【岡崎市立男川小】子供たちがつくる学習課題

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 4年生の授業では、社会科・総合的な学習の時間と道徳の時間を関連させて、大単元「わたしたちの命を守れ」を構成し、消防署や警察署の学習をきっかけに、総合の防災学習につなげていきたいと考えました。また、道徳の時間に、資料「神戸のふっこうは、ぼくらの手で」を使って、人のために働くことの大切さを学びました。阪神大震災にあった子供たちが、避難所で暮らす様子がえがかれたこのお話は、子供たちを引きこんでいきました。
 授業では、資料を読んだ後、子供たちが気になったところや話し合いたいところを問いかけます。「なぜ、『ぼく』は、クマの絵本を必死に探したのかな」「初めは、大人や小さな女の子が働いているのを見ているだけだったのに、なぜ、『ぼく』は、みんなのために動き出したんだろう」という発言の中から、本時の学習課題をみんなで決めました。いわゆるテーマ発問の形をとりました。
 子供たちは、物語全体を捉え、「小さな女の子が働いているのに、何もしていない自分が恥ずかしいと思ったから、自分のやれることを探した」「ぼくもみんなの役に立ちたいと思って、動き出した」「苦しくてもみんなで協力して生活していかなきゃいけない」など、様々な意見を発言しました。そして、「ぼくにもやれることがある。みんなの役に立つことを進んでしたい」という考えをもつことができました。
 テーマ発問は、場面発問と違って、ジェットコースターに乗っているようなドキドキハラハラ感があります。教師が舵取りを間違えるとどこへいってしまうか分からない怖さがあるのですが、子供たち全員で答えを出したときの充実感は何ともいえません。ぜひ、チャレンジしてみてください。

【春日井市立藤山台小】この校舎で最後の運動会

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 今年の運動会のスローガンは「忘れない この学校での 運動会」でした。この写真は、5・6年生が演じた組立体操「ありがとう そして未来へ」のフィナーレで垂れ幕を披露しているところです。
 来年度、藤山台小学校は西藤山台小学校と統合し、校舎を移転することになっているため、このようなスローガンになりました。このため、どの学年も、演技のはじめのアナウンスには、校舎や運動場に対して感謝の言葉と意気込みが盛り込まれていました。
 児童も、このスローガンをよく理解し、意識して、練習のときから一生懸命取り組みました。当日は、例年以上に盛り上がった運動会となりました。そして、校長先生から「この学校での最後にふさわしい運動会でした」とお褒めの言葉をいただきました。
 今後も、たくさんの学校行事が行われます。どの行事も、この校舎で最後になります。
運動会のときと同じように、感謝の気持ちを忘れずに、みんなと協力して思い出に残る行事にしていきたいと思います。

※ 組立体操の指導につきましては、子どもの体格等を考慮した配置、教員の補助配置等充分に安全に配慮し、行っています。

【東浦町立東浦中】あいさつ運動

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 東浦中学校では、心の教育推進活動強化月間に合わせて、全校生徒によるあいさつ運動を実施しています。事前に、朝会にて、生徒会執行部からあいさつ運動の趣旨説明があり、挨拶に対する意識を高めています。指定された日の登校時間に合わせて、2箇所の校門付近に立ち、登校してくる生徒たちに挨拶をしています。全員参加で、学年順・学級順に行い、担任・副担任も一緒になって行っています。生徒だけではなく、地域の人、高校生にも大きな声で挨拶をする場面もあります。「挨拶は気持ちがよい」「挨拶を返してくれるのがうれしい」という感想の声も聞かれました。
 この強化月間に合わせて、担任が「挨拶の大切さ」についての講話を、朝・帰りのST、学級活動の中で行うことにもなっています。普段の学校生活でもさわやかな挨拶ができるようにしていきたいと思っています。

