【西尾市立平坂小】友達のよいところを見つけて伝えよう「ハッピーツリー」

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 第1回学校保健委員会は、「見つめてみよう!いのちと心」というテーマで、授業と集会を行いました。まず初めに、各学級にて「心(思いやり、自己肯定感)」を扱った道徳の授業又は学級活動を行いました。その後、全校集会で友達や自分のよいところに気付くための話をスクールカウンセラーから聞きました。そして、友達の「よさ」に気付くための「ハッピーツリー活動」を行いました(6月と11月の2回)。ハート型をした紙(ハッピーカード)に、友達がしてくれてうれしかったことを書き、ツリーに貼り、児童の見やすい場所にツリーを掲示しました。児童は、自分が書いたハッピーカードを照れながら見たり、自分のことが書かれているカードを見つけると喜んだりしていました。どの学年もハッピーツリーが満開になり、児童の関心の高さがうかがえました。
<記入の内容(一部)>
・漢字を書くとき、姿勢がよかったよ。(低学年)
・一人で抜けない草を一緒に抜いてくれてありがとう。(低学年)
・いつも休み時間に遊んでくれてありがとう。(中学年)
・授業でたくさん発言できて、すごいね。(中学年)
・いつも話をしっかり聞いてくれてありがとう。(高学年)
・みんなが通る体育館の扉を開けてくれてありがとう。(高学年)
<記入後の児童の感想>
・ハッピーカードに自分のことを書いてもらってうれしかった。
・友達が自分のよいところを見ていてくれて、うれしい。
・これからも友達を大事にしていきたい。

【南知多町立内海中】地域を支える心を高める活動〜資源回収を通して〜

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 本年度本校の教育目標は、「志を大切にし、主体的に行動できる生徒の育成」です。この実現のために、学校行事を中心に生徒主体で活動する機会を多く設けており、着実に自ら考え行動できる生徒が増えてきました。
 本校は、地域の教育力の高さから、心身ともに健やかで朗らかな生徒が多いと感じています。地域が好きな生徒も多く、その一助となっているのが長年続くPTA資源回収であると考えています。生徒自ら地域の各家庭を回ったり、地域の掲示板や回覧板を利用したりしながら協力依頼をし、地域への貢献を意識する場の充実を図っています。
 今年度2回目の回収の活動として、1月18日(月)の昼過ぎから、生徒自身の住んでいる地区の家庭から出た資源を回収しました。直前まで雨が降っており、冷たい風が吹く中で、保護者、地域の方と協力することができ、3年生を中心に、回収忘れがないかを確認して回るなど、頼もしい姿を見ることができました。また、地域の方から、「頑張っているね。」「ありがとう、助かるよ。」などと直接お声掛けをいただき、回収物に励ましのメッセージを添えていただけるなど、心温まる応援を受けての活動となりました。
 生徒自身の満足度も高く、活動後は「これからも続けていきたい」という感想も多く聞かれました。地域社会の願いを取り入れた教育活動を行い、たくましく未来を切りひらく意識を高める活動を展開していきます。

【春日井市立小野小】心を育む書道教育

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 春日井市立小野小学校では、文科省より教育課程特例校の指定を受け、「書道科」として1年生から毛筆の練習を行っています。書道科の学習を通して、姿勢や集中力など学習の礎となる資質を高め、上達する喜びや自分や友達の作品のよさを認め合う心、文化・伝統を受け継ぐ気持ちを育むことを目指しています。
 学校には、四つの机を一つのグループとして風車の形に並べた書写ルーム(書道科専用の教室)があります。この配置のよいところは、互いの作品がよく見え、友達のよいところに気付くことができる点です。
 3学期には、各学年がテーマに沿って様々な手法で個々の思いを表現した作品を一堂に展示する「書の作品展」があります。今年度も、絵の具を使って文字の背景をデザインしたり、2m×5mの布を用いて、外部講師の先生に書のパフォーマンスで書いていただいた一文字の周りに思い思いの文字を書いたり、一畳ほどある紙に大きな文字を書いたりしてすてきな作品を仕上げました。子どもたちからは、「こんな書き方もできるんだ!」「〇〇さんの作品、かっこいい!」「音楽に乗って、体全体を動かしながら書くのがすごく楽しかった!」という感想をもち、充実した活動となったことを感じました。

