【知多市立岡田小】福祉体験教室

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 9月11日に、岡田小学校では福祉体験教室を行いました。18名の講師の先生方をお招きして、4年生は車いす、5年生は手話、6年生は点字とガイドヘルプの体験をしました。講師の先生方から「大変熱心に話を聞いてくれました。」と言っていただけるほど、子どもたちは関心をもって積極的に体験に取り組むことができました。
 車いす体験では、普段気にも留めなかった段差を乗り越えることの大変さを実感したり、手話体験では、講師の先生方と習いたての手話で話をし、心が通じた感覚を覚えたりしました。また、初めて点字を学んだり、実際にアイマスクをして何も見えない体験をしたりしました。何も見えない状態でガイドされてみて、ヘルプするときに大切なことが理解できました。実際に体験してみなければ分からなかったことをたくさん学ぶことができました。
 福祉体験教室は今後も継続して実施する予定でいます。3年間の福祉体験教室を通じて、障害の有無に関係なく困っている人にそっと手を差し伸べることのできる岡田っ子となってくれることを期待しています。


【西尾市立鶴城小】命の尊さ、平等さを学ぶ講演会

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 10月25日に、愛知県出身の絵本作家、うささんをお招きし、「命の大切さと平等」という演題で講演をしていただきました。絵本作家としての活動と共に、昨年度の3.11の大震災で犠牲になったペットの絵を描き、飼い主に届ける活動をしていらっしゃるそうです。津波から逃れるとき、飼い犬を運動場に残したまま校舎に避難しなければならなかった人の後悔の手紙。震災後ストレスで弱っていく飼い犬のことを綴った手紙などを紹介してくださいました。最後にご自身の絵本の読み聞かせもあり、児童は集中して講演を聴きました。
 参加した児童からは次のような感想が聞かれました。
 ・ 震災の事を考えるとき、亡くなった人のことは考えていても、ペットのことを考えたことはなかった。今日の講演を聴いて、人の命も、動物の命も大切だと思った。
 ・ わたしも犬を飼っているから、飼い主さんのつらい気持ちがちょっと分かる気がしました。一緒に逃げられるように家に帰ったら、家族と考えようと思いました。

【瀬戸市立幡山東小】幼稚園・保育園訪問

 本校の目指す児童像の一つである「異年齢・異校など,多様な交流の中で思いやりを持って接することのできる子」を目指して,4年生では幼稚園・保育園の訪問を実施しました。
 園児に楽しんでもらうために,紙芝居や外遊び・室内遊びの計画を立てました。園児にもよくわかるようにと紙芝居ではペープサートを用意したり,登場人物ごとに役割読みをしたり練習にも熱が入りました。
 当日は,一生懸命聞いてくれる園児の様子に感動し,どの児童も練習してよかったと実感することができました。
 また,「お兄ちゃん・お姉ちゃん」と慕ってくれる園児と手をつないだり,おんぶやだっこをしてあげたりと園児を気遣いながら交流を深めることができました。
 どの児童も「あっという間に時間が過ぎてしまった」「もっと,たくさんいっしょに遊んであげたかった」と充実した時間を過ごすことができました。園児からも,「もう帰っちゃうの」「また,来てね」と言われ,慕われること・頼られることの喜びを感じることができたようです。
 中には,小学生同士では,当たり前のように通じ合えることが園児には通じず,相手の立場に立って話したり行動したりすることの大切さを感じ,幼稚園や保育園の先生の仕事の大変さを感じた児童もいました。
 幼稚園や保育園の先生からも歓迎され,来年度も是非取り組みたい活動となりました。

