【津島市立東小】言葉の大切さを考えよう講師としてハッピートークアカデミー協会の方に来ていただき、3〜4人のグループに分かれて行いました。まず,言われてうれしい言葉を一人ずつ考え発表し、その後にグループのみんなでその言葉をまねして言いました。はじめの頃は「こんな言葉でもいいのかな」と、恥ずかしそうに小さい声で言っていましたが、慣れてくると声も大きくなり笑顔も増え、ゲームをやっているように楽しそうにまねしていました。ただ言葉をまねしているだけでも、「気持ちが前向きになる」「言われるとうれしい」「言っている方も気持ちが明るくなる」と活動も盛り上がりました。最後に、一日に5回はハッピートークをしようと約束をしました。 「すごいね」「やったね」など、それまでは何気なく使っていた言葉が、実は相手を喜ばせていたということに改めて気がついた児童が多くいました。一つの言葉でうれしくなったり、悲しくなったりすることを実感し、これからは積極的にあたたかい言葉、うれしい言葉を使っていきたいと意欲をみせていました。 【高浜市立吉浜小】心を育てるペア活動毎年、1年生と6年生の交流は、他の学年間よりもたくさん行われている。交流は、入学当初から始まり、2週間くらいの間、6年生が1年生の朝の身支度の手伝い、本の読み聞かせ、トイレへの誘導などの世話を行っている。まだ学校に慣れていない1年生の児童にとって、自分のお兄さんお姉さんという特別な存在でとても頼りになるのである。6年生の児童も6年前に同じようにしてもらったという経験から、「優しくてあたたかい気持ち」で1年生の児童と触れ合うことができるようだ。 今年度は、1年生の育てたさつまいもを使って「おいもパーティー」を行った。1年生だけでは大変な活動も6年生のペアの児童と共に行うことで、スムーズに活動が行われ、楽しくて特別な会となった。また、秋祭りに幼稚園や保育園児を招待する前段階として、6年生のペアの児童を招待して、アドバイスをもらったりもしている。 これらの活動は、一人一役ということで、学級内で目立たない児童も「しっかりしなくては」という気持ちが働き、活動した際には、「ありがとう」の感謝の心に触れることができる。自分の存在価値を認めてもらえる活動は心に栄養を与えてくれているのだ。下の学年の児童もありがとうの気持ちの伝え方が分かったり、何年後か先の自分を見通すことができたりしている。「あんなふうにしてあげたいな。」「あんなふうになってみたいな。」というあこがれの存在が目指すべきモデルとなっている。このようにして毎年、吉浜小学校の伝統が確実に受け継がれ続けている。 【東郷町立高嶺小】友情ふれあい大作戦!ペア学級でレクリエーションを楽しみました。児童の感想には「1年生が楽しめるように優しく声を掛けました。とてもかわいくて楽しかったです」「6年生と遊んですごくおもしろかった。またやりたい」などがありました。休み時間にも、高学年を慕って低学年が高学年の教室を訪れており、学年を越えて楽しそうに遊ぶ姿が見られるようになっています。 【東海市立明倫小】 心に響く道徳の授業をめざして
「心に響く道徳の授業をめざして」
心の教育推進活動の取り組みの1つとして,11月27日の学校公開日に全学級道徳の授業を行いました。各クラスで児童の心に響く資料を選び,保護者の方にもいっしょになって考えてもらう場としました。各クラスで扱った資料と内容項目は下表のとおりです。 (クラス) (資 料 名・内容項目) 1−1・・・ はしの上のおおかみ・・・(思いやり・親切) 1−2・・・ くつあらい・・・・・・・(勤労) 2−1・・・ いえたよ七のだん・・・・(勤勉・努力) 3−1・・・ おばあさんのめがね・・・(思いやり・親切) 3−2・・・ とどけられたノート・・・(節度・節制) 4−1・・・ ブラジルのおべんとう・・(国際理解) 5−1・・・ わたしの妹・・・・・・・(公正・公平) 6−1 ・・・手品師・・・・・・・・・(正直・誠実) 特別支援 ・・ぽんたとかんた・・・・・(節度・自制・自立) 話し合い活動を活発にするために,ホワイトボードを使ったり,座席の配置を工夫したりしています。