【春日井市立岩成台西小学校】 「よわむし太郎」を題材にした授業実践

 主人公の太郎が、殿様から白い鳥を守る姿を通して、物事の善悪について的確に判断し、正しいと信じるところに従って、主体的に行動する実践意欲と態度を育てることをねらいとした授業実践を行いました。
 授業の初めに、「正しいと思ったことを、行動に移すことができるか」また、「勇気を出して行動したことがあるか」という質問をしました。その上で、いろいろな場面を思い出させながら自分の行動を振り返らせ、本時でのねらいについて、みんなで考えていこうという投げかけをしました。
 教師の範読をしっかりと聞かせ、登場人物の人となりや場面について押さえた後、「よわむし太郎」の行動を追いながら、子供たちからたくさんの思いを引き出しました。自分たちの生活に立ち返って考えさせたところ、「いつも自分で選択し判断しなければならないことがある」のだという意見が出たことから、「殿様の前に涙を流しながら立ちはだかった太郎の心情」について、更に掘り下げていきました。
 振り返りでは、「自分が太郎だったとしたら〇〇だと思う」「太郎は、みんなのために白い鳥を守ってすごい」等の感想だけではなく、勇気のある行動とは、「自分のためだけではなく、他人のためにも大切であること」が意見として出ました。どの子も、友達の意見を聞きながら、自分の考えを深めることができました。

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