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【常滑市立青海中】全校での道徳の授業参観

 10月20日(土)に,授業参観を行い,全校で道徳の授業を公開しました。資料は,学年で同じものを使い,学年会で資料について話し合いの後,学級毎の実態に合わせた展開を考え実践しました。親子で,そして同じ学年の保護者で道徳教育について考えていただくきっかけになれたらと思いました。
 1年生は,「言葉の向こうに」という資料を使い,それぞれの個性や立場を尊重し,いろいろなものの見方や考え方があることを理解して寛容な心をもち謙虚に他に学ぶという内容で行いました。1年生全体で30人ぐらいの保護者が参観する中,資料を基に,「インターネットでは,相手の顔が見えないから何を考えているか詳しく分からない。」「相手の立場を考えないといけない。」などの意見交流をしました。
 2年生は,「アカの思い出」という資料を使いました。狂犬病にかかったかもしれないアカをどうすればよいか,法やきまり,自他の権利を考えさせました。まず,自分の意見を決めた後,他の生徒との意見交流を図りました。中には,保護者も加わって意見交流ができたグループもありました。生徒からは「資料の中のお母さんがとった行動は,頭では分かる。しかし,実際に自分の飼っている犬がアカだった場合,すぐに従えるか分からない。」という感想も聞かれ,正しいと理解できることでも,すぐに行動できるかどうか分からないといったはざまで,生徒の心は揺れていました。
 3年生は,「わたしのいもうと」という,いじめを扱った資料でした。温かい人間愛を育み,他の人々に対し,思いやりの心をもつという内容で行いました。生徒からは,「意識してないけどやってしまうこともある。」「自分では気付いていないところで誰かを傷つけているのじゃないかと不安です。」という声も聞かれ,相手の立場に立つ難しさも感じることができたようでした。
 これからも道徳の資料や授業の展開の仕方等について一担任だけでなく,学年や学校全体で話し合いながら,道徳教育をすすめていきたいと考えています。

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【瀬戸市立光陵中】ユートピア活動

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 光陵中には「ユートピア活動」という地域連携活動を実施しており、その一つの活動としてクリーン活動があります。今年も、1学期期末テスト後に生徒たちが松坂屋ストアー前広場の清掃を行いました。3回目となる今回のユートピア活動には、全校生徒の約半分の162名が自主的に清掃に参加しました。1回目と比べると倍近い参加となりました。
 光陵ユートピア活動は、地域の清掃活動などが主です。綺麗な(理想の)地域を目指す意味もありますが、生徒たちに、地域のため、人のために役立とうとする心を育てることが「ユートピア(理想郷)」に繋がっていくのだと考えています。2学期の期末テスト後にも、活動を予定しています。

【大治町立大治小】福祉実践教室を行いました

 大治町の中で最も歴史の古い大治小学校は、児童数749名、23学級の比較的大きな学校です。日々の学習はもちろんのこと、学校行事にも積極的に取り組み、学習の成果を保護者や地域の方々に発信しています。
 そのような学習の一環として、本年度も大治町社会福祉協議会のご協力のもと、5年生が福祉実践教室を行いました。本教室は、自分を取り巻く社会環境や自分自身を見つめ直す活動を通して、将来同じ社会の一員として互いに認め合い、支え合って生きようとする気持ちをもつことをねらいとしました。
 当日は、「車いす」「手話」「盲導犬」の3つのコースに分かれ、子どもたちが自分の選んだテーマに沿って体験活動を行いました。講師の方のお話を聞いたり、実際に体験をしたりすることで、障害をもつ人の気持ちや願いを知り、お互いを尊重し合って生活することの大切さを学びました。子どもの感想では「自分たちは、大きなことはできなくても、『大丈夫ですか』『何かお手伝いしましょうか』と声をかけるだけでもできるようにしたい」という声が聞かれました。社会全体で助け合い、支え合って生きていこうとする気持ちを5年生なりに高めることができました。
 この体験は福祉実践教室後、さらに興味を持って調べ学習をした成果とともに、11月の授業参観で発表会をしたり、学習のまとめを校内に掲示したりすることで、発信していきます。

