【豊田市立土橋小】ネットで知り合ったトモダチ

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 本校の高学年の児童で通信機器に関するアンケートを行った結果、スマートフォンを持っていると答えた子が14.2%、スマートフォン以外でもDSやPSPといった携帯ゲームでオンライン通信ができる環境にあると答えた子が83.1%いた。これらから分かるように、携帯ゲーム機についてはほとんどの児童が所持している上、その通信機能で不特定多数の人とゲームをしたり、コミュニケーションをしたりすることができる環境にある。また、この通信機器によるトラブルやいやな気持ちになったことがわずかではあるが5.6%の児童が経験している。
 5年生を対象にして、「ネットで知り合ったトモダチ」の教材を用いて情報モラル授業を行った。この授業のねらいは悪意をもってインターネットを利用している人がいることを知り、その危険性に気付くことである。その教材の内容は、中学生の女の子「ゆず」が携帯ゲームを介して、一人の女の子と知り合う。お互いにチャットの会話で仲良くなっていく。その会話の中で、流行っているものやどこの近くに住んでいるかなどの話題になる。しかし、その知り合った女の子は実は男の人であって、男の人がニヤリと笑ってこの教材は終わっている。
この教材をもとに、ゆずの何が問題だったかについて子どもたちに話し合わせた。すると、「○○の近くに住んでいると個人情報を話した。」「だれかもわからない人に簡単に話しかけた。」などの意見があがった。また、この後どういう問題が起こるかという予想を話し合ったところ、「男の人が家を探すかも知れない。」「ストーカーにあうかも。」「このあと電話番号とか他の個人情報も聞き出すかも知れない。」などの意見が出された。
 本時のまとめとして、グループでどういうことに気をつければいいか話し合わせたところ、「知らない人とはやりとりをしない。」「個人情報を教えない。」「ネットにつなぐときはルールやきまりを守る。」「心配なことはすぐに親や信頼できる大人に相談する。」などの意見が出された。これらを子どもたちでまとめさせた結果、「知らない人とはやりとりせず、親と相談しながらルールやきまりを守る。」となった。
スマートフォンや携帯ゲーム機を媒体としたオンラインゲームやコミュニティーゲームは今後もますます広がっていくことが予想される。その利点と問題点の両面から多面的に理解させていくとともに、子どもたちがネットマナーやモラルを身につけ、快適で安全に使っていくために大切なことを確かめあい、意識を高めることができた。

【江南市立布袋小】「わたしたちの道徳」を活用した情報モラル教育(4年)

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 小学生においても,コンピュータや携帯電話,ゲーム機は,便利で魅力的な機能に加え,誰でも利用できる手軽さによって,日常から利用している児童も多く,学年が上がるに従って所有率も高まっています。しかし,その危険性については知る機会が少ないのが現状です。
 そこで本校では,「わたしたちの道徳」を活用した情報モラルの授業を4年生全学級で行いました。以下の3つの課題について,ロールプレイングをし,その対処法について話し合いを行いました。
【1】ゲームのしすぎで宿題が後回しになったり約束が守れなかったり,遅くまでゲームをしたりする生活が続くと,どのような問題が起こりますか。
【2】家に友達の名前と電話番号を教えてほしいと電話がかかってきた場合,教えてしまうとどうなりますか。
【3】携帯電話に知らない人からのメールが届いた場合に,入力し送信してしまったらどうなりますか。
 授業を通して「これからはゲームの時間を守りたい」「知らない人からの電話は家の人に代わってもらうようにする」「メールを返信しないのは知らなかった。変なメールが来たらすぐに家の人に見せて相談する」といった意見や感想がありました。授業の終わりには「ルールを決めて,守ること」「保護者に相談すること」を確認しました。

