【田原市立田原南部小学校】伝統の継承

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 本校は、背後に「藤尾山」という山を背負っており、毎年3学期には、「親子藤尾山登山」という行事を行っています。各家庭、親子で急な山道を、息を切らして登り、山頂を目指します。「すべらないように気をつけて」「ちょっと待っててよ」といった声がたくさん聞かれ、登る練習をしていない親の方が、おいていかれてしまいます。天気がよければ、山頂から富士山が見えることもあり爽快です。下山後は、御褒美の豚汁が待っており、持ってきたおにぎりと一緒にみんなで食べます。みんなでがんばった後のこのひと時が、至福の時間です。
 10月末には、この行事に向けて、児童と保護者、教員が総動員で山道整備をします。階段の補修、落ち葉の除去など、登山をできるようにするだけでも大変です。1月になれば登山の練習も始まります。初めは、上級生に全くついていけない1年生も、お兄さんお姉さんたちに声をかけられ頑張って練習することで、行事当日までには、ほとんどの子がすいすいと登れるようになります。
 整備も大変、練習も大変と、大変なことばかりの行事でかが、苦労を分かち合い、自然や人と触れ合える大切な伝統行事になっています。