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【津島市立東小】福祉実践教室

 津島市立東小学校は,津島市の中心である市役所の西に隣接し,また,全国に3000余りあるといわれる「天王社」の総本社である津島神社や,尾張津島天王祭として全国に知られている天王川公園の東側に位置しています。商業や産業だけでなく,歴史的文化財が多く残されています。
 本校では,毎年5年生が,他者を思いやり,自分を生かしながら他と共によりよく生きていく力を身につけることをねらいとして,総合的な学習の時間に「福祉実践教室」を行っています。
 本年度は,10月19日(金)に実施しました。全体会では,津島市社会福祉協議会の講師の先生から「車イス障がい者の人たちの自立生活」というテーマの講義を聞きました。その中で,「福祉」とは何かということをはじめとして,障がいの原因や社会生活の中でのくらしについて知りました。また,車イス生活の人たちがしてほしいこととしてほしくないことなど,いろいろな角度から教えていただくことができました。
 全体会の後,〈点字〉〈手話〉〈車イス体験〉〈ガイドヘルプ体験〉〈高齢者擬似体験〉の5つのグループに分かれ,それぞれの講師の先生方の指導のもと体験活動を行いました。
 この体験教室を通して,子どもたちは,障がいのある人たちの大変さや,困っている人がいたら自分から積極的に声をかけることの大切さを知りました。さらに,障がいのある人たちだけでなく,子どもやお年寄り,すべての人が安心・安全にくらすことができる社会を築くことが大切だということを学ぶことができました。
 また,子どもたちは,それぞれの体験についてまとめ,学年全体で福祉について,さらに理解を深めるための発表会を行いました。
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【岡崎市立岡崎小】岡小みんなであいさつチャレンジ

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 岡崎市が推進する「家庭教育力の強化」を目指した事業の取り組みを受け、岡崎小学校PTAが中心となり、10月1日から10月28日まであいさつ運動を行いました。
 「岡小みんなであいさつチャレンジチェック表」にあいさつ(おはよう・おやすみ・いってきます・ただいま・いただきます・ごちそうさまなど)ができたら、一日一個りんごに色を塗り、最後に塗りつぶしたりんごの合計を記入しました。
 また、10月26日には、PTAと教員が校門に立ちあいさつを行いました。

【清須市立清洲中】人間関係プログラムによるコミュニケーション能力の育成

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 本校では現職教育の一環として、「人間関係プログラム」を実施しています。
 「人間関係プログラム」とは、人と接する際に必要な姿勢・態度・感情のコントロールの仕方、相手の感情を読み取る方法等について、楽しく学び、日頃の授業や行事等をはじめとする直接体験の場で定着を図ることを目的としています。
 年間を通して、臨床心理士の西川絹恵先生をお招きしてプログラムの実施をしています。はじめに、西川先生による職員を対象とした模範授業と質疑応答を実施します。そして、その内容を踏まえて、授業参観日や学校公開日に学級活動の時間を設定して、担任による授業を行います。その後、担任及び生徒にアンケートを実施してプログラムの検証を図っています。
 これまでに「自己紹介ゲーム」「エゴグラムでクラスメイト新発見」「ほめ言葉エクササイズ」などを行いました。自分自身や仲間に対する理解を深めたり、よさの発見をしたり、ほめ合ったりすることで、良好な人間関係作りのきっかけとなる授業となりました。
 今後、12月と2月にもプログラムが計画されています。生徒の皆さんのコミュニケーション能力が高まる中で、自己有用感を味わいながら、健全な人間関係の育成につながる活動となるようにしていきたいと思います。

【大口町立大口北小】親子で校庭をきれいにしました

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 平成24年9月15日(土)、PTA主催で「親子除草」を行いました。この行事は、3年前に現校地に移転してから始まった行事です。元中学校だった校庭はとても広く、多くの児童が元気いっぱい遊べる半面、児童の手だけでは手入れが行き届かず、夏休み後にはあちこちに雑草が茂ってしまいます。運動会を間近に控え、そんな現状に「子どもたちに、気持ちの良い環境で、新校地第1回の運動会を迎えさせたい」という声がPTAからまず上がり、せっかくなら児童にも参加させて、親子のふれあいの中で、自分たちの学校をきれいにする意欲を高めたいという学校側のアイデアも加わって始まりました。
 前日は雨が降り、実施が危ぶまれましたが、当日は朝から快晴で、事前に申し込みのあった160名ほどの参加者と職員有志で、1時間ほど汗を流しました。前日の雨のおかげで地面が柔らかく、思った以上に多くの草を抜くことができました。また、大人の手が加わると効率よく草抜きができ、その横で児童も真似をして、草抜きが上手になりました。 終了後、集められた草の山を前に、冷えたお茶を飲むそれぞれの顔には、満足そうな笑顔が見られました。