【清須市立清洲中】教訓を生かして

 愛知県防災局災害対策課の取組の一つとして行われた東日本大震災津波等語り部(べ)講演を10月31日(土)のオープンスクールで開催しました。講師としてお招きした方は、全国を回りながら震災の教訓を伝える語り部(べ)として活躍されています。実際の写真や映像を見ながら、震災の恐ろしさや命を守る方法などの話を聞き、参加した保護者や生徒たちは真剣に耳を傾けていました。
 生徒の感想では「地震は来ないと油断せず、まずは自分の命を守ることができるようにしたい」「もし地震が起きたら、地域の人と協力して周りの人と助け合っていきたい」「どうして小さな子どもたちが心や体に傷を負わなければならないのかと心が痛んだ」「津波から逃げようとしている人々の映像を見たら、実際にそこにいるかのように怖くなり、震えが止まらなかった」とあり、講
演中に涙ぐむ生徒もいました。
 学校では日頃から防災意識の向上に向けた取組や避難訓練を行っていますが、今回の講演を聞いて改めてその大切さを感じることができました。自分の命を考える大変有意義な会となりました。

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【みよし市立三好中】生徒・地域と共に、より良い学校を目指す

 三好中では、人権週間中の平成27年12月7日に「人権について考える会」を行いました。愛知県人権擁護委員連合会会長の先生を講師にお招きし、保護者、生徒、教師、市の人権擁護委員の代表をパネラーとして、「いじめをなくし 命を大切にしよう」をテーマにディスカッションを行いました。愛知県でも中学生のいじめが原因の悲しいニュースがありました。生徒にとってとてもシビアなテーマでしたが、様々な立場の考えを聞き合い、全生徒が真剣に考え合う時間であったと思います。

 昨年度から、三好中と学区の三つの小学校で連携して「あいさつ運動」や「部活合同練習」、また、小学6年生に部活や生活の様子を紹介する「中学校説明会」を行ってきました(下の『あいさつジョーズくん』は小中学生からキャラクターを募集し、その中から選ばれたマスコットです)。今年度入学した1年生は落ち着いた生活を送り、主体的に授業、部活動、行事に参加する生徒が増えてきています。それは、これらの活動を通して小中の壁が低くなり、中学校生活に期待を膨らませて入学できたことが理由の一つだと思います。中1ギャップの問題を解消するために、この小中の連携は大きな効果があると感じています。これからも、このような活動を継続して行っていきたいと思います。

 三好中は、平成28年度に開校70周年を迎えます。多くの先輩方が築いてきた伝統を継承しながらも、未来の三好中を想像しながら、更に生徒たちにとって過ごしやすい環境を、生徒、保護者、地域、教師が連携しながら作っていきたいと思います。

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【豊橋市立吉田方小】笑顔いっぱい!なかよし活動

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 本校では、子どもたちに相手を思いやる心を育むために、1年生と6年生、2年生と4年生、3年生と5年生をペア学年として「なかよし活動」を行っています。「にこにこ顔で接しよう。」「『ありがとう』を伝えよう。」「相手のことを考えて行動しよう。」を目標に掲げ、取り組んでいます。
 高学年の子どもたちは、ペア学年が楽しめるものになるように意識しながら、遊びを考えています。遊ぶ際に、ペアの子に目線を合わせて話をしたり、優しい言葉掛けをしたりしています。活動する中に、よきお兄さんお姉さんとして、低学年の子のことを思いやる姿がたくさんあります。
 低学年の子どもたちは、「なかよし活動」をとても楽しみにしていて、水曜日になると「今日は、『なかよし活動』があるの。」と聞きに来ます。そして、あることが分かると「やった!」と満面の笑みで喜ぶ子どもたちがたくさんいます。ペア学年との交流活動をとても楽しみにしています。
 相手を思う優しい心が、子どもたちに芽生えて、大きく育つように、今後も「なかよし活動」を続けていきます。

