 最後に、個人情報を守るためにどうすればよいか聞きました。すると、「絶対言わない。」「電話番号や名前を教えない。」といった発言や、「(電話の近くに貼ってある)電話番号が書いてある紙を見る。」「お家の人に代わる。」といった具体的な行動を考えられるようになりました。
 情報モラルを身に付けていくうえで、個人情報を守ることの大切さを考えるよい機会になりました。今後も、学習を積み重ねていきたいと思います。


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【田原市立泉中】色々な立場の人から聞く、情報の危うさ

普段何気なく使っている、情報端末機。
簡単に写真が撮れて、簡単に発信ができる。
相手は友だちだからと、自分の個人情報も何も気にせずにSNSに載せてしまうけれど、もし何かあった時にはどうなるのだろう……。

授業で、情報モラルを学ぶのはもちろんです。しかし、それだけでなく、今年度は田原警察署の方からも生徒たちに話をしていただきました。生徒たちの真剣な様子に、自分のことかもしれないと学ぶためには、学校内での授業だけでなく、様々な立場の人から話を聞くことが大切だなと思いました。

生徒たちは、気を引きしめて、自分の使い方を考えています。
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【西尾市立一色西部小】 『スマホ・ケータイ安全教室』

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 本校は10年前から、外部講師をお招きして、卒業をまじかに控えた6年生とその保護者を対象にした『スマホ・ケータイ安全教室』を開いています。
 驚くほどの速さで携帯電話やスマートフォン、タブレット等が普及し、ゲームを楽しんだり、友達にメールを送ったりしている児童は年々増えています。しかし、こういった情報機器は正しい使い方をすれば便利な道具ですが、使い方を誤ると様々なトラブルに巻き込まれる危険性があります。
 そこで、講師の方には事例を交えて『無料ゲームに潜む危険』『ネットいじめ』『携帯依存症』などについて分かりやすく話していただきました。
 また、保護者の方には『各家庭でルールを決めることの大切さ』を話され、便利な道具であるからこそ、ルールやマナーを守って安全に使えるようになってほしいと思います。

【碧南市立中央小】 個人情報って何?

 3年生を対象として「個人情報ってなに?」と題して授業を行いました。事前にアンケートをとったところ、個人情報という言葉を聞いたことがある子は全体の70%程度であり、どんなものが個人情報かという質問には、名前、住所、電話番号などがあげられました。一方で、個人情報という言葉をまったく知らない子もおり、また、聞いたことがある子の中にも、なぜ個人情報が大切なのかという質問には答えられない子が多くいました。
 この実態を受け、まずはどんなものが個人情報に当たるのかを学習しました。事前に子どもたちにとったアンケートの内容から、子どもたちがあらかじめ知っていそうなものを紹介し、その後、他にどんなものがあるのかを考えさせました。子どもたちからは「好きなテレビ番組もそう?」「血液型も?」などのユニークな意見も出ました。今回の授業では、特に悪い人に知られると困る情報として「誕生日」「家族の名前」なども補足しました。
 次に、もし個人情報を悪い人に知られてしまうとどんなことが起こるかを、ビデオ教材を使用して学習しました。そして個人情報を守るためには、どうしたらよいかを話し合いました。子どもたちからは「知らない人に個人情報を聞かれても教えない」「困ったら大人に相談する」などの意見が出されました。
 授業後のふりかえりでは「個人情報が大切なものだと分かりました。知らない人に教えないように気を付けたいです」や「友達に電話番号を教えてもよいかお母さんに聞いてみます」などの感想が見られ、個人情報への意識の高まりが感じられました。これからも、子どもたちが自分自身の身を守ることができるよう、情報モラル教育を進めていきます。