【春日井市立西尾小】コミュニケーション力アップ大作戦

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 本校では、10月24日に「コミュニケーション力アップ 大作戦」というテーマで、自分の気持ちや友達の気持ちを大切にする会(学校保健委員会)を全校児童66名で行いました。
 まずは、事前にあいさつなどについてのアンケート結果を発表し合いました。昨年度よりも、みんな意識して取り組んでいました。次に、保健体育委員会による劇を行いました。あいさつの大切さ、自分の気持ちを上手に伝えることの大切さをよい例、悪い例で具体的に知ることができました。
 最後に、他学年の子とペアを組み、いろいろな場面での自分の気持ちを紹介し合ったり、自分のコミニュケーション力をアップさせるために目標を考え、それを他の人に伝えたりする実践を行いました。 「友達にあいさつをする」「人をきずつけないように話せるようにする」などみんなの前で宣言をすることができました。
 ここで学習したアサーションや自己肯定感について、スクールカウンセラーの方や心の教育相談員の先生からもアドバイスもいただき、有意義な会となりました。

【豊根村立豊根中】命の尊さや家族の絆の大切さを学ぶ講演会

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 講師の前田弘子助産師に、映画「うまれる」の登場人物について説明していただいた。
「両親の不仲や虐待の経験から親になることに戸惑う夫婦」「出産予定日に我が子を失った夫婦」「子どもを望んだものの授からない人生を受け入れた夫婦」「完治しない障害を持つ子を育てる夫婦」の4家族である。
 映画は、この4家族が、妊娠・出産・育児、不妊、障害、体内記憶などの実情を通して、自分たちが生まれてきた意味や家族の絆、命の大切さ、人との繋がり、そして、「生きる」ことを考えるドキュメンタリーである。
 映画上映中は感動し涙を流す生徒もいた。講演では、妊娠3か月から8か月までの赤ちゃん人形を手のひらにのせたり、だっこしたりして、赤ちゃんの生まれるまでの成長を体感することができた。
 参加者からは次のような感想が聞かれた。
・命を授かり生まれてくることはとてもすばらしく、素敵なことだと思います。私もたくさんの愛をもらって生きているので、将来、助産師という目標が達成できたら、たくさんの人の愛をたくさんの人に伝えていきたいです。 
・僕は初めて赤ちゃんが生まれてくるところを見て、お母さんがとても痛そうでびっくりしましました。自分も同じような感じで生まれてきたと思うので、母親への感謝の気持ちを忘れず、これからも生活していきたいです。
・今を一生懸命生きることの大切さを学びました。私も投げ出したくなる事があるけど、それを乗り越えていこうと思ったし、自分が健康に生きていられることに感謝しています。すごく苦しい思いをして生んでくれた母に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

【春日井市立高座小】みんなでなかよく「なかよしランチ」

 高座小学校では、心の教育の一貫として、異学年交流の「なかよしランチ」を行っています。この行事は、高学年と低学年との交流を通して、みんなで楽しい食事時間を共有する。また、高学年が低学年と遊ぶ計画を立て、実行することで、高学年としての役割意識を高めたり、低学年を思いやる気持ちを育てたりすることをねらいとしています。
 当日は、1・6年、2・5年、3・4年の兄弟学級でお弁当を楽しく食べました。1年生の児童は、6年生のお兄さんやお姉さんと楽しいお話をしながら食べる時間を楽しみにしていました。食事後には、教室でみんな仲良く、高学年が計画したレクリエーションを行いました。高学年の児童が低学年の児童も楽しめるように遊び方を工夫したり、優しく接したりする姿を見ることができました。
 異学年交流を行ったことで、低学年、高学年ともに温かく楽しい時間を共有するとともに、高学年には低学年を思いやる気持ちが育ってきています。

