【春日井市立岩成台小学校】校区に広がる自然とのふれあい〜自然探索学習〜

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 春日井市の丘陵地、高蔵寺ニュータウンに位置する本校は、豊かな自然に囲まれ、生活の中に自然が溶け込んでいる環境にあります。中でも、学校の南側を流れる愛知用水沿いには、四季を通じて自然の美を感じることのできる緑道が整備されており、子供たちにとって格好の遊び場であると同時に、季節の変化とじかにふれ合う貴重な自然体験の場にもなっています.
 本校では、毎年、4年生児童が、「フィールドワーク〜自然探索学習〜」を行っており、地域に在住されている自然探索指導員の方々の協力を得て、初夏・秋・冬に一回ずつ、緑道周辺の探索学習に出かけています。8名のグループに、2〜3名の指導員さんが指導にあたってくださり、その季節にしか見られない草木や生き物の様子も、その場で実物提示されます。目の前にある生きた教材は、児童の「もっと見てみたい」「どうしてこうなっているのかな」といった関心や意欲を引き出しています。この体験型環境プログラムからの学びは大きく、自然のすばらしさや不思議を感じ取り、知識を広げる学習として効果を上げています。
 11月の活動でも、振り返りシートには、様々な気付きや発見を書き残していました。「うるしの葉は、きれいな葉だったけれど毒がある」「ドングリにはいろいろな木がある」「今日だけでも、8種類のドングリが見つかった」「虫は天敵から身を守ることが大変だ」「ケヤキの葉は、種と一緒に舞い降りていく」「動物は、かくれたり他の動物を食べたりしないと生きていけない」「植物は、種が飛んで落ちたところで育っている」「知りたいことが見つかることは、よいことだと教えていただいた」
 自然探索学習を通して、子供たちは、「環境を守っていくには、自然への関心を高めることが大切だ」と気付いています。引き続き、「美しい自然環境を大切にし、保ち続けよう」とする心の育成を図っていきたいと思います。