【新城市教育委員会】新城の道徳教育の充実を目指して

 平成29、30年度に、新城市教育研修会道徳部会は、新城版「考え、議論する道徳」の授業を作り上げていくために、主発問や発言に対する効果的な切り返し方を検討し、複数校で授業実践を行いました。令和元年度は、小学校に引き続き、中学校でも道徳の教科化が始まったことにより、教科書を使用した授業の展開や評価方法などに小中学校で共通する課題があることが分かりました。
 そこで、令和元年度の道徳部会では、学校教育全体で行われる道徳教育についての研修を行い、各学校や学年・学級の実態に即した授業の展開を目指すために「全体計画の別葉の活用と評価」について重点的に取り組みました。研修会では、各校で作成した別葉を持ち寄り、比較・検討を行ったり、別葉作成の難しさや利点を話し合ったりしたことで、良い点や課題を明らかにすることができました。
 また、外部講師を招聘し、パフォーマンス評価、ポートフォリオ評価などの評価方法や文章表記する際に留意しなければならない点を教えていただきました。さらに、児童・生徒の見方がより多面的なものへと発展しているか、道徳的価値の理解を自分自身のかかわりの中で深めているかなど、授業と評価のかかわりについても考えることができました。これらの学びを部員が各校で広げることで、道徳教育に関する知識・理解を共有することを目指しています。
 今後も、教育研修会道徳部会を核にして、新城の道徳教育の充実を図っていきたいと考えます。