【半田市立横川小】「ちびっこ横川名人」で笑顔いっぱい

 本校では,3年生の2学期の総合的な学習の時間に,地域のさまざまな分野の名人を招き,その技を教えていただく「ちびっこ横川名人」という単元を行っています。地域の方とのふれあいを通して,礼儀正しい言葉遣いや態度を学び,友達と一緒に取り組むことで,協力してがんばること,友達のよさを見つけさせることを目的としています。
 今年度は,10月21日に紙細工,葉っぱの工作,ペーパークラフト,けん玉,マグダーツ,絵手紙,ハンドベル,和太鼓,囲碁,おやつ作り,ホルンの11講座を開設し,115人の児童がそれぞれ分かれて好きな講座に参加しました。
 最初は名人の前で,緊張した様子の子どもたちでしたが,しっかり挨拶ができ,とても興味深く楽しい内容に,目をキラキラさせながら,一生懸命取り組んでいました。
 地域の方々のおかげで,楽しく,中身の濃い学習ができました。今回学んだ内容をもとに,11月21日に行われる横川まつりで発表を行います。笑顔いっぱい,どの子も満足感を味わえるようお祭りに向けてがんばっていきます。 

 友達とリズムがあってくるとすごく上手に聞こえた。かけ声がそろうとかっこいいから気持ちを一つにしてがんばりたいです。(和太鼓)
 名人がすごくわかりやすくコツを教えてくれたり,友達と教えあったりして練習したので,どんどん難しい技ができるようになってうれしかったです。(けん玉)

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【弥富市立十四山中】学校保健集会

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 本校では、自分の意見や気持ちをはっきり伝えるとともに、相手の気持ちや立場を思いやった言動ができる生徒の育成を目的として11月12日に学校保健集会を開催しました。
 テーマは「上手な断り方を身につけよう」です。自分の気持ちを素直に伝えることは大切ですが、一方的にいやだと断ると、相手を傷つけてしまうこともあります。また、いやなことでも気まずくなるからという理由で引き受けてしまうこともあります。
 集会では、生徒がグループを作ってロールプレイを行い、実際に友達の誘いを断る活動を行いました。以下は生徒の感想です。
「人を傷つけずに断るのは難しかった。きちんと断る理由を伝えることが大切だと思った。(中1生徒)」
「人はそれぞれ考え方が違うので、相手の気持ちを考えながら話すことが大切だと思った。相手が嫌な気持ちにならないような話し方をしようと思った。(中2生徒)」
「断ったときに、相手の反応が気になったが、理由を伝えれば人間関係は崩れないと思います。自分の気持ちをはっきり伝えれば、勘違いをなくしたり、お互いが気まずくならずに解決したりすることができると思います。(中3生徒)」

【美浜町立河和中】 全学年でコミュニケーショントレーニング

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 本校では、昨年度より毎週火曜日の朝の読書タイムの時間を利用して、コミュニケーショントレーニングを行っています。このトレーニングは、ペアやグループで、相手を意識した話し方、聞き方を身につけさせるトレーニングです。全生徒が各教室で一斉放送で課題を聞き、「聞く」「話す」ことをトレーニングし、お互いの立場や考えを尊重しながら伝え合う力を高めることを目的としています。
 このトレーニングにより、生徒は課題に対して説明したり相手に質問したりすることで、言葉のキャッチボールがずいぶんできる場面が見られるようになってきました。
 これからもこのトレーニングを通して、授業中や日常会話の中で相手を意識した伝え合う力をはぐくんでいます。

【江南市立宮田小】宮小支援ボランティアさんとの活動

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 宮田小学校では、毎年30名近くの支援ボランティアの方に登録していただき、多くの活動で児童たちを支援していただいています。
 主な活動として、「昔の遊び」、「町たんけん」、「大根収穫祭」、「餅つき」等がありますが、事前打ち合わせや準備、畑の管理を含めると、かなりの回数来校していただいています。児童たちは、毎年お世話になるボランティアの方々にとても親しみがあり、共に活動したり、話をしたりしながら触れ合いの機会となっています。
 一番長くボランティアをしてくださっている方は20年になります。ボランティアの方々はいつも児童たちのことを考えて活動してくださっています。そのことが児童たちにも伝わり、誰かのために活動することを自然に身に付けられるようになっていきます。
 児童たちは、6年生の3学期にボランティアの方を招いて学習成果の発表と6年間の感謝の会を行います。自分たちの成長を見守り続けていただいたことに、素直に感謝の気持ちを伝えることができます。
 こうしたボランティアの方の協力をいただきながら、地域の方との触れ合いが特別なことではなく日常で行えることに感謝しています。これからも宮田小学校の伝統として大切にしていきたい取組のひとつとなっています。