【小牧市立一色小】 「気持ちのよいメールを送ろう」

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 最近、テレビや新聞で、LINEでのやりとりやSNSへの書き込みによるトラブルが引き金となった事件をよく目にします。スマートフォンだけでなく、携帯ゲーム機でも簡単にネットにつながってしまう現在、小学生といえども、ネットモラルについての知識は必要不可欠になってきました。そこで、本校でも道徳の授業等を利用した指導が行われています。今回は、5年生で行われた授業を紹介します。
 子どもたちは、約3分の2が、スマートフォンやコンピュータなどからメール送信の経験があるということで、担任から「気持ちのよいメールを送ろう」という課題が提示されると、全員が興味をもったようでした。コンピュータの画面に表示されたキャラクターにメールを送ると、それぞれ特徴ある返事が返ってくるという教材を使い、その返事にどうメールを返すかについて、全員で話し合う形式で授業が進んでいきました。
 それぞれのキャラクターから返ってくる返事には、個人情報を聞き出そうとしたり、チェーンメールを送るよう指示するものがあったりして、子どもたちはそれぞれのメールにどう対処したらよいか、楽しそうに、でも真剣に話し合っていました。個人情報を軽率に他人に知られないようにすることは、ほとんどの児童が知っていましたが、チェーンメールに対しては、「送ってもよい」という意見が多数あり、この授業の必要性を改めて感じました。児童からは、「今まで気軽にメールを送ってきたけど、これからは相手の気持ちを考えて送りたい」「よく分からないメールには、返信しない」などの感想が出されました。
 5年生で自分のスマートフォンを持ち、LINEで友達と連絡を取り合っている児童も数名おり、これからその数は増えることはあっても、減ることはないと思われます。これからの学校は、家庭と連携しながら、きちんとした知識を身に付けさせ、自分で正しい判断ができる児童を育てなければいけないと、再認識できた授業になりました。

【豊明市立大宮小】 個人情報は大切に

 大宮小学校では、高学年に向け毎年情報モラルの学習を行っています。昨年度は、警察署員からサイバー犯罪について話をしてもらいました。しかし話を聞くだけでは、危機感をもたせることはできません。いろいろなサイトを見ていると子どもの興味関心を引くようなCM、アンケート、プレゼント応募が目に付きます。気軽な気持ちでアンケートに答え、プレゼントに応募をするとどうなるかということを学ぶために、「ドキドキたいけん 情報モラルの森」というサイトの「アンケートに答えるだけでプレゼントがもらえるよ」というコーナーで、そして、今回は6年生を対象に、体験しながら個人情報の流出について授業を行いました。親に相談せずに勝手にアンケートに答えたりプレゼントに応募しないこと、情報やサイトを信用しすぎないこと、自分の名前・住所・電話番号などを書き込まないことなどを確認しました。子どもたちからは、「個人情報は大切だから、気軽に住所や名前を知らせないようにしたい。」という感想が出ました。今後は、SNSのトラブルについての学習を行う予定です。
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【愛西市立永和中】スマホ・ケータイ教室、スマホ独立宣言

 携帯電話やスマートフォンの普及により、世の中は大変便利になる一方で、子どもたちへのSNSに関わるトラブルや危険が頻発していることは、学校教育の場においても大変大きな問題となっています。 本校では昨年に引き続き「スマホ・ケータイと正しくつきあうために」をテーマに、本年度も6月25日(木)NTTドコモの講師を招き、情報モラルについての講演会を実施しました。講演の中では、SNSの手軽なサービスの裏にある犯罪や危険、アプリやサイトのやりとりからいじめにつながる言動、ゲームやネットに病的にはまるネット依存症という病など、様々な観点から問題が提起されました。現代の便利さの裏側にある危険や恐ろしさについて取り上げ、映像でも生々しく視覚に訴えることで、中学生にもわかりやすく、また問題意識をもって自分の生活を見直すきっかけとなりました。生徒自身が考えている以上に犯罪被害の大きさを知り、不用意に便利なものに手を出すことを控えたい、親と相談した上で正しくスマホ・ケータイを使いたい、という感想を残す生徒が多くいました。

