【あま市立 宝小学校】 メールの光と影

 高学年児童向けに、情報モラル教育として「メールの光と影」を学ぶ模擬授業を行った。教師が2通のメールを用意し、児童機に向けて送信した。内容は外国に転校した友達からの画像付きメールと、校外学習でお世話になった方からのURL付きのメールである。受信させた後、メールの良い点はどんなところかを尋ねたところ、「画像が見られる。」「外国からでもすぐに届く。」「詳しいURLがついていて、すぐに調べられる。」といった利点をいくつも挙げることができた。
 続いて、もう1通のメールを送信した。内容はアイドルのコンサート情報である。受信させた後、このメールの気をつけなければいけない点はどんなところかを尋ねたところ、「誰からかがわからない。」「本当かどうかが怪しい。」とまではすぐに気付くことができた。しかし、「ではどうすればいいのか。」という質問に対しては、「電話で断る。」「断りのメールを送る。」「確かめのメールを送る。」という意見があり、フィッシング詐欺の危険性について説明が必要であった。
 学校に導入されているシステムに一工夫を加えることで、教師が目的とする「場面」を創り上げ、児童らに疑似体験させることで、活用できる「情報モラル教育」を行うことができた。
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