【小牧市立小木小】心の教育推進活動  なかよし読書

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 小木小学校では、毎年11月に読書週間が設けられ、3つの取り組みを行っています。外部講師による「お話会」、図書委員会による「読み聞かせ」、そして児童にとって最も楽しみなペア学年による「なかよし読書」です。
 6年と1年、5年と3年、4年と2年がペアになり、高学年の児童が低学年の児童に本の読み聞かせをします。
 高学年の児童は、低学年の児童が選んだ本を、気持ちが伝わるように読んだり、本のクイズを出したりし、和やかな雰囲気で過ごすことができています。

【大府市立神田小】 「寿大学」が行われました!

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 本校では、毎年地域のお年寄りをお迎えして、お年寄りを尊敬し大切にする豊かな心を育てることをねらいとして、「寿大学」を行っています。
 当日はあいにくの天気でしたが、地域のお年寄り65名と、1,3,5年生が、一緒に楽しく過ごしました。
 全体会では、これまた毎年恒例の、雑巾のプレゼントをいただきました。この雑巾は、学校で有効活用させていただいています。
 交流会では1年生は、地元の盆踊りでよく踊られる「大府囃子」と「踊るポンポコリン」の練習をしました。さすがに、お年寄りの方々の動きは優雅で、流れるように踊られました。子どもたちは見よう見まねで、必死に踊っていましたが、次の「踊るポンポコリン」では、お年寄りたちに負けないぐらいの軽快なリズムで、楽しそうに踊っていました。
 3年生は、3つのグループに分かれ、それぞれ「フロッカー」「ペタンク」「クロリティー」というゲームを楽しみました。初めて聞く名前でしたが、子どもたちがゲームを楽しめるように、お年寄りの方々がゲームの説明やフォローをしてくださいました。
 5年生は、天気がよければグランドゴルフを行う予定でしたが、雨天のため、お年寄りのアドバイスを受けながら卓球を楽しみました。
 約1時間ほどの活動でしたが、楽しい時間を過ごすことができました。

【新城市立黄柳川小】やさしさあふれる「花さき山」活動

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 本校では、よい行いや、うれしかった行いなどを、木曜日の朝礼や集会の中で紹介する場を設け、感謝や賞賛の思いとともに伝え合っている。また、行いや思いを花形の用紙に書いて、山を模った全校掲示板に掲示している。この活動は、お互いのよさを認め合い、自己肯定感や他者を思いやる気持ちを高めることをねらいとしている。

【豊田市立井上小】「あいさつ運動」と「ちょボラ」でさわやかな朝

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井上小学校では、登校時から子どもたちが活発に活動しています。まず初めに紹介するのは、年間を通して行っている「あいさつ運動」です。毎朝高学年の子がずらりと並び、登校してくる子たちにあいさつをする光景は、井上小学校の伝統になっています。本年度からは、生活委員もあいさつ運動をさらに盛り上げようと一役かっています。到着した通学班ごとに整列し、生活委員とあいさつを交わします。「今日も一日がんばりましょう!」と声をかけられ、気持ちがしゃきっと引き締まります。
 秋が深まってくると、「ちょボラ」が盛んになってきます。井上小学校の校舎まわりには、立派に育ったシンボルツリーのユリノキが何本も植わっています。夏には心地よい日陰をつくってくれるユリノキですが、この季節には大量の葉を落とします。そこで「ちょボラ隊」の出動です。環境委員の呼びかけに多くの子どもたちが応え、「ユリノキさん、今年も日陰をありがとう」という感謝の気持ちを込めて落ち葉掃きに勤しんでいます。
 井上小学校の朝の活動は、子どもたちの心を育む大切な時間です。