【豊橋市立岩西小】 「感謝の会」で地域の方へ思いを伝える

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 本校では,「地域とともに生きる子の育成」をテーマに,地域への愛着心を育んでいる。総合的な学習の時間と道徳の時間を関連付けた集大成として,2月,地域ボランティアの方に日頃の感謝の意を表すため,「感謝の会」を開催した。各学年の代表児童によるボランティアさんへのお礼の伝達や全校児童による歌のプレゼントを贈った。
 お礼の伝達では以下のように,心のこもった言葉を贈ることができた。
・1年生:見守り隊の皆さんへ「暑いときも寒いときもありがとうございます。おかげで楽しく学校に行っています。」
・2年生:読み聞かせボランティアの皆さんへ「面白い話を聞けてとてもうれしいです。言葉も覚えることができて勉強になります。これからも本を読んでください。」
・3年生:学校美化ボランティアの皆様へ「道路もきれい,お花もきれいで楽しい気持ちになります。もっと素敵な岩西にしていきます。」
・4年生:図書ボランティアの皆様へ「本を修理してくれてありがとうございます。6年生までに800冊読むことが目当てです。これからもよろしくお願いします。」
・5年生:「青パト」の皆様へ「いつもパトロールありがとうございます。私たちも人の役に立てるように頑張りたいです。」
・国際:国際ボランティアの皆様へ「優しく教えてくださってありがとうございます。日本語も宿題も教えてくれてうれしいです。」
 6年生は,会の企画・運営を任され,一所懸命行い,会を支えることで自己肯定感をもち,地域の方に恩返しができたと考えている。
 ボランティアの方からは,「このような感動する会を開いてもらって,今,震えております。」,「みんなが安心して暮らせるようにいつも見守っていこうと思います。」などの言葉をいただいた。
 会の参画により,子どもたちの心が育まれ,またその姿から生き方の指針を示していただいている。今後も地域と学校とのパートナーシップをより強化していきたいと考えている。

【尾張旭市立瑞鳳小】郷土を盛り上げる人たち

 2月16日(火)、5年生は、環境協会の方をお招きして、「おいしい紅茶を考える会」を行いました。
 最初に、紅茶専門店の店長さんから、尾張旭市が紅茶のおいしい店日本一であることや紅茶への熱い思いを語っていただきました。この話の中で、尾張旭市で行った紅茶フェスティバルにスリランカの方を招いたり、世界各地の紅茶を取り寄せたりしたことを話していただき、尾張旭市を盛り上げようと努力している姿をじかに感じ取ることができました。
 次に実際に紅茶を入れ、試飲しました。濃い味の紅茶や薄くした紅茶、ミルクを入れた紅茶を味わいました。
 今日の学習を通して、紅茶日本一の尾張旭市のために努力している人の思いや尾張旭市のよさについて考えることができました。

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【東海市立名和小】ペア読書を楽しみました!

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 本校では,児童会活動の一つとして,様々なペア活動に取り組んでいます。1年と6年,2年と4年,3年と5年が1年を通してペアを組み,ペア遠足やペア遊び,ペア給食などの全校を挙げた活動に取り組んでいます。
 2月8日には,ペア読書をしました。上の学年が下の学年に対して,本を読んであげる活動です。子どもたちには大変好評で,「小さい子が喜んでくれそうな本を選ぶのが大変だったけど,すごく喜んでくれてうれしかった。」や「(探偵の本を読んだときに)事件がどうやって解決していくのかを考えるのがとても楽しかった。」,「ペア遊びのときとは違って,とても緊張したけど,ペアとのきずなが深まった。」という感想を言っており,大成功を収めることができました。その後は,どのクラスでも大変温かな雰囲気が流れていました。異年齢同士が関わり合う中で,新たな人間関係をつくるだけでなく,相手に合わせた言葉遣いや笑顔で接する態度など,相手を思いやるすばらしい機会となりました。