 永和中学校のある愛西市では「スマホ独立宣言」と題して、子どもたちがスマホ・ケータイと正しくつきあうための啓蒙活動を行っています。6月の講演会から学んだことをもとに、7月には生徒会主催「スマホ独立宣言」と題した劇が行われました。生徒会のメンバーが、ぜひ自分たちの声でも永和中生徒全員に携帯電話やスマートフォンの正しい使い方を喚起したい、ということでした。生徒自らがシナリオを作成し、劇という形で行いました。前の講演会の内容をよく理解していたということが十分伝わる劇であり、全校生徒も大変興味深く見入っていました。講演ですでに知っている内容を、敢えて繰り返し劇という形で発表したことで大切なことがしっかり生徒一人ひとりに浸透した、と感じられました。


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【岡崎市立岩津小】 ケータイ&スマホ安全教室

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 本校では毎年、6月ごろに5・6年生と保護者の方を対象とした「ケータイ&スマホ安全教室」を行っています。今年は、6月20日(土)の授業参観の日に行い、ためになるお話をたくさん聞くことができ、とても充実した時間になりましたので、そのときの様子を紹介します。
 講師に愛知県総合教育センター情報システム研究室長の岩月迅美先生をお招きして、スマホの安心・安全な使い方、ルールやマナー、問題点およびその対処法について学びました。小学生の子が、スマホの使い方を誤って友達を傷つけてしまった話や、興味本位で利用したインターネットサイトで起こった事件の話などの、具体的な事例を見ながら、インターネットを利用することで自分にも起こるかもしれないトラブルやネット上でのルールやマナーを学ぶことができました。ラインの使い方、ゲームなどによる課金やなりすましの怖さなど、身の回りで起こり得る内容ばかりでした。
 また、保護者対象のお話では、インターネット利用に対する保護者の見守りと指導の大切さを改めて確認することができました。

<子供の感想>
・スマホを使うことで、友達を傷つけてしまうことがあることを学びました。自分も使うときには、使い方を間違えずに気をつけたいです。
・困ったことがあったら、自分だけで判断せず、親や先生に相談することを知りました。いつか自分が使うときがきたら、学んだことを忘れずにいたいです。

【豊田市立小渡小】 〜ICT支援員と協力しながら進める情報モラル教育〜

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本校は全校児童41名という小規模校である。情報教育にあたっては、ICT支援員と協力をしながら進め、パソコンに親しむ機会としている。その一環として、どの学年も年間2〜3時間は情報モラルに関する授業を行っている。ICT支援員には、情報モラルを学べるサイトを紹介していただき、肖像権や著作権、個人情報の保護について授業をしていただくことはもちろん、パソコン使用におけるマナーや起こりうる危険性についても触れていただいている。学年の実態であわせて授業を進めており、3年生ではパソコンを使用しながらその危険性についてクイズ形式で授業を進めた。メールは、言葉のニュアンスや表情、ジェスチャーなどで気持ちを伝えることができないため、気を付けて使わないと、トラブルのもとになることがあることや、アクセスすると危険なサイトもあることに気付くことができた。

【春日井市立不二小】サイバー犯罪防止教室

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 不二小学校では、情報社会における正しい判断や望ましい態度を身に付けることを目的として、情報教育や情報モラル教育に取り組んでいます。
 高学年児童を対象に、サイバー犯罪防止教室を開催しました。愛知県警察本部サイバー犯罪対策課の方をお招きして、インターネットを使用する際のマナーや、トラブルへの対処法について教えていただきました。
 児童からは「みんなが気持ちよくインターネットを活用できるようにするには、個人情報の扱い方や、掲示板、ゲームの仕組み等にも気を付けなくてはいけない」といった声が聞かれました。
 情報機器が発達していくことで生活が便利になる一方、危険なことも増えてきていることに気付いた児童が多く、情報モラルを守ろうとする気持ちが高まった機会になりました。

【岡崎市立常磐小】「不審者」ってどんな人?