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【小牧市立岩崎中】SNSへの理解 〜正しい使い方を〜

 LINEやTwitterをはじめとするSNSについての理解を深めました。SNSは決して悪いものではありません。むしろ便利ですばらしいものです。しかし、その使い方を間違ったり、悪用すると、非常に怖いものです。生徒たちも、そうしたものの長所や短所は分かっているようです。大事なことは、知らないことから起こる危険性を回避したり、心ある良識ある使い方をしたりすることです。
 最後は使う人の問題であることをしっかり自覚して、正しい使い方で利用してほしいものです。
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【田原市立泉小】インターネットは便利だけど、、、

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「インターネットは、世界の知らない人が見ているよ。」
「気軽な気持ちで写真をのせると、コピーされて、消すことができなくなるよ。」
「フェイスブックに情報をのせるときは、責任もって。」

ネットモラルの学習をした後の感想です。

今年は、3〜6年生に向けて、通信会社から派遣講師を招いて、「パソコン教室」を実施しました。

インターネットは便利だけど、安心して、ルールやマナーに気をつけて使わないと大変になることを学びました。

【愛西市立市江小】正しい情報の使い方

 インターネットの便利さがどんどん進化する反面、子どもたちのまわりには危険な事がどんどん増えてきています。本校でも5月下旬に全校対象にアンケートを実施しました。その結果、携帯電話・スマートフォンでのメール・LINEをする頻度については、5年生では毎日が6%、ときどきが9%、6年生については毎日が13%、ときどきが9%という結果になりました。学年が上がるにつれ、頻度が増えてきています。そのアンケートについての会議に出席した保護者からも心配だという声が聞こえてきました。そこで、PTA全国協議会から出されている「正しく知ろう、使い方、家庭で話そう わが家のルール」を使って、クラスで話し合いの時間をもちました。
 2学期には、5・6年生とその保護者を対象に体育館で情報モラル教室を行う予定です。まわりの大人もしっかり学習しながら、子どもたちが正しい情報の使い方をできるよう支えていきたいと思います。
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【一宮市立中島小】安心して使えるように・・

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「中学生になったら、携帯がほしかったけど、高校生までがまんしようと思いました。」
「自分が知らないうちに、お金を使ってしまうこともあると知って、怖くなりました。」
「人の悪口をネットで流すよりも、顔を見てけんかする方がいいと思います。」

「スマホ・ケータイ安全教室」を実施した後の感想です。

昨年度までは6年生だけ行っていた「スマホ・ケータイ安全教室」・・・
今年度は、5年生も実施しました。

安心して使えるようになるために、必要なルールやマナーを学習しました。

【安城市立桜井中】 〜ケータイ安全教室を開催しています〜

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 桜井中学校では、情報機器とよりよくつきあっていくために、外部から講師の方をお招きして、ケータイ安全教室を開いています。今年度1回目は1年生徒、2回目は2、3年生徒を対象にして、それぞれの学年の実態にあった内容で実施しています。保護者、地域の方にも声をかけ、年々参加していただける方が増えてきています。
 現在中学生にも携帯電話やスマートフォン、タブレット等が多く普及しています。本校も例外ではありません。中学生になり、利用し始める生徒も多く見られます。交友関係が広がり、お互いのことをまだよく知らないまま安易に利用して、知らず知らずに人を傷つけたり、犯罪行為に至ったりしてしまうなど、具体例をもとにその危険性をわかりやすく話していただきました。
 2、3年生は、メールやSNSなどは便利である一方、常に危険と隣り合わせであることを意識して、正しい使い方を理解し、モラルやマナーを守ることが大切であることを学びました。講師の方からは、面識ない相手には電話番号やメールアドレスなどの個人情報を安易に教えないようにして、万一困ったことに遭遇した場合は抱え込まず、すぐに身近な大人に相談するようにアドバイスをいただきました。
その後学級で道徳の時間に、携帯電話やインターネットの便利さと注意点について、実際の出来事を題材に、その危険性を感じたり事例を元に話し合ったりしました。情報に対する意識を高め、安全に有効に利用するためにはどうするか意見交換をした学級もありました。今後も本校では、情報モラルの意識向上を心がけていきたいです。

