【岡崎市立連尺小学校】なかよしを咲かそう。連尺っ子の素敵がいっぱいの活動

 本校では、人権週間に合わせて、全校児童が参加する「人権集会」が開かれました。まず、ゲームを通して児童の交流を深める「なかよし集会」を、朝会の時間帯で行いました。代表委員が中心となって企画・運営し、全校児童に対して、これからの学校生活で気を付けていきたいことや楽しく過ごすために大切な言葉について、ゲームを通して学んでいきました。また、代表委員が考えた、「なかよしを咲かそう。連尺っ子の素敵がいっぱい」と題しての活動を開始する宣言もしました。これは、各学年の廊下に桜の木を掲示し、花びらの形の紙を置き、友達へのありがとうや素敵な姿を見たら、花びらにそのことを言葉にして書いて木に貼って、相手を思う気持ちを言葉という花びらにして、桜を満開に咲かしていこうという活動です。
 集会のあった5時間目には、人権への学びの場として、公民権運動指導者マーチン・ルーサー・キング牧師の生き方を描いたミュージカルを鑑賞し、友達関係や身近な差別について考えました。地元のゴスペルグループが、迫力あるステージで児童らを魅了しました。劇は、史実をもとにしたオリジナルストーリーです。黒人の自由と平等を求めたバス乗車ボイコット運動や、人種差別の撤廃を訴えたワシントン大行進などを描き、熱い思いをパワフルに表現しました。フィナーレは、教員もステージに立ち、「オー・ハッピー・デイ」を全員で熱唱しました。子供たちも、手をたたいたりステップを踏んだりしながら声を張り上げ、会場は一体感に包まれました。6年生からは、「生の歌はすごい迫力。私も好きになりました」「ひどい差別があったなんて、今まで知らなかった」との学びの声が聞けました。
 「人権集会」や「観劇」を通して、全校児童が人権について学び、自分たちが使う言葉を意識していくようになりました。「なかよしを咲かそう。連尺っ子の素敵がいっぱい」の活動は、集会から3週間ほど続きました。子供たちは、花びらの言葉を見ながら、「すごくたくさん書いてある」「あっ、僕の名前がある」「ここにもあるよ」など、楽しそうに話す姿がたくさん見られました

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