【安城市立安城南部小】あいさつロード

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 安城南部小学校は、教育目標「強い体と健全な心をもち、力いっぱい生活する南小っ子」の育成を目指して、「豊かな心をはぐくみ、よりよい人間関係の充実を図る道徳教育」を第一の重点目標とし、道徳の授業を要として、各教科、特別活動、日常生活において、コミュニケーション能力を高める場を設定することを心がけています。
 その一例として、コミュニケーションを図る第一歩である、「あいさつロード」への取組について紹介します。
 児童会の生活委員会では、「あいさつロード」を行っています。4月に、「安城南部小学校の良いところ、良くしたいところ」について話し合いを行い、「あいさつのあふれる学校にしたい」という生活委員会の目標が決まりました。そこで、毎週金曜日、校門と昇降口に立ち、登校してくる子にあいさつをするボランティアを昼の放送で呼びかけ、募集しています。はじめはなかなか集まらなかったボランティアも、放送による生活委員の呼びかけで、「ロード」になるほどの人数が集まるようになりました。また、校内にあいさつをよびかけるポスターを掲示したり、「あいさつ運動」のタスキをつけて、生活委員が、教室にあいさつをして回ったりしています。はじめは恥ずかしそうにしていた生活委員も、自信をもって活動に取り組めるようになってきました。
 この活動を通して、校内にあいさつの声があふれるようになってきています。「あいさつあふれる南部小」とどの子どもも胸をはって言えるように、「あいさつロード」をより、盛り上げていきたいと思います。そして、あいさつを通して、友達とのつながりを深めていくことができる学校づくりを進めていきたいと思っています。

【愛西市立佐織中】いただきます

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 本校は、全校生徒と全職員が一堂に会して食べることのできるランチルームにおいて、平成18年度からカフェテリア方式の給食を実施している。自校調理で出来たての料理は調理員によって取り分けられ、生徒はそれをトレイに取って席に着く。広く清潔なランチルームで、温かいものを温かく、冷たいものを冷たくいただくことができ、生徒たちにとっては、まさに至れり尽くせりの環境が整っていると言える。
 しかし、こうした豊かな環境や献立を前にすると、生徒の「心」の貧しさが目に付いてきた。現代の食料事情と豊か過ぎる食環境は、「食べたいものを食べたいだけ食べるのが当たり前」「食べたくないものは食べない」という自分本位な考え方となって、生徒の給食の様子にも反映されているように思われた。
 このような実情をみると、「食」に対する意識の荒み様は、まさにその人の「心」の荒みにも通ずるものがあるように思われた。人が生きるということと「食」との関わりを知り、「食」の大切さを学ぶことを通して、食べ物を大切にする心、食べられることに感謝できる心、自分の「生」も他の「生」も大切にできる心を育むことが必要であると考えた。 
 そこで、平成19年度には、「思いやりと感謝の心をはぐくむ食の指導」を主題として、研究に取り組んだ。その後も、学級指導や給食指導、保健指導、各教科、道徳、総合的な学習の時間においてのみならず、家庭や地域とも連携も図り、全校体制で実践と研究を進めた。その結果、生徒たちの中には、「食」と「心」との関わりが少しずつ意識づけられてきた。
 そして今年度、 取組が形骸化してきているところを見直し、再び食育の研究に取り組むこととなった。次の実践は、4月の学校公開で食育と関連させた道徳の授業である。

 1 主 題  「いただきます」
 2 本時の指導
 (1)目 標
    ・食事に対する考え方や自分の行動をふり返ることができる。
    ・食事に関わるあらゆるもの、人に感謝の気持ちをもつことができる。
 (2)指導過程
    1 「いただきます」の意味を考える。
     ・命あるものをいただくという意味
     ・感謝の気持ちを表す(作ってくれた人、食材)
    2 食事に対する自分や周りの人の行動をふり返る。
     ・一人分をしっかり食べている
     ・好き嫌いがある
     ・量が多くて残す
    3 食事の改善のための、自分や周囲へのメッセージを詩に表す。
     (1)テーマを決める
     (2)詩を書く(下書き)
     (3)清書をする(絵も入れる)
    4 詩を発表する。
    5 感想を書く。
 * 資 料 *
  「いただきます」

    さかな
     ぼくの肉を命を
           みんなにあげる
    やさい
     私が地球から吸い上げた
       エネルギーを栄養を
           みんなにあげる
    私たちは
      感謝の気持ちを送ります