学校生活のあらゆる場面と関連付けながら,子どもたちが,自己の生き方について考えを深められるようにと取り組んでいます。 【岡崎市立六ツ美北中】命の授業〜命はそんなにやわじゃない〜杉浦貴之氏は、28歳でがんを宣告され、余命は早くて半年、2年後の生存率は0%と告げられました。しかし、現在、シンガーソングライターや、情報編集者として活躍されています。数々の講演を行い、語りと歌を通して「命の輝き」を訴えています。 佐野信幸氏は、わずかな視力を頼りに、ピアノ、ギター、ドラム、作詞作曲、マジック…など多彩な活動を行っています。今回はピアニスト・ギタリストとして参加してくださいました。 わかなさんは、全盲の女子高生です。H27年8月に行われた24時間テレビにも出演し、美しい歌声で周りの人を魅了しました。 全身全霊で「生きること」を伝えてくださった杉浦さんたち。生徒たちは「うまくいかなくても、生きてるだけで100点満点!」という言葉がとても印象的だったようです。 授業後には、「今までの私は『私なんかいなくてもいいんじゃないか』と思ったこともあったけど、お話を聞いて『生きているだけでいいんだ』と思うことができました。」「自分が失敗したときや不安な時には、弱音ばかり吐いて、自分が嫌になってしまうけど、今日の話で『心配しなくて大丈夫』ということをたくさん教えていただきました。」「両親が繋いでくれた大切な命をもっと大事にしたい」と、心温まる感想が数多く寄せられました。 【尾張旭市立東中】正しい礼儀作法を身に付ける 〜マナー講座〜講座では、各クラス2〜3名の講師に入っていただき、あいさつや返事・礼の仕方、いすに座る姿勢や入室・退室の方法など、高等学校等での面接試験を考慮した内容を中心としたマナーを教えていただきました。その中では、あいさつや返事が大きな声ではっきりとできることや身だしなみが整っていることによって相手に与える印象が良くなるといった、マナー・礼儀を尽くす効果についても説明がなされました。 はじめのうち、生徒たちは小さな声で返事をしたり、下を向いたりしていましたが、講師の方々の声掛けに圧倒され、だんだんと声が大きくなるとともに姿勢も良くなり、集中して話を聞くようになりました。1時間という短い時間でしたが、意識の高まりが見られるなど、成果が現れた講座となりました。この講座で学んだことが、今後、いろいろな場面で生きてくることを期待しています。 以下は、講座を終えた生徒の感想です。 ○ 分離礼をはじめ、扉の開け閉めの仕方などを教えてもらいました。厳しい言葉をかけられることもあったけれど、自分のためだと思って頑張ることができました。 ○ きちんと相手の目を見て言うことが大切だと学びました。本番では、面接官の人に自分の思いを届けようという気持ちで練習することができました。 ○ 今回、マナー講座を受けて、とても厳しかったことにびっくりしました。面接の本だけでは分からなかったところも、実際にやってみて覚えることができたので良かったと思いました。 【東海市立横須賀中】心を育てるボランティア活動
横須賀中学校では,たくさんのボランティア活動を行っています。毎年行っているのが,花ボランティアです。横須賀中学校の輝く学校づくり事業の3本柱のひとつである「花であふれる学校」をめざした活動です。たくさんの希望者がいて,学年ごとで活動しています。花に囲まれ,心も穏やかになります。