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 岡崎市では,情報教育推進委員会から授業のモデル案が提示され,実践しています。7月の情報モラル授業では,「不審者ってどんな人?」をテーマに取り組みました。不審者のイメージとしては,黒い服,サングラス,マスクなどの意見が出ましたが,見た目だけではよく分かりません。人のいないところへ連れて行こうとする,体に触れてくる,あとをついてくる,という怪しい行動をする人には,まずは近づかないことが大切です。他にも,大声を出す,防犯ブザーを鳴らす,安全な場所へ逃げるなど,不審者に出会ったときの対処法を学びました。
 また,「わたしたちの道徳」を活用して,電話やインターネット,ゲーム機を利用した手口についても学習しました。「友達の名前と番号を教えてくれませんか」という電話がかかってきたときの状況を実演し,「知りません」「分かりません」「教えられません」とはっきり断る練習をしました。子どもたちの感想からは,「一人のときは電話に出ないようにしようと思う」「ゲームの通信は相手がどんな人か分からないので怖いと思った」「夏休みも気をつけて過ごしたい」といった声が聞かれ,自分の安全を守ることへの意識が高まったようです。

【半田市立乙川中】児童生徒会サミットに向けた情報モラルについての提案

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 半田市では、小中学校の児童会・生徒会が交流し、意見交換や様々な提案をする「児童会生徒会サミット」という活動が行われています。「児童会生徒会サミット」は、携帯電話やスマートホンを使用するにあたっての注意事項を提案し、各校で話し合ってもらうように依頼していました。本校では、昨年度末に行った情報モラルについてのアンケートの集計を元に、各学級の代議員を中心として話し合いを行い、生徒会執行部を含む議会委員会が「児童会生徒会サミット」で提案された提言について修正意見をまとめました。その中で、「(1)中学生は部活動や塾などの都合も考え、携帯の使用を10時までにしたらどうか。(2)インターネットゲームなどで課金をするときには親に相談したほうがよい。(3)1日の使用時間を3時間程度にしたほうがよい。(4)悪口、嫌な気持ちになる書き込みをしないようにしよう。(5)携帯やスマホを持っていない、使用しない人のことも考えるようにするべきだ。」という意見がまとめられ、8月4,5日に行われる「生徒会サミット」で意見交換がされることになりました。これらの話し合いをもとにして、8月末には、半田市児童会・生徒会サミットから新たな宣言が出されることになっています。
 今回の取り組みのように、教師や保護者からでなく、児童・生徒から宣言が発信されることで、受信する側も寛容な気持ちで受け入れることができればよいと考えています。

【豊明市立沓掛小】情報モラル教育を通して「いじめ防止」に取り組む

 平成25年9月に「いじめ防止対策推進法」が施行されました。この法律ではインターネットを通じて行われるいじめの防止にも取り組むことが定められています。本校も情報モラル教育を通して「いじめ防止」に取り組んでいます。パソコン室でパソコンを用いて調べ学習する時はもちろんのこと、身近になった「携帯電話・スマートフォン」への対応も大切になってきました。本校ではNTTドコモサービスによる『スマホ・ケタイ安全教室』を毎年実施しています。以下のようなテーマで勉強しています。

スマホを使うことはインターネットを使うこと。

落とし穴1 メールでは気持ちが伝わりにくい。   
(例1)桃太郎は鬼退治に行こうと猿・キジ・犬にメールを送りました。
     キジ :「もう着いたよ。」
     桃太郎:「え〜?もう着いたの。なんできたの?」
     キジ :「はりきって来たのに。ひどい!もう帰る。」

※ キジ君は何で怒っているのでしょう?
        単なる勘違いから、仲間はずれ、いじめへと発展

落とし穴2 書いてあることが本当かどうか分からない。   
(例2)赤ずきんちゃんはインターネットを通じて青ずきんちゃんと仲良くなりました。青ずきんちゃんは△△小学校の女の子だそうです。
     赤ずきん:青ずきんちゃんからメールがきた。
     青ずきん:「今度、会って遊ぼうよ。」
     赤ずきん:「OK、○○公園ね」
      ・・・当日、実際の青ずきんちゃんを見てびっくり・・・

       ※ メールやSNSではなりすましている悪質な人も

落とし穴3 インターネットの情報はどんどん広がっていく。   
(例3)鶴を助けた優しい男の子。助ける様子をスマホで撮ってみんなに見せました。犬君はワナにかかってバタバタしている様子を面白がって「シェア」しました。アップした写真はどんどん広がっていき、男の子は消そうとしたけどどうしようもならなくなってしまいました。
    鶴は何で勝手にアップしたのかと、ぷんぷん。