【岡崎市立美合小】生命を尊重する心を育む

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 美合小学校では、学区に山綱川・竜泉寺川という2つの川が流れ、流域に生息する生田ボタル(ゲンジボタル)の保護活動に取り組んでいます。
 学校にはホタル飼育部があり、1年を通じてホタルの幼虫やホタルの餌となるカワニナの世話を続けています。そのホタル飼育部が中心となり、全校、そして地域の方々とも連携する取り組みをしています。6月にはホタル観賞会、夏休みには4、5、6年生が組を作って、ホタル飼育当番をします。また、ホタルの生息する山綱川の清掃活動『クリーンアップホタル川』には、PTAや地域の方々も参加してくださいます。9月にはホタルの幼虫の放流会があり、放流会が終わると4年生が、一人1匹の幼虫を育てる「マイホタル飼育活動」に取り組みます。(写真はホタルの幼虫を川に放流している放流会の様子です)
 このような活動を通して、地域の自然を大切にする心、地域に愛着をもつ心を養っています。そして、1センチにも満たないホタルの幼虫を大切に育てていくことで、生き物や小さな生命を尊重する心を育んでいます。これからも、地域に愛着をもち、自然や生命を大切にしていけるように、活動を続けていきます。


【岡崎市立福岡小】 人にやさしい町づくり

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 本校では、毎月11日に「エコボラ11デー」と、名付けたボランティア活動を福祉委員会を中心に取り組んでいます。これは、4年前の「3・11 東日本大震災を忘れないで、今自分たちにできることをみんなで協力して活動しよう」という思いから始まったものです。
 当日の朝には、全校児童が家からアルミ缶やペットボトルのキャップを持ってきます。今まで集めたアルミ缶は被災地の小学校に寄付されたり、ペットボトルのキャップは、アフリカの子供たちの病気を防ぐワクチンになったりしています。また、ベルマーク集めや独居老人の方へ絵手紙をプレゼントをするなどの活動は、20年以上も前から続いている活動の一つです。
 子供たちは、その時、その時でいろいろな活動を工夫して行っています。自分たちで気付き、考え、行動することが、人にやさしい社会・町づくりにつながっていきます。

【新城市立作手小南校舎】地域のおじいさん・おばあさんといっしょに

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 平成25年度、作手地区4校が1校2校舎に合併されました。本南校舎へは、広い学区からスクールバスを利用して約半数の児童が登校してきます。学校から遠くに住んでいる地域の人たちに学校へ来て、子どもたちとふれあってほしいと、「ふるさとふれあい集会」を年2回開催しました。地域の老人クラブと子どもたちの祖父母の方が対象です。1回目は、6月に2,5,6年生と2回目は10月に1、3、4年生と実施しました。1回目も2回目も30名近くのお年寄りの方の参加がありました。
 子どもたちと共に、校内の美化活動(花壇の草取り、農園の草刈り、窓ガラスふきなど)を行った後、児童の計画進行でいっしょにゲームを楽しみました。子どもたちは、お年寄りの方の優しさと手際の良さを感じました。お年寄りの方は、終始笑顔でゆったりと子どもたちと半日を過ごしました。
「楽しかったなあ」とつぶやかれて帰路につくお年寄りの方。てきぱきと準備や片づけに動いた子どもたちの気持ちが広い地域へ伝わった集会となったのではと、感じます。

【大口町立大口西小】心を豊かにする読書週間『ペア読書」

 大口西小学校では,6月と11月に読書週間が行われています。その中でも好評なのが,「ペア読書」の時間です。1年生と6年生,2年生と4年生,3年生と5年生がペアとなって,高学年が低学年に読み聞かせをするのです。お兄さん,お姉さんが低学年のことを思いながら本を読んだり,話しかけたりする温かい時間が流れています。もうすぐ秋の読書週間です。今年度はいつも読んでもらう感謝の気持ちを込めて,低学年が高学年へ本を読むことに挑戦します。どんな雰囲気になるのか楽しみです。
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【あま市立篠田小】優しさとは・・・・自分なりの優しさを広げよう!