他にも,地域の公民館や運動会での手伝いをしています。地域からの依頼を受けての活動ですが,毎回多くの生徒が参加し,地域の方からも喜ばれています。 昨年度から,交通マナーの向上をめざして,交通安全ボランティアが発足されました。原則,月曜日の朝と0の日に活動を行っています。交通マナーの呼びかけから始まり,今では挨拶活動もしています。交通安全に対する意識だけでなく,挨拶への意識も高まりました。 今年度は,生徒会からの「地域へ貢献しよう」という呼びかけで,有志生徒による地域清掃ボランティア活動を行いました。当日は3つのグループに分かれて地域のゴミ拾いをしました。たくさんのゴミが集まり,参加した生徒からは「やってよかった」という喜びの声が聞かれました。 このような活動を通して,地域のために,学校のためにと活動しようとする生徒が増えました。また,人の役に立つことが,自分の喜びにもなることを知り,学年が上がるほどボランティアの希望者が増えています。 【岡崎市立愛宕小】心のこもったあいさつを
愛宕小学校では、代表委員が中心となってあいさつ運動を行っている。毎朝、学校のあちらこちらから「おはよう。」「おはようございます。」の声が聞こえ、いつもの学校の1日が始まる。特に、毎週火曜日には、代表委員が昇降口で登校してくる子供たちに笑顔で「おはよう。」と声をかけている。声をかけられた子供たちは、いつもより元気なあいさつを返している。
11月の学校参観デーに全学級「あいさつ」の内容で道徳の授業を行った。道徳の授業は学期に一度、いずれかの学校参観デーに行われてはいるが、徳目を「あいさつ」と決めて一斉に行ったのは、今回初めてであった。出典は、「明るい心」や「教育技術」「道徳の読み物」など様々であるが、何気なくしているあいさつについて、もう一度考えたり自分を振り返ったりする機会となった。 3年生では、主人公が友達と学校へ行くまでに「あいさつ競争」をする話である。怒鳴るような大声、次から次へと声をかけ返事も聞かない挨拶や、早口でのあいさつする様子が描かれている。その朝、校長先生から「あいさつするときにどんな気持ちを込めていますか。」と問われ、大きな声であいさつするだけでは足りなかったのかと考える話であった。話し合いでは、あいさつは気持ちを込めた方がお互いに気持ちがいい。あいさつされてうれしくなるようなあいさつがいい。などという意見が多く出され、明日から「あいさつ名人」になろうという思いが高まった。 次の日、校長先生から「今朝のあいさつは一段と声が明るかったですねえ。いつも下向いていた子が自分からあいさつしてくれましたよ。」と話があった。学年1クラスしかない小さな愛宕小学校から、気持ちを込めた大きな声のあいさつが今日も響いている。 【小牧市立小牧原小】JFA夢の教室前半は、宮下先生と体育館でチームワークゲーム。後半は、教室で“夢”についての話を聞きました。子どもたちは、「夢をもつことの大切さ」「あきらめない心」を学びました。授業の最後には、子どもたちは「大工になってみんなを笑顔にしたい」「サッカー選手になるために努力したい」と夢を語っていました。 「夢の教室」とは、小牧市とJFA(公益財団法人日本サッカー協会)との間で締結された協定に基づき実施するものです。 学校の授業を利用して、現役のJリーグやなでしこリーグ、Fリーグ、JFLの選手、そのOB/OGなどのサッカー関係者及び他の競技種目の現役選手、そのOB/OG等が、「夢先生」として、自らの体験をもとに「夢をもつこと、その夢に向かって努力することの大切さ」、「仲間と協力することの大切さ」などを講義と実技を通じて子どもたちに伝えます。 【稲沢市立山崎小】いのちのバトンタッチ講演会鈴木先生は,娘さんを小児ガンで亡くされた経験から,小児ガンの支援活動や「いのちの授業」に取り組んでみえます。講演会では,鈴木先生の娘さんの紹介から,発病,そして天国への旅立ちまでのお話と,著書である絵本「6さいのおよめさん」の読み聞かせをしていだたきました。 鈴木先生の力強い言葉の一つ一つに,全校児童も保護者の方々も真剣に耳を傾けていました。改めて,命の大切さや,家族の大切さを実感できる貴重な時間となりました。 〈鈴木先生の言葉〉 「どんなことがあっても,お父さん,お母さんより絶対に早く死んではいけない。あなたがいなくなったら,お父さん,お母さんは,血の涙を流すんだよ。」 〈児童の感想〉 ・自分が今こうして生きているということは,なくなった人から命をバトンタッチされているんだなあと強く思いました。 ・これからもっともっと命を大切にして,自分がお父さんになったら命の大切さを子どもにも伝えて行きたいです。 〈保護者の感想〉 ・鈴木先生の心のこもった話し方に,子どもたちは「いのちは大切」ということを感じたと思います。 ・子どもが親より先に天国へ旅立ってしまう心の苦しさ。大変貴重なお話を聞くことができました。 ・「いのち」について普段なかなか話せないことも話し合うことができてとても良い時間になりました。子どもには,長生きしてもらい、将来たくさんの人に命の大切さを伝えていって欲しいです。 【日進市立相野山小】ありがとうのきもちをつたえよう!一週間で、たくさんの“ありがとうの気持ち”が木に実りました。 「○○ちゃんへ 学級委員として、みんなを並ばせたことに感謝します」 「部活のみんなへ 私たちを支えてくれたり、励ましてくれたりしてみんなのためになってありがとう」 「お兄ちゃんへ いつもいっしょに遊んでくれてありがとう。中学校だから勉強が大変だけどがんばってください」 「給食の配膳をいつもありがとうございます」 交通指導員さん、給食配膳員さん、学校の先生、家族、友達、など様々な方に子どもたちはメッセージを書きました。そして、朝登校する際に書かれたメッセージを目にして、微笑む姿が印象的でした。書いた人も読んだ人も心が温かくなる取り組みでした。 【大府市立共和西小】「あったカード」で,心もあったまったよ!保健委員会が,「ありがとう」や「友だちのよいところ」を伝える「あったカード」の募集を呼びかけ,集まったカードを保健室前に掲示します。例えば,「いつもいっしょにあそんでくれてありがとう。」「いつも笑わせてくれてありがとう。」「習字でおそいとき,まっててくれてありがとう。」「一輪車がんばってね。おうえんしています。」などです。 その後,書かれた相手にカードを渡します。 「ありがとう」は,みんなを笑顔にする魔法の言葉。してもらって当たり前ではなく,声に出して伝えたい言葉です。また,友達のよい所を見つけたり,自分では気づかないことを教えてもらえたりすることで,お互いを認め合うことができます。 これからも,「ありがとう」の気持ちを忘れずに,言葉や声に出してありがとうの気持ちやよい所を伝えてほしいと思います。そうすることで,お互いを思いやる心がさらに広がり,温かい学校になっていくと思います。 【豊橋市立大崎小】もち米を送って被災地の方への励まし
本校の伝統行事に学校近くにある「みのり農園」で行う米づくりがあります。30年以上続く行事で、PTAや地域の方の支援のもと、本年度も、5・6年生が苗を植えました。動きにくい田んぼの中で児童らは悪戦苦闘。均等に苗を植えようと、皆真剣な様子でした。
9月には稲刈りをしました。児童らは泥だらけになりながら慣れないカマを手に稲を刈り取りました。収穫したもち米は11月のもちつき大会で使いました。児童はもちつきをしたり、きなこもちや大根おろしもちを食べたりしました。 4年前から始まったのが東日本大震災被災地・宮城県気仙沼市前浜地区へのもち米を送る励ましです。もちつき大会の後、「感謝の会」として準備に関わってくださったPTAや地域の方への感謝の思いを送るとともに、被災地へもち米を送っています。もち米を送ることを通して、被災した方への思いを忘れないようにしたいと思います。 【長久手市立長久手中】知って得する豆知識講座普段、保健室でさまざまな生徒と関わっている中で、表情が暗く気だるそうな生徒や、ピリピリした雰囲気を出している生徒の多くは、共通して「朝食を摂取していない」ということが気にかかっており、11月のテーマを「朝食と○○の関係」と設定して実施しました。朝食を食べない人に比べて食べる人の方が、学力・体力の面で優れている、また、やる気が出る及びイライラしない人が多いということを紹介し、朝食の大切さと朝食を食べるゆとりをもつ大切さについて取り上げました。 講座を終えて生徒からは「朝食は大事だと思った。