【大口町立大口北小学校】 学校保健委員会~「命はそんなにやわじゃない」杉浦貴之先生講演会〜講演会は、自らの闘病生活などの経験をもとに、命の大切さや自分らしく生きることの大切さなどを歌も交えて分かりやすく話してくださり、参加した5、6年生の児童や職員、保護者の心に響く講演でした。講演の主なメッセージと話を聞いた児童・保護者の感想は以下のとおりです。 ●あなたを大切に思ってくれる人が必ずいる。 ●命はとても尊いものである。 ●人は誰でも大きな可能性をもっている。マイナスな出来事もプラスに変えるように考え、行動していこう。やりたいことや夢を見つけたら、それに向かって努力し、実現していこう。 〈児童の感想〉 ・ぼくは、自分なんてと思ったり、できないと思ったりしたこともある。今日の話を聞いて、できないじゃなくて、できなくてもちょっとは努力をしよう、努力してもっともっとがんばろうと思った。ぼくを大切にしてくれる人が何人かいることを考えると、もっと強く、もっと努力して生きていこうと思った。 ・「生きているだけでいいんだよ」という言葉にとても胸をうたれた。マイナスをプラスにという言葉は、自分を成長させてくれるものだと思った。「ゆめ」というキーワードを忘れず、あきらめずに努力していきたいと思った。 〈参加保護者の感想〉 ・死を乗り越えた人の言葉は、力強く入ってきました。命を大切にし、チャレンジすることのすばらしさを子供たちにも伝えていきたいと思います。 ・子供が生まれたとき、「生きてさえいてくれれば、それでいい」と思ったはずなのに、今は、親として高望みをしてしまう自分を反省しました。 この講演を聞き、5・6年生の児童は、「自分の心や体を大切にしていきたい」と思うことができました。この気持ちをもち続けられるよう、学校や家庭で、児童の話をじっくり聞いて勇気づけたり、前向きに考えるよう支援したりすることなどに心がけていきたいと思います。 【稲沢市立大里東中学校】1・2年生の道徳の授業11月、1、2年生の道徳では、『二人の約束』を資料として、人とのかかわり方について考えました。「わたし」と「ユウコ」の間に生じた心の行き違いの原因と、その解決策をグループで話し合いました。各グループから出された意見をホワイトボードに書き出し、関連付けたり整理したりしていく中で、真の友達とは何か、互いを理解し合うとはどういうことかを深く考えることができました。「相手の気持ちをよく考えて話すようにしたい」「お互いを理解することが大切だと思った」など、今回の授業を通じて芽生えた生徒たちの心の変化を大切にして、今後も成長を支えていきたいと思います。 【豊田市立四郷小学校】思いやりの気持ちを育てるファミリー活動
四郷小学校では、「集団生活の中で、お互いに協力し合ったり認め合ったりして、相手を思いやろうとする気持ちを育てる」ことを主なねらいとして、縦割り活動(ファミリー活動)に力を入れ、年間を通して活動しています。全校を24の縦割りグループ(中ファミリー)に分け、二つを合わせた大ファミリー、二つに分けた小ファミリーの三つのパターンで実施しています。主な活動は、ファミリー遊び、ファミリー遠足、四郷っ子フェスティバルの三つです。これらは四郷小の伝統であり、四郷っ子はファミリー活動をとても楽しみにしています。
1 ファミリー遊び(5月・7月・9月・1月) 年に4回、縦割り行事のない月の四郷タイム(2限と3限の間の長い休憩時間)に実施しています。ファミリー全員が楽しめるようにと、事前に高学年が知恵を出し合い、ルールなどを工夫して、遊びの計画を立てています。25分間という短い時間ですが、終わった後には「楽しかった」という感想や、「ありがとう」という感謝の言葉が聞かれ、笑顔のあふれる時間となっています。 2 ファミリー遠足(6月) 四郷小の近くにある運動公園へ出かけ、一緒に弁当を食べたり遊んだりします。行き帰りは、低学年と高学年が並んで歩きますが、手をつなぎ励ましたり体調を気遣ったりしながら歩く高学年の姿からは、優しさや頼もしさが感じられます。