【新城市立新城小学校】いのちのバトン

 5年生では、理科の学習で、「生命のつながり」の学習があります。アサガオは、受粉すると実をつけ、実の中には、次の世代の種子ができること、メダカや人は、受精卵が変化しながら成長し子供となることを学びます。そして、生物は次の世代、さらに次の世代へと生命をつないでいくことを学習します。
 この理科の学習と関わらせ、相田みつをの詩「自分の番 いのちのバトン」を資料として授業を行いました。授業の前半、自分の先祖の数を考える場面では、「10代前では1024人、20代前では、・・・」という詩の言葉を取り上げ、「・・・」の部分は、何人になるか想像しました。「20代前では、100万人を超すのです」と書かれていることを知った子供たちは、「そんなにたくさんの先祖がいるんだ」と驚いていました。
 授業の後半は、「先祖の方が1人いなかったらどうなるだろう?」と投げかけました。「いなくなった次の代の方がいなくなり、さらに次の代・・・、あっ、私もいなくなる・・・」と、何百万人、何千万人もの命がつながり、そして今の自分があることに気づいた瞬間がありました。
 今後も、いのちの大切さを考えられるような授業を進めていきたいと思います。

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