【安城市立桜林小】個人情報の扱いについて

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 4年生では、道徳で個人情報の取り扱いについて学習しました。
教師が自作したサイト「友だちっていいな」を見せ、見知らぬ子どもから「友だちになりたい。」というメッセージが来ていることを紹介しました。児童は喜んで手紙を書きました。それを集め教師がメールに打つふりをしました。
 その数時間後、「返事が来ました。」と紹介しました。児童は喜んでいます。その返事に「住所と電話番号を教えて」「会いたい」と書いてあることを伝えます。「教えてもいいよ、会ってもいいよという人は手を挙げてください。」と聞くと、10名の児童が手を挙げ、他の児童は「教えない」や「親に聞いてから」と考えていました。
 そこで、「住所や電話番号を教えると、こうなります。」と、架空請求の画面を表示すると、児童は「えっ。」という表情で固まりました。このサイトは教師が作ったことを伝え、「個人情報を教えると、お金を払えと言われたり、会いに行ってしまって殺されたりすることがあるのです。」と語りました。
 手紙には「○○町に住んでいる」ということを書いた児童がいました。その児童は授業の感想に、「これからは気をつけたい。」と書いていました。児童は個人情報を簡単に教えてはいけないことを学びました。

【大口町立大口北小】「正しく使おう!インターネット」情報モラルについて学びました。

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 多くの子どもたちが持っているゲーム機や音楽プレイヤーにもインターネット接続できるものがあり、今や生活に不可欠なコミュニケーションツールになりつつあります。
 しかし、それらを扱う上での情報モラルについては、まだ十分に浸透しているとはいえません。そこで、今回は、5,6年生を対象にして、各学級で「正しく使おう!インターネット」という情報モラルの授業を実施しました。
 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を運営している民間会社から資料を取り寄せ、インターネット上に情報を公開することのよい点、問題となる点について確認しました。そして、インターネットを正しく安全に使うためにはどのようなことに気を付けたらよいのかということについて考えました。
 授業後の児童の感想には、「言葉遣いや情報の拡散のことについては気を付けていませんでした。これからはマナーを守って使っていこうと思います」
「実際に情報が広まってしまうことについては、ゲームのアプリで経験したことがある。個人情報を扱うものについては責任をもてるようになってから使おうと思った」
 「私もよくLINEで画像を送ったり、文章を送ったりしているので気をつけようと思いました。友達への相談や大切なことは、直接話そうと思いました」とありました。
 インターネットは便利な道具だけれど、人生を豊かにしてくれるかそうでないかは自分次第であるということを確認しました。また、今回の学習を通して、周りの人とのコミュニケーションの取り方についても考え直すことができました。

【津島市立神島田小】ケータイ・スマホ安全教室

 5・6年生を対象にケータイ・スマホ安全教室を開きました。ケータイやスマホだけではなく、児童のまわりにはインターネットにつながるゲーム機やパソコンもあります。そこで、携帯電話会社の方を講師に招き、情報機器を使うときの正しいルールや望ましいマナーについて具体的な事例を交えながら学ぶ機会をもちました。
 はじめに無料ゲームについて学びました。無料といってもゲーム内で課金があったり、クリック一つで購入したりする危険について教えて頂きました。
 次にネット依存にならないために、家でルールを作る大切さや、使い方のマナーについて考えました。
 最後に、ネットへの書き込みやネットいじめについて考えました。友達のことを認めるつもりで書き込んだつもりでも誤解を生んでしまう事例や、ネット上では相手が見えないからといって軽い気持ちで相手を傷つけてしまう事例について学びました。
 ケータイ・スマホなどの情報機器は正しい使い方をすれば便利な道具です。ルールやマナーを守り、安全に使える力を身に付けていってほしいと思います。
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【春日井市立鷹来中】保護者向け情報モラル教室