楽しく会話をしながら弁当を食べた後には、大きな広場で、「鬼ごっこ」や「だるまさんが転んだ」など、ファミリーごとに決めた遊びで思いっきり体を動かし楽しみました。帰り道では、「楽しかったから、また来たい」という感想が多くの子から聞かれました。 3 四郷っ子フェスティバル(12月) 大ファミリーで一つの出店(ゲーム)を行います。出店の計画・準備は、5・6年生が縦割りの時間を使って手際よく進めます。お昼の放送で、出店のPRをファミリー長が行いましたが、それを聞く下級生からは、フェスティバルを心待ちにしている様子が伝わってきました。「空き缶積み」や「人間すごろく」など、ファミリーごとに考えた出店のゲームは、ファミリーを低中高の人数が均等になるように分け、合計得点をファミリーごとに競う形式であるため、当日はお互いにアドバイスし合ったり励まし合ったりする姿が見られ、とてもほほえましい活動になりました。 これらの取組を通して、高学年の児童にはリーダーとしての自覚が芽生え、下級生に対して思いやりのある言動や指導力・責任感・行動力も養われています。また、低学年の児童は、高学年の児童を慕い、協調性も身につけていきます。今後も、ねらいと成果を明確にして、心が通い合うファミリー活動に取り組んでいきたいと思います。 【知多市立八幡中学校】新聞を用いた教育活動
本校では、社会的事象に関心をもち、それに対して自分なりの考えをもつことができる生徒の育成を目指している。そのために、全学年のフロアに新聞コーナーを設置し、いつでも生徒が新聞を読めるようにしたり、教員がおもしろいと思った新聞記事を校内に掲示したりと、新聞を用いて様々な取組をしている。
また、社会科の授業では、定期的に新聞記事を用いた授業を行っている。この授業では、社会的事象について考えさせたり、個人の考えをもたせて他者と意見交換をさせたりすることを目的としている。1学期には、「ボランティアは無償であるべきか」という新聞記事から、ボランティアの意義について考えさせた。無償であるべきと答えた生徒は、「ボランティアはその人の気持ちの表れであるから、お金などをもらうことはおかしい」という考えだった。逆に無償であるべきでないと考えた生徒は、「お金を支払うことで困っている人を助けようとする人が増えるからいいのではないか」という考えをもっていた。 2学期には、ロボット社会について紹介する新聞記事を用いて授業を行った。新聞記事から情報をインプットし、自分なりの記事に対する考えをアウトプットさせた。生徒の中には、「自分たちの仕事が将来、AIに奪われてしまうのが心配」「将来の私たちがどうやってAIと関わって仕事をしていくのか楽しみ」など両方の意見を聞くことができた。豊かな生活になることは間違いなく、どうやってロボットと人間が共存していくかが大切だというまとめで終わった。 こういった社会的事象に対して自分なりの考えをもたせる教育活動を、これからも本校では大切にしていきたいと考えている。 【高浜市立吉浜小学校】地域とともに…ともに学んで未来を拓く吉浜っ子本学区は、江戸時代より細工人形や菊人形作りが盛んで、菊の栽培や「菊祭り」が行われている。本校の児童は、地域の方の協力の下、毎年「菊祭り」に一人一鉢、育てた菊を展示している。 また、4年生は、自分たちでデザインした菊人形を、まちづくり協議会の方(以下まち協さん)と制作している。今年度も、まち協さんの説明を聞き、菊の摘み取り、菊付けを意欲的に取り組んだ。まち協さんの話を聞いたり、体験したりする中で、自分たちも「菊」のことを伝えたいという思いをもった。そこで、地域の方や全校児童に向けて、菊人形や菊の歴史を紹介する新聞を作り、配布した。さらに、調べたことをペア学年である、2年生に伝える場を設けた。劇、クイズ等で伝え方を工夫し、一生懸命発表する姿が見られた。 (4年児童の感想) ・まち協さんの「菊1本でまちづくり」という言葉が心に残った。ぼくも、できる限り吉浜のためになることをしたい。 ・2年生に伝えたら、まち協さんの気持ちが分かってきました。まち協さんの思いや苦労が伝わったみたいでうれしかった。 ・伝統の菊人形、細工人形を守っていきたい。菊のすばらしさを他の県や市にも教えていきたい。 (2年児童の感想) ・4年生が分かりやすく説明してくれたから、早く菊を育てたくなりました。 ・菊人形を作ってみたくなりました。もっと吉浜のことを知りたくなりました。 他学年でも、まちを探検し「まちのすてきさん」を見つけたり、吉浜の魅力を伝える番組を作ったりした。地域のことを調べ、伝えていく中で、地域に愛着をもつことができた。また、地域の人とかかわり、思いを知る中で、吉浜を大切にしていこうという気持ちをもつことができた。 【豊田市立中金小学校】 福祉実践教室「耳が聞こえない障がいを知ろう」私は、手話ができないので、耳が聞こえない人と話すことができないと思っていました。でも、手話だけでなく、身振りや空文字、筆談で話すことができることがわかりました。それに、口を大きく開けて、ゆっくり話せば、口の動きでだいたいわかると聞いて、びっくりしました。口の動きだけではわかりにくい言葉もあるので、簡単な身振りを付けるとわかりやすくなるそうです。私も身振りを付けて、わかりやすくしたいと思います。講師の磯谷さんは、ずっと笑顔で楽しそうに教えてくれたので、私達もとても楽しく学ぶことができました。事前学習で「障がいは不便だけれど、不幸ではない」と教えてもらいましたが、磯谷さんたちと会って、そのことがよくわかりました。障がいがあっても、人の助けや生活の工夫で幸せに暮らせるので、私も人のことを考えて、みんなが幸せになれるようにしていきたいです。(6年生の日記から) 【田原市立田原中部小学校】人とのつながりのよさを感じた劇『ぼくらの七日間戦争』
本校の6年生は、学芸会で『ぼくらの七日間戦争』の劇を演じました。きっかけは、担任が学級文庫を眺めていたときに、目にとまった一冊の本『ぼくらの七日間戦争』。理不尽なことばかり言う大人たちに立ち向かおうとする子供たちの姿が、自分の考えをしっかりと主張しようとする今の6年生にぴったりだと思い、この本を劇にして挑戦することになりました。子供たちの中には、『ぼくらシリーズ』のファンも多く、毎日明るい雰囲気の中で練習に取り組んでいました。
そんな中、この物語を劇にするという話が、いつの間にか地域の方々や新聞社にも広まり、ついには縁あって原作者の宗田理先生のもとにも届きました。そして、本番前日には、宗田先生ご本人から「この作品は、クラス全員が力を合わせて大人に戦いを挑む物語なので、元気いっぱいに演じてください」という激励のメッセージをいただきました。宗田先生からの心のこもった言葉は子供たちの励みとなり、学芸会本番ではみんな生き生きと演技することができました。今までで一番のできでした。出演者、裏方、家族、地域の方々、そして宗田先生、みんなの支え合いのおかげで、劇『ぼくらの七日間戦争』は大成功を収めることができました。 一冊の本から始まった、人とのつながり、そのすばらしさを子供たちは感じることができたと思います。一生懸命役を演じきった子供たちの感想を紹介します。 ぼくは、宗田理先生の大ファンなので、お手紙を見たときには言葉も出ないくらい感動しました。練習でも今まで以上に気合いが入り、本番もみんなと協力して成功させることができました。宗田先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。(校長先生役の児童) 【刈谷市立小高原小学校】「友達曜日」での読み聞かせ「秋の読書週間」として、10月29日からの2週間、「どんぐり読書」と称して「友達曜日」にペア読書を実施している。1学期にも同様に開催しており、高学年が低学年に読み聞かせを行っている。この日のために、高学年の子は事前に読み聞かせのペアを決めたり、低学年の子が喜びそうな本を学校図書館から借りてきたりと、低学年の子に対する温かい心を随所に感じることができた。この取組は3学期にも予定されており、今度は、低学年の子が感謝の気持ちをもって、高学年の子に読み聞かせを行う予定である。 今後も、「友達曜日」でのこれらの活動を通し、学年をこえた子供同士のかかわり合いをもたせていくとともに、他者への思いやりの心を育みながら、本校の目指す「日本一あたたかい学校」を実現していきたい。 【東海市立大田小学校】 なかよし活動