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【扶桑町立高雄小】児童会活動によるエコキャップ回収

 高雄小学校では、児童会活動としてペットボトルキャップの回収活動を行っています。きっかけは4年前に当時の6年生が「エコキャップ運動」を始めたことで、それ以来、活動が続いています。しかし、エコキャップ回収活動を始めた当時は、高い意識をもって活動をしていましたが、次第にこの活動を知っている人が児童玄関前にある収集箱に入れるだけになっていました。今年度より、このエコキャップ活動の管理が環境委員会に移されることになったことから、もっとみんなにエコキャップについて知ってもらいたい、もっとたくさんのエコキャップを集めて、世界の子どもたちの役に立ちたいとの希望をもちました。
4月から、集められたエコキャップが、月ごとに扶桑町の可燃性ごみ収集袋にどれだけ集まったか記録していました。収集袋はおよそ縦77センチ、横64センチです。段ボールでつくったエコキャップ収集箱いっぱいで、だいたい収集袋1袋分になります。4月は1袋、5月は2袋、6月は3.5袋、7月は中旬までで2.7袋分集まっていました。
環境委員会で話し合い、キャップ800個で1人分のワクチンにかえることができること、それを発展途上国の子どもたちに送ってもらえること、さらにキャップを再利用することでCO2 を減らすことができることなどを全校児童に紹介し、回収活動の意義や意味を知ってもらった上で集めることにしました。また、夏休みにためておいてもらうために夏休み前に紹介するとよいこと、保護者に向けて訴えるとよいことなどを確認しました。
活動に際しては、環境委員会の6年生の数人でエコキャップ活動に関するチラシ(保護者向け)をつくりました。その後、1年から6年生までの全クラスを、環境委員全員で分担して、チラシをもってエコキャップ回収のお願いにまわりました。各クラスでは、エコキャップ回収についてよく知らない子もいて、環境委員会のお兄さんお姉さんの説明を真剣に聞いていました。中には、「家にいっぱいためてあるから、明日もってきてもいいですか?」と質問をする子もいました。
 環境委員会の子たちが積極的に活動をすすめたおかげで、夏休み明けの9月には、実に収集袋9袋ものエコキャップを集めることができました。10月も順調に回収が続いています。今後も、世界の恵まれない子どもたちのために、たくさんのエコキャップを回収できるよう活動を続けていきます。
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【豊橋市立南部中】「なま隊」〜なまず池掃除したい〜による美化ボランティア活動

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1 はじめに
 南部中学校の代表的なボランティア活動「なまず池掃除し隊」は今年で13年目を迎える。参加者も600人を超え、南部中学校における重要な生徒会活動となっている。
 なまず池の清掃は、なまず池が危険な池であるという理由から、公園と池がなくなりそうになるという話がもち上がったときに、地域の方が自主的に始めたものである。それを知った生徒が「私たちにもできることはないか」と、清掃活動への協力を提案したことが「なま隊」の始まりである。地域ボランティア「なまず池を守る会」の方たちとともに、なまず池を「トンボが飛び交い、小鳥がさえずる公園」になることを願って活動を続けている。また、平成21年度より「なま隊10周年プロジェクト」として、集めた落ち葉で堆肥作りが始まり、活動の形態も少しずつ変わってきている。
 
2 目的
(1) 中学校から地域社会に貢献できる活動を行い、ボランティアの心を養うとともに、地域社会との連携を深める。
(2) 学校生活の中で、自分たちの意見が反映される喜びや活動を作り上げる喜びを味わわせる。

3 本年度の改善点
(1) ここ数年で参加者が急激に増えたことから、安全面、生徒の十分な活動を考慮し、なま隊の形態を変えることとなった。
(2) 昨年度より、校庭の溝や窓など、普段の清掃時間ではきれいにしきれないところを掃除する南部530活動を同時に行うこととなった。
(3) 本年度は、学年ごとに割り振りをした。
(4) 年3回のなま隊のうち2回をなまず池での活動、残りの1回を校内美化ボランティアとした。
(5) 校内美化はあらかじめ美化委員により活動場所が提示され、いつもの清掃以上にきれいに仕上げるようにした。

4 活動の様子
(1) みんなで「なま隊」
  ○活動の流れ
   ア 生徒会が主催し、級長を窓口になま隊の参加者を募集する。
   イ 授業後、参加者は運動場に集合し、生徒会役員の指示でなまず池へ移動する。
   ウ なまず池到着後、「なまず池を守る会」の方々と合流し清掃活動を行う。
   エ 活動終了後、現地解散する。
 美化委員会からスタートした「なま隊」は、学校のボランティア活動の顔として継続していこうと数年前から運営を生徒会が引き継いでいる。デッキブラシでせせらぎを清掃したり、落ち葉を拾ったり、池の周辺の草取りなどが主な活動である。

