【安城市立安城北中】伝統をつなぐ縦割り団の交流

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 安城北中学校では、縦割り団を組み、学年を超えた交流を行っています。体育大会では団対抗の応援コンクールがあり、3年生の応援団の生徒が中心になって日々練習に励んでいます。体育大会に向けて夏休みから練習をしてきた3年生の生徒たちの思いを受け、1、2年生も真剣に練習に取り組んでいます。体育大会の本番に向けて、毎日学校のいたるところから大きな声が響いており、活気にあふれています。体育大会では、それぞれの団が工夫を凝らした応援を披露し、すがすがしい応援の声が大空に響き渡りました。
≪後輩の声≫
 ・ぼくは最初応援コンクールのおどりが全然わからなかったけど、先輩
  がていねいに教えてくれたおかげでできるようになりました。ありが
  とうございました。
 ・一緒に練習をした時間はとても楽しいものでした。みなさんに教えて
  もらって、うまくできたのでよかったです。
 ・先輩のために、と思って、生まれて初めて限界を超えた声を出して気
  持ちよかったです。
 縦割り団での交流は、生徒主体による自己有用感を高めるための取り組みとして年間を通して行われており、今後も合唱コンクールに向けての練習や、卒業生を送る会での交流を行い、縦のつながりを強めていく中で、生徒の活躍の場を広げていきます。
そして3年生から在校生へと、団での交流を通して、今まで積み上げられてきた安城北中学校の伝統が次の代へ受け継がれていきます。

【豊川市立音羽中】地域へのボランティア活動をとおして

 豊川市立音羽中学校では、地域へのボランティア活動を積極的に行っています。夏には市の社会福祉協議会から紹介された各施設におけるボランティア、年末には地域各所での清掃活動などに取り組んでいます。
 とりわけ多くの生徒たちが参加しているのが吹奏楽部や有志の集まりであるOCL(音羽コーラスリーダー)による活動です。今年も、県消防操法大会におけるPR演奏を手始めに、校区内の各施設に出向いています。毎年恒例となっている敬老会におけるOCLの合唱では、涙ぐむ高齢者の方がいらっしゃいました。また、生徒からは「みなさんが笑顔で元気だったので僕たちが元気をもらってしまいました。」といった感想が出されるなど、地域の方々とふれ合う心の交流となっています。
「まちづくりは人づくりから」と言われるように、中学生が地域に出向いて活動をする意義は大きなものがあります。やがて音羽中学校の生徒たちも大人になりこの地域を担っていく人となってくれることを願い、さらに充実した活動をめざしていきます。
 

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【瀬戸市立八幡小】道徳の時間「星への手紙」

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 5年生が道徳の授業で資料「星への手紙」を通して「生命尊重」について学びました。
「星への手紙」は筋ジストロフィー症という難病に苦しむ少年の実話です。「自分には何もできない」と絶望し、その日から目を閉じ一切の食事をうけつけなくなります。そんな日が3日間も続いた4日目の朝、母親は「お願いだからスープを飲んで」と懇願します。少年の頬に何か熱いものがポタポタと落ちました。母親の涙です。その時、少年は、驚いて目と口を開けました。その口に流し込まれたスープを飲むと、さらに驚くべき光景が目の前に広がります。普段は物静かな母親が大きな声で「看護師さーん、この子がスープを飲んでくれたー!」と叫んだのです。すぐに看護師さんたちが集まってきて「良かったね、良かったね」と喜んでくれます。絶望していた少年の心が少しずつ変化していきます。
 子どもたちはその時の少年の心情を考え、それぞれ思い思いに発言しました。
「こんな僕でも生きていていいんだ」
「こんなにも僕のことを心配してくれていたんだ」
「僕にも何か役に立てることがきっとある!」
少年の思いを自分の言葉で表現することで、次から次へと意見が飛び交い、互いの意見を聞きながら、思いを深めていました。最後には、自分の心に残ったことを『は・な・び』として自分の心に打ちあげました。