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 本校の生徒は携帯・スマートフォンの所持率が高く,LINE等,SNSでのトラブルが続いている。従来から生徒への指導や教育は続けていたが,トラブル自体は帰宅後の時間に起こることがほとんどである現状から,保護者のみなさまへの情報提供の必要性が高まった。
 そこで,愛知県が開催する「保護者のための 体験!体感!スマホ教室〜危険を知って安全に使おう〜」を利用し,本校のPTAを対象としたスマホ教室を開催した。スマホ教室では,あらかじめ用意されたスマートフォンを利用してSNSを疑似体験し,子どもが利用する上で注意すべきこと,危険性などについて体験しながら学んだ。実際に機器を手にとっての説明により,SNS未体験の保護者のみなさまにもわかりやすい教室となった。
 開催後は,「危険性を子どもに伝えたい。」「今日の内容を他の保護者に伝えたい。」など,より多くの保護者が参加して勉強するとよいといった意見・感想が寄せられた。

【刈谷市立刈谷南中】情報モラル教育実践

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「ゴール下のファウル」という資料(『事例で学ぶNetモラル』より)を用いて授業を行いました。資料のあらすじは、「バスケットボール部に所属している武が、新人戦大会でファウルをしてしまい、その結果、チームは逆転負けをしてしまう。その後、SNSに心ないメッセージが多く発信され、武は落ち込んでしまう。しかし、仲間の助けを得て立ち直り、再びバスケットボールを始めることができた」という内容です。
資料を読んだ後、武やチームメイトの気持ちをそれぞれの立場になって考えました。武の気持ちは「悔しい」「学校に行きたくない」、チームメイトの気持ちは「ファウルがなかったら勝てたのに」「武のせいだ」といった意見が出ました。次に「今回のようなことが書き込まれると、その後どのような事態が起こるだろうか」と問いかけると、「いじめが起こる」「無視する人が出てくる」といった、人間関係が壊れてしまうことを心配した意見が出ました。また、「メッセージを見た人が不快に思うし、そのメッセージは消えない」といった、情報端末機器の特性に触れる意見も出ました。ここで、さらに踏み込んで「メールやSNSを使う上で、注意するべきことは何だろうか」と問いかけたところ、「人の嫌がることを送らない」「よくメッセージを確認してから送る」「もし送ってしまっても謝る」といった意見が出ました。
授業の振り返りでは、「相手が不快にならないよう、相手のことを考えて使うことが大事だと分かりました」「これからSNSなどを使うときには、自分の書いた文を読み直したり、注意したりしていきたいと思いました」などの意見が出ました。この授業を通して、生徒たちは相手を思いやること、そして、情報端末機器を使用する際に、気を付けるべきことについて考えることができました。

【岡崎市立東海中】スマートホンを教材にした情報モラル教育

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2年生の授業では、スマートホンの扱い方について、中日新聞に記載された「目に余るネット情報」を資料として学習をした。
単元の導入として、学級のどれくらいが携帯電話・スマートホンを所持しているかアンケートをしたところ、学級の3分の1が所持し、また持っていない場合でも、WI-FIを通じてインターネットに接続できる端末を所持している生徒を加えると過半数を超えた。多くの生徒がインターネットを通じて、他者とコミュニケーションをとれる状態にあることが分かった。そこで、本単元では、SNSに重点を置き授業を展開した。「SNSを扱うアプリやサイトを知っていますか」という問いに対し、Line、Facebook、twitterなど生徒は積極的に発言することができた。そこで、SNS上で実際に起こった事例(実名で悪口を書き込むこと、他人の端末を勝手に使用すること、相手に精神的な圧力をかけ、またわいせつ画像を扱うこと)を紹介し、それが犯罪か、そうでないかを考えた。多くの生徒がこの事例は犯罪であると理解したが、あくまでも他人事として考えている雰囲気が感じられた。
 そこで、本時の資料を範読した。この資料は、川崎市の殺人事件の犯人として逮捕された少年3人の個人情報がインターネットで悪用されたことをきっかけに、インターネットに潜む重大な責任と危険について説いたものである。生徒は、グループに分かれ、SNSを扱うことについて感じたことを話し合った。その後の全体の場では、「SNSは便利だからこのままで大丈夫」、反対に「扱い次第では、危険なものになりうる」など、互いの意見をかかわり合わせることにより、話し合いを深めていった。
 授業後の振り返りの場面では、「携帯電話・スマートホンを持つこと、またその端末でSNSを扱うことは、決して悪いことではないが、扱い方次第でどのような事態になるのか、よく考える必要がある」と考えることができた。