※撮った本人は悪気はなくても、どんどん広がっていき最後には相手は傷つく

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【一宮市立今伊勢小】 教育講演会・ケータイ安全教室の開催

○教育講演会『「ネット時代の子育て」〜子どもの未来は親次第〜』の開催

 昨今の携帯電話やスマートフォンの利用に関するトラブルが増加している実態,携帯電話やタブレット端末に触れる時期が低年齢化している実態を踏まえ,町内の幼稚園や保育園,小学校低学年の保護者の方を対象に開催しました。(主催:今伊勢中学校連区学校運営協議会)
 講師には,戸崎まふみ氏(あいち安心ネットワークインストラクター)をお迎えし,以下のような内容で講演をいただきました。
*子どものケータイ・スマホの利用の実態や子どもがゲーム機でしていること
*ペアレンタルコントロール(保護者の見守りの方法)
*スマートフォンやラインの何が問題か
*ネットトラブルの実例 等
 また,子育てで大切なこととして,『幼児期 手を離すな。小学生 目を離すな。中学生 心を離すな。子どもの未来は親次第。』であるとお話しいただきました。
 実際にご自身が子育てで経験されたことを踏まえての講演であったこともあり,わかりやすく説得力のある内容でした。


○ケータイ安全教室の開催

 毎年,6年生を対象に,ケータイ安全教室を開催しています。(本年度:平成27年10月開催予定)
 スマホやケータイの便利な面,危険な面を学んでいます。また,大きなトラブルにならないよう,家庭でしっかりルールをつくる大切さ,トラブルの際には一人で抱えず,必ず家族や先生など,大人に相談することの大切さを学ぶことができていると実感しています。
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【田原市立中山小】 伝わるかな、メールで送るこの言葉

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 6月18日(木)、5年生34名を対象にメールの言葉について考える授業を行いました。高学年ともなると、自分の携帯電話を持つ子も増え、少なからずメールの送受信を経験している子がいます。また、ゲーム機器等を使用しコミュニケーションを図る子もいます。子どもたちに聞いてみると、そうしたやり取りでうまく意味が伝わらないという経験をした子もいるということがわかりました。
 今回の授業では、DVDをもとに、文字だけでは気持ちがうまく伝わらないことがあることを知り、誤解を与えないためにはどんなことに気をつけたらよいか考えることをめあてに行いました。メールは、表情や言葉の抑揚などで気持ちを伝えることができないため、きちんと伝えるために言葉を補ったり、絵文字を使ったり、または送信する前に文章を読み直したりすることが大切だと気づくことができました。
《子どもの感想》
・誘われたら、はじめにYESかNOをはっきりさせる。
・相手のことを気遣うことが大切。そうすれば誤解はなくなる。
・私は今まで単語だけ送っていたけど、これからはちゃんと文で送りたい。
・行くことが難しいとき、「無理そう」という言葉を今まで使っていたけど、どっちかわからないので、これからはちゃんと伝えたい。

 メールはとても便利ですが、こうした誤解を生む特性も知っておくことで、大事な話は直接会って話をするよさにも気が付いてほしいと思います。

【蒲郡市立三谷小】  情報モラル講座

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 7月10日(金)の5時間目、6年生を対象に、蒲郡市青少年センターの方を講師にお招きし、「インターネットを安全に使うために」をテーマにした情報モラル講座を実施しました。
 始めに、クイズ形式で、架空請求メールへの対処法、SNSに個人情報を載せることのリスク、メッセージアプリを使う時に注意することなどについて、実例を交えながら分かりやすく教えていただきました。
 その上で、インターネットを安全に利用するために必要な力、高めていってほしい力について、次のように教えていただきました。
・情報の善し悪しを見分ける判断力
・誘惑に負けない自制力
・間違ったことをした時の責任能力
・実生活での、友達・先生・近所の人・保護者など、いろいろな世代の人とコミュニケーションする力
・相手の気持ちを想像する思いやりの心
・家庭で家族と対話すること
講座後の児童の感想からは、「講師の方のお話を聞いて、今まで気軽に使っていたインターネットに、こんな怖い一面があることを改めて実感することができました。これからは、画面の向こう側にいる人のことを考えながらSNSを使っていこうと思います。」など、今回の講座をこれからの生活に役立てていきたいというものが多く見られました。