【安城市立梨の里小】 「生きる力」を育む道徳授業

 梨の里小学校では、「命の大切さ」「個性の尊重」「ルールの大切さ」など、子どもたち一人一人の『豊かな心』『生命を大切にする心』を育むよう、「道徳」の授業や「学校生活の中」で様々な活動に取り組んでいます。 
 6月には、「思いやる心」「奉仕の心」「正直・誠実な心」「愛校心」など、全校一斉に道徳の授業を公開しました。
 1年生では、「はしの うえの おおかみ」の話を読み、ロールプレイを取り入れて、登場人物の気持ちを考えました。心優しいくまの行動を見て、考えが変わるおおかみの気持ちを考える中で、子どもたちは、思いやりの気持ちや親切心をもつことができました。
 3年生では、「学校自まん集会」の資料をきっかけとして、梨の里小学校の良いところをみんなで話し合いました。自分たちの学校の好きなところや良いところを、クラスの友達と見つけることができ、自分たちの学校が大好きになりました。
 今後も、継続的な取り組みで、子どもたち一人一人の「規範意識」を育んでいきたいと考えています。

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【一宮市立大志小】親子読書会の開催(読書月間)

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 本校では、心豊かな子どもの育成を目指し、読書活動の充実に努めています。6月、10月、3月を読書月間とし、本に親しみ、進んで読書する習慣をつけるためのいろいろな取組を行っています。
 10月は、「どんぐり読書まつり」と題して実施しました。今回は、子どもたちが楽しみにしていたPTA図書委員会とボランティアのお母さん方による「親子読書会」を開催しました。低学年と高学年の2つのグループに分かれ、それぞれの会場でお母さん方に3冊ずつ読んでもらいました。お母さん方が、登場人物に扮した衣装で登場したり、小道具、映像、キーボードによる効果音などの演出があったりと、子どもたちは大喜びで大きな歓声を上げていました。教室へ戻った子どもたちは、今聞いた話の感想を友だちと話すのに夢中になるほど楽しく印象深い読書会になりました。参観していただいた保護者の方からは、「子どもが、家で読んでいただいた本の内容をたくさん話してくれました。本に触れるありがたい機会があったことをうれしく思います。」「楽しい時間を過ごすことができました。帰宅後も動物の体重の話など共通の話題ができ会話が弾みました。」などの感想をいただきました。
 今回のように、家庭や地域の協力を得て行う活動は、子どもたちを大きく成長させる力があるということを痛感させられました。家庭や地域と学校が一緒になって子どもを育てていくことの大切さを改めて感じ、今後も家庭や地域と力を合わせて心豊かな子どもの育成に努めていきたいと思います。

【豊橋市立牟呂小】自分も相手も気持ちよく!あいさつぴかぴか牟呂っこたち!

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 牟呂小学校では、あいさつに力を入れています。
4月から子どもたちが登校する時、門に校長先生や運営委員会の子どもたちが大きな声であいさつ運動をしています。「おはようございます。」と朝からすがすがしい声が響きわたります。
今年は朝のあいさつ運動だけではなく、各クラスを回ってあいさつができているか確認するあいさつチェックにも取り組みました。この取り組みは、
「夏休み明けはきっとみんな疲れていて声が小さくなっちゃうよ。」
「大きな声であいさつをしてもらうにはどうしたらいのかな?」
という運営委員会の子どもたちの一言から始まりました。ただあいさつをするのではなく、「大きな声で」「相手の目を見て」「相手よりも先にあいさつを」「笑顔で」の4つのポイントを決め、ポイントをしっかりできたら賞状をもらえるという工夫をし、全校の子どもたちの意欲を高めました。
また、1年生と2年生の教室には、牟呂小学校の人気キャラクターのムロロンとムロリンが応援に駆けつけてくれ、子どもたちはとても嬉しそうでした。1年生のある子は
「先生今日は相手の目を見ることをチェックするんだよね?僕大きな声で相手の目を見てあいさつするよ!」
と朝から目を輝かせていたようです。結果発表の放送では、上位のクラスからは「やったー!」という歓喜の声が聞こえてきました。地域の方や保護者の方からも「牟呂小の子どもたちは、あいさつがよくできるね。」とたくさん褒めていただいています。これからも、“あいさつぴかぴか牟呂っこたち”がさらに増えるよう、あいさつ運動に力いっぱい取り組んでいきます。


【新城市立東郷中】人とのコミュニケーションに関する全校集会

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<ねらい>
 6月上旬に、全校生徒を対象にして「こころの健康」に関するアンケート調査を行いました。その結果を集計してみると、次の質問に対してマイナス面の強い回答をした生徒が、予想以上に多いことがわかりました。
 ・ 自分には、よいところがあると思いますか?
 ・ 自分は「だめな人間だ」と思うことがありますか?
 ・ 自分は、誰かの役に立っていると感じる時がありますか?
 学年による差もありますが、自己肯定感が低く、他者との関わり方に自信のもてないところが、本校の生徒の大きな課題であることがわかりました。そこで、他者とのコミュニケーションスキルを高めることで、人間関係の円滑化を図り、個々の生徒の心の安定や成長につなげたいと考えました。