たまに食べない日があるので、毎日食べるようにします。」「朝食をとらないとイライラするんだなぁと思った。」などの感想が出ました。「朝食」をテーマに、体と心の健康を考えさせるよい機会となりました。 【北名古屋市立師勝小】みんなが笑顔になれるようにまた、生活委員会では、友達の優しい行動を全校に紹介する「ハッピーカード活動」を行いました。児童が友達の優しい行動をカードに記入し、全校に紹介する活動です。カードには、「プリントを落としてしまったとき、一緒に拾ってくれてありがとう」「いつも朝の休み時間にサッカーに誘ってくれてありがとう」など、友達への感謝の気持ちがたくさん書かれており、カードを書いた児童も、カードを読んだ児童も、「ハッピー」な気持ちになりました。 思いやりや親切、助け合いや友情について考える題材を取り上げ、全学級で道徳の授業も行いました。1年生では、「二わのことり」という題材で、友達の大切さについて考えました。「私が、大縄跳びの練習をしていて、跳ぶことができなかったとき、『大丈夫だよ』『勇気を出して』と友達が言ってくれて嬉しかったです」「放課に『一緒に遊ぼう』と鬼ごっこに誘ってくれて嬉しかったです」とたくさんの意見が出されました。児童のやさしい心が育っていることが伝わってきました。 【岡崎市立六ッ美中】地域清掃活動作業後生徒たちからは、達成感や充実感が得られた喜びの声と共に、協力していただいた地域の方や、活動中に声を掛けてくださった方々への感謝の言葉も聞かれ、地域とのつながりが深められた活動となりました。 【あま市立甚目寺中】「感謝の気持ちを伝え合う、心の交流活動」人権に関する「知識」と,人権感覚をしっかりと結び付けることができれば,生徒に確かな実践的な行動力を身に付けさせることができると考える。知識や価値の教え込みで終わらないように,話し合い活動をできるだけ多く取り入れる。また,東日本大震災後,交流をもち続けている宮城県の生徒代表を,夏休みに甚目寺中学校に招待し,交流会をもつ。 本年度は,交流会までの取組を中心に,自分の考えを生徒同士で伝え合うことができる生徒を育てる。そして,「ありがとう」の感謝の気持ちを伝え合うことができる生徒を育てながら,心と心をつなぐ実践的な行動力を身に付けさせたい。 4月の「人権アンケート」の,「もし誰かが仲間はずれや差別をされたらどのように行動するか」という項目において,昨年度に比べ「見て見ぬふりをする」という生徒が増加した。その要因として,生徒同士のコミュニケーション不足が関係していると考えた。そこで,昨年度の「いじめ問題」の積み上げとして,今年度はコミュニケーションをとることの大切さを学び,いじめの防止に役立てたいと考えた。人権作文「いじめがない理由」を読み,文中の学校にいじめがない理由や,いじめを防止していくためには何が必要であるか話し合わせた。話し合い活動の中で,お互いの気持ちを大切にすることや先入観をもたずに多くの生徒を受け入れる等の意見が発表された。そこで,道徳ではコミュニケーションの大切さをより深めるために,ソーシャルスキルゲーム「宝探し」を行った。 さらに,『世界がもし100人の村だったら』の資料を用いて,世界の子どもと自分自身が置かれている生活環境を比較することにより,今の幸せに感謝し,人を思いやる心を育てたいと考えた。「愛すること」とは,相手のことを理解し,差別をなくし幸せを分け合うことや,自分のことだけでなく他人も大切にすること等の意見が発表された。その中でも,「声を積極的にかける」「相手を信頼する」のような,コミュニケーションが大切であると考えられる意見も発表された。道徳では「子ども問題」の国際理解,人類愛に関連付けて,明るい人生『あふれる愛』について授業を行った。マザー・テレサの生き方や考え方から,人のためにつくすことや人を見放すのではなく,誰でも大切な存在であることを学ぶことができてきた。 