【一宮市立朝日西小】学級討論会を通して学んだこと

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 6年生は、国語で「小学生にスマートフォンを持たせるべきか」をテーマに学級討論会をしました。ディベート形式で行われた討論会では、子どもたちは、準備段階で肯定側と否定側に分かれて資料を用意したり、原稿を考えたりしました。
 肯定側の主張は、「いつでもメールや電話ができて友だちとの連絡に役立つ」「インターネットで必要な情報をすぐに調べられるので便利」「ゲームやアプリが使えて楽しい」など、スマートフォンの利便性を訴えるものが多くありました。
 否定側の主張は、「知らない人から、『なりすましメール』などがきて危険」「アプリを使うと、知らないうちにお金を請求されて困る」「チェーンメールやいたずらメールなどで、いじめに遭うことが問題」など、ネット社会における問題点を指摘するものが多くありました。
 子どもたちは、この討論会を通して、スマートフォンの使い方を考えるとともに、情報モラルの大切さに気づくことができました。

【津島市立神守中】 情報化社会で気をつけること

 3年生社会科の公民的分野で「進む情報化と変わる私たちの社会」という授業の中で、情報化の利便性と問題点について話し合いをしました。
 生徒の熱のこもった話し合いの中から、社会の情報化は便利さよりも危険性を危惧する意見が多く出ました。「ネット依存症」「ネットショッピングの危険性」「ネットによるいじめ」「SNSなどによる個人情報の流出」などが上がりました。
 最後に各自が今後気をつけたい事を書きました。「ネットの情報を信用しすぎないこと」「本当のことしかネット上に載せない」などモラルに関する意見が数多く出ました。

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【豊田市立花山小】「個人情報の大切さ」

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 本校の児童は、個人の携帯電話やスマホを持っている子は少ない。しかし、パソコンを使ってメールやゲームをしている子は、学年が上がるとともに増えてきている。現在、保護者や子どもからは、メール等の問題について聞いていない。しかし、パソコンなどを使う上で個人情報について、その危険性を十分に教えておく必要があると考えている。
 6年生を対象にして、「個人情報」について情報モラルの学習を行った。まず、個人情報という言葉について聞いてみると、聞いたことはあるけれど、うまく説明ができないという子が多かった。日頃からよく耳にしていることばであると思っていたが、意外に知らなかった。
授業では、「署名用紙」の資料を提示することで、どのようなことで使われるものかということを理解するとともに、署名欄には、「氏名」や「住所」や「電話番号」といった情報が書き込まれるものがあることを知った。そこで、氏名などのことを「個人情報」ということを学習した。
次に、個人情報を使ってどんなことが行われる危険があるか、班ごとに考えた。すると、それぞれのグループからいろいろなケースが出てきた。最初に、ニュースでよく聞く「オレオレ詐欺」が出てきた。犯罪の手口は、息子の名前をつかって子どもを装った犯人が、親を信用させてお金をだまし取る犯罪だということ。そのほかにも、いらないものを送りつけて買わせる犯罪や迷惑な電話や郵便物がかけられたり届けられたりすることが子どもたちから出てきた。
本時のまとめとして、「個人情報」は簡単に相手に教えることはしないようにすることが大切ということが分かった。また、だれなら教えてもいいか、どこまでなら教えてもいいかということの判断がつけにくいということも出された。そこで、自分で判断できないものを含めて、個人情報は教えないようにするとした。