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2年生の道徳の授業の資料「森のともだち」を通して「仲良し・助け合い」を学びました。2年生の児童にとって「優しさ」という言葉は知っているが、具体的にどんな行動をすれば相手にとっての「優しさ」になるのかを理解し、行動することができていないことが分かりました。そのため、「優しさ」とは何か、どんな言葉がけや行動をしたら友達の心が温かくなるのかを考え、具体的な方法で実感させたいと思いました。
 授業の中では、「友達に優しくしたこと・されたことがありますか。」の問いにほとんどの児童が「ある」と答えていました。児童からは

・ 友だちとおうちで遊んでいるときに、おかしを分けてくれた。うれしかったし、おかしがとってもおいしく感じた。
・ けがをした時に、友だちがやさしく声をかけてくれた。
・ みんなが遊ぼうとさそってくれてうれしかった。

など、たくさんの意見がでました。

 道徳の授業は週に1時間ですが、人が関わり合うのは毎日です。1時間で完結していくのではなく、日々続けられるものだと思います。自己肯定感や、自分や他人を認められる時間を作るために「優しさの実」「優しさの葉」のコーナーを作っていきました。

優しさの実・・・・・自分が優しくしたこと
優しさの葉・・・・・友だちに優しくされたこと

 優しさのふり返りができるようにすることで、児童の心の中に優しさが広がり、行動に移すことができるようにしていきたいと思います。

【知立市立八ツ田小】 「人権の花」運動

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 本校では、花を育てる活動を通して、自然のすばらしさや生活と環境との関わりに気付き、自然や環境を大切にしようとする気持ち、思いやりの心を育てたいと考えています。そして、今年度、人権擁護委員協議会委嘱の「人権の花」運動に参加しています。
 6月の人権の花集会では、人権擁護委員の方々や、人権イメージキャラクター『人KENまもる君・あゆみちゃん』に来校していただきました。そこでは、「ありがとう、ごめんねを自分から言えるようにしよう」「相手の気持ちを考えて、言ったり行動したりしよう」など、各学級で決めた人権目標を発表しました。最後に、人権擁護委員の方から、成果や感想を記入するメッセージボードを受け取りました。
 また、栽培委員会を中心に、全校で緑化活動を行い、校内の花壇、植木鉢などで花や野菜を育てています。日ごろの感謝をこめたメッセージを添え、地域のこども110番の家やみまもり隊の方々にも育てた苗を贈っています。
 今後、各学級で人権目標に取り組んだ成果や植物を育てた感想などをメッセージボードに記入して、11月の人権集会で、人権擁護委員の方に報告する予定でいます。

【稲沢市立下津小】ともに生きる力、思いやりの心を育む「福祉実践教室」

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 本校では、6月に「福祉実践教室」を行いました。3年生は手話講座、4年生は車いす講座、5年生は盲人ガイド講座、6年生は点字講座というように、毎年取り組む講座を固定して、4年間で一貫して福祉についての理解を深めています。本年度は、開講式・全体会として聴覚に障がいをもつ方から「演題“不便な生活”」についての講話を聞きました。その後、各学年にわかれてそれぞれの講座で体験をしました。児童の感想には、「教えていただいた手話を家でやってみました。でも、家族にあまり上手に伝わりませんでした。手話がもっとできるようになりたいです」(3年生)や「ぼくは盲人ガイドの体験で、人への思いやりの大切さがわかりました。今日教えてもらったように自分ができることをやってきたいと思います」(5年生)などがありました。
 児童が自ら考え自ら行動し、人として、ともに生きる力や思いやりの心を育むすばらしい機会となりました。

【南知多町立師崎中】福祉実践教室へ参加して

 毎年行っている福祉実践教室は、視覚障がい者ガイドヘルプ、車いす、手話の体験を通して、自分の生き方を見つめ直すとともに、障がい者に対する認識を新たにし、お互いに助け合える心を養うのが目的である。
 1年生が体験する視覚障がい者ガイドヘルプ教室では、会話をする時にどのように返事をすれば目の不自由な人が安心できるかを学んだ。さらに、目の不自由な人が歩行・移動する時の危険性やガイドをする時の注意点などを、コースをまわりながら学んだ。
 2年生が体験した「車いす体験」では、手に物を持ったり障害物を越えたりしながら、車いすを動かす実践をした。日頃当たり前のように生活しているのに対して、足が不自由であるとちょっとした行動をとることの難しさを実感したようだった。
 3年生が体験した手話教室は、講師の先生のお話と、手話を身につけるという実践であった。名前や疑問詞など、基本的な手話での表現方法を講師の先生から教えていただいた。休憩時間でも一生懸命に取り組み、困っている人に町中で出会ったら是非協力したいという意識が強く感じられた。体験を終えた後の生徒の感想は、以下のようであった。
《1年生》「目の不自由な人は、階段などで1人で降りようとすることが大変だということを体験して知りました。」
《2年生》「車いすに乗ってコップを運ぶのが難しかった。また、段差を越える時にぶつかってしまい、距離感が難しいと思いました。」
《3年生》「わかりやすく手話のしかたを教えてくださいました。手話によって人が支え合いながら生きていることを、あらためて感じることができた授業でした。」