本校では、1年生から6年生までの全ての児童が、縦割りグループでの「なかよし活動」に参加している。縦割りでの活動を行うことにより、学年を超えた交流が進んでいる。
4月当初に、1グループ25名前後で、12グループが作られた。毎年、新しいグループを作っている。第1回の「なかよし活動」でグループ名を決め、グループを象徴するプラカードを作成した。それ以後は、活動のたびに、このプラカードの元にメンバーが集まることになる。 本校では、木曜日は昼の清掃をなくし、30分間の長い昼休みにしている。その時間を利用して、毎月1回のペースで「なかよし活動」は開催される。体育館や教室、運動場などグループごとに集まり、文字通り仲よく遊んでいる。遊びの内容は各グループのリーダー(6年生)が事前に話し合い、企画したものである。これを「なかよし遊び」と呼んでいる。 また、全校児童が集まりグループ対抗で遊ぶこともある。グループ対抗ということもあり、毎回、かなり盛り上がっている。 その他に、秋の読書週間には「なかよしグループ」で高学年が低学年に絵本の読み聞かせをする「読み聞かせの会」がある。低学年の子がお兄さん・お姉さんの横に座り、高学年の子が読み聞かせをしている姿は、とてもほほえましい。 2月の最後の「なかよし遊び」では、「お別れ会」と称し、ゲームをした後、卒業する6年生に在校生から記念写真をプレゼントする。この会は5年生が企画し、運営する。そうすることで来年度への引継ぎも行っている。 年間を通した「なかよし活動」は、笑顔の輪が学校全体に広がり、まとまりを生んでいる。そこから豊かな心も育まれている。また、高学年は低学年の面倒をみることにより、自然に思いやりの心が育つとともに、高学年としての自覚と責任感も育っている。 【蒲郡市立蒲郡西部小学校】心豊かに学び合う子を育てる なかよし班(縦割り)活動 −やきいも集会−
本校の児童数は、67人です。小規模校ですが、1〜6年生によるなかよし班(縦割り)活動は、子供同士のつながりや温かさを育んでいます。
例えば、なかよし遠足(4月)、運動会(5月)、すもう大会(9月)などの行事や、全校で取り組む「なかよしそうじ」、全校で給食を食べる「なかよし会食」などがあります。また、6年生が下級生に本の読み聞かせをする「なかよしお話会」も、定期的に行っています。 今回は、12月5日(水)になかよし班で行った「やきいも集会」について紹介します。 6月になかよし班ごとに、さつまいものつるさしを行いました。そして、夏の暑い時期に水やりや草取りを行い、11月末に収穫をしました。 「やきいも集会」に向け、収穫したいもを1,2年生が土を落としきれいに洗い、3・4年生が新聞紙とアルミはくで包みました。いもを焼くのは、6年生の仕事です。いもが焼きあがるまで、下級生は、5年生が考えたレクリエーションをしました。 6年生は、けむりで涙目になりながら、「ちゃんと焼けているかな」と焼き具合を気にしていました。「下級生においしい焼いもを食べてもらいたい」という思いで必死にいもを焼いていました。 6年生が焼いてくれたいもを、「あまくておいしいよ」「6年生の気持ちがこもっていて、おいしかったよ」と、下級生は笑顔で食べていました。そんな笑顔を見て、6年生も、また、笑顔になりました。 全校のみんなが、心も体もほかほかになった「やきいも集会」になりました。 【稲沢市立高御堂小学校】 人権教育の取組
本校では、「児童一人一人が違いを認め合い、尊重し合い、それぞれのよさや可能性を発揮して自己実現を図りながら、互いに信頼し合い、共感し合って温かい人間関係をつくる」ことを目的に、人権に関する教育活動を日々実践しています。