【豊明市立豊明小】福祉実践教室を通して

 本校では、毎年6月、障がいのある人たちへの接し方や共に生きることについて学ぶことを目的として、4年生以上の児童を対象に「福祉実践教室」を実施しています。障がいのある方たちから話を聞いたり、車いす体験、高齢者擬似体験、視覚障がい者ガイド、点字、知的障がい・発達障がい理解、手話の体験をしたりします。今年度は6月11日(木)の授業参観の日に併せて、実施し、保護者の方にも多数参加していただきました。最初に、参加者全員を対象にして、肢体不自由の方に講話をしていただきました。「障がいとは何か」「福祉とは何か」と深く考えさせられるお話でした。
< 児童の作文より(一部抜粋)>
 3時間目の講義は、心に残る話がたくさんありました。その中でも「初めて外に一歩出られたときはうれしかった」という話をよく覚えています。もしぼくが同じ立場なら、こわくて外に出られないと思います。○○さん(講師の方)のすごい勇気が伝わってきました。ぼくが考える福祉とは、身体が自由とか不自由とか関係なく「困っている人を助ける」ことだと思いました。これから困っている人がいたら声を掛けたり、ぼくができるサポートをしたりしたいと思いました。

 講義の後、学年を2グループずつに分けて、全部で6種類の体験学習を行いました。 障がいのある方がどのような状況や気持ちであるか、体験することができました。
<児童の作文より(一部抜粋)>
 私は「視覚障がい者ガイド」の体験に参加しました。アイマスクを着けてみると、真っ暗で何も見えない世界でした。何も見えない世界は、心配な気持ちと不安な気持ちでいっぱいになりました。次にガイドをしてみて、相手の安全に気を配って案内することは、難しいということが分かりました。私が考える福祉とは、それぞれの人が、幸せを感じることのできる社会を実現することだと思いました。そのために、私たち一人一人が、自分のできることを考えることが大切だと思いました。

 福祉実践教室は、障がいや福祉に対する関心を一段と高め、「相手を思いやる心」を育てる貴重な時間となっています。今後も、ボランティアの方々の協力の下、継続して実施をしていく予定です。

【半田市立亀崎小】いのちの授業

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 2月12日の学校公開日に半田市立半田病院の医師、看護師をお招きして、5年生が「いのちの授業」を行いました。
 聴診器を使い、自分や友達の心音を聞いたり、心拍数を数えたりする活動を行い,友達と自分の心音や心拍数の違いから、一人一人の命の存在を体感しました。また、生命誕生の神秘や、病院で終わってしまう命についての話を聞き、「かけがえのないたった一つの命」の大切さについて考えました。

【児童の感想】
・明日は必ず来るものだと思っていたけれど、本当に明日が来るか分からないし、明日、何があるかも分からないので一日一日を大切にしたい。
・いろいろな奇跡や多くの人の努力で、私は今ここにいられるので幸せだと思った。これからも命を大切にしていきたい。
・自分が生まれたことは奇跡だから命を大切にしたい。
・死にたいなどと簡単に口にしてはいけないと思った。

【東海市立上野中】挨拶を通して心を豊かに

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 上野中学校では,7月6日,9月7日,11月2日,1月18日の4回,本校と上野中学校区の小学校で,通学路において「ふれ愛あいさつキャンペーン」を実施しました。目的は,1. 挨拶を通して地域の大人と子どもが触れ合い,地域の子どもは地域で育てるという意識を高める。2. 誰もが気軽に挨拶できる明るい地域づくりの一助とする。3. 子どもたちに挨拶の習慣を付けさせるとともに,気持ちよく朝がスタートできるようにする。4. 生徒会,PTA,青少年健全育成の団体が連携して行うことにより,学校,保護者,地域の交流を深める。の4点です。登校時間に教員,PTA,生徒会役員,議員,生活委員会メンバーがそれぞれ担当箇所に立ち,登校する生徒や通りかかる方と笑顔で挨拶を交わしました。
 「挨拶をしたときに,笑顔で挨拶が返ってきてうれしかった」「挨拶をみんなと交わすことですがすがしい気持ちになれた」「挨拶の大切さを改めて感じることができ,こういうキャンペーンではないときもしっかり挨拶しようと思った」など挨拶の良さやすばらしさを感じることができた生徒がたくさんいました。
 また,それとは別に毎月各学年の生活委員がそれぞれ1回正門に立って,「あいさつ運動」もしています。挨拶があふれると自然と笑顔もあふれ,心が豊かになっていきます。今後も挨拶を軸に,笑顔や活気があふれる地域づくりを生徒と共に目指していきたいと思います。

【蒲郡市立蒲郡北部小】心豊かに、強く正しく生きようとする児童の育成

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一日一善運動(児童会の取組)