        いただきます

        ごちそうさま

【稲沢市立下津小】あいさつで 心つながる 下津っ子

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 下津小学校は、昨年開校40年を迎えました。緑多いのどかな学校ですが、JR稲沢駅周辺の宅地化や、それに伴う新しい道路の開通、新店舗の増加などでどんどん発展しています。
 本校の、「あいさつ」「元気に遊ぶこと」「地域の方とのふれあい」について紹介します。 あいさつはコミュニケーションの入り口です。あいさつを通して、なかよく元気な学校をめざしています。朝は、生活委員会の児童によるあいさつ運動から始まります。校門に委員会の児童が立ち並び、全校児童を迎えます。委員のあいさつに対して、大きな声であいさつする子、ちょっと照れながらあいさつする子、笑顔で返す子などなど・・・。気持ちの良い1日が始まります。
 休み時間には、子どもたちは運動場で元気よく遊びます。所狭しとボールを追いかけ、汗だくになりながら友達と楽しんでいます。なかには、異学年の児童で遊ぶ様子も見られます。「健全な精神は健康な肉体に宿る」と言われるように、元気に遊ぶ子どもたちの心は、その笑顔に表れています。子どもの笑顔って、本当にいいものです。
 地域の方とのふれあいは、学年で計画したり、学校行事の中に組み込んだりするなど、多くの機会で行っています。その中の「お年寄りとのふれあい給食」を紹介します。1・2・3年生と、地域のお年寄りとの交流会です。校区にお住まいのお年寄りと一緒に給食を食べ、親交を深めたところで昔の遊びを教えてもらいます。竹とんぼ、こま、お手玉、おはじき、メンコなどで楽しく遊びます。こまひもの巻き方や、投げ方を教えてもらう子、お年寄りと竹とんぼで飛行時間を競争する子、お手玉がうまくできずに手取り足取り教えてもらう子など、とてもほのぼのとした時間です。
 下津小学校は、今日も子どもたちの元気なあいさつで始まります。

【一宮市立大和東小】自分自身を大切にしよう〜薬物乱用ってなに?〜

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 子どもたちが楽しみにしている夏休みを前に、養護教諭が6年生を対象に、薬物乱用の怖ろしさについて授業を行いました。
 数種類の粉が用意され、「これはなんでしょう?」「どうやって確かめますか?」と問われました。子どもたちは袋の上から粉をさわったり、ながめたりしながら、グループで話し合いを進めていきました。
 「なめてみる!」と答えたグループは、もしそれが危険な薬物だった時、なめたらどんなことになるか話を聞き、とてもびっくりしていました。たった1度でも薬物を使ったら、「薬物乱用」。大切な人生を台無しにしてしまうことを知りました。
 子どもたちの楽しみにしている夏休みは、開放的な気分になりやすく、危険もたくさん潜んでいます。子どもたち一人一人が自分を大切にすることを学ぶことで、安全で充実した夏休みが過ごせることでしょう。
 さあ、2学期の始まりです。さらに生き生きと活躍する子どもたちの姿が楽しみです。 

【刈谷市立日高小】「あいさつ運動」

 本校では、「心身共に健やかで、豊かな心と実践力を身に付けた児童の育成」を教育目標としています。その教育目標を受けて、めざす日高っ子として、「ひ」ろく豊かな心で学ぶ子(知)、「だ」れとでも仲良くできる子(徳)、「か」らだと心をきたえる子(体)を育成しています。この中の「だ」れとでも仲良くできる子を目指す取組の一環としてあいさつ運動を行っています。
 あいさつ運動は、児童会生活委員会が中心になって毎月1回行っています。正門・西門の2箇所で朝の登校時に生活委員が立ち、元気なあいさつや声かけが行われ、朝から学校に活気を感じる活動になっています。低学年の児童の中には、生活委員の近くに寄ってきて、さらに大きな声であいさつをする姿も見られます。生活委員も子どもたちが元気にあいさつをしてくれるので、より大きな声で笑顔でのあいさつになってきました。また毎学期の始まりにはPTAあいさつ運動も行われ、PTAのみなさんの明るいあいさつに、より多くの子どもたちが笑顔であいさつをしています。
 朝の元気よいあいさつは、その日の学校生活のスタートとしてとても大切で、それが、家庭での「おはようございます」「いってきます」などのあいさつにもつながると考えています。今後もこの活動を続けてきたいと考えています。
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【一宮市立西成中】自他を尊重し、共に生きる生徒の育成