【豊橋市立東陵中】スマホ・ケータイ安全教室

 7月3日(金)の6時間目に、講師の方を招き、全校生徒を対象にスマホ・ケータイ安全教室を実施しました。
 講師の最初のQ&Aから、現在日本で契約されている携帯電話の数は、日本の人口より多いことを知り、生徒たちは驚きの声をあげていました。生活が便利になると同時に、若い人がサイバー犯罪に巻き込まれてしまう件数が増加しているそうです。また、SNSを使った個人情報公開のリスクを知らなければ、加害者になってしまう危険性も知りました。
そして、次のことに気をつけるようにアドバイスをしていただきました。
1 人の迷惑になることをしない。
2 トラブルを防ぐために、フィルタリングやウイルス対策ソフトを利用する。
3 なにかあったら必ず保護者か先生に相談する。
 生徒にとって身近なラインやツイッターのトラブル例を挙げて、映像を使いながらわかりやすく紹介されました。生徒たちも真剣に話を聞くことができ、事後に行った振り返りでは、正しい使い方をしていきたいとの意見が多く見られました。

 生徒の振り返り
・なんとなく『ノリ』でやってしまったことがトラブルの原因になったり、法律にふれてしまったりすることがわかり怖かった。自分の行動に責任をもって、利用していきたいです。
・ラインやメールでは気持ちが伝わりにくいことがわかりました。実際に会って話をすることの大切さを知りました。
・親にスマホを欲しいと言っても、高校生になるまで「ダメ」と言われました。今日の話を聞いて、こういうトラブルに巻き込まれないためだとわかりました。高校生になったら、正しい使い方をしようと思います。

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【あま市立美和小】携帯電話の使い方

 「コンピュータや携帯電話などをどのように使えばよいのでしょうか」文部科学省『わたしたちの道徳』を活用して、コンピュータや携帯電話の正しい使い方と、困ったときの対処の仕方について学習しました。
 「りょうたくんの携帯電話に、知らない人からメールが届きます。『プレゼントが当たったのでおとどけします。住所と誕生日を入力して、返信してください。』りょうたくんは、喜んで入力しようとしましたが、(あれ、いいのかな。)と思ってじっと考えました。」という話をとりあげました。
 りょうたくんの携帯電話に届いたメールの内容を黒板に掲示すると、子どもたちから、「住所と名前を返信してはだめ。」「プレゼントにまどわされちゃだめ。」「あぶない。」という意見がでました。そこで、なぜ住所や名前を入力するとあぶないのかについて話し合いました。「住所や名前がわかると、誘拐されるかもしれない。」「プレゼントは送られずに、お金だけ請求されるかもしれない。」「家がわかっているから家まで来るかもしれない。」「家にへんなものを送ってくるかもしれない。」など、たくさんの意見がでました。話し合いが進むにつれて、子どもたちの顔が険しくなっていきました。プレゼントがほしいという気持ちに負けて入力をしてしまうと、あぶないということを強く感じているようでした。
「もし知らない人からメールが届いたらどうしますか。」と発問し、自分の事として考えさせました。「家の人に知らせる。」「すぐに消す。」「警察に届ける。」などの意見が出ました。
 最後に、困ったときは自分だけで解決しようとするのではなく、大人に相談するということを確認して授業を終えました。情報モラル教育を通して、子どもたちが、携帯電話やコンピュータの危険性を意識しながら、便利な点を上手に活用できる力を育てていきたいと思います。

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【豊川市立西部中】正しく怖がるインターネット

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 本校では毎年「ネットトラブル防止講話」を開催しています。今年度は5月16日(金)に全学年を対象に講話を開催しました。講師には株式会社GREEの政策企画室の方を招き、「正しく怖がるインターネット」と題して、インターネットの利便性について学びました。
 SNSに投稿することで、東日本大震災の被災者を救出することができた例をあげ、大変有効な手段であることが理解できました。その一方で、SNSへの投稿にはさまざまな情報が含まれており、GPS情報や本文の情報をたどることで、かなり正確に個人の所在を特定することができることを学びました。コンビニ店員が冷凍庫内に横たわった事件について触れ、その後の店舗に与えた大きな損害や、当事者に訪れる苦難の数々についての話も聞きました。「現在のふるまいが、5年後10年後の自分を苦しめる」という言葉がスクリーンに映し出されたとき、生徒たちはスクリーンを食い入るように見入っていました。
 インターネットは便利であるが、決してヴァーチャルな世界ではなく、全て現実の世界につながっている。日常でやってはいけないことは、インターネットでもやってはいけないということを、あらためて考え直す機会となりました。