運動期間中、毎日自分のよい行動を振り返りました。
(例)
・トイレのスリッパをそろえたり、ロッカーの上の整頓をしたりしました。(低学年)
・雑巾が絞れない低学年の子の雑巾を一緒に絞ってあげました。(高学年)

<子どもたちの声>
・いいことをすると、自分も気持ちがよくなりました。(5年)
・みんながいいことを進んでしているのでよかったです。(5年)
・自分にできるちょっといいことを探して、意識してできるようになりました。(5年)


【江南市立古知野北小】感謝の会が行われました。(平成28年1月25日)

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■日頃お世話になっている地域の方を学校にお招きし、感謝の会を行いました。
 お招きしたお客様は以下のとおりです。
・私たちの登下校を安全に見守ってくださるスクールガードボランティアの皆さんと交通指導員さん
・私たちに読み聞かせをしてくださるボランティアグループ「わんぱく団のひみつきち」の皆さん
・学期に1回開催される音楽集会で、すてきな演奏を聴かせてくださる音楽グループ「ドンキーズ」の皆さん
・グラウンドゴルフや伝承遊びを教えてくださる校外クラブ講師の皆さん
■プログラム
  1.入場(花のアーチでお出迎え)
  2.始めの言葉
  3.学年の出し物
   ○1・3・5年生から思い出エピソードの発表
   ○2年生から手作り感謝状のプレゼント
   ○4年生からはソーラン節「よっちょれ」を披露
   ○6年生からは合唱「大切なもの」をプレゼント
  4.歌のプレゼント「グッデイグッバイ」
  5.校長先生の話
  6.終わりの言葉
■私たちの学校は様々な人の協力に支えられ、快適な学校生活を送ることができていることに気付くことができました。また、高学年の児童においては、事後の話合いから「年に1回、感謝を伝えるだけではなく、ふだんから挨拶を交わすなどのコミュニケーションをとることが大切だ」という声もあがっています。地域の方と関わり合いながら、「きずな」を生み育てていくことができると確認できました。 

【東海市立横須賀小】ペア活動を通して,思いやりの心,態度を学ぶ

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 東海市立横須賀小学校では,異学年交流を図るため,ペア学年,ペア学級,ペア児童を決めて一年を通して活動をしています。高学年による読み聞かせをする「ペア読書」では,低学年の子のために,本を選んで隣に寄り添って読んであげます。給食を一緒に食べる「ペア給食」では,クラスの半数が2クラス間を移動してペア児童同士で仲良く食事をします。レクリエーションをするときは,高学年の児童がどんな遊びをするのかを企画し,司会進行役を決め,低学年の子たちとどんな遊びをしようかと意見を出し合って決めていきます。また,今年度から歯磨き指導の授業を1年生と6年生が合同で受講し,歯科衛生士の指導の下,6年生が1年生の歯を丁寧に磨いてあげるという活動を取り入れました。6年生は「じっとしててね。」など,優しく声を掛けながら,磨いてあげました。始めは少し心配そうだった1年生は,優しく声を掛けながら磨いてくれる6年生の様子に安心していった様子で,6年生に身を任せて磨いてもらいました。1年生からは「優しく磨いてもらってうれしかった。」と多くの子の喜ぶ声が聞こえてきました。6年生からは,「最初はちょっと恥ずかしかったけど,しっかり磨いて仕上げることができてよかった。」と満足そうな感想が見られました。
 また,本校では,花を育てる活動に力を入れており,一人一鉢として,卒業式や入学式に飾る鉢を全校児童が育てています。こうした活動でも,ペア活動を取り入れています。苗を植木鉢に植え替えるときに,土を入れたり,肥料を入れたりする作業で高学年が低学年の世話をしながら一緒に自分の鉢植えを作ります。
 こうして,異学年交流をすることで,高学年の低学年を思いやる態度が育ちます。また,低学年の児童はそんな高学年の姿を見て「こんなふうになりたい。」という心が育ってきています。
 横須賀小学校では,ペア活動を通して,児童の思いやる心,態度を学ぶ活動を続けていきます。