は…はっとしたこと
な…なるほどと思ったこと
び…びっくりしたこと、びびっときたこと

友達のさまざまな意見にふれ、有意義な1時間になったようです。

【刈谷市立住吉小】思いやりの心を育て、奉仕することの充実感を味わう「ZERO(ゼロ)・プロジェクト」

 本校では、全校を(Z)笑顔に(E)するための6年生による(R)おもてなし活動(O)を「ZERO(ゼロ)プロジェクト」と呼び、子どもたちが登校してから8時15分までの間、「全校を笑顔にしたい」という願いをもって自主的に参加します。特に、朝の部活動がないときには、6年生全員が参加して行われています。
 活動内容は、美化活動として、校内の清掃、外庭掃除、落ち葉掃き、草取りなどを行います。また緑化活動として、種まきや苗の植え付けなどの花壇の整備をしたり、各教室に切り花を届けたりします。その他にも、入学したばかりの1年生が「笑顔になるように」と、登校後の用具のしまい方を教えて手伝ったり、学校を案内しながら一緒に遊んだりするなど、下学年の気持ちを考え、思いやりの心をもって活動の場を広げています。
 そういった6年生の姿を見て、自然と6年生を慕い、感謝の気持ちを表す下学年も増えてきました。また6年生を見習い、落ち葉掃きや草取りなど自分にできることを探して、活動に参加する子どもたちもいます。
 6年生は、頼られ、感謝されていると感じることで、働くことや奉仕することの充実感を味わうとともに、相手を思いやり、いたわる気持ちが育まれています。

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【設楽町立田峯小】力を合わせてきれいな学校

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 田峯小学校は、児童数10名の極小規模校ですが、全校で力を合わせていろいろな活動に取り組んでいます。校舎は木造平屋建てで、国の登録有形文化財に指定されています。児童はこの校舎に愛着をもち、毎日丁寧に掃除をしています。特に木の床は雑巾掛けを欠かしません。
 しかし、高学年の人数が減った今年は、掃除に時間がかかるようになりました。そこで、児童ハートフル委員会が、すばやく丁寧に掃除ができるようにすることを目的として集会を開きました。内容は、掃除のやり方○×クイズ、チーム対抗ごみ集めゲームなどです。みんな、楽しみながら能率のよい掃除の仕方を学ぶことができました。
 集会後の掃除の時間には、早めに掃除を始める姿や、丁寧にごみを掃き集める姿が見られました。

【大治町立大治小】ペア学年交流活動を通して

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大治小学校では、1・6年、2・5年、3・4年でペア学年を作り、異学年交流活動を行っています。本校では、これまでも1チーム30人ほどの縦割りグループによる異学年交流を行ってきましたが、ペア学年交流では6〜8人ほどの小グループにすることで、より深い関わりができるようにしました。交流活動を通して、互いに良いところを見つけ認め合うことで自分の良さに気づくことができるように取り組んでいます。
ここでは、4年生が事前に牛乳パックでブーメランを作成し、3年生に作り方や遊び方を伝えた活動を紹介します。一緒にミニブーメランを作る場面では、「どこから切ればいいの」「こっちから切ると切りやすいよ」と、教え合う姿が、ブーメランを飛ばして遊ぶ場面では、「上手に飛ばせたね」「ななめに指を向けて飛ばすとよく飛ぶよ」と、4年生が進んで3年生に声をかける姿がたくさん見られました。活動後、3年生は、「4年生がていねいに教えてくれた」「いろいろなブーメランの切り方を知っていた」「自分も4年生になったら、こんな風に教えてあげたい」と感想を書いており、上級生の頼もしさ、活動を楽しく終えることができた喜びを感じていました。また4年生は、「自分の方を見て、しっかり話を聞いてくれた」「ていねいに切っていたから上手にできていた」など、下級生の良さをたくさん見つけていました。これまで学年が近いことで、通学団などでけんかが多かった両学年でしたが、互いの良さを認め合い、なかよく過ごすようになってきました。
 その他のペア学年でも、「ペア活動で、新しい友達が増えたよ」「挨拶してくれてうれしかったよ」「自分では思ってなかったことを、すごいねと言ってもらえた」など、全校に温かい雰囲気が広がりつつあります。これからもこうした活動を大切にしていきたいです。

【愛西市立開治小】  開治っ子全校除草

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 愛知県の西部にあり、ハス田や水田に囲まれた緑豊かな開治小学校。運動場には芝生が張られ緑にあふれています。敷地内にある学校農園「かいじっ子畑」には全校で育てているサツマイモをはじめ、各学年で花や野菜を育てています。
 開治っ子たちは、2学期に入ってすぐに「かいじっ子畑」や校舎前の植え込みに生えた草取りをします。月末に行われる運動会にむけて、保護者のみなさまや地域の方々にきれいになった学校にきていただけるよう、いい汗をながしながら取り組みました。
 20袋ほどの雑草を取ることができ、作業後には、「みんなでやるとほんとすごくきれいになるね。」との声が多く聞かれ、開治っ子105名の心と力が一つになったようでした。