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【豊川市立金屋中】佐奈川遊歩道の景観を守る

 生徒たちは、毎日通う佐奈川の遊歩道の景観を守るために、地域の方と協力しながら、ボランティア活動を積極的に行っています。
 豊川市立金屋中学校の隣には佐奈川が流れ、春には桜や菜の花、秋にはコスモスが咲くなど四季おりおりの変化が道行く人の目を楽しませています。生徒たちも、季節の変わり目には、「桜が咲き始めてる」「コスモスがきれいに咲いてたよ」など四季の変化を楽しんでいる姿が見られます。
 PTAボランティア活動においては、遊歩道の草取りをおこなっています。また、NPO法人のボランティア活動では、佐奈川河川敷の花壇を耕したり、時期に合わせて種をまいたりしています。生徒たちは、ときに笑顔で、ときに真剣な表情で黙々と取り組んでいます。生徒からは、「やっているときは大変だけど、きれいになって気持ちいい」「菜の花が咲くのが楽しみだ」といった感想が出されるなど、とても前向きに活動しています。このような生徒の活動や言動から佐奈川の素晴らしい景観を、自分たちが守っているという心が育っているように感じます。金屋中学校の生徒たちもやがて大人になりこの地域を担っていく人となってくれることを願い、さらに充実した活動をめざしていきます。

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【豊橋市立中部中】 豊橋・学校いのちの日

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6月18日(木)に、本校では、豊橋・学校いのちの日ということで、各学年の道徳の授業で、いのちに関わる授業を行った。保護者の方にも来ていただき、生徒たちの様子を見てもらう貴重な時間となった。生徒の感想として「私の生きてきた5000日。愛情をそそがれてきたと思う。これからも自分や家族、周りの仲間を大切に生きていきたい。」などがあり、いのちの大切さを改めて認識できたように感じる。生徒の心に響く資料や映像を事前に準備し、授業を迎えることにより、各学級で、いのちについて考える大切な一時間となった。

【豊橋市立豊岡中】「人生の山を乗り越えるには?〜数学や音楽が教えてくれること〜」

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 6月18日(木)中島さち子氏をお迎えして教育講演会を行いました。
『音楽や数学は、共にとても自由で意外な発見に満ちていて、そこにはわくわく楽しい世界があふれています。先入観や常識、過去の体験にとらわれず、感覚を開き、自由に素直に相手の本質を「感じ取る力」と「勇気」は数学でも音楽でも、そしてきっと人生でも大事なのです。』と語る中島氏。
 実際に数学の問題を解説する中で「さまざまな公式を試したり角度を変えたりしているうちに、ぱっと視野が広がるんですよ。」と数学の楽しさを教えてくれました。最後にピアノ演奏を披露していただきました。ジャズ風にアレンジされた懐かしい「ふるさと」のメロディーが会場に流れ、聴き入っていると、“あれっ!”みなが顔を見合わせました。いつの間にか聴きなれたメロディーです。豊岡中の校歌がすてきなジャズに変わり会場に響き渡りました。
 そして、講演のお礼に混成三部合唱「COSMOS」を全校合唱しました。透き通った声の合唱は中島先生の心にも響いたことでしょう。