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 本校では、毎年、2年生が愛知県立一宮東養護学校との交流を行っています。今年度は、6月11日(月)に、本校の生徒が一宮東養護学校へ伺い、中学部2年生のみなさんと交流を深めました。
 5月30日(水)の道徳の時間に、事前指導として「開拓者の決心」を扱いました。資料について話し合った後、親切にされたこと、親切にして喜ばれたことについて自分の体験を語り合いました。その後、学活の時間などで、合唱やクラス紹介の練習をしたり、交流で使う自己紹介カードを作成したりしました。
 6月11日(月)の交流会当日、本校の生徒たちは、同じグループになった養護学校の生徒のみなさんと積極的に交流を深めようとしたり、心をこめて合唱したりすることができました。また、クラス紹介では、自分たちのクラスのことをどうすれば分かってもらえるだろうか、様々な工夫をすることができました。そして、自己紹介カードの交換では、ただ渡すだけでなく、自分たちが考えてきた手遊びや、好きなアイドルグループの話題で盛り上げることができ、充実した交流会になりました。
 6月13日(水)の道徳の時間では、事後指導として「あふれる愛」を扱いました。資料について話し合った後、これからの自分の生き方について、交流会で学んだことも踏まえて考えました。ある生徒の感想には「障害のある人も、普通の人も、みんな同じように生きられるようにする。差別がないように、人々が助け合って生きていける世の中にしたい」と記されていました。
 この一連の活動を通して、障害のある方たちに対して、共に生きる仲間としてどう接していくとよいかということを学び、これからの生活に生かそうとする意欲を高めることができました。今後も、道徳の時間を「要」とし、教育活動全体を通して豊かな心をはぐくむ道徳教育を実践していきたいと思います。

【岡崎市立竜谷小】梅干しつくりを通した地域との心温まる交流

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 本校では、総合学習の一つとして、実のなる木を育てることを通して地域の人々との交流学習を進めている。
1年生は鬼ぐるみ  2年生は栗    3年生は梅
4年生はみかん   5年生はかりん  6年生はキウイ
である。ここでは、3年生の「梅の木大作戦」の交流を紹介しよう。
 3年生は、梅名人(地域のお年寄りや子どもたちの祖父母や保護者)を迎えて、梅の木の育て方のポイントを教わったり、梅の実の収穫を行った。今年は、校内にある21本の梅の木から約57キログラムの梅の実が収穫できた。例年は35キログラム前後の収穫なので、今年は豊作であった。これは、梅名人のご指導・ご支援のもと、梅の木の世話がうまくいった証拠でもあろう。この収穫から、8樽ほどの梅干しを楽しく作ることができた。
 その際、保護者の方から
「子どもたちと一緒に、梅の収穫を体験できたことは楽しかったです」
「梅名人さんに教えてもらったので、家でも梅干しつくりに親子で挑戦します」
「年配の方から、伝統的な昔ながらの梅干しつくりを受け継ぐことができて良かったです」
などと多くの心温まる声をいただいた。
 子どもたちも祖父母や地域の年配の方から、梅干しつくりを学ぶことによって、伝統や文化を伝えることの大切さを学んだようだ。
 「梅干しがこんな風にして作られているなんて知らなかった。今日は、とっても親切に教えていただいて楽しかったし、嬉しかった。日本人は梅干しが好きだからね」
「ぼく達だけではなく、地域の方や梅名人さんなどみんなでつくった梅干しなので、みんなに食べてもらいたい。みんなに喜んでもらいたい」
などと交流から生まれる喜びの声が聞かれた。
 今後の活動として、梅干しを全校生徒に配って試食してもらう計画でいる。また、地域の施設の方々にも、紙芝居やパンフレットを作成して学校の様子や梅干しつくりを紹介し、梅干しを試食していただく予定である。梅干しつくりを通して、心温まる交流の輪が広がっている。