<実践>
 8月17日(月)、新城市適応指導教室「あすなろ教室」で指導員をされている方を講師としてお迎えし、体育館で全校集会『コミュニケーションスキルに関する講話とワークショップ』を行いました。
 最初に、ウォーミングアップとして、講師の先生がいろいろなゲームを行ってくれました。講師と関わるじゃんけんゲームから始まり、隣の生徒とペアで関わるゲーム、全校が動きすれ違った生徒と関わるゲームなど、関わる相手を広げながら楽しくスキルアップの体験ができました。
 ゲームの次は、「どうしたら豊かなコミュニケーションがとれるか」をテーマに、わかりやすい講話をしてくれました。「相手の目を見る」「笑顔」「うなずく」などの人の話を聞くときの大切なコツや、自分が思っていることをきちんと話し、自己主張できることも大切なことであることを、具体的な場面を演じながら教えていただきました。
 集会の後、生徒たちが書いた感想は次のようなものでした。
・ 楽しいゲームのおかげで、まだしゃべったことのない人と友だちになれました。コミュニケーションのとり方を教えてもらったので、これからは知らない人とも話ができると思いました。
・ 今日は、とても勉強になりました。私は、人と話をするときにうまく話ができません。今日のお話で、話し方や聞き方のポイントがわかりました。私にとっては、とても重要なお話でした。
 生徒たちにとって、コミュニケーションスキルを学ぶための、とてもよい機会になったと思います。友だち関係に悩む生徒も、ここで学んだことを生かし、2学期の学校生活の中で、学級の仲間や他学年の生徒たちとの関係が良好になり、それが学校行事の成功につながっていると思います。

【一宮市立神山小】 あいさつ運動

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 神山小学校では、10月26日(月)〜10月30日(金)の5日間に、中部中学校区の三校で連携をしながら、あいさつ運動を実施しました。児童会が中心となり、代表委員やあいさつボランティアに申し込んだ児童が、校門や昇降口のそばであいさつ運動を展開します。そこへ先生が加わり、中学生が加わり、保護者が加わり、地域の人が加わり、一つのコミュニティを作り上げていました。あいさつの声が日に日に大きくなりました。あいさつカードにも「気持ちいい」「あいさつをすると、(相手が)にっこりするので、それがとてもうれしい」など、あいさつのよさやすばらしさを感じた児童がたくさんいました。保護者からの一言にも、「地域の人にもあいさつをするようになって、とてもうれしく思いました」と成果を感じた方や、「元気のいいあいさつができることを期待しています」「自分からあいさつできる子になってください」など、さらなる成長を望むものがありました。あいさつ運動に参加した保護者の方からは、「普段、無意識にできていると思い込んでいるあいさつ。本当にできているかな?と自分を振り返る良い機会となりました。ボランティアで東門に立たせてもらい、たくさんの子とあいさつをかわして、すがすがしい気持ちになりました。ありがとうございました」「あいさつ運動に参加し、明るい笑顔の中学生の方たち、いつも温かく見守ってくださる地域の方たちと共に、『あいさつ』を交わすことの大切さを子ども達に伝えられた良い活動だったと感じました」という言葉をいただきました。たち三校で連携したあいさつ運動は、本年度で3回目です。子どもも大人も、先生も保護者も地域の人も一体となって活動することに、大きな意義を感じます。あいさつ運動を一つの機会にし、今後も学校が核となってよりよい地域社会を築くことをめざしていけたらと思います。

【碧南市立棚尾小】東日本大震災の被災地支援

 本校は、2011年から東日本大震災の被災地支援に取り組んでいます。市の水田や個人の畑を借り、地元の農協などの協力を得て、5年生が米を育て、1年生と6年生がサツマイモを育てました。秋になって収穫し、10月30日、収穫した米300キロとサツマイモ50キロを交流のある岩手県釜石市の釜石小学校へ発送しました。みんなで心を込めて作った作物を食べて、少しでも元気になってほしいという思いを届けました。
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【西尾市立鶴城中】命を大切にするとは(臓器移植の授業を通して)

