【豊橋市立豊小学校】 正義ってなんだろう

画像1 画像1
 2年生の道徳科の授業で、「アンパンマン」と「やなせたかしさん」の資料をもとに、「人のために動くってどういうことだろう」「正義って、いったどんなものなんだろう」について学習した。
 やなせたかしさんについては、1年生の道徳科の教科書、2年生の国語科の教科書で取り扱われており、どんな人物かということは大体分かっている。また、アンパンマンは、子供たちにとって、身近なキャラクターであり、「正義の味方アンパンマン」というセリフが、アニメの中に出てくる。子供たちにとって、身近なキャラクターである「アンパンマン」から出てくる「正義の味方」を取り上げ、「正義って、いったいどんなものなんだろう、どんな意味なのだろう」というところから授業を始めた。
 はじめは、「悪を倒すもの」「困っている人を助ける人」という意見でした。子供たちが、正義に対する思いを述べたのち、「アンパンマンの生みの親である、やなせたかしさんは、どんな思いでアンパンマンを作ったのだろう」という展開で行った。やなせたかしさんの思いは、子供たちの「悪者を倒す、困った人を助ける」という思いとは違い、「飢えている人を救うこと」である。このことを子供たちに伝えると、驚きの声があがった。
 終末には、授業はじめに考えた「正義ってなんだろう」という自分の思いと、やなせたかしさんのアンパンマンに込めた思いの違いを考えた。
 子供たちからは、「さみしい思いをしている人を助けること」「みんなが、笑顔で過ごせるようになること」「勇気を行動に変えることができること」という意見が出た。
 今後も、勇気をもって行動できるよう支援していきたい。