【西尾市立一色中部小学校】「うちらネコの手ボランティア」の実践

 本校は、防災学習に力を入れています。6年生の児童は、防災リーダーとして、意欲的に学ぶ中で共助の心を育んできました。さらに、進んで人のために働こうとする心情を育てるために、「うちらネコの手ボランティア」という教材を使って、道徳科の授業を行いました。
 本授業では、麻美の気持ちの変容を具体的に考えられるように、麻美の置かれている状況を、板書で確実に把握できるようにしました。また、一生懸命がんばる麻美がおばさんに怒られて、泣きたい気持ちになっていたにも関わらず、どうして避難所のボランティアを続けることができたのか、どうして避難者とのつながりを続けようと思ったのか、十分に考える時間を設けました。
 振り返りには、「ボランティアだけでなく、委員会の仕事でも、人のために働くことがあるけれど、感謝してくれる人、笑顔になってくれる人がいることを忘れずにがんばりたいです」という記述があり、委員会の仕事と重ねる中で、自分事としてとらえていました。
 今後、働くことが人のため、自分のためになることに気づいた子供たちが、行動に移していくことを期待しています。