「人権タイム」と道徳の時間において話し合い活動を行うことが定着し,このことで,「ありがとうをひろげよう活動」や「東北応援プロジェクト」において「感謝の気持ちを伝え合う」という具体的な人権教育上の実践力を発揮する土台を築くことができた。 【一宮市立貴船小】 道徳の研究授業を行いました。【主題名】 「とどいた広こく」(明るい心) 【活動のねらいと児童の実態】 3年生の児童は、ギャングエイジと呼ばれる時期に差し掛かっており、人間関係のつくり方や協力することの大切さ、思いやりの心や我慢する力などを日々学んでいる最中です。放課などの様子を見ていると、特定の仲の良い数人でグループを作り、遊びや行動を共にする場面が多く見られるようになってきました。しかし、友達との交友関係が密接になってくる一方、自己の欲望や周りの誘惑に負け、安易に行動してしまう場面が見られることもあります。こうしたときに、その場の雰囲気や他人の言動に惑わされることなく、自分の欲求を抑え、理性的に行動することは、望ましい生活をするために重要なことであると考え、本主題を設定しました。 【授業後の児童の感想】 役割演技を通して、ゲームが欲しいという欲望に負けただけでなく、母との約束を破ってしまった主人公の心の弱さに共感する児童が多く見られました。また、自らの行いを後悔する主人公の気持ちを考えることにより、「やらなければよかった」「よく考えてから行動するべきだった」というような意見が多く挙げられました。その場の雰囲気や心の弱さを乗り越えられなかったときの主人公の後ろめたい気持ちを感じ取ることで、節度・節制を心がけた生活をすることの大切さについて考えることができました。 本校の教育目標「心身ともに健康で、正しい判断力をもとに、勇気と思いやりをもち、夢の実現に向けて自ら学び行動できる児童の育成を目指す。」を具現化していくためにも、今後もこのような道徳の授業を研究・実践していきたいと思います。 【春日井市立柏原中】学校保健委員会「相手の気持ちを考えられる人になろう!」1,自分の意見を伝える勇気をもとう! 2,分からないことはきちんと聞こう! 3,自分や人を好きになろう! という3点がとても大切だということを学びました。 学校保健委員会後の生徒たちのアンケートでも、「今の自分に足りない部分を教えてもらえて良かった。自分の気持ちを相手に伝えていきたい。」や「ちゃんと信じ合える友達を作るにはコミュニケーション力を磨かないといけないと思った。」など、前向きな意見や感想が多く見られました。 【蒲郡市立蒲郡中】学校保健集会「あったかい関係づくりのために〜思いを思いやりに〜」
本校では、メディアの使い方や対人関係の築き方について考える学校保健委員会を学年ごとに実施しています。12月は、3年生を対象に、「あったかい関係づくりのために〜思いを思いやりに〜」と題して集会を行いました。集会では、保健委員の司会による場面エクササイズと、スクールカウンセラーによる講演「ドローンから見た人間関係〜斜め上から自分を俯瞰してみよう〜」を行いました。
場面エクササイズでは、目の前の事実のみで判断して誤解を生んでしまう事例にふれることで、相手を共感的に見ることの大切さについて考えを深めました。講演では、無人飛行機ドローンのように目の前の状況を俯瞰することが、人間関係を静観し、落ち着いて判断するコツになると講話をいただきました。 集会を終えて生徒からは以下のような意見や感想が出ました。 「今日の集会のテーマを聞いたとき『なるほどねー』ぐらいにしか思っていませんでした。でも実際のケースを写真で見たり考えたりしたことで、自分の心の想像力が広がって楽しかったです。今回、斜め上から見てみる『俯瞰』というのはとっても心に残りました。私は常に同じ目線の中で相手の気持ちを考えていましたが、『俯瞰』という考えをプラスすることで、より深く相手の思いを正しくくみとることができるなと思いました。私にとって今回の集会はすごくプラスアルファなものになりました。事実+共感+『俯瞰』を残りの中学校生活、さらに新生活でもいかしていきたいと思えました」 |