【岡崎市立根石小】郷土の偉人から学ぶ郷土愛

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岡崎市では、郷土の偉人を題材にした道徳の自作資料集『夢をつむいだ人々』という副読本を全校に配布しています。市道徳部での研究3年目となる本年度は、これまで行ってきた授業から浮かび上がった課題について、複数の学校の道徳主任で検討し、発問内容を練り上げて授業に挑みました。本校のすぐ近くに位置する岡崎市東公園の高台に志賀重昴の銅像があり、今も岡崎市を眺めるように立っています。  
本校5年生の学級で「志賀重昴」を題材とした資料『三河男児の歌』を使って授業を行いました。郷土愛について思いを高めることをねらった資料ですが、まだ郷土を離れた経験のない子供たちにとって、岡崎の良い所をどう感じているのか不安をもちながらも、導入で投げかけてみました。すると「家康の出身地」「おかざえもん」「木村資生」「本多光太郎」「八丁味噌」「花火」「自然が多い(東公園)」という内容が挙がってきました。主人公の心情を問う発問をした後、「もし今、この教室に重昴さんが来てくださったら、みんなにどんなことを言うだろうか。」と問いかけました。「岡崎には、東公園だけでなく君たちが思う以上にいいところがたくさんあるんだよ。これを守るのは、今の君たち、未来の君たちだよ。」と記述した子がいました。市内の小中学校の実践には、総合学習で「ふるさと学習」に取り組んでいる学校もあり、その学区ならではのよさを取り上げて守っていきたいという発言が見られました。それぞれの学校で身近な学区のよさを取り上げているところが、興味深いと思います。これから、岡崎市のよさをたくさん学び、故郷に誇りをもって生きていこうという思いをを深めることができるとよいと思います。

【田原市立高松小】一人暮らしのお年寄りを訪ねて

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 本校の6年生は、地域のお年寄りと交流する機会として、平成24年度より毎年夏休みの前に、地元の一人暮らしをするお年寄りのお宅を訪ね、暑中見舞いのはがきを渡す活動を行っています。
 訪問を前に、社会福祉センターの方に福祉の意味を教えていただいたり、一人ではできないことや心細いことをみんなで考えたりしました。「ご飯を食べるとき、一人ではさみしい。」「高いところにあるものを取るとき、一人では大変。」など意見を出し合いました。そして、暑中見舞いのはがきには、学校でがんばっていることや、「暑いので体に気をつけてください」などの励ましのメッセージを書きました。
 当日は、3つのグループに分かれ、民生委員の方と一緒に訪ね、一人一人直接暑中見舞いのはがきを渡しました。最初は緊張して声が掛けられなかった子も、次第に「暑い日々が続きますが、健康に気をつけてください。」「お体を大切にしてください。」などの言葉を掛けてはがきを手渡しました。お年寄りの方も、「ありがとうね。」「また遊びに来てね。」と涙を流しながら、受け取ってくれました。
 訪問後、子どもたちは、「どきどきしたけれど、笑顔で受け取ってくれたので、うれしかったです。」「喜んでくれるか不安だったけれど、『雨の中、来てくれてありがとう。これからもがんばってね。』と言ってもらえたので、渡しに行って良かったです。」「最後に握手をして、とてもあたたかい気持ちになりました。」という感想をもちました。
 9月には運動会、11月には学芸会の招待状を作り、今後も交流を深めていきます。

【瀬戸市立水無瀬中】たくさんの方に囲まれて

 水無瀬中学校の特別支援学級は,毎年9月に行われる「せともの祭り」に出店をしています。生徒たちが作った陶芸作品は,なかなか味があり,たくさんのファンがいらっしゃるほどです。
 陶芸作品の制作に加え,生徒たちは祭りでのお客様とのふれあいを想定して,呼び込みや作品の説明や受け渡し,お金の計算と様々な練習を重ね,1つの行事を通して実にたくさんの学びを経験していきます。
 緊張して迎えた祭り当日,最初は硬かった生徒の表情も,お客様の笑顔に囲まれ,品物が1つ2つと売れていくにつれ,弾けたように元気な笑顔になり,よい声が出始めます。たくさんの方々との心の交流を通して,生徒たちは学校ではできない貴重な体験をします。ここには,学校で学んだ話し方やお金の数え方を越えた価値があります。
 