(2) ボランティアの輪をより広げるために
 より多くの生徒たちに「なまず池」を知ってもらおうと、なま隊に参加した生徒たちの感想を載せた生徒会だよりを発行している。清掃した時の池の様子や守る会の方たちの話、注意してほしいことも記載し、活動に興味をもってもらうようにしている。

 (3) 本年度の変更について
 活動のふり返りでは、なまず池でなくても学校や校区を美しくすることはよいことだという意見が多く、生徒のボランティア活動に対する意欲の高さを感じることができた。また、活動場所を学年ごとに分けたことで、ひとりひとりに役割がしっかりとでき、よりよい活動になっていた。
 「なま隊10周年プロジェクト」でスタートした堆肥は、試行錯誤の結果、よいできとなってきた。清掃担当生徒や緑化委員会の常時活動となり、まもなく「こども110番」の家に贈る花ポットの土として使うことができそうである。

5 おわりに
 「なま隊」の活動は、一人一人の豊かな心を育てるとともに、集団の団結を確かめ、地域の方々との触れ合いの場としても大変有意義だと言える。参加人数が増えたことにより、活動方法は変わってきたが、生徒たちが誇りに思える活動としてこれからも大切にしていきたい。南部中学校での代表的なボランティア活動として、長く続くよう生徒たちと活動を工夫していくことが必要である。

【豊橋市立野依小】道徳の授業に本気で取り組む

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 本校では、「本気」を教育目標に掲げ、「知・徳・体の調和のとれた児童の育成」をめざしています。
 9月20日(木)の参観日には、どの学級も道徳の授業を公開し、日頃の道徳教育の様子を地域の方々に見てもらいました。この日は、平日でしたが父親の参観も見られ、関心の高さがうかがわれました。
 1年1組では、「えんそく」(道徳2−(3)仲よし・助け合い)を題材に学習を進めました。自分が遠足で拾ってきたどんぐりを現地に忘れてきてしまった友達に分けてあげるという内容でした。子どもたちからは、「せっかく拾ってきたから、あげられない」「忘れた子がかわいそうだから、分けてあげる」と、各自の意見が活発に出されました。終末では、「分けてあげるといいなと思った。あげれば、いつか自分ももらえるから。」と感想が出て、助けてもらった時のうれしい気持ちに気づくことができました。
 高学年では、「いじめ」をテーマに話し合う学級もあり、どの教室でも本気で考える子どもたちの姿が見られました。

【豊明市立豊明中】地域社会の中で活動しよう。

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 本校では、生徒に地域社会に生活する一員であるという自覚を持たせ、勤労や奉仕の尊さを学ぶために、学区の清掃活動に力を入れています。
 学校の前に三崎水辺公園があり、市民の憩いの場となっています。秋には多くの枯葉が落ちるため、その片づけがとてもたいへんです。そこで本校では、学級ごとに1時間ずつ落ち葉拾いを中心とした清掃活動を行っています。がんばって集めた学級は、落ち葉が大きなごみ袋に50袋にもなります。この活動は数年前に始まったものですが、生徒にもすっかり定着しており、「去年よりたくさん集めよう」と生徒たちは気合いを入れてがんばっています。また、生徒会独自で生徒のボランティアを募り、三崎公園の清掃をする活動も始まりました。地域の方々も参加してくださるので、地域の方と協力して活動するという意味でも有意義な活動になっています。この清掃活動に参加するボランティアの数も徐々に増えてきました。
 平成23年度から、美化委員が主体となって、通学路のごみを拾いながら登校するという活動も始まりました。昨年度は6月20日、本年度は5月22日に行いました。市役所の環境課の方にも協力してもらって、可燃ごみだけでなくいろいろな種類のごみを処理しました。この活動も定着していくことを願っています。