【一宮市立神山小】道徳教育の充実をめざして

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 本校では,「『笑顔いっぱい 元気いっぱい 学びいっぱい』を合言葉に『もっといい神山っ子』をめざし,『かしこく みんなにやさしく たくましく生きる子』の育成と保護者・地域社会から信頼される学校づくりをめざす」ことを教育目標に掲げ,日々の教育活動に取り組んでいます。その中でも,「豊かな心を持ち,たくましく生きる力の育成」を道徳教育の目標とし,日々の授業実践を進めています。特に,6月と10月には道徳の授業法研究を行い,道徳の授業のあり方について職員同士で勉強し合っています。
 6月の1年生の研究授業では,「はしのうえのおおかみ」の資料を取り扱い,児童の「思いやり・親切」の気持ちを高めることをねらいとしました。一本橋を渡ろうとする「うさぎ」を追い返し,意地悪をおもしろがっている「おおかみ」でしたが,自分より大きい「くま」の温かい心にふれ,気持ちが変わっていきます。その後,以前に意地悪をした「うさぎ」に対して,・・・。児童は「おおかみ」の気持ちを考え,身近にいる人に温かい心で接することのよさに気付き,大切なことを学ぶことができました。
 現在,10月の研究授業に向けての話し合いを進めています。これからも,よりよい道徳の授業実践をめざします。

【豊橋市立松山小】豊橋・学校いのちの日の取組

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 豊橋市立松山小学校では、「豊橋・学校いのちの日」の取組として、「いのち」や安全について見つめ直す4つの活動を行いました。
 1つ目は、平成22年6月18日の章南中学校の野外活動での事故の概要を含め、「いのち」のつながりと大切さを語り継いでいこうと、6月18日に全校集会で校長先生の講話を行いました。
 2つ目は、6月11日(月)から6月18日(月)の1週間、1年から6年の各学級において、「いのち」を見つめる授業が行われました。1・2年生では、「お話広場」や読み聞かせの活動を通して、3・4年生では、「いのちのバトン」や「大漁」の資料を使った授業を行いました。5年は、脳性麻痺の子と母親の手紙を題材にした「おかあさん、ぼくが生まれてごめんなさい」を通し、「いのち」は自分一人のものではなく、支え合って存在するものだという話し合いが活発に行われました。また6年生は、がんと闘いながらも精力的に講演活動を続けている方の話を聞きました。講演の中の「あきらめない」「感謝」「勇気」に感銘した6年生のある児童は翌日の水泳で、目標としている25メートルを「あきらめない」で泳ぐことができました。
 3つ目は、「いのち」を自分で守る避難訓練が6月18日「いのちの日」に行われました。地震避難後の津波を想定し、避難の仕方を訓練しました。
 4つ目は、保護者や地域の方への呼びかけです。学校だより「ふれ愛だより」を発行し、児童全世帯に配付すると同時に校区全体に回覧しました。6月18日は「いのちの日」であり、「いのち」や安全を見つめ直し「いのち」を大切にようと校区全体に呼びかけました。

 これらの活動を通し、「自分のいのちはたくさんの人とつながっている」「たくさんの人に支えられている」「支えてもらっている人のために精一杯生きたい」「生き物のいのちは大切にしながら食べたい」「無駄に生き物のいのちは奪わない」と多くの児童が振り返っていたことが印象的でした。

【江南市立布袋小】親子で道徳

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 6月10日(日),江南市立布袋小学校では日曜参観日でした。
 毎年,たくさんの保護者の方に来校いただき,道徳を中心に参観いただいています。家族の問題を扱った資料や,親子で考えていただきたい題材を取り扱ったり,その場で親子で意見を交わしていただいたりする授業も行いました。
 高学年になると,学校でも,家庭でも,なかなか子どもの本音を引き出しづらくなってきますが,親子の会話の話題になることを願って実施しています。

【犬山市立犬山南小】 ちくちくことば ふわふわことば

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 小学校1・2年生の低学年の子どもたちは,思ったことをそのまま口に出してしまいがちである。きつい言葉を言われた時の気持ちを考えたり,相手のことを考えて行動したりするということがまだ十分できない。しかし、そんなに強く相手を攻撃しようと思っているわけでもなく軽い気持ちで「いやだ。」「下手だね。」「ばか。」などの言葉を使っていることが多い。謝れば、「うんいいよ。」と根に持つこともなく関係の修復をはかることができるのも低学年ならではであるが,中には何気ない友達の言葉に傷ついたり,悲しい思いをしていることもありがちである。
今回は友達に言われていやな気持ちになった言葉を想起し,それらの言葉を「ちくちく言葉」ということを知らせた。その後,言われて嬉しくなったり,がんばろうという気持ちになる言葉を想起させてそれらの言葉を「ふわふわ言葉」と呼ぶことを知らせた。さらにみんなで学級でこれから使いたい言葉を10個選んで「1年1組ふわふわことばベスト10」と決めた。それからグループでスキルゲームを行い,カードに書いてある言葉に対してふわふわ言葉を使って答える練習をした。この活動を通して,ふわふわ言葉を使うと友達と仲良く生活することができたり,頑張ろうという気持ちになれたりすることにほとんどの児童が気づくことができた。
 言葉の持つ力を知り,言葉を有効に選択し,使うことで人間関係をうまく取り持つことができるものである。「ふわふわことばとちくちくことば」の授業は低学年の時にやればそれでOKではなく,中・高学年また中学校においても手法を変えて行うことで、温かい言葉を進んで使う肯定的な人間関係を育てるのにとても有効である。

