【一宮市教育委員会】令和元年度 一宮市の道徳教育の取組

 一宮市では、令和元年度、子ども自身が自らの道徳性を養うために必要な意欲を引き出せるよう、授業づくりと評価を中心とした研修を行いました。
 8月6日に、小学校教師対象には「うれしい、楽しい、道徳大好き!」、中学校教師対象には「子どもの心に届く道徳教育」と題して、夏季集中講座を開催しました。講座には、一宮市立浅井中学校の山田貞二校長を講師に迎え、教材分析の仕方や対話のさせ方等について解説を聞いた後、グループごとで発問づくりをし、教材研究の方法を学びました。
 10月11日には、「『探究』と『対話』を重視した道徳教育の創造」を研究主題とした第57回愛知県道徳教育研究大会が一宮市立浅井中学校と浅井中小学校を会場に開催されました。各校では授業公開され、県内から約400名が参加し研究を深めました。
また、11月12日の道徳主任者会、11月29日の教務主任者会では、評価のあり方やその具体的な方法について学ぶ研修を行いました。子どもの道徳性にかかる成長の様子を評価することが、子ども自らの成長と授業改善につながることを確認しました。評価のポイントを学んだ後、実際に評価文の添削を行いました。
 一宮市では、今後も各校が道徳の授業力向上やよりよい評価のあり方をめざし、道徳教育を推進できるよう、研修・研究の場を設けていきたいと考えています。