【豊根村立豊根小】みんながつながる豊根村の村民運動会

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 豊根村は全世帯が約500戸、人口が約1200人で、村内の小学校は1校、中学校も1校で、同敷地内に併設されている。
 9月19日(土)、今年度の村民運動会が行われた。豊根村と旧富山村が合併して10周年の記念運動会である。そして、保育園児・小学校児童・中学校生徒・村民の皆さんが待ちに待った運動会である。子どもたちは力いっぱい競技・競遊に取り組み、満足そうな笑顔を輝かせた。種目の中で、子どもたちが紹介され、大きな拍手や歓声が上がったときは、子どもたちが地域の方々から温かく見守られていることを感じた。また、老人クラブとの競遊や参加者全員でのじゃんけん大会・豊根音頭の区民総踊りなども行われ、参加者が関わりあいながら楽しめるものとなった。運動会の最後の種目は、10周年を記念して盛大な「もち投げ」が行われた。閉会式では、児童会長が「今日の運動会は、今年のスローガン『みんながつながる運動会〜Go to next 10years』のように、参加者が一つになってすばらしい運動会になりました。今後も私たちは地域の皆さんとの交流を大切にしていきます。」と締めくくった。
 今回の運動会は、保育園・小学校・中学校・保護者・地域の方々、合わせて約400名が参加した。実に村民の3分の1である。今後も地域との関わりを大切にし、地域から愛される学校にしていきたい。

【日進市立香久山小】ゆめまつり

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 本校では、「異学年の児童と交流することにより、思いやりの心を育てる」ことをねらいとし、毎年「ゆめまつり」を行っています。3年生以上の各学級で、誰もが楽しめる催し物を考え、企画運営していきます。今年度は、「記録に挑戦!」というテーマを設け、1分間程度で誰もが簡単に挑戦することができるように各学級で取り組みました。お玉にボールをのせて落とさずに走る「タイムダッシュ」や、あるお題を覚えてからマットの上を転がる「ねこローリング」など、どの学級も工夫を凝らした催し物を企画し、児童が主体的に活動をしました。
 当日は、保護者・地域の方も来校され、それぞれの催し物にも積極的に参加していただきました。3年生は初めて企画者側として活動し、緊張しながらも参加者に説明をしていました。高学年は、昨年度よりさらに成長した姿が見られ、スムーズに説明する頼もしい姿や低学年に優しく接する姿、学級で協力しながら運営する姿が数多く見られました。
活動後の感想では、「楽しんでもらえたのは、みんなが努力したからだと思う。」「1年生への説明は難しかったけど、分かってもらえてうれしかった。」「来年はもっと楽しいゆめまつりにしたい。」など、学年を超えて楽しく交流する中に、思いやりの心を感じ取った子や上級生の姿に自分自身の未来の姿を描く子がたくさんいました。

【岡崎市立竜谷小】相手の立場を考える取組

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本校では、心の教育推進活動の一環として、一人一人の子どもたちが相手の立場を考える取組(縦割活動、福祉体験、人権教育)や道徳の授業を行っています。子どもたちは気の合った者同士で、仲間をつくる傾向があります。集団生活が盛んで一つの目標に向かって努力していく姿勢がある一方で、自分本位な考えに走ったり、相手の立場になって考えようとする態度が不十分である場面も考えられます。そこで、友達関係や集団生活の中が円滑に行われるためには、人と人との信頼関係は必要不可欠であること、お互いがよく理解し合い、信頼し合うことが大切であることを子どもたちが考えていく機会を設けています。
人と人のつき合いの中には、様々な行き違いや誤解があります。その誤解や行き違いを解決していく経験を積み重ねることによって、本当の信頼や友情が生まれてきます。



【瀬戸市立光陵中】  さくらんぼ学園の生徒と共に学ぶ

 本校は、昨年度開校した瀬戸市立瀬戸特別支援学校(通称 さくらんぼ学園)中・高等部と同じ校舎で学校生活を送る、全国でも稀な中学校です。開校から2年を迎え、学校生活では交流活動が生徒たちの中に自然と育まれてきています。新入生を迎える会や美化活動、合同避難訓練、地域の清掃活動など、多くの交流活動を行っています。
 また1年生では、音楽やレクリエーションなど、クラスごとの交流活動、2年生では地域の方も交えての合同もちつき大会、3年生では、日々の授業や給食でも交流を深めています。自然な交流活動を通して、本校の生徒は、さくらんぼ学園の生徒の頑張りを見て、言葉で教えてもらう以上のことを体得していると思います。
 今後も日々の交流活動が自然に行われる中で、一人ひとりの努力や頑張りをお互いに認め合う気持ち、そして自分自身をしっかり見つめ大切にし仲間を思いやる心が、育ってくれることを願っています。

