【稲沢市立片原一色小学校】道徳の授業「つのがついたかいじゅう」

 2年生で、「つのがついたかいじゅう」という教材で、道徳科の授業を行いました。
 たくみが、のりおの作品を怪獣だと勘違いして、もっとよくしようと角をつけてしまったという内容を紙芝居にし、読み聞かせをしました。たくみとのりおが、それぞれどんな気持ちだったかを押さえた後に、その後の二人が、どんな話をしたかについて役割演技を行い、たくみとのりおの気持ちをより実感させるようにしました。
 児童の「友達の作品を勝手に触ったら傷つくんだな」という意見に対し、「同じ」「似ている」「なるほど」「ちょっとちがう」のキーワードの下にネームプレートを貼り、友達の考えと関連付けて考えました。
 この授業を通して、自分勝手な思い込みによる行動は、周りの人を困らせることにつながることを理解し、「してよいこと」と「してはいけないこと」を区別することの大切について考えることができました。
 本校では、今年度から対話的に学ぶために、発問と板書の工夫を現職教育のテーマにし、授業実践に取り組んでいます。また、年に一度、学校公開日に道徳科の授業を、保護者に公開しています。公開後には、家庭で子供と授業の内容について話し合ってもらう機会を設定しています。そのため、授業で使用したワークシートには、保護者が感想等を記入する欄を設けています。
 授業で使用したワークシートは、道徳ファイルにとじ、授業の足跡を残していき、10月と3月に家庭に持ち帰らせています。保護者に児童の学習状況を知ってもらい、学校と家庭が連携して児童の健全育成を図れるよう取り組んでいます。

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