【豊田市立前山小】 情報モラル教育

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 道徳の授業で「人に温かい心で接し、親切にする」「友達と仲良くし、助け合う」「他の人とのかかわり方を大切にする」「他人を大切にする」などを学んでいる。それらは、情報モラル教育学習で学ぶ「自分の情報や他人の情報を大切にする」「相手への影響を考えて行動する」「自他の個人情報を第三者にもらさない」などの基盤と考えられる。したがって、3年生でも道徳の授業で、自然に情報モラルの学習をしている。
先日、新聞を使って3年生で情報モラルの学習を行った。「新聞に自分の記事が載ったらどう思うか?」という問いかけに「うれしい」と「不安」2つの意見が出てきた。うれしいと言う子は素直に喜びを表現していた。不安と言っていた子は、「自分が思った通りの文ではなかったら心配」、「記事や写真が悪用されたら嫌だ、友達がインタビューされて何と答えるか心配」などと答えていた。「記事が出される前に一度確認したい」という意見も出ていた。
反対に、今度は自分が情報を発信する立場になったときのことを考えてみた。そのようなときは、一度本人に確認してから写真や文章を発信したり、インタビューでは事実だけを話したりするなど、逆の立場になって自分がしてほしいこと、してほしくないことを考えて行動できるように話し合った。この授業で、発信する情報に責任をもち、情報社会のルールやマナーを守ることを学習した。
最後に顔を合わせてのコミュニケーション(会話)と文字情報(メール、ラインなど)で伝わる内容の違いがあることを話し、文字情報のみのコミュニケーションについても触れ、授業を終えた。
 

【犬山市立犬山南小】 情報社会で生きるために

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 パソコンやスマートフォン,ゲーム機など,児童のまわりにはインターネットにつながる機器がたくさんあります。そんな情報社会で生きる児童たちには,小学生のうちからスマートフォンの利用を含め,正しい知識をもち正しい判断ができるようになってほしいと思います。そのようなねらいで,1年生から6年生までの全ての学級で情報モラルの授業を行いました。本校では毎年,ICT支援員と相談しながら,児童の実態や発達段階に応じた情報モラルの授業を実施するようにしています。
 低学年は,「約束やきまりを守る・知らない人に連絡先を教えない」というテーマで,自分はもちろん友達の情報も,知らない人に教えてはいけないという内容を学びました。映像を見ながら,知らない大人に個人情報について尋ねられた際に,自分だったらどうするかを考えながら,学習しました。
 中学年は,「こんなものが出てきたら注意・入ってはいけない!大人のページ」というテーマで,ワンクリックの危険性について学びました。授業の最後には,実際にパソコンを操作し,うっかりクリックしてしまいそうな場面を体験しました。
 高学年は,「インターネットの利便性と危険性」というテーマで行いました。インターネットにつながる機器の多さを調べたり,一度公開した情報は二度と回収できないことを学習しました。簡単に世界中に情報を発信できるということは,便利でもあり危険も伴うということを具体例と共に学びました。6年生の児童の感想からは,「世界につながる道具が自分のまわりにこんなにもたくさんあることに驚きました。」「一度公開した情報は回収することはできないということを知ったので,今後スマートフォンを持つことになったら,自分の行動に責任をもって使うようにしたいと思いました。」などの感想がありました。情報社会は,危険な面があることを十分に理解した上で,上手く活用できるよう実態に応じた学習の積み重ねを大切にしていきたいと思います。