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2年生の道徳の授業で、臓器移植にかかわる様々な人たちの立場を考え、命を大切にするとはどういうことかを話し合いました。
授業は4時間完了で、愛知県臓器移植コーディネーターの西山幸枝先生にゲストティーチャーとして参加してもらいました。
1時間目は臓器移植とは何か、どういう仕組みなのかを、西山先生の話をもとに学びました。2時間目には、脳死になってしまった家族の臓器を、病気で苦しんでいる人へ提供した人のビデオを観て、臓器提供を承諾したことで長い間苦しんでいる人の存在を知りました。3時間目には実際に臓器移植をして助かった人の体験談を読み、そのあとに臓器を提供することを断ってしまった人たちの思いを知りました。4時間目には実際に日本で行われている臓器移植の現状をデータをもとに知り、臓器移植を待っている人たちの思いを知りました。
臓器移植に対する4つの立場、「臓器提供を承諾した立場」「臓器移植をして助かった立場」「臓器移植・提供を断った立場」「臓器移植を待っている立場」のそれぞれの人たちの思いを確認して、授業の最後に命を大切にすることはどういうことなのかを考えました。
授業が終わるごとに、家庭に問題をもち帰って家族と話をする時間を設けました。生徒たちは様々な考えに触れ、その中から自分なりの答えを出そうと精いっぱい考えました。
Aさんの授業記録
私は初め臓器移植ってなんてすばらしいんだろう、命が助かるのだから反対なんて全くない、と思っていました。でもお母さんの話を聞いたら、実際に自分の子どもが臓器を提供するとなったら絶対に反対すると思う。いろいろな立場があって、その立場によって考えがわからなくなってしまう。臓器移植を待っている立場だったら、何が何でも絶対に臓器移植をしてほしいと思うし、とても複雑です。
Bさんの授業記録
僕はいろいろなことを聞いて、いろいろなことを考えたけれど、やっぱり臓器移植には賛成です。人の命の重さは、どんなものよりも重いと思うし、その命をつなぐ臓器移植はすばらしいことだと思う。自分の母親が脳死になって、臓器を提供することになると、母親の死を自分で認めてしまうかもしれない。でも命をつなぐことが一番だと考えています。
Cさんの授業記録
私は臓器を移植して助かることも、提供することにも反対です。臓器移植をするとなると様々な人に迷惑をかけ、特に海外へ移植に行くとなると、莫大な費用と迷惑をかけてしまう。そこまでの迷惑をかけるのなら私は自然のままに死を受け入れたい。臓器提供をして助かる人がいることも、待っている人がどんな気持ちで待っているのかもよくわかる。でも臓器提供者の死をまっているその現状は自然ではないと思う。わたしは自然の摂理に従いたい。

【稲沢市立大里中】里中乱舞

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 里中乱舞は、平成12年度の3年生を送る会で北海道稚内南中学校がつくった「南中ソーラン(よさこいソーラン)」を本校2年生が踊ったことが始まりである。それから3年後には、現在の原形となる「里中乱舞」が完成し、大里中学校のよき伝統として先輩から後輩へと脈々と受け継がれている。
 生徒が里中乱舞に取り組むのは、2年生の学校祭後からである。学校祭での里中乱舞引き継ぎ式で、生徒は伝統の重みを感じ、里中乱舞の活動が始まることを自覚する。
 3年生に進級した4月には、入学式やPTA総会で披露する。里中乱舞は単に先輩から受け継いだものを模倣するのでなく、毎年、一部分に新しくアレンジした踊りを取り入れるということが暗黙のルールとなっている。
 そして、1年間の活動のまとめとして8月に名古屋市で開催される「にっぽんど真ん中まつり」に参加し、中学生らしい迫力のある踊りを披露している。
 里中乱舞は大里中学校に欠かせないものであり、保護者や地域の方も発表の場をとても楽しみにしている。先輩から後輩へ伝統を継承し、学年の仲間同士で主体的・創造的に取り組む活動は、自己の生き方を振り返ったり、今後の生き方を考えたりするために、とてもよい機会となっている。