【田原市立童浦小】郷土愛を育む親子で茶摘み体験

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 童浦小学校には、長年続いている伝統行事「若葉集会」があります。これは、蔵王山の東麓にある学校茶園で、子どもたちや保護者が地域の皆さんと一緒に茶摘みをする行事です。毎年、八十八夜のころに行います。今年は5月1日(火)に実施しました。
 童浦小学校の茶園は、昭和8年に始まり、今年で79年目。この「若葉集会」は、祖父母から父母へ、そして、子へと、3世代にわたって受け継がれてきました。
 平成17年に3000本の新しい苗木に植え替えて7年たちます。茶園の木が大きくなり、畝と畝の間も狭くなりました。今年は植え替えた後、5回目の収穫でした。今年の春先は冷え込みが厳しく、若葉の伸びが心配されましたが、青々と伸びた新芽がそろいました。「初めて茶摘みをしました」と話す保護者や、「見て見て、たくさん採れたよ」と、茶葉を見せにくる子どもたち。今年は200キロの収穫をめざしました。結果は415キロでした。予想以上の大収穫でした。家族の夕食時などに、茶摘み体験が話題になるなど、家庭でも童浦への愛着心が育まれています。

〜児童の感想〜
・今日、若葉集会がありました。妹といっしょに行きました。お茶ばたけで茶つみをしていたら、お母さんも来ました。お母さんがきて、うれしかったです。みんなでがんばってつんだので、ふくろいっぱいになりました。一生けんめいやったので、体があつくなりました。夕食の時に、お父さんに茶つみのことを話しました。来年は、お父さんとお母さんといっしょに茶つみをしたいと思いました。(3年生)
・若葉集会は、4年になって一番楽しみにしていた行事です。行く前からワクワクしていました。畑に着いたら、若葉がいっぱいありました。お母さんも来ていっしょにつみました。楽しかったです。ビニールぶくろ半分ぐらいつみました。来年は、ふくろがお茶の葉でいっぱいになるぐらいつみたいです。みんなでつむと楽しい茶つみがずっと続いてほしいです。(4年生)

【美浜町立河和中】「プロジェクトB」の活動

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 本校では3年前から、生徒会執行部の「自分たちの学校を自分たちの手できれいにしよう」という呼びかけのもと、有志生徒が除草作業などの学校の環境整備を行う「プロジェクトB」という活動が行われています。

 本年度の1学期にも、5月22日(火)、6月19日(火)、7月18日(水)に計画されました。5月と6月はあいにくの荒天で中止となりましたが、7月18日はよい天気に恵まれ、1年生から3年生までのおよそ200人の生徒が昼放課に自主的に中庭に集まって活動しました。今回は、その日までに外庭掃除担当の生徒が抜いた草や、PTAや職員が草刈り機で刈り取った芝などを集める作業を行いました。中庭のあちらこちらに山盛りだった草が袋の中に入れられ、あっという間に袋の山にかわっていきました。梅雨明けで非常に蒸し暑い中でしたが、汗を流しみんなで協力しながら和気あいあいと活動する生徒の姿が見られました。

 その他にも例年、学校周辺の海岸や道路のゴミ拾いを保護者や地域の人と一緒に行う「BT作戦(ビューティフルタウン作戦)」や「資源回収」、「生徒会PTA合同除草作業」などを全校体制で行っています。これからも地域の方々のご協力をいただきながら、地域の一員としての自覚や、身近な環境を大切にしようとする意欲を高められるような活動を継続して行っていきたいと思っています。