 「2日間のうち1日は必ず雨が降る」といわれるせともの祭りですが,今年はさわやかな晴天が続き,ほとんどの品物を売り切ることができました。さわやかな天気と売れた品物の数は,彼らのやり遂げた気持ちと成長の大きさを表しているように思います。
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【西尾市立東幡豆小】地域の先生に学ぶ

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 東幡豆小学校では、2年生は「ミニトマト」、5年生は「田植え・稲刈り」など、地域の先生に教えていただきながら、自然豊かな環境を生かした貴重な体験をさせていただいています。
 4月に苗を植えた2年生のミニトマトは、地域の先生に教えていただきながら、夏休みに入るまで、たくさん収穫することができました。子どもたちは、苗の植え方や、水のやり方などを丁寧に教えてくださった先生にお礼がしたいと「感謝の会」をひらきました。地域の先生を招待し、ミニトマトを使った料理を作ったり、これまでのトマトの様子を紙芝居にして発表したりしました。
 9月4日、5年生は自分たちで植えた田んぼの稲刈りを体験しました。地域の先生に教えていただきながら、慣れない鎌を使って稲を刈りました。やり方を聞きながら、少しずつコツをつかんで友達とペアを組んで、稲を刈って、束ねて縛りました。子どもたちから、「今日、私たちは少しやっただけだけれど、お米を作っている人たちは、すごい。」と、声があがりました。
 地域の先生方とのかかわりや、普段体験できない活動は、子どもたちにとって多くを学ぶ機会となっています。今後も、自然豊かな地域を愛し、地域の人々とのかかわりを大切にできる児童の育成を目指します。

【常滑市立三和小】豊かな心を育てる異学年活動「縦割り清掃」

三和小学校では、今年度から「縦割り班」による清掃活動を始めることにしました。全校児童199人を10人ずつの20グループに分けて「縦割り班」を作り、その班で協力して毎日の清掃活動を行います。どの班にも1年生から6年生までの児童が1〜2人ずついるので、さながら大家族の兄弟姉妹のようです。実際に始めてみると、どの班でも6年生がしっかりとリーダーシップをとって、低学年に掃除道具の正しい使い方を教えたり、仕事の分担を指示したりする姿が見られ、6年生の一人一人がたくましくなってきたように感じます。下の学年も、ひとつ上の学年を見本にして、一生懸命に掃除をしています。上の学年は下の学年のお世話をすることが楽しいようです。また、下の学年は上の学年にほめられることがうれしいようです。
 昔はどこの地域にもあった異年齢同士の集団が、少子化や生活の変化で見られなくなってきた今の時代、学校で意図的に異年齢集団での活動の場を用意することは、児童の心を豊かに育てていく上で大きな意味があると思います。

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【稲沢市立稲沢東小】地域に支えられた環境整備活動

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 本校では、児童会主催の緑化活動として花壇を整備しています。そのひとつに、地域の方から「ルピナス」の種をいただき、育て始めて3年目になりました。今年も来年に向け、子どもたちが自主的に集まり、種を取りました。収穫した小さな種から強くて立派な姿になることを想像しながら収穫していました。種を持ち帰って家庭でも育てたいという子どもたちがたくさんいました。学校だけでなく、家庭でも自然に親しみたいという子どもたちの思いを感じました。
 その他、地域の協力を得た環境整備活動も行っています。まちづくり協議会とPTAに体育振興会の方々も加わり、児童とともに合同の環境整備活動を行っています。PTAの方からは「親になっても母校をきれいにすることができるなんて幸せです」という声があがっています。6年生の子どもたちが感謝の気持ちを込めて、普段できない学校の周りをきれいにすることで、毎年、高学年を中心に学校を大切にする心が育っています。今年はスポーツ少年団の子どもたちの草取りを皮切りに、多くの方の協力を得て活動を展開していく予定です。