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【春日井市立鳥居松小】  キャリア教育を通して心を育てる

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本校では、キャリア教育を推進するために全校で取り組んでいる。2年生は、校区探検のおりに施設や商店の方に仕事の工夫や努力について聞き取ることを学習している。また、6年生はグループごとに職場訪問を行って、実際の作業の様子や取り組んでいることを取材に出かけて発表をしている。 
 また、様々な業種の方に出前授業をしてもらっている。子どもの頃の様子や夢の実現に向けて努力したことや苦労したことの話を聞くことで、生き方について学び、自分の将来について考えるヒントなればよいと考えている。
 今年は、これまでに4名をお迎えした。6月に隣の校区出身で全国的に活躍しているマジシャンに来ていただき、全校児童で鑑賞した。子どもの頃からマジックが好きで教室に通ったり、家で何時間も練習したりしたこと大学に進学したが夢をあきらめきれずプロになったことなどを語ってもらった。次々と繰り広げられるイリュージョンやマジックに子どもたちはとても感動し、喜びにあふれた姿から子どもの頃からの夢を実現する大切さを知ったようである。
 6年生は地域の方から紹介してもらった能楽師を招いて話を聞いた。能の様々な決まりごとを教えてもらい、実際に舞や謡を体験した。幼少の頃から先生のもとに通って何時間も練習したこと、謡と舞をしっかり教えてもらった上で、囃子…笛・鼓・大鼓・太鼓の四つのうち最低三つは勉強してようやく能楽師になれることなど、その道の専門家になるには大変な年数がかかることを学んだ。
 7月には、市図書館の紹介で、世界的大会で入賞し、世界で5本の指に入るほどの演奏技術をもったギタリストに来ていただいた。小学生の頃のこと、ギタリストを目指したきっかけ、世界大会目指して1日12時間以上の練習を何ヶ月も続けたことなどを超絶のテクニックを駆使した演奏を交えながら聞いた。特に1台のギターで4役をこなす演奏に子どもたちは驚いていた。
 5年生は、10月に市内のホテルから料理長を招いて食育に関する授業をしていただいた。料理長にフルーツの入ったアイスクリームの作り方を教えてもらい、一緒につくる体験をした。その後、年齢とともに味覚が成長することを学んだ。キャリア教育についても、高校まで将来の希望もなく漫然と過ごしていたが、中学生のとき、手作りの弁当をクラスメートから褒めてもらった経験を思い起こし、料理の道を選んだことを話していただいた。
 これから、多感な時期を迎える高学年にとって将来の自分の姿を考えると希望が見いだせないこともある。特に本校の児童は、アンケート結果から自尊感情が低い傾向にある。自分を信じられないと他者に対しても思いやりがもてないことが多い。自分の可能性を信じて努力することの大切さを、出前授業を通してその道のプロの姿やキャリアを積んだ人から学ばせたいと思う。
授業後、児童からは「能面を被ってみたら、とても暗くて前が見えなかった。子どもの頃から何年も師匠にいて修行を積んで覚えていくのは大変だと思った。」「自分もおとなになるまでに好きな道を選んで、努力をしてみたいと思った。」「どんな仕事でも人に喜んでもらえるようにがんばりたい。」などが発表され、地道に努力することの大切さを感じたことが分かった。

【小牧市立桃ヶ丘小】中学校生徒会との合同あいさつ運動

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本校は桃花台と呼ばれる自然豊かな丘陵地に位置しており、児童は広々とした校地で、のびのびと生活しています。また、桃陵中学校と隣接しており、広い遊歩道を境に正門も向かい合っています。朝は小学生と中学生がほぼ同じ時間帯に登校し、中学校の先生が小学生に声をかけてくださったり、小学校の先生が卒業生に声をかけたりする姿が毎日見られます。また、ボランティアの方々が小中分け隔てなく安全な登下校に心を砕いてくださっています。そのつながりをさらに盛り上げようと、毎年、本校児童会と中学校生徒会が合同であいさつ運動を行っています。「もっと笑顔で、もっと元気に」をキャッチフレーズにして、小学生と中学生が一緒になって登校する児童生徒に声をかけています。同時に手作りのポスターを作成して、互いの校舎内で掲示して呼びかけを行っています。