特に、11月上旬から12月上旬までの1か月間は「人権教育強化期間」とし、毎年、様々な取組を行っています。今回は、その中の標語の取組について紹介します。 標語作品については、全学年全員が参加をします。その後、各学年2点優秀作品を選び、朝礼時に「児童自らの発表」という形で紹介をします。また、渡り廊下に優秀作品を掲示し、人権についての意識の向上に努めます。 朝礼時の紹介では、校長先生から人権に関する講話をいただいた後、温かい雰囲気の中で、12名の児童による発表が行われました。一人一人が、自分の標語が書かれた画用紙を掲げ、大きな声で発表すると、自然に拍手が湧き起こりました。全校児童が人権問題を身近なこととしてとらえ、心に響かせている様子が伝わってきました。 これからも、人権教育に関する取組を大切にして、誰に対しても優しい気持ちで接していけるような心を、更に育んでいきたいと思います。 【瀬戸市立古瀬戸小学校】 ハッピータイム
本校では、ソーシャルスキルトレーニングと構成的グループエンカウンターを織り込んだプログラムとして「ハッピータイム」を実施しています。楽しく人とかかわる体験を通して、かかわりのスキルやコツを身に付けるとともに、自己理解・他者理解を深め、自尊感情を育むことを目的としています。
「あとだしじゃんけん」「ゴジラとゴリラ」「探偵ゲーム」「いいとこ見つけ」「あどじゃん」「どっちがすき」「質問じゃんけん」等の活動を週に1回行います。各学級で行うときもあれば、低学年、中学年、高学年のブロックに分かれて行ったり、異学年で行ったりするときもあります。行うにあたり三つの約束があります。 1 「おねがいします」「ありがとう」を言う。 2 うなずいて聞く。 3 自分と友達の良いところを見つける。 この三つの約束を、行う前に必ず確認します。 教員は「○○さん、ありがとう」「○○さん、先生はうれしいよ」等のアイメッセージを送ることで自尊感情を育てたり、「ここはうなずき名人が多いクラスだね」等、意図的に褒めたりします。 活動の終わりには、振り返りの時間をとります。否定的なことではなく、自分や友達のよかったところや感想を募ります。「○○ちゃんがうなずいて聞いてくれたから、話すのが楽しかった」「○○君の笑顔がとてもよかった。私も笑顔で友達の話を聞きたい」「自分と友達の考えが違うことに気づいておもしろかった」「友達のことをもっと知りたいと思った」等の感想を述べる子が多く、かかわりのスキルを身に付けています。 「ハッピータイム」は、今年で4年目の活動になります。 本校は、2020年度に小中一貫校として生まれ変わりますが、合併する小学校4校にもこの活動は広がっています。 【小牧市立小牧原小学校】つながる心で、“原輝”な原っ子2学期になると、少しずつ「つながり」を実感できることがあります。それは、子供たちの心です。1学期に行われた学校保健委員会で、「あったか言葉で みんな なかよし」をテーマに人間関係をよりよく築くためには、相手を思いやる言葉を使うことを勉強しました。委員会の人が劇を通して、あったか言葉を伝えてくれました。12月末、昼の放送で、ボランティア委員会が、「いいことみつけ」を紹介しました 「自分の名前が、言われたのでうれしい」「いっぱい書いている子がいる」「○○さん書いてくれたんだ、ありがとう」など、放送中その話題でにぎやかになりました。 また、前年度の放送より、紹介される人数も増え、中身も変わってきました。時間の都合で放送されなかった話は、昇降口の掲示板に張り出され、その前で子供たちが笑顔になっていました。 さらに、校区地域協議会と連携して、本校独自の“ゆるキャラ”とあいさつ標語を制作したので、これらを活用して、更に「つながり」を広める取組を進めていきたいと思います 【大府市立共和西小学校】自己を見つめ、他者と共に、よりよく生きようとする子の育成を目指して
本校では、「特別の教科 道徳」の実施を受けて、「自己を見つめ、他者と共に、よりよく生きようとする子の育成」を目指して、道徳科の授業の充実を目指して取り組んでいます。その取組の中から一つ紹介します。