【岡崎市立広幡小】本を通して豊かな心を育てる

 広幡小学校では、子供たちに本の楽しさを知らせ、進んで本に親しもうとする気持ちを育てています。
 月曜集会のときには、校長が本を紹介したり、絵本を読み聞かせたりしています。子供たちがよく知っているシリーズの本や、季節に合ったテーマの本が登場してきて、いつの間にか子供たちは本の世界に入り込んでしまいます。また、読み終わった本は、いつも校長室に置いてあるので、休み時間になると校長室は、子供たちでにぎやかになります。
 また、毎週金曜日には、保護者や地域のボランティアの方々と、担任とがほぼ週交代で読み聞かせを行っています。このボランティアの名称は、「トトロの会」といいます。「トトロの会」は、平成10年に発足し、立ち上げた方たちの「本好きな子供たちを育てたい」という思いが今もなお脈々と受け継がれています。朝の読み聞かせの時間になると、学校全体がしいんと静まり返り、ときに笑い声が聞こえてくるといった、温かな雰囲気が漂います。昨年の12月14日(月)には、全校児童が体育館に集まり、年に一度の「大トトロの会」が開催されました。大型のスクリーンに絵本が映し出され、楽器で効果音を付けながら読み聞かせをしてくださいました。また、舞台の上では、大人たちが本の登場人物に変装して演技し、楽しませてくれました。
 こうして本に親しみをもつようになった子供たちが、目的をもって自ら本を読むことができるように、毎週木曜日の朝の15分間を個人読書の時間としています。この時間は、子供たちが自分で選んだ本を読むようにしています。また学年が上がるにつれて、いつでも続きが読めるようにいつも本を1冊机の中にしまっておく習慣が身に付いている子供が増えています。更に毎年、秋に図書委員会が企画する読書月間では、各学年に応じて目標とする本の冊数やページ数を決めて、子供たちが自分の目標を達成するためにいろいろな本と出会い、心の栄養を摂(と)る機会となっています。
 このように読み聞かせや個人読書などの読書活動を通して、子供たちがより豊かな心を育んでいってほしいと願っています。

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【北名古屋市立西春中】「アスリートと夢を語る交流教室」

 本校では、生徒たちに障害者スポーツに対しての理解を深めさせるとともに、夢や希望の大切さを伝える目的で、2月8日(月)にパラリンピアン(=パラリンピック出場経験のあるアスリート)3選手を招き、「アスリートと夢を語る交流教室」という出前授業を実施しました。この事業は、北名古屋市担当課、地元企業等の多くの方のお力添えで実現したものです。
 選手とともに車イスバスケットボールを実際に体験する中で、生徒は「ふだんはゴールに届くのに、全然ボールが届かなかった」「体をうまく使えずパスも出すのが難しかった」など、車イスでプレーすることの難しさを体感し、福祉や障害者スポーツに対する理解を深めることができました。
 また、選手の皆さんによるトークショーでは、「最初はみんなできない。でも努力すれば必ずできるようになる」「ライバルは自分自身。目標をもって何をすべきかを考える」「自分だけではなく家族や友人が自分に協力してくれるからバスケットをやる時間が生み出せる」「夢をもつことで人は変わることができる」など、『努力』『感謝』『目標をもつ』ことについて熱く語っていただきました。選手の皆さんの体験談をお聴かせいただいたことで、生徒たちの感想文にも「私も前向きに受験や夢に向かって頑張っていこうと思いました」「夢をもつことで努力を続けられるんだと思いました。自分に負けずに頑張りたいです」などとあり、夢や希望をもつことのすばらしさに気付くことができました。
 子どもたちに「生き抜く力」の重みを感じ取らせるとともに、自らの将来について考えさせるとても良い機会となりました。