【刈谷市立刈谷南中】無言清掃

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 本校では、昨年度の3学期から「無言清掃」という活動を行っています。これは、生徒会による呼びかけをきっかけとして取り入れられた活動です。スタートから約半年が経ちますが、生徒たちは黙々と、15分間の清掃活動に取り組んでいます。
 この「無言清掃」によって、生徒たちの中にも少しずつ変化があらわれ始めました。掃除道具の整頓や、落ちているごみへの対処など、それまで雑になりがちだった部分にも、丁寧に取り組むことができるようになってきました。
 毎日の清掃活動は、たった15分間の活動です。しかし、集中して「無言」で行うことで、生徒たちは掃除の大変さと、きれいになったときの充実感を味わうことができています。今後もこの「無言清掃」を続けていくことで、生徒たちが学校環境だけでなく、地域環境にも目を向けられるようになればと考えています。

【日進市立南小】 思いやりの心を育てる異学年交流活動

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 本校では、思いやりの心や豊かな人間関係を築いていく力を育むために、いろいろな場面で、異学年の交流を行っています。
 毎日の清掃活動では、全児童を67の班に分け、1年生から6年生までが一緒に掃除をしています。6年生が班長を務め、班全員の役割分担をします。そして、時間通りに掃除が終わるように声掛けをしたり低学年に掃除道具の使い方を教えたりしています。1年生が入学したばかりの頃は、5年生が1年生の教室へ行って掃除の場所まで手をつないで連れて行くなど、ほほえましい光景も見られます。少し恥ずかしそうにしながらも、来年は自分たちが班長になるんだという気持ちが感じられる場面です。初めは名前も知らない者同士だったのに、数か月後にはすっかり仲良くなり、休み時間に異学年で一緒に遊んだりすることもあるようです。
 また年に2回、児童会主催のゲーム集会が行われます。全校から「ゲームボランティア」を募り、ボーリングや的当て、宝探しなど、楽しいゲームを準備します。そして、掃除の班ごとに各ゲームを回り、点数を競います。日頃のチームワークがよい班は、高得点を取ることができます。優勝を目指して、とても盛り上がる人気の児童会行事です。このときも、班長が班員に適切な指示を与え、みんなが平等に楽しめるように頑張っています。
 その他にも、1年生と6年生が合同で春の遠足に行ったり、修学旅行や野外活動の際には、「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」の垂れ幕を5・6年生がお互いに作って校舎に飾ったりする伝統もあります。
 このような活動や伝統は、これからも、児童の豊かな心を育てていくために大切にしていきたいと思います。

【尾張旭市立旭丘小】学年の枠をこえて みんな仲良く 「縦割りタイム」

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 本校では、異学年との交流を図り、お互いに認め合い、協力し合う気持ちと態度を育てようと、縦割り班での活動を行っています。年に9回、高学年が企画した遊びを縦割り班のみんなで遊び、交流を深めています。5・6年生が中心となって企画・運営を行うことで、自主性と下級生への思いやりの気持ちが育っています。
 7月11日(水)に行った第3回目の「縦割りタイム」では、「シークレットボックス」「宝探し」「ジェスチャーゲーム」「的当てゲーム」「万歩計競争」など、教室や運動場を使って、仲良く遊び、明るい楽しそうな笑い声が学校中に広がりました。
2学期は、縦割り班で話し合い、企画運営する縦割り班イベント「わっしょい旭丘」を行う予定です。

【あま市立秋竹小】豊かな人間関係を育てる「なかま活動」

 小規模校である本校では、人間関係が偏ることがないように、異年齢交流活動(なかま活動)に積極的に取り組んできました。1年生から6年生まで、12の縦割り班に分けて活動しています。
 6月はじめ遠足で東山動植物園へ行き、園内では「なかま班」で行動しました。6年生が中心になってルートを考え、話し合いの時間には低中学年の意見も取り入れて楽しい遠足にしようという意気込みが感じられました。見学の際、6年生は、歩く速さや休憩するタイミングなどに気をつかいながら行動していました。また、高学年が動物の説明を読んであげたり、階段やエレベーターで低学年に寄り添ってあげたりするなど、心温まる姿がたくさん見られました。
 常時活動としては、水・金曜日の2回、遊びの時間があります。今年から男女混合班にしたので、どちらも楽しむことができる遊びを考えて活動しています。低学年の子にわかりやすく教え、みんなで楽しく遊ぶことができるルールを考えて取り組んでいます。
 6年生はリーダーとして成長し、責任を果たそうと努力しています。その姿を見て、他の学年も協力的になってきています。これからも、運動会や秋竹カーニバルなど、なかま班での活動が続きます。活動を通して、子ども達が豊かな人間関係を築いていってほしいと思います。
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【津島市立神守小】相手を思いやる気持ちを育む交流活動