小学6年生で行った授業、主題名「わたしにできること」です。内容項目は公正、公平、社会正義です。この授業では、次のような場面を子供たちに提示しました。いじめられて泣いている少年について、それを見ていた周りの子が証言をするのですが、どの子も「わたしのせいじゃない」「ぼくは悪くない」と責任転嫁をし、傍観者を決め込んでいるという場面です。 この状況について、「どの証言が一番許せないか」と問うことで、直面する問題に対し、子供たちには傍観者になることなく自分事として考えられるようになってほしいという思いを込めました。 実際の授業では、「『自分のせいじゃない』と他人事のようにとらえているところが許せない」「ささいなことでも何かできることがあったはずだ」という意見が出ました。こうした子供たちの発言からは、傍観者になるのではなく自分事として考えようとする姿勢がうかがえました。 授業の終わりでは、世界中で起きている温暖化の問題や環境破壊、貧困の問題などを紹介し、「わたしのせいじゃない?」という言葉で印象的に締めくくりました。 この授業では、子供たちの発言が止まりませんでした。自分の考えを言わずにはいられない、それだけ子供たちの心に訴えかける授業になったのではないかと思います。これからも子供たちの心に訴えかけるような道徳科の授業を目指していきたいです。 【刈谷市立富士松東小学校】受け継がれる思い「和太鼓演奏・ばち引き継ぎ会」子供たちの振り返り日記には、「一打に思いを込める大切さがよく分かりました」「放課にも苦手な所を聞き合って、教え合いました」「笛を吹ききった後、くらくらしたけれど、がんばっていたら心が強くなりました」との感想がありました。 一緒にがんばったみんなへのメッセージ欄には、「心を一つにして演奏できたね」「このメンバーで演奏するのは最後だけれど、他のこともこれから一緒にできるといいです」「みんなとたたけて楽しかったよ。この思いをつなげるために4年生に教えてあげよう」と書かれていました。みんなで取り組むことの難しさを感じるとともに、みんなで成し遂げる喜びを得たようです。和太鼓演奏を通して一人一人の心の成長が感じられ、うれしくなりました。 12月に行われた「ばち引き継ぎ会」では、5年生が4年生に和太鼓のたたき方や衣装の着用の仕方等を教えました。揃いの衣装は、始まった当時の保護者の皆さんの手作りです。18年間大切に着用させていただいています。会の最後に、5年生代表が4年生代表にばちを渡し、「一打入魂。お互いの音を聞き合わなければ音は揃わず響き合わない。心を一つにして音を合わせ、ぼくたちに負けない演奏をしてほしいです」との思いを伝えました。毎年、このようにして「太鼓のばち」とともに、思いは引き継がれてきました。太鼓の音に乗って、心と心が響き合う伝統行事「和太鼓演奏」。今後も大切にしたいです。 【岡崎市立広幡小学校】 人権週間の取組について1、「あいさつ運動」 朝、生活委員と運動委員が、正門と希望の門に立ち、「あいさつ運動」を行いました。元気よくあいさつができている児童には、シールが配られ、各学年の玄関にある「あいさつの花」にそのシールを貼ることで、意識を高めました。 2、「ありがとう・おかげプロジェクト」 「○○してくれてありがとう」「○○してくれたおかげで××できたよ」など、周りの人への感謝の気持ちを書いた紙を台紙に貼り、全校の感謝の思いが詰まった「ありがとうの花」を咲かせました。 以上の活動を通し、児童は人権に対する考えや思いを高めることができました。特に2の活動では、「人のよいところを見つける」だけでなく、「自分が認められている」ことにも気付ける活動となり、児童の笑顔がたくさん見られた1週間となりました。 【清須市立新川中学校】みんなでハッピー 〜身体に障がいがある方から学ぼう〜
4年生は、学年末に「二分の一成人式」を行う。自分の夢について考え、保護者や地域の方に伝える大切な行事である。