【瀬戸市立古瀬戸小】 ハッピータイム

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 「友だち大好き」「学校大好き」「自分も大好き」と言えるように自尊感情とソーシャルスキルの育成を目指して、「ハッピータイム」という時間を設けました。ハッピータイムは、毎週木曜日の業前の10分間、学級ごとに行います。月ごとにプログラムは変わります。ハッピータイムの約束は3つあります。
 1. うなずきながら聴く
 2. 友だちのよいところをみつける
 3. まじめにやる
 この約束を守って行います。プログラムは養護教諭が中心となり、子どもたちの実態に合わせて考えていきます。どのプログラムも子どもにとって少しゲーム感覚が入った活動です。子どもたちは、目と耳と心で話を聴き、友だちのことをより知って、良さをみつけ、自分のことを笑顔で受け止めてもらい、この時間は本当にハッピーな時間のようで、どの学級も子どもたちの笑顔でいっぱいです。

【常滑市立西浦南小】なかよし活動

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 1年生から6年生までが、縦割りで8つの「なかよしグループ」に分かれています。1ヶ月に1回ある「なかよし活動」の日は、30分放課にこのグループの仲間で遊びます。毎回、楽しい遊びを6年生が考えてくれるので、みんなこの時間が大好きです。
 鬼ごっこやドッジボールはもちろん、宝探しや玉入れ・しっぽとりゲーム・くつとばし・ぐるぐるタッチ・だるまさんの一日・・・、毎回みんなが楽しめるように工夫された遊びばかりです。学校が、子どもたちの歓声であふれます。
 そして、遊びの最後は、グループみんなで集まって、楽しかった時間を振り返ります。楽しかった感想を聞き合ったり、リードしてくれた6年生に感謝の言葉をかけたりします。ゲームで興奮した気持ちが心地よく静まるよい時間になっています。
 他にも、この「なかよしグループ」で読み聞かせを行ったり集会活動や運動会をしたりします。低学年の時に優しくしてもらった体験があるので、自分が高学年になったときはどの子も頼りになるお兄さん・お姉さんになります。
 楽しい時間の中で、他を認め、思いやりの気持ちを育むことのできるこの活動は、西浦南小学校の宝です。

【愛西市立立田北部小】心を育む運動会ペア学年競技

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 本校では、毎年運動会で1・6年、2・4年、3・5年のペア競技を行います。今年の1・6年競技は「なかよく走る輪」という演技名のもと、フラフープを使って、1年生と6年生が一緒に中に入ったり、1年生がフラフープを10回まわすのを6年生が応援したりして競争をしました。6年生は、例年のことなので、今年は1年生とペアを組めることを楽しみにしていました。日記には「今年の1・6年競技は、自分のことよりも、1年生が楽しんでくれればいいと思って、1年生に声をかけながらやりました」「最初は、1、2回しかまわせなかったフラフープを、練習の後半では7、8回まわせるようになっていて、1年生ってすごいなと思いました」とあり、その微笑ましい姿は、見ている保護者にも伝わりました。運動会後の保護者アンケートには「…中でも、1・6年のフラフープの競技、1年生の子が真剣にフープをまわす姿がとても可愛くて、その傍らで応援している6年生との仲の良さが伝わり、微笑ましかったです。また、来年も楽しみにしています」という声があり、6年生が1年生と交流することの大切さを感じました。最高学年として学校を支える立場にある6年生が、緊張感のある中にも、心から運動会を楽しむ姿が見られ、学校行事を通しての心の成長を実感しています。

【犬山市立犬山西小】つなごう 心のバトン 〜ポートフォリオを活用して〜

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 “Let’Go Go 5!! つなごう心のバトン”を合い言葉に,犬山西小学校5年生は,運動会で赤白対抗のリレーを行いました。この運動会では,ポートフォリオを活用し,自分の思いやお互いのよい点・がんばっていることを伝え合う実践をしました。実践の第一歩は学年オリエンテーションです。競技全体のイメージをつかみ,めあてを明確にすることから始めました。その後,一人一人が自分のめあてと思いをポートフォリオの表紙に書き,発表し合うことで,これから始まる活動への意欲付けをしました。休み時間になると,運動場には,ラップの芯をバトン代わりに,バトンパスの練習をするチームの姿があちらこちらに見られるようになりました。ポートフォリオには,励まし合う言葉やリードが上手になってきたこと,また,チームの悩みなどが書かれていました。運動会が終わると,学級会や学年集会を開き,ポートフォリオを見ながら,これまでの自分の取り組みやチーム,学年全体の取り組みを振り返りました。自分たちが成し遂げたことについて,話し合いをしたり,文に書いたりして交流し,一人一人の有用感や学級,学年の連帯感を高めることができました。