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【扶桑町立高雄小】キラキラ高雄っ子キャンペーン

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【キラキラ高雄っ子キャンペーン(ありがとうキャンペーン)】
 「ありがとう たくさんいいたい いわれたい」のキャッチフレーズのもと、ありがとうカードを書いて、日頃感謝している人に、ありがとうの気持ちを伝える活動を行いました。もらった人は、カードをありがとうポストに入れて、そのポストに集まったカードを係の児童が「ありがとうのくすの木」に貼っていきました。たくさんのありがとうの葉でくすの木は緑に染まっていきました。
<児童から児童へ>
 「いつも班長として班をまもってくれてありがとう!」「算数の時間教えてくれてありがとう!」「いつもやさしくしてくれてありがとう!」「いつも相談にのってくれてありがとう」などなど心温まる言葉がたくさん集まりました。
<児童から地域の人や先生へ>  「スクールガードさん、いつも守ってくれてありがとう」「いつも分かりやすく勉強を教えてくれてありがとう」など子どもから地域の人や先生へのありがとうもありました。
<先生から児童へ>  「くすのき発表会の係の仕事がんばってくれてありがとう!」「すばらしいはっぴょうありがとう!」「いつもさわやかなあいさつありがとう!」という先生から子どもたちへの「ありがとう」もありました。

 手紙の内容は、毎日の昼の放送にも流され、「ありがとう」があふれるほのぼのとした雰囲気になりました。

【田原市立田原東部小】菜の花エコプロジェクト・郷土愛を育む〜総合的な学習の時間の実践を通して〜

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 平成18年度からNPO法人(特定非営利活動法人)田原菜の花エコネットワークの方から菜の花学習への誘いがあり、以来10年間、総合的な学習の時間に菜の花学習を実施しています。「菜の花エコプロジェクト」から、環境問題に関心をもつと同時に地域の人たちとのつながりや郷土愛を育むことをねらいの一つにしています。
 4月当初、総合的な学習の時間を使って、簡単に学びのガイダンスを行い、1年間の活動の見通しをもたせました。4月下旬には、菜の花に集まるミツバチの観察「採蜜体験」を行いました。田原菜の花エコネットワークの方から説明してもらい、蜜蜂の種類や性質、遠心分離器で蜂蜜を採ることなどを知りました。「採蜜体験」の後も「菜種の収穫」「菜種の選別」「土を肥やすコスモスの種まき」「菜の花の種まき」「菜種油の搾油」などの体験でも田原菜の花エコネットワークの方からサポートしていただきました。搾油した菜種油を使って、秋に収穫したサツマイモと菜の花を天ぷらにして食べました。また、天ぷらで使用した廃油をロウソクづくりの原料に活用しました。「菜の花エコプロジェクト」の学習から食用油や廃油を工業用燃料として活用していることを知りました。菜の花から、蜂蜜が採れ、菜種油が採れ、廃油は燃料として活用できることを知り、改めて地域の特産である菜の花のよさに気付きました。協力していただいた田原菜の花エコネットワークの方に感謝の気持ちを伝えるために「感謝の会」を開催しました。菜の花について1年間学習してきたことや成果、自分たちが地域のためにこれからしたいことなどを発表しました。

【愛西市立八開中】  東日本大震災から学ぶ

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 家族学級の日に、全学年・全学級で「東日本大震災から学ぶ」をテーマにした道徳の授業並びに東日本大震災語り部(べ)講演会を行いました。
 1年生は「海」という教材で授業を行いました。大津波による被害を受けた後も、海を愛し、海に漁に出かける父の気持ちを考えました。父にとって海がどのようなものかが明らかになるにつれ、父の気持ちに寄り添い、父の支えになろうと決心する息子に共感することができました。
 2年A組は「When in Rome, do as the Romans do.」という教材を用いて、震災後も日本に残り、日本のために活動することを決めたALTの気持ちを考えました。帰国せず、日本の復興のために自分ができることをしようとする強い決意に心を打たれた生徒が多くいました。
 2年B組は「天使の声」という教材で、南三陸町の防災対策庁舎に残り、最後まで町民のために放送し続けた女性がいたことを知りました。その勇敢な姿に涙を浮かべながら話を聞く生徒もいました。
 3年生は被災した中学生の作文「温かさを分け合って」を聞き、自分自身の生き方、使命について考えました。自分が今後、何を生きがいに人生を歩んでいくか深く考えることのできた授業でした。
 講演会には、震災の語り部(べ)として活動されている田畑祐梨氏をお招きしました。田畑氏は津波により恩師を亡くした経験から「ありがとう」と「大好き」という魔法の言葉について話されました。大切な人に、この二つの言葉を今、伝えなくてはという思いが心の中に芽生えました。