【美浜町立野間小学校】 「ともだちやもんな、ぼくら」〜本当のともだちってなんだろう?〜

 7月8日、2年生の道徳科の授業で、教材「ともだちやもんな、ぼくら」を使って友達について考えました。低学年の多くの児童は、友達とは「一緒に遊ぶ子」「いつも一緒にいる子」と考えています。特に、本校は、ほとんどの児童が就学前から共に過ごしてきたこともあり、児童にとって、仲間はいつも隣にいて当たり前のような存在です。しかし、この「いて当たり前」と思う仲間というのは、本当はとても大切で、これからも助け合っていかなくてはならない存在なのだということに気付かせたいと考えました。
 教材「ともだちやもんな、ぼくら」は、仲よし三人組が、カブトムシ取りに夢中になるあまり、怖いと有名な「カミナリじいさん」の家に黙って入ってしまう内容です。見つかった彼らは、じいさんの剣幕に、謝らずに逃げてしまいます。仲間を一人置き去りにして・・・。
 授業では、逃げてしまった主人公になったつもりで気持ちを考えました。逃げてきたときの気持ちについての問いに、「友達は、大丈夫かな」「おいてきてしまった」という心配や後悔の気持ちとともに、「助けに行きたいけれど、怖い」という人間の弱さに言及した発言も出ました。自分を主人公に置き換えたとき、ちゃんと友達の元に戻れると答えた児童と戻れないと答えた児童は、ちょうど半々になりました。しかし、助けに行く勇気は出ないかもしれないけれど、友達と助け合うことは大切だということに気付くことができました。
 

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