【蟹江町立新蟹江小】福祉の心を育てる

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 本校では毎年3〜6年生を対象に福祉実践教室を行っています。「福祉実践教室の体験を通して、身体に障がいをもつ人がその障がいを克服するために、大変な努力をしていることを知るとともに、社会福祉についての知識・理解を深め、福祉の心(思いやりの心・ともに感じる心・助け合う心)を育てる」ことが目的です。学年ごとに分かれ、車いす、盲導犬、手話、点字の内容を4年間のローテーションで体験するようにしています。
 車いす体験では、車いすに乗る側と介助する側に分かれて進められました。乗る側は普通に腰掛けるだけでなく、正座をし、目を閉じて乗ることも体験しました。こうすることで、先が予測できない怖さや、足の踏ん張りがきかない状態を体験できます。学校公開と合わせて行ったので、保護者にも体験していただくことができました。感想を聞いてみると、「介助してもらうとき、信頼関係ができていないと怖くて体を預けられなかった」「持ち上げるときには一人でなく複数なので、声を掛け合わないと傾いてしまった。かけ声の大切さが分かった」など、乗る側・介助する側の両方の視点での声を聞くことができました。本校には車いすを使用する教員が在籍するため、学校環境はほぼバリアフリーになっています。子どもたちは、障がい者への配慮や関心があることが当たり前になっている中で学校生活を送っています。この教室をきっかけに、障がい者に対してだけでなく、相手をよく知ることで相手のニーズをとらえ、進んで手助けできる児童が増えることを期待して毎年行っています。

【あま市立秋竹小】豊かな人間関係を育てる「なかま活動」

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 全校児童150名の小規模校である本校では、人間関係が偏ることがないように、異年齢交流活動(なかま活動)に積極的に取り組んできました。1年生から6年生まで、10の縦割り班に分けて活動しています。5月下旬に遠足で東山動植物園へ行き、園内では「なかま班」で行動しました。事前の話し合いの時間には低・中学年の意見も取り入れながら高学年が中心になってルートを考え、楽しい遠足にしようという意気込みが感じられました。見学の際リーダーは、歩く速さや休憩するタイミングなどに気をつかいながら行動していました。また、高学年が動物の説明を読んであげたり、階段やエレベーターで低学年に寄り添ってあげたりするなど、心温まる姿がたくさん見られました。
 常時活動としては、水・金曜日の2回、業前のなかまの時間があります。班のみんなが楽しむことができる遊びを考えて活動しています。高学年は、みんなで楽しく遊ぶことができるルールを考えて、低学年に分かりやすく教えています。6年生はリーダーとして成長し、責任を果たそうと努力しています。その姿を見て、他の学年も協力の大切さを学びます。
 その他に、運動会や秋竹ウィンターフェスティバルなど、なかま班での活動が続きます。活動を通して、子どもたちが豊かな人間関係を築いていってほしいと思っています。

【津島市立藤浪中】野生動物保護への意識を高める活動

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 7月、生徒会主催による野生動物保護募金活動を行いました。これは日本の動物園と水族館が協力して取り組んでいる「野生動物保護募金」に参加しようと始めた活動です。「野生動物保護募金」は、シマフクロウやニホンコウノトリ、ツシマヤマネコなどの希少な日本の野生動物を守り、野生復帰を支援することや、世界の自然保護団体と協力をし、ジャイアントパンダやゴリラ、チーター、シシオザルなどを守ることを趣旨とした募金です。生徒会では、これらの趣旨にのっとり、自分たちも協力したいと考え、募金活動を行うことにしました。
 まず、全校生徒に向けてプレゼンテーションを行いました。今、世界では非常に多くの種類の動物が絶滅の危機に瀕していること。そして、動物たちを守るために、自分たちができることを積極的に行おうと訴えました。
 そして、7月6日(月)〜7月10日(金)の一週間、登校時間に昇降口前で募金活動を行いました。全校生徒の積極的な募金により、多くの募金を集めることができました。
 集まった募金は、8月18日(火)に生徒会執行部一同で名古屋港水族館に届けました。そこでは、館員の方から改めて募金活動の意義や歴史について説明を受けたり、特別に水族館の内部を案内していただいたりすることができました。
 この活動を通し、日本、そして世界の野生動物が直面している問題を知るとともに、野生動物保護への意識を高めることができたと考えています。

【清須市立清洲東小】地域との交流

 清洲東小学校の校区には、愛知県における弥生時代の最大の遺跡である朝日遺跡や、織田信長ゆかりの清洲城があり、歴史を感じるところが多くあります。また、校区に住む人たちが学校に対してとても協力的なので、本校では地域との交流に力を入れています。
 この辺りでは、古くから盆踊りのときに「清洲ばやし」を踊っていたそうです。本校では、運動会の時に地域、親子のふれあい種目として、校区の誰にも親しまれている「清洲ばやし」をいっしょに踊っています。この種目は20年以上続いていて、毎年多くの保護者、地域の方が参加され、たいへん盛り上がる種目となっています。
1年生は初めて踊る子どもが多いので、運動会の前に地域の民謡クラブの方々を講師としてお呼びし、練習をしています。今年も多くの方々に来ていただきました。民謡クラブの方々は、1年生の子どもたちにも分かるよう熱心に説明し、踊りの手本を見せてくださいます。子どもたちもしっかり話を聞き、授業時間の終わりごろには、多くの子どもが踊りを理解し、曲に合わせて踊れるようになりました。
今年の運動会でも青空のもと、全校児童と保護者、地域の方が幾重もの輪を作り、楽しく踊る様子が目に浮かぶようです。