また、福祉について考え、自分のできる活動を実践する「福祉実践教室」も行う。 これらの機会を生かし、自分の生き方を考える、総合的な学習の時間「みんなでハッピー 〜身体に障がいがある方から学ぼう〜」という単元を計画した。 道徳科の授業を中心に、福祉教育に関わる資料を生かすとともに、車いすで生活している方との実際の交流を通して、自分の生き方を、前向きに考える機会にしたい。 子供たちは、障がいのある方を身近に感じ、障がいがあっても自分の目標に向かって前向きに生きている姿から、自分の生き方や夢について真剣に考え始めている。 【東浦町立片葩小学校】 心を育むペア活動
本校では、他学年と交流を深め、高学年の児童はリーダーシップを、低学年の児童はフォロワーシップを養うことをねらいとして、ペア活動に取り組んでいます。
その中でも、「ペア読書」は、年に2回実施しています。1回目は、高学年の児童が読んであげたい本を選んで読み聞かせ、2回目は、低学年の児童が読んでほしい本を選んで読み聞かせています。高学年の児童は、温かく優しい表情を見せ、低学年の児童は、落ち着いて本をじっと見つめている様子がいつも以上に見られ、教室中が温かい雰囲気に包まれています。 そのほかにも、「ペア遠足」「ペア給食」及び「ペアマラソン」「ペアなわとび」などが行われます。これらの活動は、季節や学校行事に合わせて実施し、主体的に取り組む姿から、たくさんの笑顔を見ることができます。 ペア活動を通して、子供たちは、リーダーシップやフォロワーシップを養い、豊かな心を育むきっかけとなっています。児童は、家に帰ってからも、家族にペア活動の様子を詳しく伝えており、保護者からは、学校生活の安心につながっているという声も届いています。 学校教育目標である、「よく考える子・明るい子・じょうぶな子」の育成に向けて、今後もペア活動に継続的に取り組んでいくと共に、更なる工夫を加えて充実した活動にしていきたいと考えています。 【豊川市立桜木小学校】心の保健教育今回の集会では、子供たちが、すぐに実践していこうという思いをもてるように、「友達とけんかをしてすなおにあやまれないとき、どうすればよいか」など、あらかじめ、友達とのことで困ってしまった状況を思い出させ、質問項目を作りました。その質問に大橋先生に答えていただく形で集会を進行しました。 大橋先生からは、「友達との楽しかった思い出や友達のよいところを思い出す」「『ひとりごと作戦』で自分に声をかける」「自分からあやまる」「落ちこんでいる友達を一人にさせない」など、その場ですぐに行動できる具体的なアドバイスをいただきました。 集会後に書いた子供たちのふりかえりでは、「人にとって失敗は成長ということが分かりました。失敗してもくじけない自分になりたいです」「あやまれなくてなやんでいるよりも勇気を出す方がよいこと、深呼吸をすると心を落ち着かせることができることが分かりました」「困ったときには、解決する方法がたくさんあることが分かりました。これから困ったら、一人で悩まずに、周りの大人に相談したいです」といった感想が多く見られたことから、子供たちは、「こうすればよいのか」「これなら自分たちでもできそう」といった思いをもつことができました。 これからも、子供たちが自分に自信をもって、心も体も元気に毎日を過ごせるように、様々な手立てを行っていきたいと思います。 【瀬戸市立水野中学校】スマホ・ケータイ安全教室・人権教室
1年生を対象に、「スマホ・ケータイ安全教室・人権教室」を開きました。この教室は、通信サービス会社の方を講師に迎え、瀬戸市の人権擁護委員会の事業の一環として実施されました。
講義は「便利で楽しいスマホ教室ではなく、安心で安全なスマホ教室を行います」という言葉から始まりました。「昨日、スマートフォンの利用した人は」と聞かれたときには、大多数の生徒が手を挙げました。SNSの画像投稿から起こるトラブルが紹介されました。仲間内の投稿でも無限に拡散する危険性があることなどを知り、生徒たちは真剣な表情で講座を聞いていました。最後に、文字だけのやり取りでは、送信者と受信者とで受け取り方が異なり、誤解が生じる可能性があることにふれ、講義が終わりました。 今回の講義を受けて、これまで以上に、スマートフォンのマナーや危険性などを考えて利用してくれることを願います。 |