【豊田市立寿恵野小学校】情報機器やSNSと上手に付き合うために

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 4月に、6年生を対象に「情報機器やSNSに関するアンケート」を実施した。その結果、スマートフォンやタブレットを所有している子供が以前より増え、動画共有サービス等の動画を見たり、オンラインゲームをしたりしていることが分かった。さらに、友達同士でグループを作り、無料通信アプリを行っている子供もいる実態が分かった。家庭でルールを作ったり、時間を決めたりして楽しんでいる子供もいるが、何の制限もなく好きなだけ楽しんでいる子供も何人かいた。そこで、自分自身をコントロールして情報機器とうまく付き合うためには、どうしたらよいのかを考える授業を、保護者にも一緒に聞いて考えてほしいと計画し、授業参観の公開授業で行った。
 授業後の子供の感想には、「これからは、もっとやりたい気持ちをコントロールしながら、上手にスマートフォンを使いたい」「きちんとルールを決めて、自分で注意していきたい」という記述が見られた。自制する心がないとやりすぎてしまうので、自分をコントロールしながら情報機器とうまく付き合っていこうという意識が高まった。また、保護者に対する啓発も行うことができた。
 9月には、あおり運転の事件について、SNSウェブサービス上でうその情報が流れ、無実の人が犯人として扱われた事例を取り上げて授業を行った。SNSウェブサービスやインターネットは、便利だが、使い方を誤ると危険であること、ボタン1つで自分がうその情報を流した加害者に簡単になってしまうことを知り、個人情報の取扱いの大切さやSNSウェブサービスに潜む危険性について学習することができた。
 これからも、学級活動や道徳科において、子供の実態に合わせ、身近な事例から情報モラルについて学び、上手に情報ネットワークと付き合っていけるように、情報モラル教育を進めていきたい。