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【豊橋市立章南中】 環境教育で心を育てる

 章南中学校では、ユネスコスクールにいち早く加盟するなど、環境教育で心豊かな生徒を育てようと実践を継続している。4月に講師の方を招いて、全校生徒に干潟の役割について話をしていただいた。また、2年生は講師の方を招いて、汐川干潟に出向き観鳥会をおこなった。干潟はどのような役割があって、どんな生物がいるのかを事前に学習し、観察をしたことで充実した体験になった。
 校区の豊かな自然を守ろうとする実践と同時に、身の回りにある環境へも目を向けさせる活動としてトイレ掃除に学ぶ会を開催した。「一つ拾えば 一つきれいになる」の合言葉のもと、真剣に取り組むことができた。
<生徒の感想>
・校区にある汐川干潟は、先輩たちが守ろうと活動をしてきました。今は、アサリを増やしていくのが私たちの課題です。アサリを増やして、観光地に将来できるようにしていけたらうれしいです。観鳥会のときに、多くのゴミが落ちていて拾いました。ゴミが落ちていたら、これからもすすんで拾っていきたいです。

・はじめは、便器を素手で触るときいて嫌でしたが、自分たちの汚れを自分たちできれいにしていくことができて、終わってみたらとても達成感がありました。体験してみなければわからないこともあるんだと気づくことができました。

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【岡崎市立北中】地域に出て、奉仕の精神を発揮しました。

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 夏休みの8月2日、本校では「クリーンアップ輝多中」と銘打って、全校態勢で地域のボランティア活動を今年も行いました。この活動の目的は「身近な場所を清掃することで、感謝の心を育むとともに、奉仕の体験をする」「活動を通して、地域の人たちと交流を深める」の2点です。全校が学級単位で任された場所に集合し、清掃委員による開会行事を行ってから、約1時間の清掃奉仕活動を実施しました。
 学区の方々は、本校の活動に大変な理解とご協力を下さっています。そのことに感謝することはもちろん、活動中に出会った地域の方と話したり、一緒に掃除したりする場面がありました。ある神社では、たまたま地域の方々が先に掃除をしてみえて、声をかけていただき、協力して効率よく活動できました。「暑いのによく頑張っていますねえ。」「若い子がこんなにやってくれると大助かりですよ。」などと話され、さらにお茶まで出していただきました。
 係活動や委員会活動もそうですが、やらなくてはならない「義務」の面からのみ仕事の内容をとらえるのは残念です。その仕事内容を通じて、自分の力をみんなのために生かすような「奉仕」の面からもとらえて、だれかとつながっていることを実感するような場にしたいと本校では考えています。愛知県小中学校長会編集による道徳の副読本「明るい人生」の2年生版には、「ぼくにできること」という資料が掲載されています。このお話も、まさにその点を大切にしていると考えられます。図らずも生徒からは「昨年度とは違う場所を担当して、草やゴミなど近所に解決しないといけないことがあると気づいた」「地域の人がもう先に掃除をされていて、一緒にやりたいという気持ちになれました」「やっぱり学級30数名の協力でできることは大きいって思いました」といった感想が出される活動となりました。

【常滑市立青海中】 青海中学校2年生 保護司会との交流会

7月3日(金)地区の保護司の方々8名をお招きして次のような内容で交流会を行った。

1.保護司の仕事内容についての紹介
2.非行を犯した少年にかかわるビデオ視聴
3.実際の保護観察事例の講話
4.質疑応答
5.交流給食

 生徒は、少年法の中で14歳から扱われ方の違いに驚いていた。また、ビデオから一度保護処分を受けると将来の仕事にも影響を受けることを知った。
実際に保護観察生徒を担当されいる方からは、覚せい剤に染まった女子生徒の話があり、一度のまちがいが命取りになることを学んだ。

講話後、各教室で給食をいっしょに会食し、生徒は、地域の方が見守ってくれていることを実感し、会話を交えて親睦を図った。

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