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 本校では,総合学習の一つとして福祉施設との交流活動を行っています。
 本年度は,6月にスタッフの方に学校に来ていただき,施設の活動目的や内容についてのお話を聞きました。後日,本校の北にある「しらさぎ福祉園」を訪問して作業の様子などを見学してきました。園で働く人たちは,決められた仕事に熱心に取組んでいましたが,自分たちが部屋に入ると,「こんにちは。」と思いがけず声をかけてもらって驚いた様子でしたが,すぐに「こんにちは。」と言葉を返すことができました。園で作っているものを見て,「わたしたちが使っているなわとびだ。」とか,「焼き物やパンも作っているんだ。」と関心した様子でした。障がいのある人たちが,社会の一員として地域で生活するために,しらさぎ福祉園で,それぞれ自分の持っている力を生かして努力していることや,それを助けている園のスタッフの努力にふれることができました。
 7月には、園の皆さんを招待して,交流会を開きました。スタッフの方も含め70名を越える大勢の皆さんを迎え,児童の合唱や合奏、ゲームなどで楽しんでもらえたと思います。最後に行なった振り返りの中で,「自分たちの演技を見て,喜んでもらえてうれしかった。」「自分の作ったプレゼントは,見ばえがよくなかったが,喜んで受け取ってくれたのでほっとした。」など,自分たちの気持ちが通じた喜びをあらわしていました。
 園の人たちの仕事場を訪問したり,交流会でいっしょにゲームをしたりしてかかわり合う中で,お互いの立場を理解し,相手を大切にしようとする気持ちを育むことができたと考えます。

【みよし市立中部小】 すくすくタイム〜自分や友だちのいいところを見つけよう〜

 本校では、月に一度、全学級で「すくすくタイム」を行っています。「すくすくタイム」は、心や体の健康について知ったり、考えたりする時間で、友だちや家族とコミュニケーションをとる機会でもあります。7月の「すくすくタイム」では、「いいところ、み〜つけた!」というテーマで、自分のいいところ、周りの人のいいところを見つけるという活動を行いました。

 〜活動の流れ〜
1 自分のいいところ、好きなところ、得意なこと、がんばっていることを書く。
2 友だちに、自分のいいところやがんばっていることを見つけて書いてもらう。
3 ワークシートを家庭に持ち帰り、保護者に自分のいいところなどを書いてもらう。

 自分のいいところを見つける活動では、「外で元気よく遊べる」「勉強をがんばっている」「あいさつができる」「お手伝いをしている」など、たくさん書き出していました。友だちから自分のいいところを書いてもらう活動では、「字が上手だね」「やさしいね」「友だちと仲良くできるね」などとコメントをもらい、照れくさそうにしながらも、とてもうれしそうでした。保護者からも、温かいメッセージをいただきました(写真参照)。子どもたちは「お母さんがたくさん書いてくれてうれしい」「もっとがんばりたい」と、大きな喜びとやる気を感じたようでした。
 自分のいいところがたくさん見つけられて、「自分が好き」「自分は愛されている」と実感することのできる活動となりました。
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【豊田市立中金小】地域をきれいに 『ごみゼロ大作戦』

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 5月30日(水)に「自分たちの手で地元の環境を守る」「環境に対して今の自分たちに何ができるか考える」を目的として、『ごみゼロ大作戦』を行いました。
 この活動は、本校では毎年行っており、今年も美化・体育委員会の児童を中心に企画・運営し、全校が縦割りで4つのグループに分かれ、地域のごみを拾いました。本校は、山間部で近くにゴルフ場がある地域です。また国道に面しているため、毎年思ったよりたくさんのゴミが落ちています。今年は44名の児童で、約1時間程度の活動を行い、18キログラム以上ものゴミを集めました。
 活動後、子どもたちから「リモコンや携帯電話があってびっくりした。」「ごみがいろんな所に捨ててあった。」「ごみの多さにびっくりした。」「ごみを捨てないでほしい。」などの感想がありました。この活動を通して、ごみの種類の多さに驚くと同時に簡単にゴミを捨てないでほしい、地域がきれいであってほしいという気持ちを強く持つことができました。