【西尾市立吉良中】 震災体験談から学ぶ命の大切さ       −親子講演会を通して−

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 本校では、6月16日の親子講演会で、石巻市在住の作家阿部邦子氏をお招きして、全校生徒とその保護者で、昨年度の3・11の震災の体験談を聞く機会を設けました。阿部氏の東北弁混じりの話し方に加え、気さくな話しぶりに、会場中が引き込まれ、時間があっという間に過ぎました。生徒たちは、阿部氏の切実感のある体験談から「命」と「自分や周りの人を大事にすること」の大切さを学びました。特に「生きてください」「危機感をもってください」「言葉で伝えてください」という言葉が印象に残りました。生徒それぞれの心に響いたようでした。 以下に生徒の感想の一部を掲載します。
 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇  
 邦子さんの話を聞いて、常に危機感をもち、生きている限り輝いて、生き延びたいと思います。私の弟は、喘息でいつも薬を飲んでいます。それがないとゼーゼーとなってしまいます。しかし、もし、地震が来たら薬をとりに行かずに、生き延びるために逃げ切りたいです。私のおじいちゃんは癌のせいであまり声がでませんでした。だけど精一杯話そうとしてくれて、私は、邦子さんのように「おじいちゃん大好き」と言ったことを覚えています。私も後悔はないです。邦子さんの話を聞いて、「言葉」の大切さを改めて実感することができました。家に帰ったら母に「産んでくれてありがとう。」と伝えたいです。私は、常に、前向きに生きて、いろんな感謝の気持ちを伝えていきます。邦子さん、私は生き延びます。輝きます。前向きに生きて「言葉」を大切にします。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇  
             

【豊川市立小坂井東小】 みんなで救おう!〜「ヤゴ救出作戦」〜

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 本校では10数年来、プールの水を流してしまうと排水溝に流されてしまうヤゴの救出作戦を行っています。今年は、6月6日(水)好天に恵まれ、無事実施することができました。
 1・6年、2・4年、3・5年とペアを組んで行った当日、高学年の児童が採取の仕方や飼育についてレクチャーをしていることもあり、虫取り網、切り取ったペットボトル、バケツなど、様々な道具を持ち寄り、張り切っている児童の姿がありました。「いっぱいヤゴを採って助けるんだ」「葉っぱのうらにいるんだよ」「うわぁ、たくさんいたよ」プール清掃の前で水は緑色ににごっており、けっこうきたないのですが、にぎやかで元気な声が響きました。
 1年生は、その後、近くの中学校にも出向き、中学生のお兄さんお姉さんと、一緒に「ヤゴ救出作戦」を行いました。中学生も小さな子たちとの活動は、とても楽しいものだったようです。救出した千匹以上のヤゴは、各教室で羽化するまで飼育され、命について考えるよい機会となりました。

【東栄町立東栄中】生徒会を中心としたエコキャップ回収活動

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 生徒会では、「立ち止まりあいさつ」や「ボランティア清掃」など、温かい心や奉仕の心を育てる活動を企画し、行っています。その中の1つとして、エコキャップの回収活動があります。
 エコキャップの回収は、NPO法人エコキャップ推進協会が行っている「地球に愛を 子どもに愛を」の活動の一環です。エコキャップを集めることは、JCV(NPO法人世界のこどもにワクチンを 日本委員会)への寄付と震災地への義援金になります。例えばエコキャップを約860個集めると、1人分のポリオワクチンの代金になるというものです。また、その数のエコキャップを燃焼させると、約6kgの二酸化炭素が排出されることから、その抑制にも一役かっています。
 生徒会としては、小さなことでも子どもたちの命を救うことができることに価値をみつけ、取り組んでいます。町内の施設や商店などにエコキャップの回収に協力してもらえるように、掲示物を作成したり、依頼の手紙を書いたりして、働きかけを行いました。また、校内でも、玄関に収集箱を設け、エコキャップの回収をしています。生徒たちも積極的に入れてくれるようになりました。
 こうして集まったエコキャップは生徒会で分別し、定期的に蒲郡にある合成樹脂の会社に届けています。7月には、分別し終わった2万個以上のキャップを届けることができました。約25本分のポリオワクチンを送ることができました。
 この活動は、生徒だけで成り立つものではありません。地域の方々がこの活動を理解し、賛同し、協力してくれています。「キャップが集まってきたよ」と、いつも気にして声をかけてくれます。生徒たちは、地域の方に協力していただいているという気持ちをもち、お礼のあいさつに行ったり、感謝の手紙を書いたりしています。また、自分たちの活動が、子どもたちの命を救っているという思いをもち、生徒会活動の時間だけでなく、休み時間も活用し、自主的に取り組んでいます。
 この活動は、今後も東栄中学校の温かい心を育てる伝統的な活動として、継続していきたいと考えています。